歴史書

聖書研究wiki@trinity_kristo内検索 / 「歴史書」で検索した結果

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  • 歴史書
    モーセの死からバビロン捕囚までの歴史を記した書物である。 ユダヤ教においては前預言書となる。 構成 ヨシュア記 [2494年-2500年代] 士師記 [2500年代-2800年代] ルツ記 [2800年代頃] サムエル記上(列王記一) [2800年代-2889年] サムエル記下(列王記二) [2889年-2929年] 列王記上(列王記三) [2929年-3055年] 列王記下(列王記四) [3057年-3359年(BC587年)-BC562年] 歴代誌上 [2889年-2929年] 歴代誌下 [2929年-3359年(BC587年)-BC539年] エズラ記(エズラ記一)(エズドラ第二巻) [BC459年-458年] ネヘミヤ記(エズラ記二) [BC446年-434年頃] エステル記 [BC484年-475年] 内容 ヨシュアによるカナン占領(ヨシュア1-11章) 土地の配分(ヨ...
  • マカバイ記4
    『マカバイ記』は、ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く歴史書の1つ。『マカバイ記』は教派によって扱いに違いがあり、ユダヤ教とプロテスタントでは外典として扱い、カトリック教会では1と2を正典(第二正典)に収め、正教会では1と2に加えて3と4までも正典に収めている。 内容 マカバイ記2に登場する義人エレアザルと七人の若い息子兄弟、彼らの母親が、シリアのアンティオコス4世の拷問によって殉教する事件を題材として、理性によって情念を支配することを教える文書である。したがって、マカバイ記4は歴史書というより思想書であり、理性と感情の問題が哲学的に扱われる。
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    ...聖書正典モーセ五書 歴史書 知恵文学 大預言書 小預言書 旧約聖書外典 旧約聖書偽典 新約聖書 新約聖書正典福音書共観福音書 ヨハネ福音書 使徒言行録(使徒行伝) パウロ書簡 公同書簡 ヨハネの黙示録 新約聖書外典外典福音書 使徒教父文書 正典目録 新約聖書の偽書 聖伝 基本信条(基本教理)三位一体 礼拝サクラメント(七つの秘跡) 祈祷文 教会芸術聖画像・イコン 絵画 音楽聖歌 ミサ曲 受難曲 映画 教会法七元徳 七つの大罪 聖人伝レゲンダ・アウレア 近代の逸話 マリア崇敬無原罪の御宿り 悲しみの聖母 聖母の被昇天 聖母戴冠 ユダヤ教史(マカバイ戦争以後) 宗教会議ヤムニア会議 ユダヤ教歴史書ヨセフス『ユダヤ古代誌』 ヨセフス『ユダヤ戦記』 キリスト教会史(使徒言行録以後) 教会史原始キリスト教 東西教会の分裂 教会大分裂 十字軍 宗教改革 公会議全地...
  • マカバイ記3
    『マカバイ記』は、ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く歴史書の1つ。『マカバイ記』は教派によって扱いに違いがあり、ユダヤ教とプロテスタントでは外典として扱い、カトリック教会では1と2を正典(第二正典)に収め、正教会では1と2に加えて3と4までも正典に収めている。 マカバイ記3は、内容的にはマカバイ戦争とはなんの関連もない。プトレマイオス朝エジプトを舞台に、エルサレム神殿に入ることができなかったことに憤慨した王が、アレクサンドリアのユダヤ人を集めて虐殺しようとするが、神の力によってユダヤ人が助けられるという内容である。
  • グノーシス主義
    ...などがある。 歴史書(天界成立神話) エジプト人の福音書(コプト語) 真理の福音 ヨハネのアポクリュフォン 外典福音書 トマスによる福音書 [2世紀末頃] フィリポによる福音書 [2世紀後半] マリアによる福音書(マグダラのマリア福音書) ユダの福音書 救い主による福音 マリアの「ゲンナ」 ケリントスの福音書 バシリデスの福音書
  • モーセ五書
    イスラエルの最古の歴史を語る歴史書で、モーセの時代とそれ以前の歴史について触れた書である。律法を含んでいる。 なお、サマリア人の正典であるサマリア五書も、モーセ五書とほぼ同内容のものである。 名称 現在使われている名称は七十人訳のギリシャ語名に由来する。 『モーセ五書』の由来は、伝統的にモーセが書いたとされてきたためであり、ヘブライ語では"תורה" (Torah トーラー)と呼ぶ。 本来のヘブライ名のタイトルを順番に並べると、"בראשית שמות ויקרא במדבר דברים" (初めに荒野で呼ばれた名は言葉)となる。 構成 創世記 [0年-2309年] 出エジプト記 [2373年-2353年] レビ記 [2353年] 民数記 [2354年-2393年] 申命記 [2393年11月] 作者 旧約聖書の始めの五書であ...
