はじめに

オペレーターがどういった行動をするべきか、と言うのは個人やチームによって大きく異なり、まだ各シーズンごとの所謂「環境」によっても変化します。
このページではあくまで編集時現在の、様々なユーザーの議論によって生まれた大まかな基本についてを解説し、参考にしていただくためのページとなっております。
「これはおかしいのでは?」「こういうやり方もアリでは?」と言う考えが浮かんだなら、気軽にコメント欄に書き込んでください。

攻防共通

ピーカーズアドバンテージ/ピークアドバンテージ

状況にもよりますがゲームの仕様上待ち構えるより覗き込みや飛び出し等でピークしながら決め撃ちする方が有利となり、これはピーカーズアドバンテージ等と呼ばれます。
全ての処理をUBIのサーバーを挟んで行う都合上でピークする側の動きが待ち構える側から見える動きよりわずか数フレーム早いために発生する現象ですが、同じくらいの力量の相手だとこのわずかな差がそのまま生死を分かつことになります。
待ち構える側はしゃがみや伏せで頭の位置を変えることで多少は逆転の可能性があるものの、そもそも位置がバレているまま待ち構える事自体が基本的に不利と考えましょう。

攻撃側オペレーター

盾持ちオペレーターについて

+ 盾オペレーターの注意事項

BLITZMONTAGNE及びメインウェポンにバリスティックシールドを選択したFUZEの三名の攻撃オペレーターは、他のオペレーターとは違いあらゆる銃弾を弾くシールドを構えながらハンドガンで攻撃するオペレーターです。
しかし銃弾を弾くといっても最強ではなく、様々な弱点があるため油断すると一瞬でやられてしまいます。
  • 後ろと横からの攻撃には無力
    当然ですが、通常時は盾を前面に構えているため背後と側面からの攻撃に対しては通常のオペレーターと同じように無力です。
    盾をしまうと背中に背負う為カバーできますが、それでは肝心の前方ががら空きのため実用的とは言えません。
    さらに、盾持ちは足が遅く足音も大きい(=敵にバレやすい、自分の足音のせいで忍び寄る敵の物音も聞こえ難い)ため遊撃にやられやすいと言えます。
    これは余談になりますが、爆弾ルールでディフューザーを設置している時は強制的に盾を背負った状態になるため、スモークなどを使用した強行設置の際に敵がいるかもしれない方向に背を向けて設置すればラッキーショットを防げるかもしれません。
  • 前面に対しても無敵ではない
    MONTAGNEの拡張シールド展開時以外の盾は、前面全てをカバーしている訳ではなく足元、両肩(特にハンドガンを出している右肩)が露出しています。
    しゃがめば足は殆ど隠せますが、それでもしゃがみ歩きしてしまうと僅かにつま先が露出します。
    これらの弱点から、露出部に正確に攻撃を当てられる倍率スコープ持ちの防衛オペレーター、一発でも露出部に当たれば致命傷を与える武器を持ち、しかも前述した遊撃が得意なルイソン持ちのCAVEIRA、及びBOSG.12.2持ちのVIGILは天敵となるでしょう。
  • 所持弾数が少ない
    盾持ちのオペレーター達が使用するハンドガンは、通常のオペレーターがサイドアームとして使用することが前提の為か所持弾数が他のメインウェポンに比べて少なめです。
