主の兄弟ヤコブ

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  • 主の兄弟ヤコブ
    イエスの兄弟とされるヤコブについての記述についてまとめる。 イエスの生前 ベルゼブル論争やイエスの母と兄弟の項目でもわかるように、生前のイエスには全く同調していなかった。(マルコ3 20) イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、一同は食事をする暇もないほどであった。身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。 しかし、イエスの復活後、復活したイエスに会い、原始キリスト教団に参加したようである。(Ⅰコリント15 3-8) 最も大切なこととしてわたし(パウロ)があなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。...
  • 聖書の主要な登場人物
    ...ア) 洗礼者ヨハネ 主の兄弟ヤコブ(イエスの弟ヤコブ) 十二使徒使徒シモン・ペトロ(?-67年?) マグダラのマリア 使徒マティア 使徒パウロ 最初の殉教者ステファノ http //www.vivonet.co.jp/rekisi/b04_christ/apostles.html https //chrismichaelmoore.com/greek-proper-nouns
  • イエスの兄弟
    『マタイ福音書』及び『マルコ福音書』から、イエスにはヤコブ、ヨセフ、シモン(シメオン)、ユダ及び妹2人がいたことが分かる。彼等の位置づけについては、キリスト教会間では意見が分かれる。 マルコ6 3 この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。 プロテスタントの解釈 プロテスタント教会では文字通りに、ヨセフとマリアとの間の子供と見做している。つまり、マリアは処女懐妊した後、ヨセフとの間にイエスの弟と妹を設けたという解釈である。 正教会の解釈 正教会はヨセフが先妻との間にもうけた子供たちであると見做している。新約聖書外典である『ヤコブ原福音書』にその要素が見出される。但し、正教会は自らの解釈を伝承に由来するものである...
  • 十二使徒
    ...る使徒言行録を参照。主の兄弟ヤコブについては別項目で開設する。 十二使徒一覧 番号 日本語での名称 ギリシャ語名(聖書原文の名前) アラム語名(本来の名前) 1 シモン・ペトロ Πέτρος(Pétros) שמעון(Šimʿōn) 2 ゼベダイの子ヤコブ(大ヤコブ) Ἰάκωβος(Iákōbos) יעקב(Yaʿăqōḇ) 3 使徒ヨハネ Ἰωάννης(Iōánnēs) יוחנן(Yohanan) 4 アンデレ Ἀνδρέας(Andréas) 不明 5 フィリポ Φίλιππος(Fílippos) 不明 6 バルトロマイ/ナタナエル Βαρθολομαῖος(Bartholomaîos)Ναθαναήλ(Nathanaḗl) בר-תולמי(bar-Tôlmay)נתנאל(Netan el) 7 使徒マタイ/レヴィ Ματθαῖος(Matthaîos)...
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  • 公同書簡への高等批評
    ヤコブの手紙 著者については、「主イエス・キリストの僕であるヤコブ」(1 1)と記されている。ヤコブと名のつく人物は、新約では4名おり、いずれを指すのかが問題となる(使徒ヨハネの兄弟でゼベダイの子ヤコブ、アルファイの子ヤコブ、使徒タダイの父ヤコブ、主イエスの兄弟ヤコブ)。ゼベダイの子ヤコブは紀元44年と早い時代に殉教しているので、考えにくい。他は知名度、実力が高くはない。そのため、古代教会時代の教父たちはこのヤコブを、イエスの兄弟ヤコブ(紀元62年頃没)と見なしてきた(パウロは彼を、「主の兄弟」「教会の主だった三人の一人」と呼んでいる。ガラテヤ1 19、2 9)。 ただし、研究者の多くは、別の人物が他の人物を名乗って執筆したと考え、実際の著者をいずれのヤコブとも見なさない立場を採っている。というのも、パウロから発展した信仰義認という、一種の怠惰的思想に反対したユダヤ人キリスト教徒...
  • ガラテヤの信徒への手紙
    ...だれにも会わず、ただ主の兄弟ヤコブにだけ会いました。 わたしがこのように書いていることは、神の御前で断言しますが、うそをついているのではありません。 パウロはダマスコに行く途上で復活のイエスに会った後、そのままアラビアに行き、そこで3年を過ごし、それからダマスコに戻った。そしてエルサレムへと行き、ペテロとヤコブに会い、それからシリアやキリキヤの地方に行った。使徒言行録によれば、パウロは生まれ育った町であるタルソにいて、そこで7年間を過ごした。 その頃、パウロは、ユダヤからやってきた者たちが、モーセの慣習に従って割礼を受けなければ救われることが無い旨を話したのを聞いた。(使徒言行録15 1-2) ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。それで、パウロやバルナバとその人たちとの間...