  • マカバイ記1
    『マカバイ記』は、ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く歴史書の1つ。『マカバイ記』は教派によって扱いに違いがあり、ユダヤ教とプロテスタントでは外典として扱い、カトリック教会では1と2を正典(第二正典)に収め、正教会では1と2に加えて3と4までも正典に収めている。 マカバイ記1ではアレクサンドロス3世の東征に始まり、ハスモン朝の支配が確立されるまでの歴史をマカバイ戦争を中心に描いている。そしてそのなかで異邦人に汚されたエルサレム神殿がふたたび清められたことがハヌカ祭のおこりであると述べている。 アンティオコス4世エピファネスはプトレマイオス朝との戦いに勝利を収めた。この勝利により、アンティオコス4世はエジプト征服の寸前までいったが、中東の軍事バランスが崩れることを危惧したローマ軍の介入と、ユダヤでおきた反乱(マカバイ戦争)のため、断念せざるを得なかった。主要な指導者ユダ・マカバ...
  • 青銅の蛇による罰と主による水
    主の戦いの書 正体不明の歴史書である。おそらく、モーセ五書の編纂時に使われたものと考えられている。 21 14-15だけでなく、おそらくは21 17-18と21 27-30に関しても「主の戦いの書」か類似の文書からの引用と考えられる。 民数記21 14-15 スファのワヘブとアルノン川の支流。 それらの支流はアルの定住地に流れ下り、モアブの国境に及ぶ。 民数記21 17-18 井戸よ、湧き上がれ 井戸に向かって歌え。 笏と杖とをもって 司たちが井戸を掘り 民の高貴な人がそれを深く掘った。 民数記21 27-30 来れ、ヘシュボンは築かれ シホンの都は固く建てられる。 ヘシュボンから火が出 シホンの都から炎が噴き出て モアブのアルを焼き アルノンのバモトの君たちを滅ぼした。 モアブよ、お前は災いだ。 ケモシュ...
  • ヨセフス『ユダヤ古代誌』
    ...聖書のモーセ五書から歴史書の範囲が、後の10巻は聖書の範囲を超えてユダヤ戦争直前までのユダヤ人の歴史が綴られる。その全20巻という構成とユダヤ古代誌というタイトルは、ディオニュシオスのローマ古代誌に倣ったとされる。ヨセフスのもう一つの著作であるユダヤ戦記とともに、ユダヤ古代誌は初期のキリスト教や1世紀のユダヤ教の理解を望む歴史家に対して価値ある背景を提供しており、ヨーロッパのキリスト教徒や知識人階級によって聖書に次いで多く読まれてきた書物である。 後世 第1巻:天地創造~イサクの死〔創世記〕 第2巻:イサクの死~エジプト脱出〔創世記~出エジプト〕 第3巻:エジプト脱出~この世代の拒否〔出エジプト~民数記〕 第4巻:この世代の拒否~モーセの死〔民数記~申命記〕 第5巻:モーセの死~エリの死〔ヨシュア記~サムエル記上〕 第6巻:エリの死~サウルの死〔サムエル記上~サムエ...
  • 士師記
    ...、士師記の年数は他の歴史書と矛盾している。
  • 旧約聖書外典
    ...ていない。) 歴史書 トビト記 [前727年頃-前610年頃] ユディト記 [架空の時代] エズラ記(ギリシャ語)(エズラ記1) (※正教会のみ) エステル記捕逸 (※ギリシャ語版エステル記に含まれる) マカバイ記1 [前175年-前135年] マカバイ記2 [前198年-前160年] 知恵文学 知恵の書(ソロモンの知恵) シラ書(ベン・シラの知恵) 詩篇第151篇(続詩篇) (※正教会のみ) マナセの祈り(※列王記に現れるユダヤ王マナセに仮託された祈り) (※正教会のみ) ※東方正教会では、旧約聖書から抜粋した詩歌をオデス書にまとめている。 預言書 バルク書(バルク書1)(※エレミヤの手紙を含む) ダニエル書補遺(※正典のダニエル書に無い『アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌』、『スザンナ』、『ベルと竜』を加える。) http //ekuresia.web.fc2....
