**名称 ヘブライ名は"ספר שופטים" (Sefer Shoftim, 裁き人たちの書)である。 ギリシャ語名の"Κριτές" (Krités, 裁き人たち)は、「裁き人」のギリシャ語訳である。 英語名"Book of Jodges"はヘブライ名の英訳である。 和名『士師記』は、「裁き人」の漢訳である「士師」に由来する。 **内容 1.時代背景(士師1:1-3:6) -ヨシュアの死後の状況(1章) -イスラエル人への神の怒り(2章) -民を試した主(3:1-6) 2.士師たちの活躍(士師3:7-16章) -カレブの弟オテニエル<ユダ族>(士師3:7-11) -士師エフデ<ベニヤミン族>(3:12-30) -士師シャムガル(3:31) -士師デボラ<エフライム族>と将軍バラク<ナフタリ族>(4-5章) -士師ギデオン<マナセ族>(6-8章) --偶像を破壊するギデオン(6章) --同士討ちさせられるミディアン人(7章) --敵を討つギデオン(8章) -アビメレク王の悪事と死(9章) -士師トラ<イッサカル族>(10:1-2) -士師ヤイル<東マナセ族>(10:3-5) -士師エフタ<マナセ族>(10:6-12:7) -士師イブツァン<ユダ族?>(12:8-9) -士師エロン<ゼブルン族>(12:11-12) -士師アブドン<エフライム族>(12:13-15) -士師サムソン<ダン族>(13-16章) --マノアの妻の妊娠(13章) --謎解きに負けるサムソン(14章) --ペリシテ人に復讐するサムソン(15章) --騙されるサムソン(16:1-22) --死の間際の復讐するサムソン(16:23-31) 3.ダン族の定住(17-18章) -祭司を得たミカ(17章) -祭司を奪ったダン族(18章) 4.ベニヤミン族の討伐(19-21章) -妾を殺された男(19章) -ベニヤミン族への復讐(20章) -ベニヤミン族への処遇(21章) **士師記の年代の矛盾 [[士師記の年表]]を参照するとわかるように、士師記の年数は他の[[歴史書]]と矛盾している。