  • ヤコブとモーセの祝福
    2つのモーセの歌 創世記49章の、死の間際のヤコブの祝福と、申命記33章の、死の間際のモーセの祝福は並列している。 ヤコブの祝福 創世記49 2-27に書かれている。 導入 ヤコブの息子たちよ、集まって耳を傾けよ。 お前たちの父イスラエルに耳を傾けよ。 ルベン ルベンよ、お前はわたしの長子 わたしの勢い、命の力の初穂。 気位が高く、力も強い。 お前は水のように奔放で 長子の誉れを失う。 お前は父の寝台に上った。 あのとき、わたしの寝台に上り それを汚した。 シメオンとレビ シメオンとレビは似た兄弟。 彼らの剣は暴力の道具。 わたしの魂よ、彼らの謀議に加わるな。 わたしの心よ、彼らの仲間に連なるな。 彼らは怒りのままに人を殺し 思うがままに雄牛の足の筋を切った。 呪われよ、彼らの怒りは激しく 憤りは甚だしいゆえに。 わた...
  • 新約時代の年表
    ...、滞在した。しかし、主の兄弟ヤコブ以外には、ほかのどの使徒にも会わなかった。 ガテラヤ2 1-2 その後十四年たってから、わたしはバルナバと一緒に、テトスをも連れて、再びエルサレムに上った。そこに上ったのは、啓示によってである。 使徒11 22-26 このうわさ(キプロス人とクレネ人が、アンティオケに行ってからギリシャ人に主イエスのことを述べ伝えていたこと)がエルサレムにある教会に伝わってきたので、教会はバルナバをアンテオケにつかわした。彼(バルナバ)は、そこに着いて、神のめぐみを見てよろこび、主に対する信仰を揺るがない心で持ちつづけるようにと、みんなの者を励ました。彼(バルナバ)は聖霊と信仰とに満ちた立派な人であったからである。こうして主に加わる人々が、大ぜいになった。そこでバルナバはサウロを捜しにタルソへ出かけて行き、彼(サウロ)を見つけたうえ、アンテ...
  • ヤコブによる原福音書
    イエスの幼年時代の物語を述べる外典福音書の一つ。原文はギリシア語で、この書に最初に言及しているオリゲネスでは「ヤコブの書」と称され、「マリアの誕生・ヤコブの啓示」「ヤコブの物語・神の母聖マリアの誕生」「われらの主と聖母マリアの誕生」などとも呼ばれる。 『ヤコブ原福音書』の主人公は母マリアである。物語はマリアの誕生の次第から始まり、神殿へのご奉献、ヨセフとの邂逅(かいこう)、ヨセフとの生活、荒野におけるイエスの出産、そしてヘロデ大王による幼子の虐殺物語で結ばれている。マリアはダビデの血統から生まれ、汚れなき教育と成長を経て、すでに子持ちのヨセフと縁組みをする。やがてイエスを洞窟で出産するが、彼女の処女膜は破れないで残っていたと言う。 この内容から推測して、著者は母マリアにとても関心を持っていた人だと言えるだろう。事実、カトリックにおける聖母像はまさにこの福音書と共通のものとい...
  • 使徒言行録
    ...行したのは、パウロが主の兄弟ヤコブを訪問した時点までである。 使徒21 18 翌日、パウロはわたしたちを連れてヤコブを訪ねたが、そこには長老が皆集まっていた。 次に「わたしたち」が主語になるのは、パウロがイタリアに舟で送られることが決まってからである。 使徒27 1 わたしたちがイタリアへ向かって船出することに決まったとき、パウロと他の数名の囚人は、皇帝直属部隊の百人隊長ユリウスという者に引き渡された。 そしてこの著者は、パウロがローマにつくまでパウロに付き添っている。 使徒28 16 わたしたちがローマに入ったとき、パウロは番兵を一人つけられたが、自分だけで住むことを許された。 このため、この著者はパウロがローマで手紙を書いた際にパウロに付き添っていた人物と想定される。フィレモンの信徒への手紙には以下のように書かれている。 フ...
  • 十二使徒の選定
    十二使徒の選定は、イエスがガリラヤで多くの癒しの奇跡をおこなった後のことである。共観福音書には次のように、使徒の選定が書かれている。 マルコ3 13-19 イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられた。彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。 こうして十二人を任命された。シモンにはペトロという名を付けられた。ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアネルゲス、すなわち、「雷の子ら」という名を付けられた。アンデレ、フィリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルファイの子ヤコブ、タダイ、熱心党のシモン、それに、イスカリオテのユダ。このユダがイエスを裏切ったのである。 マタイ10 1-4 イエスは十二人の弟子を呼び寄せ、...
  • 最初の弟子たち
    共観福音書でのガリラヤ湖での出来事 イエスはガリラヤへ来た後、ガリラヤ湖のほとりで、シモン・ペトロ、アンデレ、ヤコブ、ヨハネを弟子とした。 マルコ1 16-20 イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。 また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、すぐに彼らをお呼びになった。この二人も父ゼベダイを雇い人たちと一緒に舟に残して、イエスの後について行った。 マタイ4 18-22 イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御...
