律法の完成

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  • 律法の完成
    ... キリストによる律法の完成 そもそもイエスは律法についてどのように考えていたのか。 イエスは律法を否定していない。しかし、「律法を完成する」と言っている。 マタイ5 17-20 「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。だから、これらの最も小さな掟を一つでも破り、そうするようにと人に教える者は、天の国で最も小さい者と呼ばれる。しかし、それを守り、そうするように教える者は、天の国で大いなる者と呼ばれる。言っておくが、あなたがたの義が律法学者やファリサイ派の人々の義にまさっていなければ、あなたがたは決して天の国に入ることができない。」 マタイ11 11-13 はっきり言っておく...
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  • ネヘミヤ記
    名称 ヘブライ名は"ספר נחמיה‎" (Sefer Nehemiah)であり、登場人物のネヘミヤにちなむ。 ギリシャ語名"Ἔσδρας Β" (Ésdras B) は、登場人物のエズラにちなむ。 英語名は"Book of Nehemiah"で、ネヘミヤの書の意味である。 和名「ネヘミヤ記」は、ネヘミヤの書の意味である。 内容 1.ネヘミヤの事跡(ネヘミヤ1-7章) ネヘミヤの祈り(1章) [BC446年-445年] ネヘミヤのエルサレム行き(2章) [BC445年] エルサレムの城壁の補修(3章) [BC445年5月-6月] エルサレムの城壁の警備(4章) [BC445年5月-6月] ユダヤ人への不満を牽制するネヘミヤ(5章) [BC445年5月-6月] エルサレムの城壁の完成(6章) [BC445年6月...
  • 十戒と律法の分類
    十戒 モーセの十戒 出エジプト記20章2-17節に書かれている。 倫理十戒 申命記5章6-21節に書かれている。(6章-11章はその説明とする考えもある。) 祭儀十戒 出エジプト記34章10-28節に書かれている。 律法 契約の書 出エジプト記20章22節-23章33節に書かれている。北イスラエル王国由来と考えられる。 神聖法集 レビ記17章-26章に書かれている。 祭司法典 出エジプト記25章-31章 申命記法 申命記12章-26章 http //koinonia-jesus.sakura.ne.jp/apoca/15dh1.htm
  • 旧約と新約
    ...リストの教えの関係は律法の完成で扱う。 新約でも守られるべき十戒 しかしながら、律法の細かい規定は別として、戒律の基本である十戒については、新約の時代でも守るべき事項があることをイエスが訴えている。また、単に守るべきだけではなく、旧約時代よりも発展した内容となっている。 総論 マルコ7 21-23 中から、つまり人間の心から、悪い思いが出て来るからである。みだらな行い、盗み、殺意、姦淫、貪欲、悪意、詐欺、好色、ねたみ、悪口、傲慢、無分別など、これらの悪はみな中から出て来て、人を汚すのである。 マタイ15 18-20 しかし、口から出て来るものは、心から出て来るので、これこそ人を汚す。悪意、殺意、姦淫、みだらな行い、盗み、偽証、悪口などは、心から出て来るからである。これが人を汚す。しかし、手を洗わずに食事をしても、そのことは人を汚すものではない。 ...
  • 申命記
    死を間際にしたモーセによる説話をまとめたものである。 名称 ヘブライ名は冒頭1番目の言葉から"דברים"(Devārīm,「言葉」の意味) である。 ギリシャ語名"Δευτερονόμιον" (Deuteronómion,「第二の律法」の意味)は、七十人訳の訳者が17章18節になる「律法の写し」という言葉を「第二の律法」という意味に誤訳したことからつけられた名称である。 英語名"Deuteronomy"は、ギリシャ語の音写である。 和名『申命記』は、本書が律法を繰り返し述べたことから、「繰り返し命じる」という意味の漢語「申命」に由来する。 内容 1.第1の説話(1-4章) 導入:40年にわたる荒れ野の旅をふりかえる。(1 1-8) 民を裁く(1 9-18) カナンを偵察した斥候の報告(1 19-33...
  • アリステアスの手紙
    七十人訳聖書の成立に関する伝説的な物語。エジプトのプトレマイオス2世(治世:前282-246年)がユダヤ教の大祭司エレアザルと連携して、モーセ五書をギリシャ語に翻訳させる経過を物語る。エレアザルは七十二人の学者を選び、アレクサンドリアに派遣し、七十二日で翻訳を完成させたと言われる。 構成 律法の翻訳実現のために使者を派遣することに関する記述。 ユダヤ・エルサレム等見聞記。 大祭司の翻訳者選択と、彼の律法解釈。 王の饗宴と謁見。翻訳者たちとの質疑応答。 翻訳の実施と完成。翻訳者たちの帰還。 http //open.mixi.jp/user/5919811/diary/1955584606
  • 一番大切な戒め
    マルコ12 28-34 彼らの議論を聞いていた一人の律法学者が進み出、イエスが立派にお答えになったのを見て、尋ねた。「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」 イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。 『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。 心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』 第二の掟は、これである。 『隣人を自分のように愛しなさい。』 この二つにまさる掟はほかにない。」 律法学者はイエスに言った。「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」 イエスは律法学者が適切な...
