聖公会

聖公会(せいこうかい、英語: Anglicanism, Anglican Church)は、イングランド国教会 (Church of England) の系統に属するキリスト教の教派。「聖公会」とは聖なる公同の教会(holy catholic church)という意味である。

聖公会は自らを、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間として位置づけ、そのことから「中道(Via Media)」の教会であると自認している。

元来、英国国教会は、西暦 669 年に成立したローマ教皇支配下のカンタベリー大主教が司るローマ・カトリック系の教会だったが 1534 年 英国王ヘンリー八世の離婚願注いがローマ教皇に拒否されたのを機会にローマ教皇の支配を脱し、英国国教会は国王を首長とした教会となった。これがアングリカン・コミュニオン(全世界聖公会)(The Anglican Communion)と呼ばれる信仰の共同体の始まりである。つまり英国聖公会の始まりで、聖公会は大英帝国の繁栄とともに全世界へと布教されて行った。

最終更新:2017年05月15日 05:59