  • 旧約聖書偽典
    ...よいだろう。 歴史書・伝記/小説/殉教物語 アダムとエバの生涯(モーセの黙示録) ヨベル書(小創世記)(※エチオピア正教会のみ) ヨセフとアセナテ イザヤの殉教 ソロモンの指輪 イザヤの殉教と昇天 預言者の生涯 マカバイ記三(3 Maccabee)(※東方正教会のみ) マカバイ記四(4 Maccabee)(※東方正教会でも特にグルジア正教会のみ) エチオピア語マカバイ書1-3(1-3 Meqabyan)(※エチオピア正教会のみ) バルクの歴代誌(第四バルク書、バルクの残余のことば、エレミヤ歴代誌)(※エチオピア正教会のみ) 聖書古代誌(偽フィロン) 預言書・黙示録 エノク書(第一エノク書、エチオピア語エノク書)(※エチオピア正教会のみ) スラヴ語エノク書(第二エノク書) ヘブル語エノク書(第三エノク書) エレミヤ余禄 シリア語バルクの黙示録(第二バルク書)(※ベシッタ訳聖書の...
  • 大洪水の否定論
    ...史との矛盾 中国の歴史書が伝わるにつれて、ノアの方舟より前から中国文明が存在し、しかもノアの方舟の後も何事もなかったかのように存続していることがわかってきた。これにより、ノアの方舟の歴史的な根拠も崩されることとなった。(詳細は「聖書の年表>中国の歴史」を参照) メソポタミアの洪水 19世紀になり、メソポタミア文明の残した碑文の解析が進み、聖書に書かれている大洪水そっくりの逸話が、旧約聖書の成立よりも千年以上も前に存在したことが明らかとなった。これにより、聖書の大洪水の逸話はメソポタミア神話を元にして書かれたものである可能性が指摘された。(詳細は「メソポタミア神話」を参照) この、メソポタミアの人々が体験した大洪水の記録は、20世紀に入り、考古学的に証明されることとなった。(詳細は「メソポタミアの洪水」を参照) 参考 http //20buddhism.net/da...
  • 旧約聖書正典
    ...記 民数記 申命記 歴史書ヨシュア記 士師記 ルツ記 サムエル記 列王記 歴代誌 エズラ記 ネヘミヤ記 エステル記 知恵文学ヨブ記 詩篇 箴言 コヘレトの言葉(伝導の書) 雅歌 大預言書イザヤ書 エレミヤ書 哀歌 エゼキエル書 ダニエル書 小預言書ホセア書 ヨエル書 アモス書 オバデヤ書 ヨナ書 ミカ書 ナホム書 ハバクク書 ゼファニヤ書 ハガイ書 ゼカリヤ書 マラキ書 書名と略称 英語名 略称 和名 略称 Genesis Gen. 創世記 創 Exodus Ex. 出エジプト記 出 Leviticus Lev. レビ記 レビ Numbers Num. 民数記 民 Deuteronomy Deut. 申命記 申 Joshua Josh. ヨシュア記 ヨシュ Judges Judg. 士師記 士 Ruth Ruth ルツ記 ルツ 1Samuel 1Sam. サムエル記上 サム上 2...
  • 旧約聖書
    ...記、民数記、申命記 歴史書:ヨシュア記、士師記、ルツ記、サムエル記、列王記、歴代誌、エズラ記、ネヘミヤ記、エステル記 知恵文学:ヨブ記、詩篇、箴言、コヘレトの言葉、雅歌 大預言書:イザヤ書、エレミヤ書、哀歌、エゼキエル書、ダニエル書 小預言書:12の小預言書 旧約聖書外典:七十人訳聖書に収められており、カトリックや正教会で認められているもの外典歴史書:トビト記、ユディト記、エズラ記(ギリシャ語)、エステル記捕逸、マカバイ記1、マカバイ記2 外典知恵文学:知恵の書、シラ書、詩篇第151篇、マナセの祈り 外典預言書:バルク書(※エレミヤの手紙を含む)、ダニエル書捕逸 旧約聖書偽典 ユダヤ教でのタナハの分類 ユダヤ教では聖書を3つの部分に分け、それぞれを以下のように呼ぶ。 Torah(トーラー:ヘブライ語 תורה‎、モーセ五書) Nevim(ネビーイーム:ヘブライ語 נביא...