    射撃はここぞという時に、距離が離れているならヘッドショットを意識して行うといいでしょう。
  • 攻撃を受けている時は腰撃ちの精度が大幅に下がる
    盾で銃弾を受けている間は、射撃の精度が大幅に低下します。
    レーザーサイトを付けていてもあらぬ方向に飛んでいく上、前述の通り所持弾数が少なく無駄撃ちは控えたいので、至近距離での戦闘以外での射撃はよく考えてから行いましょう。
  • ADSすると頭が露出する
    通常時は完全に防御されている頭ですが、ハンドガンのサイトを覗くと丸見えになってしまいます。
    上級者にはずっとヘッドラインにエイムを合わせて、盾がADSするのを待つ人もいるため迂闊なADSは避けましょう。
    盾の防弾判定はADS開始時点で横を向けた物に切り替わっており、対面状態で迂闊にADS移行を行うと威嚇射撃が運悪く頭に入ることもザラにあります。
    余談ですが、盾オペレーターはガチャガチャとうるさい足音のせいで常に位置がバレているも同然なため、ハンドガンに(実質)ノーリスクでレーザーサイトを付けられます。
    腰撃ち精度が上がるので、盾を構えながらハンドガンを腰撃ちできる盾オペに相性抜群です。
  • 爆発物は完全に防げない
    ニトロセルやインパクトグレネードなどの爆発物は本来受けるはずだった3分の1のダメージが貫通します。
    ニトロセルは正面で受けても57、インパクトは一つで20、二つで40ほどのHPを持っていかれます。
    また、足元にも爆風への当たり判定があるため、少しでも上を向いているとニトロ直撃は普通に死にます。
    特に遊撃オペレーターはインパクトグレネードを持っていることも多いので気を付けましょう。
  • 格闘や爆発、一撃での大ダメージや電流を当てられると盾が逸らされる
    敵オペレーターの格闘攻撃が盾にヒットすると、盾を大きく左に逸らされてしまい、その間は正面ががら空きになるガードブレイク(大)が発生します。
    無防備な時間は一秒弱続くため、その間に二発目の格闘や射撃をされるとあっけなくやられてしまいます。
    しかし、格闘が当たった瞬間に自分が右に向けば、左に弾かれた盾がちょうど正面に来るため追撃を防ぐことが出来ます。
  • 視界が非常に悪い
    盾を構えている時のオペレーターは、盾に付いた窓越しに前を見ているため視界が非常に狭いです。特に下方向の視界は劣悪で、落とし戸や階段の下にあるウェルカムマットすら見逃すこともあります。
    敵に罠オペレーターが居ると分かっている時は、特にドローンでの警戒を欠かさない様にしましょう。
    更に敵との銃撃戦の際、盾に銃弾を受けると、ただでさえ狭い窓に弾痕や大きなヒビが入り、更に視界が悪くなります。窓全体をびっしり埋め尽くすようなことは起きませんが、こうなると小さなサイズの敵の罠系ガジェットを見落としたり、突然の飛び出しや頭ひとつ出しのピークの対応に遅れる可能性も上がります。ヒビはラウンド中は消えずに残り続けます。
少し大袈裟に言ってるかも知れませんが、戦闘を重ねるほど動きは慎重にして行きましょう。

