NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

黒キシリーズ

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nier_rein

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黒キ短刀

とある村で暮らす少年。決して裕福ではなかったが、優しい家族に囲まれた幸せな毎日を送っていた。その日、何者かによって一族が皆殺しにされてしまうまでは。

悲しみに暮れる彼の元に、暗殺を生業とする青年が現れた。いつか仇を返してやると青年に弟子入りを果たし、それから十年後。彼は一人前の暗殺者となり、その証として短剣を譲り受けた。

彼はその短剣を握りしめ、仇を探し求める旅へと出る。数年後、ついにその居場所を突き止めた。音もなく、気配を感じられることもなく背後から一撃で仕留めた。

「さすが俺の弟子だ」と呟いて倒れる仇。徐々に冷たくなっていく青年の身体を抱えて彼は慟哭する。その傍らには、闇夜に紛れた漆黒の鳥が静かに佇んでいた。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 黒キ
追加日 2021年5月20日
EN Dark Dagger


黒キ真槍

発展途上の国に、学舎が建てられた。その学舎を設立したのは、一組の夫婦。夫婦は生活のままならない子供たちを無償で引き取り、食事を与え、学問を教え、本当の自分たちの子供のように、愛情をもって育てた。

今日、ひとりの子供が学舎にやってきた。彼は両親から捨てられてしまったという。夫婦は心に傷を負った彼を優しく抱きしめ、暖かい布団で寝かしつけてやった。最初は緊張していた彼も、傷が癒えるうちに、笑顔を見せるようになっていった。

ある日、よく笑顔を見せるようになった彼が、緊張した面持ちで夫婦の元にやってきた。彼は夫婦に、僕の本当のお父さんとお母さんになってほしい、と打ち明ける。夫婦は少し困った表情で彼の頭を撫でながら言う。「私達は、皆の、お父さんとお母さんだよ」

次の日から、学舎の子供たちが一人ずつ消息を絶っていった。
一ヶ月後、たった一人だけ残った笑顔の子供が、夫婦に言う。
「今日から、僕だけを愛してくれる?」
学舎の屋根から、黒い鳥が一羽、空へと飛び立っていった。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 黒キ
追加日 2021年4月20日
EN Dark Spear


黒キ大剣

その子供は、周りの子供達の輪に馴染むことができなかった。彼は言葉で物事を伝えるのが苦手な性格で、喋ることにコンプレックスを持っていた。

その子供は周りの人間と距離を置きながら育っていった。社会はそんな彼を異質なものとして扱った。「上手く喋れないだけなのに……」彼の心は孤独に閉じていく。

彼は食い扶持を得るために、雇われ兵となることを選んだ。その仕事なら、寡黙な彼を咎める者もいない。戦場でお喋りをする必要はなく、求められるのはただ敵を殺すことだった。

敵が死の間際に見せる恐怖の眼差しと命乞いの言葉を聞いて、彼は初めて自分が人として扱われていると感じることができた。幸福感に包まれる彼の周りには、黒い鳥が羽ばたいていた。

武器種 大剣 レアリティ ★★★  
属性 風   シリーズ 黒キ
追加日 2021年8月9日
EN Dark Longsword


黒キ拳鍔

白い手にそっとふれる。
やっぱり君の手は美しい……
ボクは君と二人きりの時間を堪能する。

君の美しい手、その白さは陶器のようだ。
触ると少しひんやりとする。
ボクはその感触が大好きだ。

病院に閉じ込められていた時間は終わった。
これからはずっと一緒にいれる。
そっと手を握って、目を閉じる。

物音がして驚き振り返ると、そこには黒い鳥がいた。
ボクは安堵して、君の手をとる。
切り取ったその手を鞄に入れ、ボクはその場を離れた。

武器種 格闘  レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 黒キ
追加日 2021年7月21日
EN Dark Fists


黒キ裁杖

戦争によって住む場所や頼れる者を失った孤児たち。彼らは一人の優しい司教に拾われ、町はずれの小さな教会で生活を送っていた。しかし教会も貧しく、人々からの寄付金だけが頼りだった。

しかし、日に日に寄付金は減り、遂に満足に食べていくことができなくなった。司教はやむを得ず、悪事に手を染める。だが、子供たちにその現場を見られてしまった。

これが許されないことだとしても、君たちと共に生活するためだ。私がこうしなければ君たちは生きていけないんだ、わかるだろう。司教は子供たちにそう話した。

「たよれるおとながいません、どうかたすけてください」
孤児院には多額の寄付金が寄せられた。司教の眠る地面の上で、今日も子供たちは元気に走り回り、黒い鳥は優雅に空を飛ぶ。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 黒キ
追加日 2021年6月22日
EN Dark Staff


黒キ拳銃

黒い鳥が鳴き騒ぐ、不気味な路地裏。
そこで怪しげな老婆が銃を売っていた。興味を持った男は、老婆にこれはどんな銃なんだと話しかけた。

老婆はニヤリと笑みを浮かべながら銃の特徴を話す。
なんでも銃口を向けた相手が、自分に殺意をもっていれば弾が出るという。それは面白いと、男はその銃を買った。

その夜、男はバレないように家族へ銃口を向けた。
しかし当然のように弾は出ず、少しでも家族を疑った男はひどく後悔の念に苛まれた。男は銃を置き、妻の元へ向かった。

「わぁお父さん、これカッコイイね!」
息子がそう言ったところで、男の意識は途切れた。全くこれだからクソガキは……。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 黒キ
追加日 2021年3月13日
EN Dark Revolver
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