  • 良きサマリア人
    神の言う「隣人」とは何かと諭す教えである。ユダヤ人にとって、祭司やレビ人は同じユダヤ教徒であり、サマリア人は異教徒である。(正確には、サマリア人はイスラエル人と、アッシリアからサマリアに来た移民との間に生まれた人々とその子孫のことをいうが、宗教観がやや異なり、ユダヤ教から見ると異教徒ということになる。)そう考えると、ユダヤ人にとっては、同じユダヤ教徒の方がもちろん隣人だと考えるだろう。しかしイエスは、同胞たるユダヤ人を見捨てる祭司やレビ人よりも、異教徒であってもユダヤ人を助けたサマリア人の方が隣人だと答えた。 なお、マタイやマルコにはこのたとえはないが、一番大切な戒めについての記述はある。 ルカ10 25-37 すると、ある律法の専門家が立ち上がり、イエスを試そうとして言った。「先生、何をしたら、永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか。」イエスが、「律法には何と書いてある...
  • 知恵の言葉
    Q資料の31番。 ルカ11 45-52 そこで、律法の専門家の一人が、「先生、そんなことをおっしゃれば、わたしたちをも侮辱することになります」と言った。 イエスは言われた。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。 あなたたちは不幸だ。自分の先祖が殺した預言者たちの墓を建てているからだ。 こうして、あなたたちは先祖の仕業の証人となり、それに賛成している。先祖は殺し、あなたたちは墓を建てているからである。 だから、神の知恵もこう言っている。『わたしは預言者や使徒たちを遣わすが、人々はその中のある者を殺し、ある者を迫害する。』 こうして、天地創造の時から流されたすべての預言者の血について、今の時代の者たちが責任を問われることになる。 それは、アベルの血から、祭壇と聖所の間で殺されたゼカル...
  • 七十人訳聖書
    七十人訳聖書(羅:Septuaginta,「70」の意味で、"LXX"と略す)は、現存する最古の旧約聖書の翻訳の一つである。言語はコイネー・ギリシャ語であり、正式名は Interpretatio Septuaginta Virorum である。 旧約聖書偽典『アリステアスの手紙』に、前3世紀プトレマイオス2世フィラデルフォスの命により 72人のユダヤ人の学者が 72日間で完成したとあるところからこの名がある(307節) 。しかし実際は少数集団によってエジプトのアレクサンドリアで、ディアスポラの(離散した)ユダヤ人の要求に応じて、まず律法の部分が訳され、その後1世紀かけて現行正典の大部分が訳されたと考えられる。 諸古代語訳中最も重要なもので,ヘブライ語原典のテキスト・クリティークの重要資料であるだけでなく,コイネー (共通の) ・ギリシア語文書として言語学的にも貴重。...
  • レビ記
    旧約聖書中の一書で、伝統的に三番目に置かれてきた。 古代、ユダヤ教では『レビ記』の内容を、神がシナイ山でモーセに語ったこと(出エジプト20-31章)であるとみなし、律法の源泉として尊重してきた。 なお、第8-10章および第24章10-23節は規定と逸話が一体となったものである。ここでは「※」記号を付けて他と区別することとする。 名称 ヘブライ名は冒頭1番目の言葉から"ויקרא‎"(Wayyiqrā,「神は呼ばれた」の意味) である。 ギリシャ語名"Λευιτικόν" (Leuitikon,「レビ人に関する事項」の意味)は、イスラエルの祭司として特別な役割を担ったレビ族に由来する。 英語名"Leviticus"は、ギリシャ語名の英訳である。 和名『レビ記』は、ギリシャ語名の和訳である。 内容 出エジプト...
  • 外典創世記
    死海文書(クムラン写本)に収録。 ヘブライ語の方言の一つであるアラム語で書かれている。『旧約聖書』の「創世記」の物語の異本。 同じく創世記の外典であるヨベル書(小創世記)とも比較されるが、これと対照的なのは、クムランで発見された外典創世記(1Q Gen Apoc)は、始源史とアブラハム物語をミドラッシュ(トーラーの解説書)に類似の仕方で詳しく説明している。 しかし、両著者の関心は非常に異なっている。外典創世記の著者の関心は始源史とアブラハム物語の詳細である。律法の内容や年代の詳細が書かれているヨベル書と比較すると、律法についての記載が浅く、また明確な年代が記載されていない。 参考 ★阿修羅♪ Ψ空耳の丘Ψ ヨベル書概説
  • バルク書
    ユダヤ教とプロテスタント諸派では外典として扱い、カトリック教会と正教会では旧約聖書に含めている書物のひとつ。タイトルはエレミヤの書記(『エレミヤ書』45 1)であったバルクを名乗る著者の名前に由来している。『知恵の書』や『シラ書』とも共通する知恵の賛美が見られ、知恵=律法であるとしている。(4 1) 著者とされているバルクはエレミヤの弟子で書記であったが、本書自体は彼のものではなく、数人の著者の、しかもギリシア語、ヘブライ語で書かれたものを収集したものと推定され、上限は前2世紀中葉、下限は紀元70年とされている。 なお、この「バルク書」の他に、旧約聖書偽典には3つのバルク書が存在する。 第二バルク書:シリア語バルクの黙示録 第三バルク書:ギリシア語バルク黙示録 第四バルク書:エレミア歴代誌 内容 バルクがバビロンで、捕囚の民に祖先が太古から犯してきた罪を懺悔させ、髪...