  • ペトロの宣教集
    ペトロが主イエスの肉の兄弟で教会の監督をしているヤコブに書き送った手紙という体裁となっている。中身はペトロの講和で、モーセ、イエス、ペトロが「真の男性的預言者」であるのに対して、モーセ律法を否定するパウロは「女性的預言者」に貶められる。
  • 創世記
    名称 ヘブライ名は冒頭1番目の言葉をとって "בראשית"‎(Bərēšīṯ; ヘブライ語で「はじめに」という意味)である。 ギリシャ語名"Γένεσις" (Génesis、「経緯」の意味)は、天地創造の経緯を示したことに由来する。 英語名"Genesis"は、ギリシャ語名の音写である。 和名『創世記』は、天地創造の物語を記載していることに由来する。 内容 創世記の内容である。なお、年数は聖書の年表に基づいて算出している。 1.天地創造と原初の人類(創世記1-11章) 天地創造(創世記1章) [0年] アダムとエバ(創世記2-3章) [0年以降] カインとアベル(創世記4章1-16節) [130年以前] カインの子孫の系図(外部リンク)(創世記4章17-24節) セツの誕生(創世記4章25-26節)...
  • 使徒会議
    エルサレムへの上京 割礼は必要がないと考えていたパウロやバルナバは、これについて使徒たちと協議するためにエルサレムへ上京した。 使徒15 1-2 ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。それで、パウロやバルナバとその人たちとの間に、激しい意見の対立と論争が生じた。この件について使徒や長老たちと協議するために、パウロとバルナバ、そのほか数名の者がエルサレムへ上ることに決まった。 パウロの書簡であるガラテヤの信徒への手紙にも次のように書かれている。 ガラテヤ2 1-5 その後十四年たってから、わたしはバルナバと一緒にエルサレムに再び上りました。その際、テトスも連れて行きました。エルサレムに上ったのは、啓示によるものでした。 わたしは、自分が異邦人に宣べ伝えている福音につい...
  • ナザレでの排斥
    すでにガリラヤでは有名になっていたイエスだが、地元ナザレでは受け入れられなかった。 マルコ6 1-6 イエスはそこを去って故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。この人は、大工ではないか。マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」このように、人々はイエスにつまずいた。 イエスは、「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである」と言われた。そこでは、ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行うことがおできにならなかった。そして、人々の不信仰に驚かれた。それ...
  • イエスの母マリア
    ヨセフと婚約し、結婚前にイエスを身ごもった。ヨセフは婚約者のマリアが身ごもっていることを知る。律法に忠実な義人であればマリアを不義姦通として、世間に公表し、申命記22・23に基づく石打ちの刑にする権利があったがそれを行使せず、全てを受け入れマリアと結婚した。ただしこのことはヨセフが神を深く信じ、情け深かったからであり、義人でなかったことを意味するものではない。 イエスの磔刑の後、晩年はイエスの十二人の弟子・使徒の一人である使徒ヨハネとともに小アジアのエフェソスで余生を送ったとも伝えられる。 マリアの子 カトリック教会では、マリアにはイエス以外に子はいなかったと主張している。新約聖書の中での「兄弟」という記述は、実の兄弟以外の「親族」という意味だと解釈している。(当時の文献の中に「親族」を指している例もある)イエスの母国語であるアラム語には、日本語の従兄弟、甥、姪にあたる言葉が無く...
  • コリントの信徒への手紙一
    パウロ書簡の一書。真筆性は極めて高いとされる。 この手紙はエフェソスで書かれ、おそらくパウロのエフェソス滞在の三年目の五旬祭を前に書かれたものであると考えられている。このころ、パウロはマケドニアの信徒を訪ね、コリント(コリントス)へもまわろうとしていたと考えられる。しかし、コリントの共同体がもめているという話を知らされたパウロは愕然とした。この話をパウロは、協力者アポロやクロエの家の人々から、またステファナらが直接もたらした書簡によって知ったのだった。当時のローマ帝国には一般市民が利用できる郵便配達システムは存在しなかったため、手紙は旅行者によってもたらされていた。 パウロがこの手紙を書いてコリントの共同体の人々に伝えたかったことは「信仰によって一致してほしい」ということであった。また、この書簡を利用してコリントの人々からの疑問に答えている。この手紙はテトスとその兄弟によっ...
  • 主イエスの変容
    『変容』カール・ハインリッヒ・ブロッホ(1872年) イエスは、弟子のうち、ペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、変容を見せている。主イエスが眩く輝き変容し、出エジプトにあらわれる預言者モーセ、アハブがイスラエル王国の王であった時代の預言者エリヤと語り合った。 マルコ9 2-13 六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。 ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、どう言えばよいのか、分からなかった。弟子たちは非常に恐れていた...