  • 使徒教父文書
    ...フローラへの手紙 歴史書 ポリュカルポスの殉教伝 パピアス断片(エウセビオス『教会史』に収録) 教義書 ディダケー(12使徒の遺訓) [西暦100年前後] 黙示文学 ヘルマスの牧者 [西暦140年頃] 参考 https //sites.google.com/site/kenichioishiarchives/home/new-testament-theology/shi-tu-jiao-fu-wen-shu http //meigata-bokushin.secret.jp/index.php?%E4%BD%BF%E5%BE%92%E6%95%99%E7%88%B6%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%82...
  • 教会史
    ...ン捕囚。モーセ五書・歴史書の編集。預言者エゼキレル、第二イザヤの活動。 539 ペルシャによる捕囚の終わりとカナンへの帰還。 <中間時代> 539-333 ペルシャのユダヤ支配、エズラとネヘミヤの活動。 333-198 アレクサンドロス帝国、続いてプトレマイオス朝エジプトのユダヤ支配。 250 アレクサンドリアで「旧約聖書」のギリシャ語訳がほぼ完成。 198-142 セレウコス朝シリアのユダヤ支配。ユダヤのヘレニズム化進む。 167-142 ユダヤ人、事実上独立。(ヘレニズム化に対抗する)ファリサイ派、サドカイ派、エッセネ派成立。 前63 ユダヤ、ローマの属州になる。 前27 ローマ帝政成立。 <新約時代> 紀元前7-4頃 イエス誕生 紀元後28頃 洗礼者ヨハネの活動。イエス、この運動に加わる。 28頃-30 イエスの宣教活動。主としてガリラヤ、のちにエルサレ...
  • 七十人訳聖書
    ...記 民数記 申命記 歴史書ヨシュア記 士師記 ルツ記 列王記1(サムエル記上) 列王記2(サムエル記下) 列王記3(列王記上) 列王記4(列王記下) 歴代誌1 歴代誌2 エズラ記1(エズラ記(ギリシャ語))(※七十人訳のみ) エズラ記2(エズラ記とネヘミヤ記) トビト記 (※七十人訳のみ) ユディト記 (※七十人訳のみ) エステル記(エステル記捕逸を含む) (※捕逸は七十人訳のみ) マカバイ記1 (※七十人訳のみ) マカバイ記2 (※七十人訳のみ) マカバイ記3 (※七十人訳のみ) 知恵文学詩篇(第151篇を含む) マナセの祈り (※七十人訳のみ) ヨブ記 箴言 コヘレトの言葉 雅歌 知恵の書 (※七十人訳のみ) シラ書 (※七十人訳のみ) ソロモンの詩篇 預言書十二小預言書 イザヤ書 エレミヤ書 バルク書 (※七十人訳のみ) 哀歌 エレミヤの手紙 (※七十人訳のみ) エゼキエル書 ...
  • サムエル記
    『サムエル記』は旧約聖書におさめられた古代ユダヤの歴史書の1つ。元来、『列王記』とあわせて1つの書物だったものが分割されたようである。また『サムエル記』自体も上下にわかれているが、これはギリシャ語聖書以来の伝統である。 名称 ヘブライ名は"ספר שמואל"‎‎ (Sefer Shmuel, サムエルの書)である。 ギリシャ語名の"Βασιλειῶν Α", "Βασιλειῶν Β" (basleion, 王政[kingships])は、元々列王記の一部であったことを反映している。 英語名"Book of 1 Samuel", "Book of 2 Samuel"はヘブライ名の英訳である。 和名『サムエル記上』『サムエル記下』はヘブライ名の和訳である。 内容 ...
  • マカバイ記2
    『マカバイ記』は、ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く歴史書の1つ。『マカバイ記』は教派によって扱いに違いがあり、ユダヤ教とプロテスタントでは外典として扱い、カトリック教会では1と2を正典(第二正典)に収め、正教会では1と2に加えて3と4までも正典に収めている。 マカバイ記2ではエジプトのユダヤ人へハヌカ祭を祝うよう薦める書簡から始まり、ユダヤに対する迫害とそれに対抗する宗教的情熱、ユダ・マカバイの活躍が描かれている。マカバイ記1よりも後に書かれたものだが、扱う時代はマカバイ記1よりも少し古く、前198年から前160年頃までである。 冒頭の二つの書簡 第二マカバイ記の冒頭の二つ書簡と序文について、これらはおそらくアラム語あるいはヘブライ語で書かれたものをギリシア語に訳したものである。 最初の書簡は、ユダヤからアレクサンドリアのユダヤ人に宛てて、神殿奉献祭を共に祝うよう...
