新約聖書の正典化の際に漏れた文書のうち、使徒に由来しないことのみが問題とされた文書。
これらの文章は使徒ではなく使徒教父に由来する
使徒教父(Apostolic Fathers)とは、1世紀末から2世紀前半にかけての、新約聖書に収められた文書以外の、主要な文書を執筆した者達の総称であり、新約聖書時代あるいはその直後に書かれたキリスト教文書の著者の中で使徒たちの直接の弟子と信じられていた者たちの呼称である。
なお、使徒教父たちより後の時代、2世紀から8世紀ごろまでの
キリスト教著述家のうち、とくに正統信仰の著述を行い、自らも聖なる生涯を送ったと歴史の中で認められてきた人々を単に教父と呼ぶ。著述がラテン語かギリシア語かによってそれぞれ「ラテン教父」「ギリシア教父」という分類がされることもある。
主な使徒教父
名前の知られる者
名前が不詳な者
書簡
歴史書
教義書
- ディダケー(12使徒の遺訓) [西暦100年前後]
黙示文学
参考
最終更新:2020年09月29日 17:38