  • イエスの復活
    イエスの顕現について最も初めに触れられているのはパウロ書簡のコリントの信徒への手紙一である。ケファとはシモン・ペトロのことである。また、ここで言及されている「聖書」とは旧約聖書のことであり、福音書はまだ存在していない。(Ⅰコリント15 3-8) 最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、わたしも受けたものです。すなわち、キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。 マルコ福音書では、婦人たちが墓にたどり着く...
  • フラウィウス証言
    フラウィウス・ヨセフス(ラテン語:Flavius Josephus、ヘブライ語:יוסף בן מתתיהו(Yosef Ben Matityahu)、37年 - 100年頃)は帝政ローマ期の政治家及び著述家。66年に勃発したユダヤ戦争で当初ユダヤ軍の指揮官として戦ったがローマ軍に投降し、ローマ帝国の皇帝ティトゥスの幕僚としてエルサレム陥落にいたる一部始終を目撃。後にこの顛末を記した『ユダヤ戦記』を著した。さらに95年ごろ、天地創造からユダヤ人の歴史を説きおろした、スケールの大きな『ユダヤ古代誌』も完成させた。 洗礼者ヨハネについての証言 ヨセフス『ユダヤ古代誌』18 116-119 本文 しかしユダヤのある人びとには、ヘロデの軍隊の敗戦は神の復讐であるように思われたが、確かにそれは「洗礼者」と呼ばれたヨハネになされた仕業に対する正義の復讐であった。というのはヨハネは立派な人...
  • 使徒マティア
    イエスの昇天後に、イスカリオテのユダの代わりに選ばれた使徒である。 『使徒行伝』によればイエスの復活後、エルサレムに戻ってきた使徒たちはペトロを中心に、イスカリオテのユダに代わる使徒をたてることを決定する。使徒が11人では不完全であるというのは使徒たちをイスラエルの十二部族になぞらえている思想から出ていると思われる。そこで洗礼者ヨハネの洗礼からイエスの昇天までの間、イエスと使徒たちと共にいたものの中から新たに一人を選び出すことになった。 その候補者は一人はバルサバともユストともよばれたヨセフであり、もう一人はマティアであった。祈ってくじをひくとマティアの名が出たので、彼が十二人目に加えられた。 使徒言行録1 12-26 使徒たちは、「オリーブ畑」と呼ばれる山からエルサレムに戻って来た。この山はエルサレムに近く、安息日にも歩くことが許される距離の所にある。 彼...
  • 創世記の年表
    アダムからノアまで 創世記5 1-5 アダムの系図は次のとおりである。神が人を創造された時、神をかたどって造り、彼らを男と女とに創造された。彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた。アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた。アダムがセツを生んで後、生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。 アダムはアダム歴0年に生まれ、アダム歴130年にセツを生んだ。アダム歴930年に死んだ。 天地創造、アダムとエバ、失楽園、カインとアベルがこの時期に相当する。 創世記5 6-5 8 セツは百五歳になって、エノスを生んだ。セツはエノスを生んだ後、八百七年生きて、男子と女子を生んだ。 5 8セツの年は合わせて九百十二歳...
  • イスカリオテのユダ
    イエスによって選ばれた十二使徒の一人である。詳細は十二使徒の選定を参照。 マルコ3 13-19 イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられた。彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。 こうして十二人を任命された。シモンにはペトロという名を付けられた。 ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、この二人にはボアネルゲス、すなわち、「雷の子ら」という名を付けられた。 アンデレ、フィリポ、バルトロマイ、マタイ、トマス、アルファイの子ヤコブ、タダイ、熱心党のシモン、それに、イスカリオテのユダ。このユダがイエスを裏切ったのである。 会計のごまかし ヨハネによる福音書では、エルサレム入城前にベタニアで過ごしていた時、高価な香油をイエスの足にぬっ...
  • イエスの死を見届けた女たち
    十字架 イエスの十字架での死を見届けたのが誰であるのかについて、共観福音書は述べている。 マルコ15 40-41 また、婦人たちも遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。この婦人たちは、イエスがガリラヤにおられたとき、イエスに従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たちが大勢いた。 マタイ27 55-56 またそこでは、大勢の婦人たちが遠くから見守っていた。この婦人たちは、ガリラヤからイエスに従って来て世話をしていた人々である。その中には、マグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母マリア、ゼベダイの子らの母がいた。 ルカ23 49 イエスを知っていたすべての人たちと、ガリラヤから従って来た婦人たちとは遠くに立って、これらのことを見ていた。...
  • イエスの母と兄弟
    マルコ福音書では、ベルゼブル論争の後の出来事である。このときイエスの家族でさえイエスを信用していなかった。イエスを信用しない母や兄弟よりも、神の意向に沿う民衆の方が兄弟であると答えたのである。(マルコ3 31-35) イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。大勢の人が、イエスの周りに座っていた。「御覧なさい。母上と兄弟姉妹がたが外であなたを捜しておられます」と知らされると、イエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と答え、周りに座っている人々を見回して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。」 マタイ福音書では、そもそもイエスは偉大な人として怖れられている文脈でベルゼブル論争がされており、その後に、しるしを求めることについての説教が挟まれており、その後の出来事である。よ...
