「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。依頼内容は「オルタナティブ エディションの評価点、問題点、総評の追記」「Alternative Editionの追加エピソード、新モードの補足」です。
このページでは、『バイオハザード5』および『バイオハザード5 オルタナティブ エディション』を扱っています。
【ばいおはざーど ふぁいぶ】
ジャンル | サバイバルホラー | |
対応機種 |
プレイステーション3 Xbox 360 Windows XP/Vista/7 プレイステーション4 Xbox One Nintendo Switch(*1) |
|
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 |
【PS3/360】2009年3月5日 【Win】2009年9月17日 【PS4/One】2016年6月28日 【Switch】2019年10月31日 |
|
定価 |
【PS3/360】8,800円(税5%込) 【Win】7,340円(税5%込) 【PS4】2,593円(税別) 【One】2,600円(税別) 【Switch】3,300円(税10%込) |
|
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
備考 | 360版のみDeluxe Editionあり | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
舞台は灼熱の大地アフリカ 協力プレイありきの内容 相変わらず邪魔なQTE 薄れたホラー要素 TPSとしては高水準 Win版には追加&削除要素あり |
|
バイオハザードシリーズ |
恐怖の原点は、恐怖の頂点へ
バイオハザードシリーズのナンバリングタイトル第5作。主人公は『コード:ベロニカ』以来の登場となるクリス・レッドフィールド。
プロデューサーは前作『4』の小林裕幸氏から竹内潤氏が引き継ぎ、稲船敬二氏が監修を務めた。
初代および『2』に携わった安保康弘氏(ディレクター)や内海秀明氏(サウンドデザイナー)らも参加している。
操作システムを従来シリーズからより洋ゲー向けに修正している為(*2)「洋ゲーを意識して作られた」とよく言われる。
360版のみ、メタルケースの特別パッケージに一部BGMのオリジナル版が収録された「セレクショントラック」が付属する(*3)、数量限定版『Deluxe Edition』が発売されている。
Win版ではCS版よりも敵の数が増える「マーセナリーズ Unlimited」が追加。
マウスでの操作にも対応しており、ある程度のスペックがあれば、高解像度・高フレームレートでの快適なプレイが可能。
一方で、オフラインでの協力プレイやVERSUSモードなど削除された要素もある。また、DLCも長らく未配信だった。
今作は海外版でもランチャーで設定することにより日本語化・字幕表示が可能となっており、国内版に比べて安価であることや対応MODの豊富さ、残虐表現の規制解除等から人気が高い。
2016年6月28日にはシリーズ20周年プロジェクトの第ニ弾としてWin版を基にしたPS4/One版の配信も開始した。
全DLCの他、「マーセナリーズ」と「マーセナリーズ リユニオン」を統合しUnlimitedモードを実装した「マーセナリーズ ユナイテッド」を収録。
アフリカの大地に伸びる道を行く1台の車。やがて車はキジュジュ自治区内の近くに停車し、1人の男が降り立った。
クリス・レッドフィールドである。クリスが辺りを見回していると、女性が近づいてきた。
「ようこそアフリカへ、シェバ・アローマよ」
差し出された手を握り返し、クリスは今回の作戦でも相棒がいることを知る。多くの任務をこなす中、失った仲間も少なくない。
この世界は命をかけてまで守る価値があるのだろうか?その自問に、今はまだ答えはない。
だが、クリスにはこれだけは分かっていた。
俺にはやらなければならないことがある。
+ | ネタバレあり |
前作からの大きな変更がない分、安定感のある続編として仕上がっており、単体のTPSとして見れば十分に遊べる出来である。
やはりQTEが多いという問題点はネックだが、バランス等も決してソロプレイでクリアできないものにはなっておらず、むしろ(最高難易度を除けば)かなり良好な部類である。
しかし「次世代機の『バイオハザード』」としては幾分パンチに欠け、『4』からさらに進化した作品を望むユーザーの期待に添う出来には至らなかったようだ。
「下手に内容を変えるよりは…」という意見もあるが、大きな進化が無い分逆に細かな粗が目立ってしまった感じはぬぐえない。
またTPSの操作性で作ると語るものの、操作性どころかジャンルの本質までにも影響されてしまっており、シリーズとしての印象を抜きにしても「ホラーゲーム」要素の少なさは流石に擁護のしようがない。
ただし前述のように本作の評価はユーザーによって正反対であり、またソロプレイか協力プレイかで評価も大きく変わるので、限られた目線から評価するのは安直すぎるだろう。
そういう意味で、賛否両論作品とするのが最も適当かと思われる。
【ばいおはざーど ふぁいぶ おるたなてぃぶ えでぃしょん】
ジャンル | サバイバルホラー | ||
対応機種 | プレイステーション3 | ||
発売/開発元 | カプコン | ||
発売日 | 2010年2月18日 | ||
定価 | 4,990円 | ||
廉価版 |
PS3 the Best:2010年11月11日/2,990円 ダウンロード:2012年3月29日/1,900円 ツインパック:2012年3月15日/5,490円 |
||
判定 | 賛否両論 |
恐怖の記憶が、いま、蘇る。
2つの新エピソードと新モードを追加した完全版。新要素分のトロフィー・実績が20個追加されている。
無印版に収録されていた特典映像はない。なお、副題の「Alternative」は二者択一を意味する。
無印『5』は360版も存在したが、こちらは日本では販売されなかった。
おそらく日本に限り360がマイナーハードだったことから、
販売が見送られたものとみられている(*12)。
とはいえ、無印を持っていればDLC購入で同様の内容にすることができた。
なお、海外では360でもパッケージ版が併売されている。
*1 『4』『6』がセットになったパッケージ版『トリプル パック』あり。
*2 発売前にプロデューサーの竹内潤氏が「Gears of War風の操作性で作る」と発言している。
*3 セレクショントラックに収録されたBGMは、サウンドトラックではアレンジされたデジタルバージョンが収録されている。
*4 これは当然、プレイヤー側の過失でもあるので、一概にAIに問題があるとは言えないが。
*5 アーマーが無効になるわけではなく、アーマーの軽減ダメージを差し引いてもDYINGになる。
*6 なお、『6』ではますますゴリラみたいになっている。
*7 一応、『アンブレラクロニクルズ』にもそれらしき人物が登場してはいるが。
*8 デモシーンでワンボタンアクションを行うシステム。昔で言う「LDゲーム」みたいなもの。
*9 チャプターセレクトを利用してなお集めにくいマグナム弾という例外はあるが。
*10 これを反省してか、後の『バイオハザード』作品では照準を変えることができる様になった。
*11 これらの点は『6』では改善され、弾薬を無限化させてもリロードや装弾数を無視できなくなった。
*12 このような状況のため、この世代のソフトは本作に限らず海外では併売されていても、日本に限りPS3専売になることはよくあることだった。