神学

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中世西欧の学問体系

古代ローマにおいて、「技術」(ラテン語: ars)は、「機械的技術」(アルテス・メカニケー、artes mechanicae)と、「自由の諸技術」(アルテス・リベラレス、artes liberales)とに区別されていた。
後者を英語に訳したものが「リベラル・アーツ」であるが、その科目や定義の起源は、古代ギリシアにまでさかのぼる。プラトンは、体育、ムーシケー(文芸や詩歌、古代ギリシャにおける音楽)とは別に、哲学的問答を学ぶための準備として、17、18歳までの少年時代に、第1科目として数論(1次元)と計算術の研究である算術、第2科目として平面(2次元)に関する研究である幾何学、第4科目として円運動に関する研究である天文学の4科目を特別に訓練する必要があると説いた。プラトン自身によれば、上記4科目の訓練は、手工業者などのための機械的技術の訓練と区別されるだけでなく、少年に対しても決して強制してはならず、自由な意思に基づくもので、何より自身が理想とする哲人国家論における統治者のための教育としての意味を有しており、「数学的諸学科の自由な学習」という意味合いであった。

ところが、古代ギリシア社会においては、自由人とは、同時に「非奴隷」であり、兵役の義務も意味していたことから、この「数学的諸学科の自由な学習」が「自由の諸技術」としてとらえられるようになり、その後、ローマ時代の末期の5世紀後半から6世紀にかけて、7つの科目からなる「自由七科」(セプテム・アルテス・リベラレス、septem artes liberales)として正式に定義されるに至ったのである。

自由七科はさらに、おもに言語にかかわる3科目の「三学」(トリウィウム、trivium)とおもに数学に関わる4科目の「四科」(クワードリウィウム、quadrivium)の2つに分けられる。それぞれの内訳は、三学が文法・修辞学・弁証法(論理学)、四科が算術・幾何・天文・音楽である。三学は、まず初めに語学力を身につけ、言葉で表現することを学ぶ趣旨である。四科は、神が創造した全世界は素晴らしい調和(ハルモニア)によって造られていて、その調和の根本原理が数の関係上に成り立っているのだから、数を学ぶことで調和の謎を解明し、神によって造られた世界を詳しく知る手がかりを得られる、という考えによるものだった。(当時の音楽は現在の音楽とは大きく異なる。詳細は中世の天体音楽論を参照)

哲学はこの自由七科の上位に位置し、自由七科を統治すると考えられた。哲学はさらに神学の予備学として、論理的思考を教えるものとされる。

つまり、当時の学問体系は、まず哲学部または学芸学部にて自由七科を学び、その後に法学部、医学部、神学部に進んだ。

神学の体系

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