祈祷書

キリスト教における広義の祈祷書とは、キリスト教各教派において、公的あるいは私的に信者が行うものとして教会が認可した祈祷文を収録したものをいう。ただしカトリックでは、ミサ典礼文・聖務日課など公的な場(典礼)での祈祷文を「典礼文」とし、祈祷文から分けている。この場合、祈祷文とは信者が私的に行う祈祷のための書である。
対して、正教会などでは、公祈祷(奉神礼)と私祈祷で用いられる書物のいずれに対しても「祈祷書」の語を用いている。

最終更新:2017年02月09日 11:39