  • イスラエル十二部族
    イスラエル十二部族は、ヤコブ(イスラエル)の十二人の子を起源とする部族であり、以下から構成される。 ルベン族 シメオン族 レビ族 ユダ族 ダン族 ナフタリ族 ガド族 アシェル族 イッサカル族 ゼブルン族 ヨセフ族(マナセ族、エフライム族) ベニヤミン族 聖書では、まずヤコブの十二人の子供たちの名として表れる。 出エジプト記1 1-5 ヤコブと共に一家を挙げてエジプトへ下ったイスラエルの子らの名前は次のとおりである。 ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イサカル、ゼブルン、ベニヤミン、ダン、ナフタリ、ガド、アシェル。 ヤコブの腰から出た子、孫の数は全部で七十人であった。ヨセフは既にエジプトにいた。 部族と名としては、民数記に初めて現れる。(幕屋と宿営地を参照) ヨハネの黙示録にも十二部族の名は現れる。 黙示録7 4-8 わたしは、刻印を押...
  • 無原罪の御宿り
    聖母マリアが、神の恵みの特別なはからいによって、原罪の汚れととがを存在のはじめから一切受けていなかったとする、カトリック教会における教義である。 1854年に正式に信仰箇条として宣言決定された。 無原罪の御宿りの教義は、「マリアはイエスを宿した時に原罪が潔められた」という意味ではなく、「マリアはその存在の最初(母アンナの胎内に宿った時)から原罪を免れていた」とするものである。 前提として、カトリック教会において原罪の本質は、人がその誕生において超自然の神の恵みがないことにあるとされる。 キリストは原罪を取り除く者であり、マリアはキリストの救いにもっとも完全な形で与った者である。ルカによる福音書1 28にある「おめでとう、恵まれたかた」と天使から聖母マリアが言われたことには、原罪とは逆の状態、すなわち神がともにおられるという恵みが特別にマリアに与えられていることが示されているの...
  • ナグ・ハマディ写本
    ナグ・ハマディ写本(The Nag Hammadi Codices)あるいはナグ・ハマディ文書(The Nag Hammadi library)とは1945年に上エジプト・ケナ県のナグ・ハマディ村の近くで見つかった初期キリスト教文書のことである。ナグ・ハマディ写本は、二十世紀最大の考古学的発見に数えられており、事実、初期キリスト教の研究を飛躍的に進展させた。ナグ・ハマディ写本は、古代キリスト教を知るための原資料としては死海写本につぐ重要性を持つと見なされている。 現在、最も有力な説は、発見場所の近くに「パコミウス共同体」と呼ばれる原始キリスト教の修道院が存在したことが分かっている。ここは、正統派(?)ともグノーシス派とも、明確な区別の付かない共同体であったらしい。367年にアレクサンドリアの司教アタナシオスが、「正伝の27文書」以外の新約聖書は全て焼き捨てよ、と言う命令をエジプト中...
  • ヤイロの娘の復活
    はじめに、会堂長ヤイロが死にそうな娘(マタイ福音書ではすでに死んでいる娘)を癒すようイエスにお願いに来た。 マルコ5 21-24 イエスが舟に乗って再び向こう岸に渡られると、大勢の群衆がそばに集まって来た。イエスは湖のほとりにおられた。 会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、しきりに願った。「わたしの幼い娘が死にそうです。どうか、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。」 そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。大勢の群衆も、イエスに従い、押し迫って来た。 マタイ9 18-19 イエスがこのようなことを話しておられると、ある指導者がそばに来て、ひれ伏して言った。「わたしの娘がたったいま死にました。でも、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、生き返るでしょう。」 ...
  • エジプトへの逃避
    東方の三博士らが帰った後、養父ヨセフは天使のお告げを夢で聞き、エジプトへ逃げた。(マタイ2 13-15) 占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」 ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。 その後、ヘロデが幼児を殺害したことが書かれている。(マタイ2 16-18) さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の...
  • 聖書における人種の起源
    聖書にはいくつかの人種の起源が書かれている。 なお、聖書の概念としては、いかなる人種もノアの子孫であり、それぞれに土地を与えているということになる。しかし、神はそのような強い民族ではなく、後にイスラエル人と呼ばれる、当時最も弱い民族の一人であった太祖アブラハムに語り掛けたのである。ノアの時代から時を隔て、本当の神を忘れてしまった人間たちが本当の神を知るようになるために、神が選んだのがアブラハムであり、またその子孫であるイスラエル人だったのである。 しかしながら、アメリカ大陸の発見により、ネイティブ・アメリカンという、聖書では説明のできない人種が現れた。これにより、ノアの子供たちから人種ができたとする説は揺らいでいくこととなった。詳細は科学における人種の起源を参照。 セム、ハム、ヤフェトの系図 創世記10章には以下のように記されている。 ノアの息子、セム、ハム、ヤフェ...
