校訂本(新約聖書)

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新約聖書はオリジナルのギリシア語テキストがあらわされて以降、多くの人々によって筆写され、無数のテキストが作られたが、写本製作の過程におけるミスや意図的な改変により多くの異読が生まれた。(これについては写本(新約聖書)を参照されたい)

16世紀の初頭、スペインの摂政フランシスコ・ヒメネス・デ・シスネロス枢機卿やオランダの人文学者デジデリウス・エラスムスらが初めてテキストの批判的校訂に取り組んだ。これが現在、テクストゥス・レセプトゥスの初稿として知られる者である。以来、よりオリジナルに近いテキストを目指して校訂が繰り返されてきた。

校訂の方法自体はエラスムスの時代から変わらない。まず、できる限り多くの写本を収集し、一字一句比較検討する。次に異読が見られるものに関してはそれぞれの写本の成立時期や信頼性を考慮したうえでもっともオリジナルに近いと考えられるものを採用し、本文を確定していくというやり方である。


キリスト教用語・聖書訳:http://www.nishikobe-kyokai.or.jp/bible/bibleindex.htm