  • 聖書の疑問点
    ...ものである。 歴史書 ヨシュア記ではカナンの先住民を惨殺しているにもかかわらず、士師記ではイスラエル人は何度も先住民によって惑わされている。これは矛盾しているのではないか。 福音派:異教徒を全て滅ぼしたということを必ずしも意味しない。神は敢えてイスラエル人を惑わす存在を残すことで、イスラエル人の神への信仰心を試したのである。 リベラル派:考古学的には当時のイスラエル人は民衆レベルでは先住民に影響された多神教崇拝に陥っていた。したがって実態により近いのは士師記の記述であり、ヨシュア記は後から「あの時先住民を惨殺すべきだったのだ」という理想像を書いたものである。 士師記の年数を合計すると410年になるが、これは歴代記上6章の記述と矛盾するのではないか。 これについては士師記の年表を参照されたいが、つまり、士師記の期間の長さが歴史書間で矛盾しているという問題である。 ...
  • キリスト教文学
    ...くアウグスティヌスの歴史書である『神の国』は、世界の創造以来の歴史を、地の国とそれに覆われ隠されている神の国の二つの歴史として叙述しており、普遍史の一つの解釈として知られているが、カトリックにおける自殺の禁止はこの著作に由来している。アウグスティヌスは『神の国』第1巻第16-28章において、自殺を肯定しない見解、自殺を罪と見なす見解を示した。神に身を捧げた女性が捕虜となって囚われの間に恥辱を被ったとしても、この恥辱を理由に自殺してはいけない、とした。またキリスト教徒には自殺の権利は認められていない、と述べた。「自らの命を奪う自殺者というのは、一人の人間を殺したことになる」とし、また旧約聖書のモーゼの十戒に「汝、殺すなかれ」と書かれている、と指摘し、自殺という行為は結局、神に背く罪だ、とした。アウグスティヌスは「真に気高い心はあらゆる苦しみに耐えるものである。苦しみからの逃避は弱さを認...
  • 悪霊論
    ...めに陰府へ落された。歴史書にはないが、イザヤ書とエゼキエル書に書かれている。 エゼキエル28 12-17 「人の子よ、ティルスの王(=悪魔)に対して嘆きの歌をうたい、彼に言いなさい。 主なる神はこう言われる。 お前はあるべき姿を印章としたものであり 知恵に満ち、美しさの極みである。 お前は神の園であるエデンにいた。 あらゆる宝石がお前を包んでいた。 ルビー、黄玉、紫水晶 かんらん石、縞めのう、碧玉 サファイア、ざくろ石、エメラルド。 それらは金で作られた留め金で お前に着けられていた。 それらはお前が創造された日に整えられた。 わたしはお前を 翼を広げて覆うケルブ(=ケルビム)として造った。 お前は神の聖なる山にいて 火の石の間を歩いていた。 お前が創造された日から お前の歩みは無垢であったが ついに不正がお前の中に 見いだされるよ...
  • 歴史神学
    歴史神学(Historical Theology)は聖書神学、組織神学、弁証学、実践神学、に並ぶ神学の一部門である。 歴史神学とは、神の人間に対する超自然的啓示と、使徒時代に始まる教会の歴史を、歴史学的方法によって研究する神学の部門である。 歴史学に属する諸学科には、教会史、教理史、信条史、伝道史、教父学、教会政治史、礼拝史、キリスト教美術史、教会音楽史、など、教会活動に関係する全領域が含まれる。
  • 中国の歴史
    伝説 中国に伝わる神話。盤古による天地開闢で世界は始まった。女媧が泥をこねてつくったものが人類のはじまりだと語られている。伏羲は、黄帝・神農などのように古代世界においてさまざまな文化をはじめてつくった存在として語られる。三皇五帝の時代を加えると、紀元前3000年頃にさかのぼることになる。 神話伝説時代(盤古・女媧・伏羲と三皇五帝)に続き、夏、殷、周の王朝が続き、秦に至る。 マルティニによる理論 1658年、マルティノ・マルティニ(1614年-1661年)が『中国古代史』を出版すると、大きな論争が巻き起こった。マルティニは中国に渡ったイタリア人のイエズス会士で、多くの中国情報をもたらした。 「ヨーロッパで初めて出版された、最も信頼に足る中国史」と評されたマルティニの『中国古代史』は、伏羲を最古の歴史的実在として認め、以下の三皇五帝・夏・殷・周などの諸王朝を事実として紹介した。そ...