  • マラキ書
    12小預言書のひとつ。3章からなる。預言の主題は宗教儀式の厳守、及び雑婚の禁止である。 マラキはおそらく「わが使者 (マルマーキー) 」 (3・1) を意味する人名で,あとから付されたものらしい。成立は前5世紀と思われる。内容は4章に分れ,神に対する不義および神への恐れのなさへの批判,契約の履行と律法の遵守の勧告,突然に来る神の裁きについて,そして裁きの前にエリヤが現れて父なる神の心を子供らに伝え,子供らの心を父に向けさせる役目を果すことが各章の主題となっている。 主はイスラエルの民を愛した(1章2節~5節) しかし彼らは犠牲の捧げ方を誤り(1章6節~2章9節) 異教の女をめとり、結婚の契約をないがしろにした(2章10節~16節) 審きの日は近い(2章17節~3章5節) 10分の1税を正しく納めよ(3章6節~12節) 主は悪を行う者を審き、神の名を畏れる者を救う(3章13節~...
  • 姦通の女
    ヨハネ福音書の逸話だが、元はルカ福音書に含まれていたと考えられている。 この姦通の女は、マグダラのマリアと同一視される場合がある。特にカトリックの伝承ではそうなっている。 ヨハネ8 1-11 イエスはオリーブ山へ行かれた。朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、御自分のところにやって来たので、座って教え始められた。 そこへ、律法学者たちやファリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか。」イエスを試して、訴える口実を得るために、こう言ったのである。イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あな...
  • 神殿奉納
    ルカ福音書のみに記されている。 キリストが「イエス」の名を付けられたのは、キリストの降誕から8日目、律法に基づいて割礼を行った日のことである。 ルカ2 21 八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。 出産から33日経ち、イエスの両親は神殿奉納のため、イエスをエルサレムに連れて行った。ここで、信仰者シメオンと、女預言者アンナから、イエスは祝福を受ける。 ルカ2 22-40 さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。それは主の律法に、「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」と書いてあるからである。また、主の律法に言われているとおりに、山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。 ...
  • モーセ五書への高等批評
    資料仮説の歴史 創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記のモーセ五書は、伝統的には預言者モーセが書いたとされてきた。しかし、中世よりすでに、モーセの死後のことが記載されているなどの矛盾についての議論が存在した。 モーセ五書には「ヤハウェ」(固有名詞の神の名)と「エロヒーム」(普通名詞の「神」)という二つの神名が用いられている。このことを最初に指摘したのはドイツのH・B・ヴィッター牧師(1711年)で、時を同じくしてフランス人の医師ジャン・アストリュックも指摘した。ヴィッター牧師は、これを彼の創世記の研究書で指摘した(1753年)。このことから、「ヤハウェ」(当初は「イェホバ」と発音された)を用いる資料を「J」、「エロヒーム」を用いるほうを「E」と呼ぶこととなった。ここから、モーセ五書の資料研究が本格的に始まることになった。 ヴェルハウゼン説 一般に資料仮説が紹介される...
  • ヌンク・ディミティス
    ヌンク・ディミティス(Nunc dimittis、「今こそ主よ、僕を去らせたまわん」)、またはシメオンの賛歌、シメオンのカンティクム(Canticum Simeonis)は、キリスト教聖歌のカンティクムの一つ。カトリック教会、聖公会をはじめとする西方教会において、聖務日課の「終課」や「夕の祈り」などの中で歌われる。正教会においては聖抱神者シメオンの祝文と呼ばれ、晩課において必ず詠まれるか歌われる。 原文(ラテン語) Nunc dimittis servum tuum, Domine, secundum verbum tuum in pace Quia viderunt oculi mei salutare tuum Quod parasti ante faciem omnium populorum Lumen ad revelationem gentium, et glo...
  • キリスト教とイスラム教の比較
    ...きかを示していない。律法の完成も参照。 ローマ10 4 キリストが律法を終わらせたので、信じる人はみな義と認められるのです。 イスラム教は信者が行動すべき具体的な戒律があり、これはシャリーア(イスラム法)に定められている。ただし、シャリーアの全体系をまとめた書物があるわけではなく、クルアーン、ハーディス、イスラム学者の間の合意(イジュマー)、新事象に対する類推解釈(キヤース)から成る体系であり、学派により解釈が異なる。 クルアーン5 48 われ〔アッラー〕は、あなたがた各自のために、聖い戒律と公明な道とを定めた。 聖職者の有無 キリスト教では神父や牧師など、信者を神の教えに近づける聖職者がいる。 イスラム教は聖職者など特別な人は存在せず、全ての人は神の前に平等である。信者は直接神と繋がる。 預言者ムハンマドもただの一般人...
