アヴェスター

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ゾロアスター教の聖典であり、次の構成である。
  1. 「ヤスナ(Yasna)」 : 大祭儀で読唱される神事書・祭儀書。全72章。
  2. 「ウィスプ・ラト(Visperad)」 : ヤスナの補遺。小祭儀書。
  3. 「ウィーデーウ・ダート(Vendidad)」 : 除魔書。
  4. 「ヤシュト(Yasht)」 : 神頒歌。
  5. 「クワルタク・アパスターク(Xvartak Apastāk, Khordeh Avesta)」 : 小賛歌・小祈祷書。
  6. その他逸文。


ヤスナ

言語学的に最も古いと考えられる、全72章の祭儀書。72章のうちの17章は、開祖ザラスシュトラ(ゾロアスター)自身が書いたと推測される『ガーサー』という韻文詩になっている。

ウィスプ・ラト

『ヤスナ』の祭儀書に内容が追加された補遺的な小祭儀書。『ウィスプ・ラト』というのは、『全ての権威者・権威ある神々』の意味であり、その内容も神々の権威を褒め称えるものになっている。

ヤシュト

21の神々に捧げられた神々への讃歌・頌歌である。神々の神話エピソードの成立年代は、ゾロアスターが自ら書いた『ガーサー』よりも年代的に古いと推測されており、ゾロアスター教神学が成立する前の古代インド神話と古代イラン神話に共通する内容の神話が保存されている。第19章には、イラン最古の英雄伝説も見ることができる。

ウィーデーウ・ダート

宗教法・宗教的な儀式や典礼について記された除魔書。穢れや呪いを清めるための儀式次第について書かれていたり、聖王イマ(インド神話のヤマ)の全盛期についての神話が書かれていたりする。

クワルタク・アパスターク

日常的に使える短い祈祷文を集めた『アヴェスター』の簡易版で『ホルダ・アヴェスター』ともいう。
この中で、神々への讃歌・頌歌である『ヤシュト』に、古代イランと古代インドの世界に共通する神話・伝説が多く保存されているのである。