たまごっちのなりきりチャンネル
【たまごっちのなりきりちゃんねる】
| ジャンル | なりきりテレビ出演 |  | 
| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| 発売元 | バンダイナムコゲームス | 
| 開発元 | ディンプス アイ・ティー・エル
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| 発売日 | 2009年11月5日 | 
| 定価 | 5,229円(税別) | 
| プレイ人数 | 1~2人 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | TVアニメ『たまごっち!』放送記念 ラブリっち初登場
 タッチ操作オンリー
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| たまごっちシリーズリンク | 
 
概要
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2009年10月に放送したTVアニメ『たまごっち!』の放送開始記念に発売されたゲームであり、アニメ編の第1作目である。
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主人公のまめっち、アニメの新キャラのラブリっちのどちらかを選んで「おおごしょ」を目指すまで番組に出演する。
特徴
主なモード
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ゲームをはじめる
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はじめから:まめっちかラブリっちのどちらかを選んで始める。既存のデータを上書きする事が出来る。
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つづきから:記録したデータを始める。
 
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ツーシン
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ソフトの入っていない別のDS本体と繋いで「ごそんじ!あんパン刑事」の対戦版をダウンロードする。
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ソフトが入っている側のプレイヤーはあんパン刑事、そうでない方は怪盗パピヨンになる。
 
 
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おまけ
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「えいぎょうする」は本作の体験版を配布する。
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「あんごう」は本作のタイアップ作品と連動するとレアアイテムがもらえる。
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「おとでにゅうりょく」は現在入手困難になったハッピーセットの音を読み取る。
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「もじでにゅうりょく」は公式サイトやハッピーセット、雑誌等に書かれたパスワードを入力する。
 
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「ツーはん」はイベントやかつてのDSステーションで配信されたアイテムをたまストリートで買えるようになる。
 
ゲーム進行
基本の流れは楽屋で番組に合う衣装を着て番組に出演する。
番組の収録で成功すると出演料が多くもらえるようになり、こーかんどランキングのゲージが高くなる。
失敗すると上記の該当部分が減少する。
次の番組に出演するには溜まった出演料で衣装を買いに行く。
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しょうごう
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「きたいのしんじん」から始まり、「おおごしょ」まで上がる。
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こーかんどランキングが少しずつ高まると、1つのランクが上がって出演料と番組が増えるようになり、楽屋がリニューアルされる。
 
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げんきゲージ
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マップの移動や番組の収録が終わった後に下がる。
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完全に無くなると楽屋に戻され、こーかんどランキングが下がる。
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ゲージが無くなる前に飲食店で食事する。
 
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番組
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二人共通点では「ごそんじ!あんパン刑事」「まめGOTCHIMAN」「ラブリっちと一緒」で、まめっち限定では「T-1グランプリ」「ごっちがきる」、ラブリっち限定では「TAMAXショータイム!」「あしたへタッチダウン」等。
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特別性が皆無の衣装は「ドキドキぶたいうら」になる。
 
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操作性
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プチプチおみせっちシリーズ同様タッチ操作オンリーで行う。
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たまストリートでは主人公を導く線を描き、移動する。
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番組ではタッチでつまんで移動したり、ワンタッチする等で行う。
 
 
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たまストリート
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たまストリートでは衣装を買いに行ったり、飲食店で食事する。
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飲食店では「クレープショップ」「たまごっちドーナツ」「ちゅうかレストラン」「たまカフェ」「たまごっちレストラン」「マクドナルドたまストリートてん」。
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アイテムの店では共通では「たまデパ」、まめっち限定は「ファッションショップ」「グッズショップ」、ラブリっち限定は「アパレルショップ」「アクセショップ」。
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町に入るたまごっちと会話すると番組や出演の履歴の情報を語る。
 
評価点
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本作の特徴である番組の設定を見事に生かしている。
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例えば「ごそんじ!あんパン刑事」では捕まえるか、逃げ切るかのそれぞれの主人公の視点で成功を成し遂げている。
 
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一つの番組を何回やってもげんきゲージが大きく減らない。
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現実世界では複数プレイによってストレスが大きく溜まる為、体が持たなくなるが、ゲームではそういう設定は無い。
 
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アニメの主題歌である「エブリーラブリー」が収録された事。
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電子音重視だったDSにストリーミングした事になった。
 