  • 歴史書
    モーセの死からバビロン捕囚までの歴史を記した書物である。 ユダヤ教においては前預言書となる。 構成 ヨシュア記 [2494年-2500年代] 士師記 [2500年代-2800年代] ルツ記 [2800年代頃] サムエル記上(列王記一) [2800年代-2889年] サムエル記下(列王記二) [2889年-2929年] 列王記上(列王記三) [2929年-3055年] 列王記下(列王記四) [3057年-3359年(BC587年)-BC562年] 歴代誌上 [2889年-2929年] 歴代誌下 [2929年-3359年(BC587年)-BC539年] エズラ記(エズラ記一)(エズドラ第二巻) [BC459年-458年] ネヘミヤ記(エズラ記二) [BC446年-434年頃] エステル記 [BC484年-475年] 内容 ヨシュアによるカナン占領(ヨシュア1-11章) 土地の配分(ヨ...
  • 世界宗教の比較
    比較 項目 仏教(Buddhism) ヒンドゥー教(Hinduism) ユダヤ教(Judaism) キリスト教(Christianity) イスラム教(Islam) 開祖(教祖) ゴータマ・シッダッタ〔釈迦〕 なし なし(モーセ?) イエス・キリスト ムハンマド 発祥年代 紀元前6~5世紀(釈迦の誕生) 紀元前5-4世紀頃(バラモン教の衰退) 紀元前10世紀頃 紀元30年頃(イエスが活動する) 610年(ムハンマドが啓示をうける) 主要地域 東南アジア、東アジア、チベット インド周囲 ユダヤ人共同体 ヨーロッパ、南北アメリカ 西南アジア、東南アジア、アフリカ おおよその人口 4億人 9億人 1300万人 22億人 15億人 母宗教 バラモン教 バラモン教 - ユダヤ教 ユダヤ教・キリスト教 教典 仏教経典 ヴェーダ? 旧約聖書 旧約聖書・新約聖書 クルアーン 象徴 仏像 オーム(アウム)...
  • 非キリスト教徒の死後
    過去の神学者らの見解 キリスト教以外に救いはあるのかという問いについて、過去の著名な神学者らは以下のように答えている。 人は思い違いをしてはならない。この家の外、つまり教会の外では誰も救われない。(オリゲネス、没 254 年) 誰もカトリック教会の他には救いを見出すことはできない。カトリック教会の外に、人はすべてのものを見出すことができ るだろうが、救済を得られることはない。(聖アウグスティヌス、没 430 年) 教会の外では救済への参入は存在しない。(トマス・アクィナス、没 1274 年) キリスト教の外にいる者、すなわち異教徒、トルコ人、ユダヤ人あるいは偽キリスト教徒は、唯一の真なる神を信じている 場合も、それでも永遠の神罰と地獄にとどまる。(ルター、没 1546 年) それゆえわれわれは、創造の理由において神に属するすべての非キリスト教徒たちに、彼(イエス・キリスト)を...
  • ユダヤ教の行事
    仮庵〔かりいお〕の祭り(スコット)、過越〔すぎこし〕祭(ペサハ)、七週の祭り(シャブオット)がユダヤ教三大祭である。いずれも、出エジプトにおける神の導きを記念する祭りである。 過越(פסח‎‎, Passover/Pesach) 聖書に記載されているユダヤ教の祭り。太陽暦で3月または4月に行われる。ユダヤ暦は太陰暦であり、過越(ペサハ)は「春分の日の後の最初の満月の日」に祝われる。 聖書の出エジプト記12章に記述されている、古代エジプトでアビブ(ニサン)の月に起こったとされる出来事と、それに起源を持つとするユダヤ教の行事のことである。聖書の出エジプト記12章に記述されている、古代エジプトでアビブ(ニサン)の月に起こったとされる出来事と、それに起源を持つとするユダヤ教の行事のことである。特に、最初の夜に儀式的なマッツァー等のごちそうを食べて、その後、お祝いする。マッツァーとは無酵母...
  • ヨベル書
    ヨベル書は創世記の外典である。なお、死海文書(クムラン写本)の外典創世記とは別物である。 ヨベル書は、完全な形では15-19世紀に由来する四つのエチオピア語写本の中に存在する。そのうち、一つはパリに、一つは大英博物館に、一つはテュービンゲン大学図書館に保管されている。 A・ディルマンは1859年にヨベル書の本文を成立年代の若い二つの写本に基づいて公刊し、R・H・チャールズは1895年に四つの既知の写本に基づいた新しい校訂本をこれに続けた。 M・A・ケリアニは1861年にラテン語訳の断片を出版した。これは本文の四分の一を含んでいるが、1874年にH・レンシュにより新しい校訂方法によって再度公開された。 エチオピア語版もラテン語版もそれに由来しているギリシア語訳の引用が、エピファニゥスの"Περι μετρων και σταθμων〔度量衡について〕"に見出...
