【ふぁみこんじゃんぷ ひーろーれつでん】
ジャンル | アクションRPG | ![]() |
対応機種 | ファミリーコンピュータ | |
メディア | 3MbitROMカートリッジ | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 |
トーセ D&D |
|
発売日 | 1989年2月25日 | |
価格 | 6,500円(税抜) | |
判定 | なし | |
ポイント |
当時のジャンプ人気連載作品のヒーローや悪役大集合 連載終了作のキャラクターも多数登場 ゴールキーパーに反らされる「んちゃ砲」や「無想転生」 ジャンプを読んで心を清らかにしよう |
|
少年ジャンプシリーズ |
少年漫画誌『週刊少年ジャンプ』の創刊20周年記念企画。フィールド及びダンジョンの全てがトップビュー画面で構成されるアクションRPG。
当時連載中だった人気作品のキャラクターたちが一堂に会するクロスオーバーものの作品である。
アイテムを手に入れたりお使いをしてジャンプ戦士を集め、ジャンプワールドの征服を目論むピッコロ大魔王を倒す事が目的。
ジャンプ人気も手伝い、ジャンプ作品を題材にしたFCソフトでは『ドラゴンボール 神龍の謎』に次ぐ売上数で、ミリオンヒットを達成している。
主人公の少年が週刊少年ジャンプを読んでいると、突然ジャンプの中に吸い込まれ、ジャンプキャラの住む世界「ジャンプワールド」へ飛ばされてしまう。
そこで出会ったマスコット・キャプテンギャオの話では、今までやられてきた無数の悪役キャラの怨念が集まって世界に反逆を始め、ピッコロ大魔王率いる悪の軍団がジャンプワールドを乗っ取ろうとしているという。
少年はこれを阻止すべく、ジャンプワールド中に散ったジャンプ戦士達を集める冒険に出た。
+ | プレイヤーキャラとしては16人参戦。 |
+ | ラストバトル登場悪役一覧 |
+ | ラストバトルの仕様について(※ネタバレ注意) |
+ | ミニゲーム |
+ | ネタバレ注意 |
20周年記念ということで、大人気の漫画作品のキャラクター達が一堂に会するお祭りゲーとして制作されたものの、肝心の練りこみが足りず荒削り過ぎもいいところな出来で、今一つなゲームシステムに歴代のジャンプ作品をぶちまけた奇怪なゲームとなってしまったのが非常に惜しまれる。
しかし、昭和のジャンプ黄金期という恵まれた素材を原動力に、お祭りゲーたる魅力を当時としてはマックスに引き出したとさえ言える破天荒な最終決戦のインパクトで強く印象付け、今もなお語り草にされるほどの作品でもある。
そんなノリも含め、いかに当時のジャンプが勢いに乗って突っ走っていたかが垣間見える一作と言えるのかも知れない。
*1 最終決戦では主人公の体力もずっと画面下に表示されているが意味なし。
*2 ちなみに原作をオマージュした一撃必殺も用意されている。例えば太陽光が大の苦手な敵に悟空の太陽拳を使うと…。逆にケンシロウはある理由で全くダメージを与えられない相手がいる。
*3 ラオウが死兆星を見たことがあるキャラとしか戦わないため。キン肉マン(スグル)や星矢はまだしも山下たろーくんや抜作先生が「死兆星を見たことがある」は笑える。
*4 唯一戦えないのは球四郎で、こいつは一番選り好みが激しい。
*5 ほとんどの相手と互角に戦えるが、マシリト・ヒゲゴジラにはまず勝てないしヘルナンデスには攻撃が効かない(必ず止められるか跳ね返され、受け止められた時に特別なメッセージが出る)など、ほとんどの相手は他のキャラの方が倒しやすい。ただ赤カブトだけは唯一相性がいいのだが大抵アラレちゃんを選び即死効果により速攻で勝負がついてしまう為まず採用されない。自力で倒したい人向けの人材と言えるだろう。
*6 本人のセリフでは「波紋がうまく練れない」だそうだが、原作ではそんな描写は一度もなく(ジョセフは生まれつき強力な波紋を普通に出せる)、なぜわざわざ専用のプログラムを組んでまでこの仕様にしたのかは不明。
*7 復活は回数制なので実質HPが合計分あるだけだが、各形態のHP(低い)を0以下にしても次形態への持越しは起きないので、技ポイントを消費する技で大ダメージを与えると無駄になりやすい。
*8 例:ホレチャッタ薬で無理やりミドリ先生と結婚するセンベエさん等。原作ではセンベエさんがトイレで「結婚してください」とつぶやいていたところをミドリ先生が聞いてOKした
*9 4エリアに1箇所だけある自動販売機でのみ購入可能。つまり4エリアに行けないうちは購入すらできず、おにぎり(と、どこからでもそのエリアのモノリスまでワープできる宅急便)が命綱となる。
*10 もっとも、裏事情として当時ジャンプでホラー漫画は2つもいらないという事情でジョジョとゴッドサイダーでアンケート結果の比較を行い負けたほうのゴッドサイダーを打ち切りとしていることから、おそらくバンダイ側のほうでゴッドサイダーを推していた可能性が高いと思われる。
*11 1988年の第51号で連載終了。
*12 フェニックスが使う本物は下からヘッドバットで突き上げる技。ニセモノはキン肉マンマリポーサの技(もちろん本人はそれが本物だと勘違いしていた)。後の新シリーズではマリポーサ自身も「キン肉族の三大奥義」としてはニセモノと認めた上で「マリポーサ式マッスルリベンジャー」として改めて自身の必殺技としている。