「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「Win/iOS/Android版のVer.1.1.0アップデート配信に伴い、PS4/Switch版と仕様が共通化したことによる記述の改稿、両機種の統合」です。
このページでは2022年発売のWin(Steam)/iOS/Android版と、2023年発売のPS4/Switch版を紹介します。
※Win(Steam)/iOS/Android版は2022/7/5配信のVer1.0.6を基準としております。
オンライン配信によるゲーム内容更新が不定期に行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。
Win(Steam)/iOS/Android版の2024年1月31日更新のVer1.1.0(CS版準拠アップデート)に関する情報は未反映となっています。
アップデートによる評価等の追記は1ヶ月経過してからお願いします。
【ふぁいなるふぁんたじー しっくす】
ジャンル | RPG | |
対応機種 |
Windows(Steam) iOS Android |
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発売元 | スクウェア・エニックス | |
開発元 | トーセ | |
発売日 | 2022年2月24日 | |
定価 | Sterm:2,200円 / iOS&Android:2,900円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
判定(初版) | 劣化ゲー | |
判定(Ver1.0.6以降) | 良作 | |
改善 | ||
劣化ゲー | ||
ポイント |
他のピクリマと比べれば再現度はマシな方だが… オペラやグラは進化したが、他は退化点が非常に多い (悪い意味で)ヌルゲー疑惑からの脱却 |
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ファイナルファンタジーシリーズ | ||
ファイナルファンタジー ピクセルリマスターシリーズ I / II / III / IV / V / VI |
2Dドット絵を刷新し、原典に忠実なリメイクとする『ピクセルリマスターシリーズ』として、久しぶりに新作として発売された『ファイナルファンタジーVI』。
原作となるオリジナル版から28年、リメイクだとAndroid版(旧スマホ版)から8年ぶりとなる。
前作である『ファイナルファンタジーV』のピクセルリマスター版があまりにバグだらけだったことを考慮し、2021年中に発売予定だった本作は発売が延期されることとなったのだが…
当初の予定より2か月程度遅れて発売されたが、結局ピクセルリマスター版『FF4』や『FF5』と同じ失敗を繰り返し、バグや設定ミスだらけという「未完成で製品失格」というほかない酷い状態でリリースされてしまった。
更に、原作にはない大幅なタイムラグによって雑に難易度が上がってしまった点もいただけない。
バグ以外でも旧スマホ版や原典のSFC版と比較しても劣化している部分や賛否が分かれる点が多々あり、めぼしい新要素も気合の入った生歌オペラぐらいであり、進化したとは言い難い状態になっている。現在の修正版であればある程度FF6としてプレイ可能な状況にはなっているが、依然として多くの不具合や劣化点が残っている。特に映像美や演出が大きく評価されたFF6でそこが劣化しているのは問題である。これらにより特に今までFF6をプレイした方からは否定的な意見が多く聞かれる出来となっており"リマスター"としては非常に出来が悪いと言わざるを得なく、本作は「FF6の決定版」と言うには程遠い作品となっている。
ただ、ほかのピクセルリマスター作品よりも再現度はまだマシな方でゲームバランスも深入りしなければ大まかにはそのまま、致命的なバグは大体修正されてまともに遊べるようにはなってきたため、最近になってFF6を知り「追加要素もなし、劣化版でもいいからとりあえず手軽にサクッとプレイしたい」という人であれば現在最も手軽に遊べる本作を選んでみるのもよいかもしれない。今までを知らなければPS版程度でのFF6体験はできるだろうか。
しかし結局は"FF6を今一番手軽に遊べるから仕方なく選ぶ"という作品でしかないため、今現在遊びにくくはなっているが原作のFF6に思い入れがある人や当時の真に「傑作」としての雰囲気を知りたい人はSFC版やPS版を、歯ごたえのある難易度・完全版としてのゲーム性を求める方はGBA版(旧スマホ版含む)を遊んだ方が良いだろう。
【ふぁいなるふぁんたじー しっくす】 ※データはSteam・スマートフォン版との違いのみ記載
対応機種 |
プレイステーション4 Nintendo Switch |
発売日 | 2023年4月20日 |
定価 | 2,200円 |
判定 | 良作 |
劣化ゲー | |
ポイント |
新システムブースト機能は好評 原曲追加などPCスマホから改善点は多数 それでも見られるバグ 基本削減版である事の解決もされていない |
各ゲーム機向けに調整を施した移植。PCスマホ版時から多くの修正追加がなされている。
PCスマホ版から改善項目こそ多くあるのだが、やはり過去の原作や移植作から見て劣化した部分は残り、雰囲気を損なったままの箇所も多いため、そのあたりを気にする人に対してはあまり勧められない、という事は変わっていない。
ただし追加されたブースト機能がやり込みや育成に対して極めて効果的で、本編部分だけなら今までにない新しい遊び方ができるため、問題点に目をつぶれるなら活用してプレイする価値はあるだろう。
*1 対応言語は日本語/英語/フランス語/イタリア語/ドイツ語/スペイン語/ロシア語/ブラジル・ポルトガル語/タイ語/韓国語/中国語・簡体字/中国語・繁体字となっている。
*2 オーラキャノンのコマンドは本来下、左下、左だが下、下、左or下、左、左でも成立する。
*3 「ジハード」はイスラム教における聖戦を意味するため、昨今の時勢を考慮すると変更もやむなしと言える。なお、元々のFF6海外版では既に変更されていたのだが、そちらは「Crusader(クルセイダー)」となっていた。
*4 トランス発動後、効果が切れる前に戦闘終了させた場合、トランス時間を消費することなく次戦以降も同様に使用することができる。つまり、毎回効果が切れる前に戦闘終了させさえすれば、使い放題となる
*5 髪色が金髪から緑色になったガウやイラスト準拠のカラフルなカラーリングになったケフカなどが解りやすい。
*6 発動から1回限り、魔法を無効化して自身のMPに変換するセリス固有のコマンド
*7 戦闘突入直後に、"ディッグアーマーの魔法を受けたらひとたまりもないから、魔法は魔封剣でひきつけろ"と説明がある
*8 行動時に時間が流れるが、コマンドの詳細のウインドウを空けている間はATBゲージが止まるのを利用し、敵側の行動中は詳細ウインドウを閉め、味方の行動中は空けておくことで、ATBゲージの蓄積を有利にする技
*9 直前で手に入るエルメスの靴を装備させる
*10 ちなみに、レベルアップでは素早さはアップせず、多少レベルアップしたところでディッグアーマーの魔法が直撃したらほぼ即死には変わらないため、通常プレイにおいてもほぼ第一の壁となっている
*11 特定の魔石を装備した状態のレベルアップの回数が最終的な強さに直結するFF6では、低レベル攻略はただの縛りプレイではなく、最強育成における必須要素となっている
*12 魔石ラグナロックの対択であるラグナロク。
*13 過去にスクエニの和田社長の「ユーザーにデバッグさせれば経費が浮く」などの、FFブランドをかさにきたユーザーを軽視する態度があらわになった事が尾を引いている。また、近年のスクエニはスクウェア全盛期の作品に頼りがちな傾向があり、その移植作にも『手抜き』が度々見られがち(一例を挙げるならSteam版のリリース当初の『クロノ・トリガー』や『クロノ・クロス』のリマスター版)な為、「過去の名作に頼るのはまだいいが、その名作を侮辱するようなものを平然とリリースするな」と、ユーザーからのスクエニへの不信感が強まっているという背景もある。なお、Steam版『クロノ・トリガー』のプロデューサーは本作と同じく秋山利夫氏であった