  • フラウィウス証言
    フラウィウス・ヨセフス(ラテン語:Flavius Josephus、ヘブライ語:יוסף בן מתתיהו(Yosef Ben Matityahu)、37年 - 100年頃)は帝政ローマ期の政治家及び著述家。66年に勃発したユダヤ戦争で当初ユダヤ軍の指揮官として戦ったがローマ軍に投降し、ローマ帝国の皇帝ティトゥスの幕僚としてエルサレム陥落にいたる一部始終を目撃。後にこの顛末を記した『ユダヤ戦記』を著した。さらに95年ごろ、天地創造からユダヤ人の歴史を説きおろした、スケールの大きな『ユダヤ古代誌』も完成させた。 洗礼者ヨハネについての証言 ヨセフス『ユダヤ古代誌』18 116-119 本文 しかしユダヤのある人びとには、ヘロデの軍隊の敗戦は神の復讐であるように思われたが、確かにそれは「洗礼者」と呼ばれたヨハネになされた仕業に対する正義の復讐であった。というのはヨハネは立派な人...
  • バビロン捕囚後の年表
    ユダ王ゼデキヤの子ペダヤの子ゼルバベル エズラ記1 1 ペルシャ王クロスの元年に、ヤハウェはさきにエレミヤの口によって伝えられたヤハウェの言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を発し、また詔書をもって告げて言った、 エズラ記3 1 こうしてイスラエルの人々はその町々に住んでいたが、七月になって、民はひとりのようにエルサレムに集まった。 エズラ記3 8 さてエルサレムの神の宮に帰った次の年の二月に、シャルテルの子ゼルバベルとヨザダクの子エシュアはその兄弟である他の祭司、レビびとおよび捕囚からエルサレムに帰って来たすべての人々と共に工事を始め、二十歳以上のレビびとを立てて、ヤハウェの宮の工事を監督させた。 エズラ記4 7 またアルタシャスタの世にビシラム、ミテレダテ、タビエルおよびその他の同僚も、ペルシャ王アル...
  • 言い伝えに関する議論
    口伝律法の否定 イエスは、口伝律法に基づく戒律を守るファリサイ派を戒めた。 マルコ7 1-13 ファリサイ派の人々と数人の律法学者たちが、エルサレムから来て、イエスのもとに集まった。そして、イエスの弟子たちの中に汚れた手、つまり洗わない手で食事をする者がいるのを見た。――ファリサイ派の人々をはじめユダヤ人は皆、昔の人の言い伝えを固く守って、念入りに手を洗ってからでないと食事をせず、また、市場から帰ったときには、身を清めてからでないと食事をしない。そのほか、杯、鉢、銅の器や寝台を洗うことなど、昔から受け継いで固く守っていることがたくさんある。―― そこで、ファリサイ派の人々と律法学者たちが尋ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは昔の人の言い伝えに従って歩まず、汚れた手で食事をするのですか。」 イエスは言われた。「イザヤは、あなたたちのような偽善者のことを見事に預言したものだ。彼はこ...
  • キリスト教と同性愛
    キリスト教の影響を受けた欧米諸国では伝統的に、同性愛は性的逸脱であり、宗教上の罪(sin)としてきた。一方、近年の医学の発達により、同性愛も異性愛と同様に生まれつきの性的指向であり、不当な扱いをされるべきではないとの認識が広まっている。 まず、今回の項目を書くにあたり、当サイトが「聖書無謬説」を採用していないことを宣言する。聖書は人による神の記録であり、聖書自体は神ではないからである。 旧約時代の律法における同性愛(男色)の禁止 旧約聖書では、創世記のソドムとゴモラの逸話において、神が同性愛(正確には男色)を理由に、ソドムとゴモラを滅ぼしたとされている。 ソドムとゴモラの破滅の経緯は、創世記18 20-21にかかれている。 主は言われた。「ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。わたしは降って行き、彼らの行跡が、果たして、わたしに届いた叫びの...
  • キリスト教
    当サイトはすべてがキリスト教の研究・解説を目的としているが、ここでは敢えてキリスト教とは何かについて簡潔に示す。 キリスト教の定義 キリスト教には大きく分けてカトリック、プロテスタント、正教会など多くの教派が存在するが、いわゆる正統派と異端(キリスト教として認められないもの)があり、ここでは正統派である最低限の条件を示す。 1.三位一体の神を崇拝すること キリスト教では、三位一体の神として、「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」を崇拝する。大きな特徴は、「父なる神」と「子なるキリスト」と「聖霊」は互いに異なる存在である者の、「父なる神」と「子なるキリスト」と「聖霊」はいずれも唯一神の異なる位格(ペルソナ)であるということである。 これは同時に、イエスが「神の子」であり「メシア」であることを信じることでもある。 2.イエスの十字架上の死により原罪が償われたと信じること...
  • 獄中のヨハネの質問
    獄中にいた洗礼者ヨハネの「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」という質問に対し、イエスは「わたしにつまずかない人は幸いである。」と答えた。荒れ野のたとえでイエスは民衆に話しかけている。 マタイ11 2-19 ヨハネは牢の中で、キリストのなさったことを聞いた。そこで、自分の弟子たちを送って、尋ねさせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」 イエスはお答えになった。「行って、見聞きしていることをヨハネに伝えなさい。目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。わたしにつまずかない人は幸いである。」 ヨハネの弟子たちが帰ると、イエスは群衆にヨハネについて話し始められた。「あなた...