問題点
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オープニングが地味
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アニメ版のストーリーを意識した要素は皆無で背景は単調なフルCGのみ。
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オープニングテーマの名称は無く、「た~また~ま」のチープな歌詞でフレーズの繰り返しで意味が分からない。
 
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相変わらず繰り返しゲー。
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特定の衣装を買うお金を溜める事やランキングを上げるために態々同じ番組を繰り返す羽目になる。
 
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キャラクターの作画ミスが多い。
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まめっちの瞳孔が無かったり、ラブリっちの目のハイライトの大きさや毛のデザインが違う等。
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TVアニメ版は余り無かったが、ゲームだとラブリっちの存在どころかアニメのイラストを具体的な確認をしてないのか?
 
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DSの解像度の限界の為かラブリっちの耳の様な頭の高さが低く見える。
 
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たまストリートのげんきゲージのバランスが不安定。
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一つの画面をスクロールするとゲージが一つ減る。
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特にラブリっちでは衣装を買いにく場所が遠い場所になる為、余計減りやすくなる。
 
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本作の声優はたったの6名。
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まめっち役の釘宮理恵、ラブリっち役の真堂圭、くちぱっち役の矢口アサミ、ちゃまめっちとスタイリっち役の儀武ゆう子、たまPっち役の川島得愛、ADっち役の金野潤しかいない。
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2007年に公開されたアニメ映画『えいがでとーじょー! たまごっち ドキドキ! うちゅーのまいごっち!?』から深く関わっためめっち役の柚木涼香が未参加。
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たまごっちのゲームシリーズへの参加は続編の『なりきりチャレンジ』までお預けとなった。
 
 
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「スペースデブリ」の操作方向は8方向しかない。
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タッチ操作で細かい向きを変えると同じ方向しか移動できない。前の移動で後ろを向くと5秒間向きが変えられない。
 
総評
TVアニメ『たまごっち!』の開始記念ソフトとして十分役目を果たせてはいるが、内容の練り込みが足らなかったり、知名度が低く、期待性が薄い物だった。
具体的なレビュー数が少なく、ここにある問題点を語られなかった事に悔やまれるのは多くは無い。
ただし、たまごっちのアニメの盛り上がりが本格化しており、ラブリっちの存在は今でも語り継がれているのであろう。
余談
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発売から5週間後以降にTVアニメ『たまごっち!』にて本作と連動したエピソードが放映された。
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登場する番組は「ごそんじ!あんパン刑事」、「わがあるじ」と「ごっちがきる」を融合したオリジナル番組、「ヴァンパイアのふっかつ」、「マリンブルーでんせつ」、「たまスペ!」のみ。
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特にあんパン刑事の知名度はこちらの方が高かったりする。
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第46話では正式名称不明の映画に「たのしいかがくじっけん」の衣装が登場した。
 
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第1期の3クールと4クールのOPに本作のシーンが登場した。
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前者ではサビが入る直前に「ヴァンパイアのふっかつ」「わがあるじ」と「ごっちがきる」「ごそんじ!あんパン刑事」の順番に映る。後者ではサビが入った同時に前者の3つの番組に「マリンブルーでんせつ」が加わった。
 
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第61話で「ラブリっちと一緒」が一瞬だけ登場した。
 
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本作から、まめっちのデザインが一部作品を除いて映画・テレビアニメ版と同じデザインになった。
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前作『キラキラおみせっち』までの2期のまめっちは、身体の色が薄い黄色で、両耳や瞳、輪郭が青っぽく描かれているものであり、特に目のデザインが正面を向いたものはリアルな人間っぽい目のもので、60年代~70年代の昭和時代に登場するキャラクターのようなもので、昭和でも通じるものであり、昭和と平成の両方のテイストを持った、デザインであった。
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まめっちの目が正面を向いているものは、昭和時代にみられる、「リアルな人間っぽいデザイン」に馴染んだ人にとってはどこかノスタルジックを感じるものであるが、そうでない人にとっては怖く感じてしまうものであった。
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映画・テレビアニメ版においては、『キラキラおみせっち』までの2期のデザインのままでは、昭和時代にみられるデザインに馴染んでいない小さな子供などにとっては、正面を向いた時のまめっちの表情が怖く感じてしまいかねないことを考慮し、目を大きめにして可愛らしいものにアレンジしている。
 
 
最終更新:2024年06月08日 18:25