  • イエスの系図
    イエスの系図とエッサイの木 イザヤ書11章には、ダビデ王の父であるエッサイの子であるダビデの子孫にキリスト(インマヌエル)が現れることが、次のように比喩的に書かれている。 イザヤ11 1-5 エッサイの株からひとつの芽が萌えいで その根からひとつの若枝が育ち その上に主の霊がとどまる。 知恵と識別の霊 思慮と勇気の霊 主を知り、畏れ敬う霊。 彼は主を畏れ敬う霊に満たされる。 目に見えるところによって裁きを行わず 耳にするところによって弁護することはない。 弱い人のために正当な裁きを行い この地の貧しい人を公平に弁護する。 その口の鞭をもって地を打ち 唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。 正義をその腰の帯とし 真実をその身に帯びる。 このことから、中世ヨーロッパでは、イエスの系図をエッサイの木に重ね合わせて描写することが慣習となった。...
  • マグダラのマリア
    イエスが宣教をしている際、イエスの弟子となった女性である。ルカ福音書によるとイエスにより「七つの悪霊」を追い出していただいた女であるという。 ルカ8 1-3 すぐその後、イエスは神の国を宣べ伝え、その福音を告げ知らせながら、町や村を巡って旅を続けられた。十二人も一緒だった。悪霊を追い出して病気をいやしていただいた何人かの婦人たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリア、ヘロデの家令クザの妻ヨハナ、それにスサンナ、そのほか多くの婦人たちも一緒であった。彼女たちは、自分の持ち物を出し合って、一行に奉仕していた。 イエスの磔刑を見守り、イエスの復活を初めに知った。 マルコ15 40 また、婦人たちも遠くから(イエスの磔刑を)見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。 マ...
  • 神を見る
    聖書の中では、神の顔を見ることは非常に恐れられている。 それは、神の顔を見ると死ぬからである。 神の顔をみると死ぬ 主の顔を見ると死んでしまうことが以下の記載からわかる。 出エジプト記3 6 神は続けて言われた。「わたしはあなたの父の神である。アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である。」モーセは、神を見ることを恐れて顔を覆った。 出エジプト記33 20 また(主は)言われた。「あなた(モーセ)はわたしの顔を見ることはできない。人はわたしを見て、なお生きていることはできないからである。」 出エジプト記33 21-23 更に、主は言われた。「見よ、一つの場所がわたしの傍らにある。あなたはその岩のそばに立ちなさい。わが栄光が通り過ぎるとき、わたしはあなたをその岩の裂け目に入れ、わたしが通り過ぎるまで、わたしの手であなたを覆う。わたしが...
  • ファラオとの交渉
    「主」という名前 ここでは神の言葉として次の興味深い発言がある。(出エジプト6 3) わたしは、アブラハム、イサク、ヤコブに全能の神として現れたが、主(YHWH)というわたしの名を知らせなかった。 これについて検証すると、これは正しいとも誤っているとも言い難い。 創世記17 1 アブラムが九十九歳になったとき主はアブラムに現れ、こう仰せられた。 「わたしは全能の神である。 あなたはわたしの前を歩み、全き者であれ。」 創世記26 24 主はその夜、彼(イサク)に現れて仰せられた。 「わたしはあなたの父アブラハムの神である。 恐れてはならない。 わたしがあなたとともにいる。 わたしはあなたを祝福し、 あなたの子孫を増し加えよう。 わたしのしもべアブラハムのゆえに。」 創世記28 13 そして、見よ。主が彼(ヤコブ...
  • モーセ五書の長い演説
    長い演説の高等批評 E資料のエロヒストは、指導者たちに長い演説を語らせる特徴がある。ヨセフがその兄姉たちに語った演説(創世記45 7-14/50 15-26)、モーセがイスラエルの民に語った演説(出エジプト記20 18-20)などがこれである。このように、歴史を教訓的に見る点において、彼の記述は申命記の内容に類似している。E資料と申命記的な伝承は共通するところが多く、その伝承はおそらく北王国に起源を有していると考えられる。 ヨセフの告白 創世記45 1 ヨセフは、そばで仕えている者の前で、もはや平静を装っていることができなくなり、「みんな、ここから出て行ってくれ」と叫んだ。だれもそばにいなくなってから、ヨセフは兄弟たちに自分の身を明かした。 創世記45 7-14 神がわたしをあなたたちより先にお遣わしになったのは、この国にあなたたちの残りの者を与え、あなた...