  • 洗礼者ヨハネの死
    イエスの噂は評判となり、そのことが、洗礼者ヨハネをとらえていたヘロデ王の耳にも入っていた。しかし、ヘロデ王にとってそれは不可思議な話だった。なぜならヘロデ王はこの時すでに洗礼者ヨハネを殺害していたからである。 マルコ6 14-16 イエスの名が知れ渡ったので、ヘロデ王の耳にも入った。人々は言っていた。「洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」そのほかにも、「彼はエリヤだ」と言う人もいれば、「昔の預言者のような預言者だ」と言う人もいた。 ところが、ヘロデはこれを聞いて、「わたしが首をはねたあのヨハネが、生き返ったのだ」と言った。 マタイ14 1-2 そのころ、領主ヘロデはイエスの評判を聞き、家来たちにこう言った。「あれは洗礼者ヨハネだ。死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」 ルカ...
  • ヨセフス『ユダヤ古代誌』
    ユダヤ古代誌(ギリシア語 Ἰουδαϊκὴ ἀρχαιολογία, Ioudaikē archaiologia; ラテン語 Antiquitates Judaicae)とは、ユダヤ人の歴史家であるフラウィウス・ヨセフスによって書かれた、天地創造からユダヤ戦争の直前までが記述されている全20巻のユダヤ史書である。フラウィウス・ドミティアヌスの治世下のおよそ西暦94年もしくは95年に書かれ、ヨセフスの後援者である非ユダヤ人のためにギリシア語で書かれている。 始めの10巻はヘブライ語聖書のモーセ五書から歴史書の範囲が、後の10巻は聖書の範囲を超えてユダヤ戦争直前までのユダヤ人の歴史が綴られる。その全20巻という構成とユダヤ古代誌というタイトルは、ディオニュシオスのローマ古代誌に倣ったとされる。ヨセフスのもう一つの著作であるユダヤ戦記とともに、ユダヤ古代誌は初期のキリスト教や1世紀の...
  • Q資料
    Qは、ドイツ語のQuelle「資料」の頭文字。新約学における2資料説に基づく仮説上の資料名。 同説によれば、マタイ福音書とルカ福音書は、マルコ福音書とQ資料の二つを骨格としてそれぞれ独自に改訂編集したとし、この説は基本的には、大部分の新約聖書学者には受容されている。 またQ資料が、文書資料であったことも、大部分の研究者が認めている。これは、マタイとルカ福音書のマルコに依らない平行個所(Q資料に帰せられる章句)が、高度な言語上の一致を示していること、またその章句の引用順序がマタイとルカがほとんど同じか、似通っていいることから結論される。 また資料は、おそらく一時に編集されたものではなく、かなり長い年月をかけて編まれたものであろう、つまり最初は個別語録が幾つか集まって句集合をなし、それが更に集結されて句集となり、やがてより大きな部分編集を通り、全体的な編集にと発展してい...
  • 新約聖書
    『新約聖書』は、紀元1世紀から2世紀にかけてキリスト教徒たちによって書かれた文書で、『旧約聖書』とならぶキリスト教の正典。内容的にはキリストが生まれる前までを旧約聖書、キリスト生誕後を新約聖書がまとめている。 『旧約聖書』とは、『新約聖書』の『コリントの信徒への手紙二』3章6節などの「新しい契約」という言葉をもとに、2世紀頃からキリスト教徒によって用いられ始めた呼称である。 新約すなわち新しい契約という呼び方は、はじめイエス・キリストによって神との契約が更新されたと考えた初代教会の人々によって用いられた。2世紀のテルトゥリアヌスやラクタンティウスは神との新しい契約を示した書物の集合として「新約聖書」という言葉を用いている。 新約聖書の成立 新約聖書は次の過程で成立したと考えられている。 1.ナザレ村で生まれたイエス自身による教えの段階(西暦30年頃) 2.それを...
  • 王国時代の年表
    王朝が分裂して以降は、イスラエル王国あるいはユダ王国の他方の王の第何年に即位したのかと在位年数で記述されていくが、両者は明らかに矛盾しているため、ここではユダ王国の滅亡までは在位年数は無視して計算する。 統一王朝(古代イスラエル) 第1代:ベニヤミン族アピヤの子ベコラテの子ゼロルの子アビエルの子キシの子サウル サムエル記上13 1(口語訳…七十人訳聖書) サウルは三十歳で王の位につき、二年イスラエルを治めた。 サムエル記上13 1(新共同訳) サウルは王となって一年でイスラエル全体の王となり、二年たったとき、 サムエル記上13 1(新改訳) サウルは三十歳で王となり、十二年間イスラエルの王であった。 サムエル記上13 1(マソラ本文) サウルは…歳で王となり、二年間イスラエルを治めた。 ※何歳でサムエルが王となったのかは不明...
