『神学大全』(ラテン語:Summa Theologiae, Summa Theologica, Summa)は、「神学の要綱」「神学の集大成」という意味の題を持つ中世ヨーロッパの神学書。13世紀に中世的なキリスト教神学が体系化されると共に出現した。一般的にはトマス・アクィナスの『神学大全』が最もよく知られているが、他にもヘールズのアレクサンデルやアルベルトゥス・マグヌスの手による『神学大全』も存在する。 *トマス・アクィナスの神学大全 『神学大全』は以下のような三部構成からなっている。第一部は119の問題が、第二部は303の問題が、第三部では90の問題が、合計512の問題が取り上げられている。 第一部 : 神について、119問 -問1 : 聖なる教え -問2-26 : 神 -問27-43 : 三位一体 -問44-46 : 創造 -問47 : 一般事物の区別 -問48-49 : 善と悪の区別 -問50-64 : 天使 -問65-74 : 創造の7日間 -問78-102 : 人間 -問103-119 : 被造物(世界)の保全統率 第二部 : 人間について、303問 -第1部 : 114問 --問1-5 : 目的 --問6-21 : 人間特有の行為 --問22-48 : 情念 --問49-54 : 習性 --問55-70 : 美徳と幸福 --問71-89 : 悪徳と罪 --問90-108 : 法 --問109-114 : 恩寵 -第2部 : 189問 --【対神徳】 ---問1-16 : 信仰 ---問17-22 : 希望 ---問23-44 : 愛 --【枢要徳(四元徳)】 ---問45-46 : 知恵 ---問47-56 : 思慮 ---問57-122 : 正義 ---問123-140 : 勇気 ---問141-170 : 節制 ---問171-174 : 預言 ---問175 : 携挙 ---問176-178 : 恩寵 ---問179-182 : 観想的生活と活動的生活 ---問183-189 : 生活の分化 第三部 : キリストについて、90問 -問1-59 : 受肉 -問60-90 : 秘跡 -問66-71 : 洗礼 -問72 : 堅信 -問73-83 : 聖餐 -問84-90 : ゆるし [[Summa Theologiae Thomas Aquinas>>http://www.newadvent.org/summa/index.html]]