【ばいおはざーど あーるいー つー】
ジャンル | サバイバルホラー | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション4 Xbox One Windows(Steam/Microsoft Store) プレイステーション5 Xbox Series X/S |
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発売・開発元 | カプコン | ||
発売日 |
【PS4/One/Win(Steam)】2019年1月25日 【PS5/XSX】2022年6月14日 【Win(MS Store)】2024年1月16日 |
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定価 | 8,500円(税込) | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | 通常版 | CERO:D(17才以上対象) | |
Z VERSION | CERO:Z(18才以上のみ対象) | ||
廉価版 | 2019年12月13日/3,990円(税込)(*1) | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
シリーズ人気作の良リメイク やや高めの難易度と優れたリプレイ性 国内版はCERO:Z版でもプレイに影響する規制 |
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バイオハザードシリーズ |
この惨劇に 喰われるな
『バイオハザード』シリーズ2作目で、1998年にPS1で発売された『バイオハザード2』のリメイクに当たる作品。
国内版タイトルの「RE:2」は『2』の「Remake」という意味と、海外版タイトルの『RESIDENT EVIL 2』とのダブルミーニングである(*2)。
商品展開は『7』同様、マイルドな暴力表現に緩和されたCERO:D(17歳以上対象)の通常版と、より過激な暴力表現となっているCERO:Z(18歳以上のみ対象)の「Z Version」の2種類が用意された。
原作は初代『バイオハザード』から引き継がれた「場面毎に固定されたカメラアングル」と「ラジコン操作」による操作体形だった。
だが、本作は一般的なTPSの操作体系を持つ、アクション性の高い3Dアドベンチャーゲームとして再構成された。
製薬メーカー「アンブレラ」の企業城下町である「ラクーンシティ」は、ここ数日外部からの連絡が取れない状況となっていた。
そんな中、ラクーン市警に新たに配属される事になった警官「レオン・S・ケネディ」は、連絡の途絶えた警察署に向かう。
その道中で彼は、ラクーンシティ警察署に勤務する兄を探しに来た大学生「クレア・レッドフィールド」と偶然出会い、行動を共にする。
ゾンビであふれかえる街の現状を目の当たりにした2人は、アクシデントで離れ離れになるが、再会を約束し、それぞれ独自に街からの脱出を図るのだった。
+ | 豆腐を使ってクリアすると…? |
+ | 下記、各シナリオの詳細について |
シリーズでも評価の高い原作を、最新技術で現代に蘇らせた本作は、新規・原作ファン双方にオススメできる良作に仕上がった。
『CODE:Veronica』以前のサバイバル要素と謎解き要素、『4』以降のTPS要素を兼ね備えた、『バイオハザード』シリーズの集大成とも言える内容である。
もちろんリメイク作品としての評価のみならず、『バイオハザード』シリーズとして、そしてホラーゲーム全体としても最高クラスの出来栄えである。
『1』では「クリムゾンヘッド」という要素によってゾンビの恐怖を演出したが、今作では変化球無しで純粋にゾンビとしてのあり方を突き詰めて恐怖感や危険性を最大限に高めた創意工夫は、ホラーゲーム全体で見ても特筆すべき評価点であろう。
現在では廉価版の発売によって手に取りやすくなっているため、興味のある方は是非プレイしてみてほしい。
*1 通常版はダウンロード版のみ。
*2 本作の海外版はオリジナルと同じタイトルのため、混同回避策として「(2019)」や「(Remake)」と付けて紹介・区別している場合が多い。
*3 弾薬もハンドガンの9mmパラベラム弾でなく、専用の.45ACP弾を使用する。
*4 原作では「表」シナリオと「裏」シナリオのストーリーの整合性が比較的高く、ゲーム攻略上も「表」で行った行動が「裏」プレイ時に影響を及ぼすという「ザッピングシステム」が存在していた。
*5 レオン編で強化火薬(黄)が置かれている場所に、クレア編では強化火薬(白)が置かれている。また、これ以外のガンパウダーは同じものが同じ場所に置いてある。
*6 丸腰で捕まれば即死・燃やさなければ完全に殺せないなど。
*7 唐津麻勝俊氏。原作では敵の戦闘プログラム開発を担当していた。
*8 ラクーンシティ市長の娘。キャラクター自体は原作の時点で存在していたが、名前自体は本作で初めて設定された。
*9 USS隊員の1人。今回が初めての任務であり、本編でウィリアムに発砲したのも彼。つまりラクーン事件を招いた元凶の1人でもある。
*10 本編で最初に遭遇するゾンビに噛み殺された保安官。
*11 シェリー以外の他のキャラが血だまりが現れる画面の中、彼の場合は倒れ伏すダニエルという構図になっている。
*12 スパークショットの追加パーツは専用メーターが目視できたりと豪勢ではあるものの、構造的には少々雑な外付けである。しかしそれが特殊兵器の試作型的な雰囲気を醸し出している。
*13 本作の3色ハーブは「HP全快+一定時間防御力アップ+毒予防」という強力な効果になってる。従来作とは違い、赤+青ハーブだけの調合・使用も可能。
*14 また、ガソリンスタンドを終えた時点で体力が完全回復するようになっている。最初のゾンビはダメージを受けやすいが、被弾が問題にならないよう配慮されている。
*15 シェリーのみ『ORC』で担当した金元寿子氏が休業中だったことにより、新たに佐々木りお氏が担当している。
*16 開発スタッフいわく、イビーは原作準拠のままだとフォトリアルな作風では非常に浮いてしまう為ここまで変更したとのこと。
*17 クレアが本編に関わる作品で、隠し武器としてすらボウガンが登場しないのは今回が初なので地味に異例の措置である。
*18 一応、クレア編で入手できるシングルアクションアーミーは、通常ハンドガンとの差別化がしっかりできている。一方レオン編のガバメントは通常ハンドガンとあまり変わらない使い勝手。構え方が違う点では素晴らしいが。
*19 終盤に登場する強化版3種・カラス・クモ2種・モス2種が該当する。
*20 ライオンのようなシルエットで走り回ったり、ジャンプして壁に登ったりするなど機動力が高く、こちらに大ダメージを与える噛みつきを使ってくる。
*21 四本腕のマッチョな巨人で、車両の乗った巨大なエレベーター上で対決。ゆっくりと大ジャンプして車両の上に飛び乗った後、こちらに飛び降りてくるなど。
*22 また、規則性の少ない巡回と言っても、それはある程度自由にタイラントを動き回らせている場合の話。実はイベントアイテムの入手等に応じて迫ってくるように調整されているので、タイムアタックのために効率的な攻略ルートを辿ると(多少のブレはあるものの)実際にはタイラントの行動はほぼ一律化される。
*23 そもそも「効果音が違う」「大量の血液が出る」が即死演出である事に気付かない可能性もある。「大ダメージが入ったらしい」というのはエフェクトだけで直感的に分かるが、「即死効果が出たゾンビは復活しない」という攻略上有用な情報が北米版より分かりにくくなってしまっていると言える。流石にシリーズ経験者なら気付くかもしれないが未経験者は…。
*24 要するに『7』と同じやり方なのだが『7』の時と比較して、日本からでも認証可能なワールドワイド版のキーを正規に扱っているサイトは激減している。
*25 その場合も、レイトレーシング非対応版のみが有効な対象で、規制が完全になくなるわけではなく、DLCコスチュームが選べなくなるなどの問題点もある。
*26 他には『FFXIV』『FFXV』等もベンチマークソフトとしてメジャーである
*27 Xbox Play Anywhere対応