  • 一家の主人
    イエスの言葉(後に新約聖書となったもの)によってユダヤ教律法(旧約聖書)を判断することを示すたとえである。 マタイ13 51-52 「あなたがたは、これらのことがみな分かったか。」弟子たちは、「分かりました」と言った。そこで、イエスは言われた。「だから、天の国のことを学んだ学者は皆、自分の倉から新しいものと古いものを取り出す一家の主人に似ている。」 学者というのは、ユダヤ教律法に通じている学者で、イエスの弟子となった律法学者ということになる。
  • タルムード
    タルムード(ヘブライ語 תלמוד‎ Talmud、「研究」の意)は、モーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた文書群である。6部構成、63編から成り、ラビの教えを中心とした現代のユダヤ教の主要教派の多くが聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活・信仰の基となっている。ただし、聖典として認められるのはあくまでヘブライ語で記述されたもののみであり、他の言語に翻訳されたものについては意味を正確に伝えていない可能性があるとして聖典とはみなされない。 構成 ミシュナー(Mishnah) ラビ・ユダによってまとめられた「口伝律法」。六書からなる。 Zeraim[ゼライーム] (種々)(זרעים‎) 11編構成。祈りと祝福・什一税・農業に関する法を扱う。 ベラホット Berakhot 祈りの言葉の規則について。9章。 ペアー Pe ah 貧しき者に土地の一角を与える...
  • イスラム教
    唯一絶対の神アッラー(アラビア語で「神(deity)」を意味する一般名詞である"ilāh"に定冠詞(the)である"al-"をつけた形の"al-lāh")を信仰し、神が最後の預言者たるムハンマドを通じて人々に下したとされる預言書クルアーン(コーラン)の教えを信じ、従う一神教である。 イスラム教はアラビア語を母語とするアラブ人の間で生まれ、神がアラビア語をもって人類に下したとされるクルアーンを啓典とする宗教であり、教えの名称を含め、宗教上のほとんどの用語はアラビア語を起源とする語である。 イスラム教の教典(聖典)としてすべてのムスリムが認め、従うのは、アラビア語で「朗唱されるもの」という意味をもつクルアーン(コーラン)唯ひとつである。クルアーン(コーラン)はムハンマドが最後の予言者として語った内容が、ムハンマドおよび...
  • ユダヤ教内グループ
    イエス・キリストの時代、ユダヤ教内にはいくつかのグループがあった。 ファリサイ派 前2世紀のマカベア戦争直後から紀元1世紀頃にかけて存在したユダヤ教の一派。語義は「分離した者」。ハシディーム派の敬虔な一派が祖という。律法厳守に徹して民衆や他宗派に接せず、ユダヤ教の創始者エズラに従い、口伝律法も成文律法と同様に権威を有するとしてその拘束性を主張。 サドカイ派 ダビデ王擁立に組みし、エルサレム神殿の祭司となったザドクに由来するとされるユダヤ教の一党派で、前2世紀中頃 (ハスモン時代) から1世紀のエルサレム滅亡まで存続。神殿を中心に祭司、商人、貴族などの裕福な階級の人々で構成されていて、きわめて強い保守的傾向をもち、時の権力と妥協し、あるいは対立しつつ、その特権の維持をはかった。 エッセネ派 パレスチナに初めて現れたのは、前2世紀のハスモン家 (ユダヤ人祭司) の反乱の...
  • 無原罪の御宿り
    聖母マリアが、神の恵みの特別なはからいによって、原罪の汚れととがを存在のはじめから一切受けていなかったとする、カトリック教会における教義である。 1854年に正式に信仰箇条として宣言決定された。 無原罪の御宿りの教義は、「マリアはイエスを宿した時に原罪が潔められた」という意味ではなく、「マリアはその存在の最初(母アンナの胎内に宿った時)から原罪を免れていた」とするものである。 前提として、カトリック教会において原罪の本質は、人がその誕生において超自然の神の恵みがないことにあるとされる。 キリストは原罪を取り除く者であり、マリアはキリストの救いにもっとも完全な形で与った者である。ルカによる福音書1 28にある「おめでとう、恵まれたかた」と天使から聖母マリアが言われたことには、原罪とは逆の状態、すなわち神がともにおられるという恵みが特別にマリアに与えられていることが示されているの...
  • アブラハムの宗教
    一般的には、アブラハムを共通の祖先とみなすユダヤ教、キリスト教、イスラム教を包括する名称である。 イスラム教では、イスラム教を除くユダヤ教とキリスト教を「啓典の民」と呼ぶ。 なお、アブラハムの宗教以外でも、最後の審判などの思想にゾロアスター教が関わっていたり、イエス・キリストの思想に仏教の思想が影響しているという学説もあり、キリスト教と関連の深い宗教は多数に及ぶ。 啓典の民 イスラム教において、本来は同じ啓典(聖書、クルアーン)を元に成立するキリスト教徒、ユダヤ教徒、サービア教徒のみを指し、それ以外の異教徒には改宗を迫る(強制改宗)のが原則であった。 しかし、イスラーム国家の拡張に伴い、強硬な姿勢は維持できなくなる。そのため、時代と地域によって若干の異同はあるが、実質的にイスラーム国家の支配領域に住むほぼ全ての異教徒を指して啓典の民と呼ぶようになっていった。 グ...