上の階から突き下げ

  • 固有ガジェットで壁や床を破壊できるSLEDGEやBUCK、ブリーチングチャージを持ったオペレーターは敵の爆弾や人質が居る部屋の上の床を壊すことで、上の階から敵にプレッシャーを掛けることが出来ます。
    特にSLEDGEとBUCKは壊せる床の面積が広いので、目標部屋を丸見えにすることも出来ます。
    しかし、防衛側も無抵抗を強いられる訳では無く、銃撃やニトロセルで反撃できるので油断しない様にしましょう。
    • BUCKは他のオペレーターとは違い破壊手段が飛び道具なので、下の階から上を「突き上げる」ことも出来ます。こちらはニトロセルの反撃はほぼ受けませんが、角度の都合上銃で反撃されると殆どがヘッドショットになるので気を付けましょう。ちなみにASHも同じことが出来ますが、ブリーチング弾の数は少ないので要所で使うようにしましょう。
    • この突き下げ、及び突き上げはMIRAのブラックミラーに対して非常に有効です。開いた穴から一発ガスボンベに撃ち込めば、それだけでブラックミラーの優位性は失われます。
+ 餅つき対策の突き上げ・突き下げ

  • 餅つき(詳しくはBANDITのページを参照)の対策として、ショックワイヤーを設置するポジションの天井及び床を破壊し、BANDITを追い払うというものが存在します。その一例を以下に示します。
    • 山荘
      一階リビング南西側の床、白いソファーの横あたりを壊すと地下スノーモービルガレージの外につながる壁あたりが見えます。
    • 国境
      一階西側のサーバールームや換気室に繋がる出口廊下の天井を壊すと二階武器庫ロッカーの外につながる壁あたりが見えます。
    • 民家
      一階ロビー北東側の床、階段の横あたりを壊すと地下ガレージの外につながる二枚壁あたりが見えます。
    • ヘレフォード基地
      二階子供部屋の南東側の床を壊すと一階ダイニングルームの外につながる壁あたりが見えます。
      この突き下げはラペリングからでも可能です。
    • 領事館
      一階会見室の西側の床を壊すと地下ガレージの外につながる壁あたりが見えます。
      この突き下げはラペリングからでも可能です。
    • 運河
      CG二階無線室の北側の床を壊すと一階ボートガレージの外につながる壁あたりが見えます。

      CC二階セキュリティルームの南側の天井を壊すと三階管制室の外につながる壁あたりが見えます。

      やや見づらいですが、この突き上げは一階搬出口からも可能です。


フラググレネードで突き上げ

  • フラググレネードは握っている時間を変えることで起爆までのおよその時間を調整出来ますが、これを利用して起爆する寸前まで溜めて天井に向かって投げることでブリーチング可能な場所を突き上げられます
    タイミングがややシビアな上に突き上げられる範囲自体はそこまで広くないため練習して体で覚えるしか無いですが、出来るようになるとクラブハウス2階等で外壁の餅つきを狙うBANDITやブラックミラーの裏側に居る敵、強ポジションに隠れてカメラを見ているMAESTROやECHOをピンポイントに即死させられるようになります。
    • 実際に行う場合、事前にドローンを付近に仕込んでおいて直前にターゲットに黄色のマーカーを点けるのがベストです。
      スキャンで赤ピンを立ててしまうと勘の良い相手に逃げられてしまう可能性もあるため避けましょう。

YINGのカンデラとスモークのコンボ

  • YINGのカンデラや汎用ガジェットのスタングレネードの閃光は、スモークで視界を奪われた相手にも作用します。
    これを利用し、スモークとカンデラを同時に投げることで敵の視覚・聴覚を完全に遮断し、その間にディフューザーの設置や人質の奪取をする戦法が存在します。


防衛オペレーター

MIRAのブラックミラーの隣は補強しない

  • MIRAが持つガジェットであるブラックミラーは、視界は通りますが銃弾は通さない様になっています。
    そのため、ブラックミラーの隣の壁をあえて補強せず、そこに射線を通せるようにする戦法が主流になっています。
    • 壁二枚を補強した上でブラックミラーを並べて置いて一つを開ける戦法も存在するので、補強するかどうかはMIRA本人に任せた方が無難でしょう。
  • 逆に、MIRAを選んだ人はモタモタしていると他のオペレーターがどこを強化するべきか迷ってしまうので、手早く強化するか、ショットガンで壁に穴を空けるなどして、ブラックミラーを貼りたい場所・射線を通したい壁をわかりやすく示してあげるべきです。

投げ物を通す穴

  • 壁の上に穴を開けることで、壁の向こう側の敵に対してニトロセルやSMOKEのガスグレネードを投げつけることが出来ます。
    • また、MIRAのブラックミラーを設置してその上を開け、投げ物を投げつける戦法が特定のマップ(銀行地下など)で非常に強力です。
+ 参考画像

ニトロセルで突き上げ

  • 一部の防衛オペレーターが持つニトロセルは、銃弾が通る壁や床を貫通しても一撃キルできるほどの威力があります。
    それを利用し、攻撃側が上の階に侵入したところで天井(上の階から見た床)にニトロセルを設置し、吹き飛ばすといった攻撃方法があります。
    しかし、無闇に天井を爆破すると上から射線が通ってしまうだけなので気を付けましょう。
    • 心拍センサーで敵の位置を天井越しに把握できるPULSEや突き下げを狙われやすい(=敵を引き付けやすい)MIRAは、特にこの戦法に適しています。

