ジャンプロープ チャレンジ

【じゃんぷろーぷ ちゃれんじ】

ジャンル 実用
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード
発売元 任天堂
発売日 2020年6月16日
定価 無料
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
備考 Joy-Con必須
判定 なし
ポイント 無料で縄跳びができる実用ソフト
良くも悪くもそれだけの内容


概要

2020年から発生した新型コロナウイルス(COVID-19)によるパンデミックにより、自宅待機や外出自粛が推奨される中、任天堂が同年6月に突如無料配布した実用ソフト。課金要素は一切ない。
「ジャンプロープ」とは縄跳びのことで、Switchで縄跳びを疑似体験できるゲームとなっている。


特徴

  • Joy-Conを縄跳びの持ち手のように振りながらジャンプすることで、ゲーム画面上のウサギが連動するように縄跳びをしてジャンプした回数をカウントしてくれる。
    • アップデートによりコントローラーを早く回すことで、二重跳びができるようになった。
  • 1日ごとにジャンプした回数を記録してくれる。
    • ジャンプのカウントは1日につき3000でカンストする。
      • 配信当初は1000でカンストだったが、2020年7月2日のアップデートにより上限が増やされた。
    • 飛んだ回数は1日ごとに記録される。これらは折れ線グラフで表示され、前回との比較もされる。
  • 1日の目標を100単位で設定可能
    • 目標回数に達すると、背景が実写の月面や海に切り替わる。ジャンプごとに犬や猫の鳴き声が鳴ることもある。
  • マイナス・プラスボタンを押すと任意のタイミングで2人プレイに切り替えられる。
    • 2人プレイでのジャンプ数は2つのJoy-Conの合計数となる。

評価点

  • 気軽に縄跳びができる。
    • 実際の縄跳びと違い、縄を回す必要がないので、縄に引っかかったり縄を物にぶつける心配がない。
    • この手の実用ソフトの中では比較的狭いスペースで遊ぶことができる。
  • 跳んだ回数を記録・カウントしてくれる。
    • これによりある程度のモチベーションを保つことができる。
    • 日を跨いでプレイしても、前回の比較はその前にやっていた時の物のため、間が空くということはない。

問題点

  • 単純に縄跳びをするだけの内容
    • 本作はNintendo Switchで縄跳びができるだけのソフトであり、それ以下でもそれ以上でもない。無料かつ短期間で制作されたゲームである以上、仕方が無いのかもしれないが…
    • モチベーションを保つための工夫なども、ジャンプをカウントしてくれること以外はやや弱い。
  • 跳び方のチュートリアルが存在しない。
    • Switchソフト自体説明書がついていないことが多いが、本作では具体的な操作方法の説明は無く、「Joy-Conを縄跳びのように振れ」としか説明されない。
    • そのため最初の内は実際の動きとゲーム画面のウサギの動きがリンクせず、もどかしい時間を過ごすことになりやすい。
    • コツとしてはなるべく腕は動かさず、Joy-Conだけを振りながらジャンプすると実際の動きとリンクしやすい。
  • 残せる記録数に上限がある。
    • ジャンプした回数を記録できるが、一度に記録できるのは最大で100日まで。
    • それを超えると新たに記録を残せなくなり、「記録せずにジャンプする」か「それまでの記録を消して新たにジャンプする」の二択しか選べなくなる。
    • 記録を消した場合、消した回数に応じた〇周目という表記が追加される。

総評

本作は「Switchを使って縄跳びができる」だけの内容であり、それ以上でもそれ以下でもない。
とはいえ完全無料ゲーのため、「ちょっと運動しようかな」といった軽い気持ちで手軽に遊べるので、運動の動機づけをしたい人などはダウンロードしてみるといいだろう。


余談

  • 本作はUnityを用いて制作されている。
  • 2020年当時は外出自粛が推奨される中、自宅で手軽に運動できるということもあって、そこそこ需要はあったようだ。
    • 当初は2020年9月30日までの限定配信だったが、期限当日に「新しいジャンパーにも日々参加いただいている」として、無期限での配信継続に変更された。
    • ちなみに、全世界でのジャンプ数が配信から3日で2億回を超え9月30日までに25億回を超えたことが任天堂公式Twitterで報告された。
  • カウントはかなり大雑把
    • 一人で二人プレイをしたり、Joy-Conを上下に振るだけでもカウントされる。
    • ジャンプせず手を回すだけでもカウントされるので、マンション等の音が気になる環境では屈伸運動が推奨されている。
  • 無料ゲームのウサギのキャラクターということで3DSの『すれちがいMii広場』『バッジとれ~るセンター』を連想する人もいたようだ。
    • 本作のアップデートでバイトの衣装が追加された際には一部で懐かしさを覚えた人も。なお2作と異なり、本作は課金要素が一切ない。
  • 同じ任天堂発売の運動ゲーである『リングフィット アドベンチャー』は当時は話題沸騰で入手困難となっていたため、本作を代用品としたり、掛け持ちで遊ぶ動きも一部で見られた。
最終更新:2024年10月09日 14:54