WHAT THE GOLF?
【わっと ざ ごるふ】
| ジャンル | スポーツ(?) |  | 
| 対応機種 | Windows/Mac(Epic Games Store/Steam) Linux(Steam)
 Nintendo Switch
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| メディア | ダウンロード | 
| 発売・開発元 | TribandProductions | 
| 発売日 | 【Epic Games Store】2019年10月1日 【Switch】2020年5月21日
 【Steam】2020年10月22日
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| 定価 | 【Epic Games Store】2,080円 【Switch/Steam】2,050円(税込)
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| プレイ人数 | 1~2人 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | バカゲー | 
| ポイント | 明らかにゴルフではない 露骨なパロディまみれ
 独特で癖が強い操作性
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概要
デンマークのインディースタジオTribandが開発したゲーム。
ゴルフが嫌いなスタッフたちによって作られたゴルフゲームとのこと。
特徴
基本システム(操作方法はSwitch版で記述)
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基本的にはLスティックで方向を決めてAボタンを押すことでショットを打つ…というパターンであることが多い。
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基本的にはフラッグにボールを当てることでクリアとなるステージが多い。
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ボールがコースアウトしたり、何らかの理由で消失したりすると最初からリトライ。
 
ゲームモード
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デイリーチャレンジ
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日替わりでいくつかのステージをクリアするまでの総打数を競うモード。
 
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チャレンジ・インポッシブル
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高難易度のステージをクリアするまでの総打数を競うモード。
 
評価点・バカゲー要素
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どう見てもゴルフではないゲーム内容の数々
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一見ゴルフゲームのように見える本作であるが、実際には全体的にゴルフのような何かをやらされるゲーム内容となっている。
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厳密には操作方法が独特なアクション(+様々なジャンルのごった煮)であり、早い話ゴルフゲームではない。
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放つショットもボールではなく人や建物になったり、サッカーやボウリングなど別の球技をやらされたり、自動車や自転車を操作したり、見つからないようにステルスしたり、一人称視点だったりと、バリエーション豊か。
 
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こんな見た目にもかかわらず思考を巡らすステージも多い。
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打数が制限されている「PARチャレンジ」や一部の王冠チャレンジ等は精密性や戦略性、謎解き要素などが求められる等攻略はアツい。
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失敗しても一瞬でリトライできるため、読み込みなどでのストレスは感じにくい。ゲームの勢いについていけるかはさておき。
 
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露骨なパロディネタ
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『スーパーマリオブラザーズ』『メタルギアソリッド』『塊魂』『Portal』など、元ネタを知っていれば絶対に分かる有名ゲームのパロディネタも大量に登場する。
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そういったステージはクリア時のセリフもパロディ元を匂わせるフレーズとなっている。
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例えば上記のマリオステージなら「It's A-me」「Wa-Hoo」「DONKEY GOLF」、メタルギアステージなら「SOLID MOVE」等、一切隠す気がない。
 
 
賛否両論点
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パロディネタのチョイスが海外向け
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パロディネタが多いことは前述した通りだが、日本よりも海外で有名なゲームのパロディが多い。
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前述した有名作品や「壺おじ」こと『Getting Over It』、日本でもアニメ映画が上映された『Angry Birds』辺りのパロディならともかく、『Guitar Hero』『SUPER HOT』『Super Meat Boy』あたりのパロディネタになると(余程の洋ゲーマーでもない限り)名前を出されてもピンとこない人は少なくないはず。
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元ネタの知名度は決して低いわけではないのだが、大多数の日本人からすると馴染み深いチョイスとは言い難い。
 
 
問題点
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全体的に癖のある操作方法
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(一応)ゴルフゲームを元としているせいか、アクションゲームとして見た場合の操作方法がかなり独特。
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ゲーム中では、物にぶつからないように避けたり、外に落ちないようにする必要があるステージも出てくるので、若干もどかしく感じる。
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また、ステージ選択方法もショットを打ってフラッグに当てるゴルフ式。これも地味に面倒。
 
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一部演出がかなり人を選ぶ。
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最序盤から子供を吹っ飛ばして旗にぶつける等シュールながらも痛々しいステージが存在していたり、唾を飛ばす等下品なステージもあったりと、バカゲー方面とは別方向に人を選ぶ演出もある。
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ネタバレになるため伏せるものの、最終盤の展開はバカゲーらしかぬ異質なサイコホラー風のノリである。
 
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Switch版では携帯モードを推奨されるステージがある
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一人称視点ステージが該当。推奨されると言っても視点をスティックで操作するところが”強制的に”ジャイロ操作になるため、こちらの方が操作しやすいとは限らない。
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一応TVモードで遊ぶこともできるが、該当ステージで毎回携帯モードを推奨されるので、少々面倒。
 
総評
一言で本作の内容を表すのなら、「ゴルフゲーム」と言うよりは「アクションパズル系ミニゲーム集」と言った方が適切。
ゲームのパロディネタもある一方でしょうもない一発ネタやジョークも多く、バカゲーというよりはネタゲーと言った方が正しいかもしれない。
定価も2,000円超えとインディーゲームの中では少々高めであるため、気軽に遊ぼうと購入するにも少し勇気が必要である。
最終更新:2022年09月01日 20:31