リスポーンキル(開幕キル)

  • 攻撃オペレーターが建造物にたどり着く前に銃撃し、キルしてしまう戦法です。決まれば後の戦いがグっと楽になる一方で、基本的に長射程の撃ち合いは武器の性能上、攻撃オペレーター側が有利なため、返り討ちに遭う可能性もあるハイリスクハイリターンな戦術です。
  • 防衛側で2.0倍サイトを装備でき、ユニークガジェットの仕事が開幕で終わるROOKで狙う人が多いようです。他のオペレーターでもキルは可能ですが、多くのオペレーターは準備フェーズ後も仕事があるので、キルを取れずとも最低でも死なずに帰ってくる自信が無ければ避けたほうが無難でしょう。
  • プレイしているマップでのスポーン地点の候補を把握しなければ成立しない上、そもそもリスキルされやすいスポーン地点は選ばれにくいため、どうしても運が絡みます。
  • R6Sは「リスポーン」が無く、本来であれば開幕キルは「スポーンキル」と呼ばれるべきですが、大抵の場合はリスポーンキル(略称は「リスキル」)と呼ぶのが慣習になっています。

遊撃の心得

  • 目標部屋から離れ遊撃を行う場合、大事なのは積極的にキルを取ることではなく生き残ることです。
    相手が警戒すべき場所を分散させることが出来ればそれだけ侵攻が遅くなり、バックアタック等を仕掛けてイージーキルを狙える可能性も上がります。
    どうしても退路が無くなった場合等は仕方ないですが、相手に警戒されている状態で無理に自分から仕掛けて返り討ちに会うのは一番避けるべき死に方であり遊撃の本分は時間稼ぎであると考えましょう。
    • 遊撃中に潜伏して機をうかがう際、一番避けないといけないのはおよその位置がバレたあとも同じ場所に留まり続けることです。
      遊撃が居ると分かった時点で排除に動くプレイヤーも多く、VC等で連携されると同じ所に留まり続けるとすぐに攻撃側有利な形で包囲を敷かれることになります。
      離脱の判断は早め早めに、ドローンによる偵察やDOKKAEBIのロジックボム等でバレたと判断出来た場合は速やかに位置を変えましょう。
  • また、遊撃を切り上げて目標部屋まで引き上げるタイミングやルートも肝心です。
    目標部屋内の味方が一人でもキルされているようなら本陣強襲を受けていると判断出来、大抵の場合において引き上げ時です。
    残っているカメラ等から得られる情報で位置関係を把握し迂回して目標部屋付近まで引き返すか、目標部屋内に集中している相手へ背後から奇襲を仕掛けるか決めて行動を開始しましょう。
    • この際に活躍するのがインパクトグレネードで、攻撃側が見ている方向とは別の射線をこじ開けて排除したり落とし戸を速やかに通過する等選択の幅が広がります。
      CAVEIRAやVIGIL等の遊撃型オペレーターは所持している事が多く、工事で使い切るよりは在庫を最低1つは残しておくと良いでしょう。

スピード2のオペレーターで遊撃

  • ユニークガジェットの性質をきちんと理解していればできます。特に敵の侵入先を探知し、HPも削れるユニークガジェットを持ち、脱出路を開けるのに使えるインパクトグレネード、もしくはニトロセルを持てるKAPKANLESIONなどは優秀です。
    ただ、スピード3と比べると足音が大きく、足が遅いなど遊撃に求められる能力はどうしても劣るので、味方の展開状況に応じて遊撃するようにしましょう。



  • ユニーぐガジェットという誤字を発見したので直しました - 名無しさん (2018-04-14 18:37:42)

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最終更新:2022年04月04日 10:08