  • オリゲネス分類
    オリゲネス分類は、ヤコブの手紙、ペトロの手紙二、ヨハネの手紙二と三の四書簡を除き、現在の新約聖書と同じものである。 公認されたもの(homologoumena) マタイによる福音書 マルコによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書 使徒言行録 パウロ書簡13通 ペトロの手紙一 ヨハネの黙示録 ヨハネの手紙一 ヘブライ人への手紙 疑わしきもの(amphiballomena) ペトロの手紙二 ヨハネの手紙二 ヨハネの手紙三 ヤコブの手紙 ユダの手紙 バルナバの手紙 ヘルマスの牧者 ディダケー(12使徒の教書) 偽書(pseude) 確定 エジプト人福音書 十二使徒の福音書 バシリデス福音書 トマスによる福音書 マッテヤ福音書 未確定 ヘブライ人の福音書 パウロによる福音書 http //elbaal.web.fc2.com/new-tes-apo.htm http //...
  • マナセの祈り
    題名が示すとおり、この文書はユダヤの王マナセに帰せられる。旧約聖書において、マナセはヤハウェ崇拝を堅持しなかった悪王として知られており、『列王記』下24 3-4では「ユダが主の御前から退けられることは…マナセの罪のため、彼の行ったすべての事のためであり…主はそれを赦そうとはされなかった」とあるようにバビロン捕囚の原因とまでいわれている。しかし『歴代誌』下によれば、捕らえられたマナセはへりくだって神に祈り、帰国を許されたとされる(『歴代誌』下33 11-13)。 この文書は、マナセの回心に関連づけられる。しかし、『歴代誌』の該当箇所には直接の言及がない、孤立した文書である。七十人訳聖書に収録されるが、著作場所や元来の言語などの書誌的情報について、現在の文献学研究では不明であるとしている。 捕囚されたユダ王マナセの祈り マナセの祈り1-15 全能の主よ、 我らの先祖 ...
  • 外典福音書
    正典におさめられなかった福音書であってもスタイルや内容において正典の福音書と共通点のあるものもある。 特定の思想によらない外典福音書 ペトロによる福音書 [2世紀頃] エビオン派福音書 [2世紀] エジプト人の福音書(ギリシャ語) [2世紀] ヘブライ人の福音書(ヘブル人福音書) [2世紀] ナザレ人福音書 [2世紀初頭?] ニコデモによる福音書(ピラト行伝) [4世紀頃] オクシリンコス・パピルス840 [3世紀] オクシリンコス・パピルス1224 [4世紀] 十二使徒の福音書 マッテヤ福音書 イエスとヨハネの対話の断片 マリアの質問 グノーシス派の外典福音書 ナグ・ハマディ写本 トマスによる福音書 [2世紀末頃] フィリポによる福音書 [2世紀後半] その他 マリアによる福音書(マグダラのマリア福音書) ユダの福音書 救い主による福音 マリアの「ゲンナ」 ケリントスの福音書 バ...
  • 出エジプト記からヨシュア記までの年表
    レビ 創世記29 34 彼女(レア)はまた、みごもって子を産み、「わたしは彼に三人の子を産んだから、こんどこそは夫もわたしに親しむだろう」と言って、名をレビと名づけた。 出エジプト6 16 レビの子らの名は、その世代に従えば、ゲルション、コハテ、メラリで、レビの一生は百三十七年であった。 レビがいつ生まれたのかは不明だが、ヤコブのラバンへの、始めの7年の仕えの後のことであるのは間違いないため、ヤコブのラバンへの仕えの10年目にレビが生まれたと仮定すると、上で算出したようにヤコブがラバンに出会ったのをアダム歴2179年頃と考えられるので、以下のようになる。 レビはアダム歴2189年頃に生まれ、アダム歴2326年頃に死んだ。 コハテ 創世記46 8-11 イスラエルの子らでエジプトへ行った者の名は次のとおりである。すなわちヤコブとその子らであるが...
  • 新約聖書外典
    新約聖書の聖典が定められる以前に書かれた書物のうち、正当性がないとみなされていたもの。 外典福音書 リンク先参照。 外典行伝 おもに二世紀初頭に、口頭伝承を元に記述されたものが外典行伝である。 ペトロ行伝 [2世紀] パウロ行伝(パウロとテクラの行伝) [2世紀頃] ヨハネ行伝 [3世紀頃] アンデレ行伝 [2世紀末] トマス行伝 [3世紀後半] ペトロと十二使徒の行伝 外典書簡 偽パウロ書簡 アレクサンドリア人への手紙 セネカとパウロの往復書簡 [3-4世紀頃] パウロとコリント人の往復書簡(コリントの信徒への手紙三) [2世紀末] ラオディキアの信徒への手紙 偽ペトロ書簡 ペトロの宣教集 [3世紀半ば] ペトロのフィリポへの手紙 外典黙示録 イザヤの昇天 [紀元100年頃] ペトロの黙示録 [2世紀前半] パウロの黙示録 [4-5世紀] エルケサイの書 シビュラ...