  • ファリサイ派批判
    Q資料の30番。 ルカ11 37-44 イエスはこのように話しておられたとき、ファリサイ派の人から食事の招待を受けたので、その家に入って食事の席に着かれた。ところがその人は、イエスが食事の前にまず身を清められなかったのを見て、不審に思った。 主は言われた。 「実に、あなたたちファリサイ派の人々は、杯や皿の外側はきれいにするが、自分の内側は強欲と悪意に満ちている。 愚かな者たち、外側を造られた神は、内側もお造りになったではないか。ただ、器の中にある物を人に施せ。そうすれば、あなたたちにはすべてのものが清くなる。 それにしても、あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。薄荷や芸香やあらゆる野菜の十分の一は献げるが、正義の実行と神への愛はおろそかにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もおろそかにしてはならないが。 あなたたちファリサイ派の人々...
  • ハンムラビ法典
    ハンムラビ法典(英語 Code of Hammurabi)は、紀元前1792年から1750年にバビロニアを統治したハンムラビ(ハムラビ)王が発布した法典。アッカド語が使用され、楔形文字で記されている。 タリオの法 「目には目で、歯には歯で(タリオの法)」との記述は、ハンムラビ法典196・197条にあるとされる。旧約聖書、新約聖書の各福音書にも同様の記述がある。しばしば「目には目を、歯には歯を」と訳されるが、195条に子がその父を打ったときは、その手を切られる、205条に奴隷が自由民の頬をなぐれば耳を切り取られるといった条項もあり、「目には目を」が成立するのはあくまで対等な身分同士の者だけであった。 ハンムラビ法典の趣旨は犯罪に対して厳罰を加えることを主目的にしてはいない。財産の保障なども含まれており、奴隷階級であっても一定の権利を認め、条件によっては奴隷解放を認める条文が...
  • 山上の説教
    『山上の垂訓』カール・ハインリッヒ・ブロッホ(1877年) マタイ福音書にのみ載っている。内容にはルカ福音書にのみ載っている平地の説教と共通点が見られる。 マルコ福音書では、「ペトロの姑をいやす」→「ガリラヤでの最初の宣教旅行」の順だが、マタイ福音書では、「ガリラヤでの最初の宣教旅行」→「山上の説教」→「ペトロの姑をいやす」の順で逆転している。 ガリラヤでの最初の宣教旅行を受けて集まった群衆に対し、イエスは演説を始めた。(マタイ5 1-2) イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。そこで、イエスは口を開き、教えられた。 1)幸い (Q3) 2)地の塩、世の光 (Q28/Q53) 3)律法について (Q57) 4)腹を立ててはならない (Q42) 5)姦淫してはならない 6)離縁してはならな...
  • 黄金律
    Q資料の6番。 敵を愛しなさいやキリスト教も参照。 ルカ6 31 人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。 マタイ7 12 だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」
  • キリストの死と復活の預言
    一回目の予告 マルコ8 31-9 1 それからイエスは、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちから排斥されて殺され、三日の後に復活することになっている、と弟子たち に教え始められた。しかも、そのことをはっきりとお話しになった。 すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペトロを叱って言われた。「サタン、引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている。」 それから、群衆を弟子たちと共に呼び寄せて言われた。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のために命を失う者は、それを救うのである。人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな...
  • ペトロの宣教集
    ペトロが主イエスの肉の兄弟で教会の監督をしているヤコブに書き送った手紙という体裁となっている。中身はペトロの講和で、モーセ、イエス、ペトロが「真の男性的預言者」であるのに対して、モーセ律法を否定するパウロは「女性的預言者」に貶められる。
  • イエスの宮きよめと教え
    イエスはエルサレム神殿の中で物を売り買いしていた人たちに激高し追い出した。 マルコ11 15-19 それから、一行はエルサレムに来た。イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。 そして、人々に教えて言われた。「こう書いてあるではないか。 『わたしの家は、すべての国の人の 祈りの家と呼ばれるべきである。』 ところが、あなたたちは それを強盗の巣にしてしまった。」 祭司長たちや律法学者たちはこれを聞いて、イエスをどのようにして殺そうかと謀った。群衆が皆その教えに打たれていたので、彼らはイエスを恐れたからである。 夕方になると、イエスは弟子たちと都の外に出て行かれた。 マタイ21 12-17 それから、イエスは神殿の境内...
  • カイザルへの税金
    イエスの言葉尻をとらえて陥れようとしたファリサイ派とヘロデ派の人々が、イエスに「皇帝に税金を納めるべきか」という質問をした。 ファリサイ派は、普段は一般の職を生業としながら、非常に厳格に律法やユダヤ人の伝統を守ろうとする人たちのことである。自然と神の民として誇り高く、異教徒のローマ帝国に支配されていることなど容認できない、と考えていた。一方ヘロデ派の人々は、聖書も大事だけれども、今ローマ帝国に逆らってもいいことはない、信仰の点では多少妥協しても、ローマ帝国の庇護のもとで得られる利益を追求するといった、世俗的な人たちだった。 もしイエスが「皇帝に税金を納めるべきだ」と答えば、ファリサイ派は「イエスは異教徒であるローマの手下である」と悪評を立てることができる。一方でもしイエスが「皇帝に税金を納めるべきではない」と答えれば、ヘロデ派は「ローマに対する反逆である」と訴える根拠になる...
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