聖書批評学

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

聖書批評学は、主に保守派による本文批評の呼び方である。

文書について、その本文を、文学的、資料、筆者、成立年代、執筆の意図、構成、文体などを確定する作業である。18世紀以降のヨーロッパで、合理主義精神の元で、その手法が新約聖書と旧約聖書の研究に適用されるようになった。本文批評(下層批評)と歴史・文献批評(高等批評・上層批評)からなる。本サイトでは、歴史・文献批評に関しては「高等批評」と一貫して記述する。

下層批評(本文批評)

本文批評(ほんもんひひょう、textual criticism)とは、ある文書の現存する写本から、理論的に可能な限り、その文書の元来の形(Archetype)の再構成を目指す作業のこと。

古い時代の文書は、多くの場合、人の手によって写される写本の形で伝わった。写本の際には、単なる誤記・脱字のミスや、誤記・脱字の範囲を超えて意図的に原本から外されたり書き換えられたりすることもあった。こうして書き写された文書は、他の写本に写される。この繰り返しの結果として、内容が異なる様々な異本(ヴァリアント)が生まれることになった。本文批評によって定められた本文(テキスト)は校訂本と呼ばれ、それが多方面で受け入れられれば、定本となる。

特に新約聖書に関しては膨大な異本が存在するため、校訂本には多くの版が存在する。こうして定められた校訂本を底本に用いて現代の聖書は翻訳されている。

高等批評

高等批評(historical criticism、higher criticism)は、文学分析の一分野で、文書の起源の批判的調査である。近代聖書学によって使われた手法で、聖書を対象とする。
旧約聖書の高等批評新約聖書の高等批評は異なる学問とされ、別々に研究がされている。