  • 新約聖書正典
    『新約聖書』(ギリシア語 Καινή Διαθήκη, ラテン語 Novum Testamentum)は、紀元1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書で、『旧約聖書』とならぶキリスト教の正典。全27巻。 「旧約聖書」「新約聖書」は、新旧の別による「旧いから無視してよい・誤っている、新しいから正しい」といった錯誤を避けるため、旧約聖書を『ヘブライ語聖書』、新約聖書を『ギリシア語聖書』と呼ぶこともある。内容的にはキリストが生まれる前までを旧約聖書、キリスト生誕後を新約聖書がまとめている。 伝統的分類 福音書 マタイによる福音書 マルコによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書 使徒言行録(使徒行伝) パウロ書簡 ローマの信徒への手紙 コリントの信徒への手紙一 コリントの信徒への手紙二 ガラテヤの信徒への手紙 エフェソの信徒への手紙 フィリピの信徒へ...
  • 絵画
    西方教会の聖書題材絵画 西方教会では、絵画と彫刻が共に聖画像に用いられる。アトリビュートが特徴的である。 ここでは内容別に紹介する。 旧約聖書の物語 創世記(ノア以前) 天地創造:ヴァーチャル絵画館 アダムの創造:ヴァーチャル絵画館 エバの創造:ヴァーチャル絵画館 人間の原罪:メメント・モリ 楽園追放:ヴァーチャル絵画館、メメント・モリ カインとアベル:メメント・モリ ノアの方舟:ヴァーチャル絵画館、メメント・モリ ノアとワイン:ヴァーチャル美術館 バベルの塔:ヴァーチャル美術館、メメント・モリ 創世記(アブラハム以降) アブラハム:ヴァーチャル美術館 ソドムとゴモラ:ヴァーチャル美術館、メメント・モリ イサクの犠牲:ヴァーチャル美術館、メメント・モリ イサクとリベカ:ヴァーチャル美術館 ヤコブとエサウ:ヴァーチャル美術館 ヤコブの夢:ヴァーチャ...
  • 十二族長の遺訓
    前2世紀の作品。イスラエルの太古の族長ヤコブの十二人の息子が、それぞれ臨床の床で子孫たちに遺言を垂れるというもので、その内容はさまざまな善徳と悪徳についての倫理的教訓である。
  • チャコス写本
    Codex Tchacos ペテロのフィリポへの手紙 ヤコブの黙示録一 ユダの福音書 アロゲネス(異邦人)の書(仮題) http //natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/feature/0609/marbin_furoku.shtml
  • 聖母戴冠
    聖書外典に基づく「聖母戴冠」の主題は、13世紀にヤコブス・デ・ウォラギネの『黄金伝説』によって広く普及した。この挿話は、時間的な順序としては「聖母被昇天」に続くものであり、天上で聖母がキリストによって迎えられ、立ち並ぶ多くの福者たちの上に就けられる。聖母はキリストのかたわらに座し、戴冠してキリストの祝福を受ける場合と、父なる神、天使あるいは三位一体によって冠を与えられている場合などがある。
  • 出エジプト記
    名称 ヘブライ名は冒頭2番目の言葉から"שמות"(Shəmōṯ,「名前」の意味) である。 ギリシャ語名"Έξοδος" (éxodos,「出発」の意味) は、モーセがイスラエルの民を引き連れてエジプトを出発したことに由来する。 英語名"Exodus"は、ギリシャ語名の音写である。 和名『出エジプト記』は、エジプトを脱出したことに由来する。 内容 出エジプト記の内容である。なお、年数は聖書の年表に基づいて算出している。 1.エジプト脱出 ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況(1章) モーセの誕生と半生(2章) [2373年-2413年] 燃える柴(3章-4章1-17節) [2453年] 主に従うモーセ(4章18-31節) 恨まれるモーセとアロン(5章) ファラオとの交渉(6章1-13節) [245...
  • モーセの歌
    2つのモーセの歌 出エジプト記15章の、葦の海でモーセらが民と歌った歌と、申命記32章の、死の間際のモーセが歌った歌は並列している。 出エジプト記のモーセの歌 出エジプト記15 1-18にある。 葦の海の奇跡について歌ったもの。 主に向かってわたしは歌おう。 主は大いなる威光を現し 馬と乗り手を海に投げ込まれた。 主はわたしの力、わたしの歌 主はわたしの救いとなってくださった。 この方こそわたしの神。 わたしは彼をたたえる。 わたしの父の神、わたしは彼をあがめる。 主こそいくさびと、その名は主。 主はファラオの戦車と軍勢を海に投げ込み えり抜きの戦士は葦の海に沈んだ。 深淵が彼らを覆い 彼らは深い底に石のように沈んだ。 主よ、あなたの右の手は力によって輝く。 主よ、あなたの右の手は敵を打ち砕く。 あなたは大いなる威光をもって敵を滅...
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