本稿ではPS4/PSV/Switch版(判定はすべて良作)を紹介しています。
【すーぱーろぼっとたいせんぶい】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション4 プレイステーション・ヴィータ |
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発売元 | バンダイナムコエンターテインメント | ||
開発元 | B.B.スタジオ | ||
発売日 | 2017年2月23日 | ||
定価 |
通常版 / 初回限定生産版 【PS4】8,600円 / 12,600円 【PSV】7,600円 / 11,600円(各税別) |
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廉価版 |
2021年1月21日(PS4のDL版のみ) Welcome Price!!: 4,780円 デラックスエディション: 7,600円(各税別) |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
歴代シリーズの長所が融合 ヒュッケバインが復活 原作再現、クロスオーバーともに充実したシナリオ 自由度の高い育成システム |
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スーパーロボット大戦シリーズ |
『スーパーロボット大戦』シリーズ25周年記念作品。
全26作品の参戦のうち、新規参戦作品は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』『勇者特急マイトガイン』『真マジンガーZERO vs 暗黒大将軍』『宇宙戦艦ヤマト2199』『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』の計7作品(*1)。
また、シリーズでは初となる各参戦作品の主題歌原曲と劇中BGMが多く取り入れられた限定版『プレミアムアニメソング&サウンドエディション』が発売された。
タイトルの「V」は「voyage」(航海)の頭文字で、本作のストーリーである航海を示すものとなっている。(*2)
+ | ... |
本作は『第3次スーパーロボット大戦Z』でのユーザーからの意見を多く取り入れて作られており、続投した作品にも多くが反映されている。
+ | 加入キャラのネタバレ注意 |
+ | 若干のネタバレ注意 |
のちにVXT三部作と呼ばれることになる新シリーズの先駆けとなった作品。
設定面から大胆かつ丁寧になされているクロスオーバーと、それを活かした優れたシナリオ、改善された育成システム、ブラッシュアップされたアニメーション、キャラゲーとして重要と言える要素を抑えられており、好評を博した。また、ヒュッケバインやグルンガストの参戦も、シリーズのファンには嬉しいところ。
複数の機種で発売されており入手もしやすいため、シリーズに入門したい人はこの作品から手に取ってみてはいかがだろうか。
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
対応機種 |
Nintendo Switch Windows 7/10 (Steam) |
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発売元 | バンダイナムコエンターテインメント | |
開発元 | B.B.スタジオ | |
発売日 | 2019年10月3日 | |
定価 |
通常版 / ダウンロード期間限定版(*23) 7,600円 / 11,600円(各税別) |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | 良作 |
『スーパーロボット大戦V』のSwitch/Win(Steam)移植版。
Win版はタブレットPCで遊べるものやデスクトップアクセサリーを除けばシリーズ初登場となる。
基本的な内容はPS4/PSV版と変わらないが、細かい部分に変更点が存在する。
Win版における複数の問題
基本的にはPS4/PSV版と比較しても問題なく遊べる良移植。ほとんどのDLCが無料収録されたので、サブシナリオも含めてスパロボVを楽しめる内容になっている。
PC版は実験的な要素が追加された事で利便性などの面に違いがあるが、従来のシリーズが抱えていた後継機種でプレイ出来なくなる問題がなくなるので、時間が経っても遊びたいプレイヤーには喜ばしい移植と言えるだろう。
*1 うち、『鋼鉄の7人』『ヱヴァQ』『フルメタふもっふ』が機体のみの参戦。また、『閃ハサ』も当初は機体のみの参戦とされていたが、パイロットも二名参戦している。
*2 「タイトルに『V』のつく作品(既存参戦作品では『超電磁ロボ コン・バトラーV』『機動戦士Vガンダム』など)が出ていない」と一部プレイヤーから突っ込まれているが、スタッフによると本作のタイトルが決まったのは正式発表直前だったためで、元から参戦作品とタイトルの関連性については意識していなかったようである。それ以前にタイトルの記号を含む作品が参戦する例自体Zシリーズなどごく一部のみで、なおかつ対象の作品が他作品と比べて大きく目立っていたわけでもない。
*3 OGシリーズを含めると『魔装機神F』以来3年ぶり
*4 敵を倒して該当スキルを入手することで生産可能になる。
*5 反撃時に「回避」選択で最終回避率+10%、「防御」選択で被ダメージが0.9倍になる。マップ兵器で攻撃された場合は命中率を半減し、被ダメージが0.6倍になる。
*6 撃墜数50機(通常は撃墜数60機)でパイロットがエースパイロットに、撃墜数70機(通常は撃墜数80機)でグレートエースになる。なお、近作と同様エースパイロットは戦闘を有利に進められるエースボーナスを獲得できる。
*7 主に『フルメタル・パニック!TSR』など
*8 TV版『機動戦艦ナデシコ』および『機動戦士ガンダム00』、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』。
*9 本作オリジナルの連合で、『クロスアンジュ』原作の国々によって結成された組織。古くから存在する国、という設定。
*10 ただし乗機はエリゴールではなく、コダールiになっている。
*11 同じく大塚明夫氏が声を担当するドメルが参戦したためである可能性が高い。
*12 スパロボオリジナルマジンガーの参戦は『F』に登場した「マジンカイザー」以来となる。
*13 「新正暦世界」では、『閃光のハサウェイ』から『F91』の展開まで約100年のブランクがあるが、基本的には原作通りの時系列で戦乱が発生している。一方、「宇宙世紀世界」はスパロボらしく複数の戦乱が同時多発的に発生しており、その差異が物語の焦点となる。
*14 マリーダの方が年上であることに関しても作中説明がある
*15 『OE』にも特殊能力として存在はしているが、Ζガンダムにしか実装されていない。
*16 理論家で解説を好むヴェルトと、オシャレ好きで直感に優れたロッティ。
*17 『J』『W』などは原作小説が未完結の状態で参戦した事も大きい。
*18 発売前は冗談で『第三次Z』の外伝と呼ぶ声もあった。
*19 一応、ガーディムは主人公たちを乗せたヤマトが平行世界に転移した原因ではある。
*20 またしてもボン太君をメインにしたオリジナル話がシークレットシナリオで用意されており、過去作(主に『スパロボW』)での定番化したギャグの流用はあるが…。
*21 ただし、『第3次Z天獄篇』の時点でCGムービーはかなり短い物になっており、本作は発売前のPVの時点でCGムービーが一切なかった事から予測したプレイヤーも少なくない。
*22 もっともGジェネレーションシリーズにおいては、ギギやレーンなど既に一度声優が変更されたキャラもいる。また、ギギは声優の川上とも子氏が鬼籍に入られた関係もあり、こちらに関してはやむなしとされている。
*23 期間限定版はSwitchのみ。