  • イエスの洗礼
    ...第二イザヤ」と呼び、歴史書で触れられているイザヤとは別の預言者が書いたと考える。しかしここではこのことは重要ではないため、議論は省略する。) ここではイザヤ(もしくは“第二イザヤ”)が、主の言葉を伝えている。主が苦難にあるユダヤ人へ送る慰めの言葉である。(イザヤ40 1-5) 慰めよ、わたしの民を慰めよと あなたたちの神は言われる。 エルサレムの心に語りかけ 彼女に呼びかけよ 苦役の時は今や満ち、彼女の咎は償われた、と。罪のすべてに倍する報いを 主の御手から受けた、と。 呼びかける声がある。 主のために、荒れ野に道を備え わたしたちの神のために、荒れ地に広い道を通せ。 谷はすべて身を起こし、山と丘は身を低くせよ。 険しい道は平らに、狭い道は広い谷となれ。 主の栄光がこうして現れるのを 肉なる者は共に見る。 主の口がこう宣言される。 ...
  • カルデアの歴史
    カルデア(Chaldea)はメソポタミア南東部に広がる沼沢地域の歴史的呼称である。紀元前10世紀以降にこの地に移り住んだセム系遊牧民の諸部族はカルデア人と呼ばれるようになった。カルデア人は紀元前7世紀に新バビロニア王国を建国した。 伝説 紀元前3世紀頃のヘレニズム期バビロニアで著述されたベロッソスの『バビロニア誌』解釈が、普遍史構築上の問題点となった。カルデアの歴史を伝える『バビロニア誌』では、天と海が分かれて世界が成り立ち、最初の王朝はアルロス(アロロス、Aloros)から始まり10代目のクシストロス時に大洪水があり滅んだとある。この王朝は120サロス=432,000年間存続したとも記されており、どの聖書に基づいても天地創造と大洪水の期間よりも長かった。 これに対しエウセビオスは『年代記』にて、単純にカルデア人が単位「サロス」の計算を間違えていたと切り捨てた。それどころか...
  • エジプトの歴史
    伝説 マネトは紀元前3世紀の古代エジプトの歴史家、神官。マネトの『エジプト史』には、エジプトの歴代31王朝について統治年数・王の名・首都が詳細に記されていた。それによると、エジプトではまず「神々の時代」があり、次に「半神や死者の霊の時代」があり、最後に「人間の時代」があるとされていた。最後の王朝がアレクサンドロス大王に征服されアレクサンドリアが建設された紀元前331年から統治年数の合計を遡ると、第1王朝の創始は紀元前5268年8ヶ月となり、エウセビオスの創世紀元よりも古くなってしまう。それどころか、人間統治の時代以前には半神や死者の霊が統治する11,000年間、その前には神々が支配した13,900年間があったとしており、普遍史の概念とは大きく食い違っていた。 なお、個別の神話はエジプト神話を参照。 エウセビオスの理論 これに対しエウセビオスは、神々の時代は一月を一年と、半神や死...
  • アッシリアの歴史
    アッシリア(Assyria)は、メソポタミア(現在のイラク)北部を占める地域、またはそこに興った王国。首都は、初期はアッシュールで、後にニネヴェに遷都した。南側にバビロニアと隣接する。チグリス川とユーフラテス川の上流域を中心に栄え、後にメソポタミアと古代エジプトを含む世界帝国を築いた。アッシリアの偉業は、ペルシア帝国に受け継がれてその属州となった。 アッシリアでの伝説 「アッシリア」はアッシュルの地を意味するギリシア語表記に由来するヨーロッパにおける呼称で、本来のアッカド語北方方言であるアッシリア語による名称はアッシュール(Asshur)。アッシュルの名はチグリス川上流にあった国土とその中核となった首邑の名であり、これはアッシュール神の名にちなむものだった。 古代ギリシャやローマでの伝説 キリスト教成立前後の古代ギリシアやローマが認識していたアッシリアの歴史とは、ポンペイウ...
  • エウセビオス『教会史』
    ...の歴史を伝える重要な歴史書なのである。 目次 第1巻 Chapter 1 The Plan of the Work. 2 The Pre-existence and Divinity of Jesus Christ. 3 The Name Jesus and Christ were known from the Beginning 4 The Religion proclaimed by him 5 The Time of his Appearance among Men. 6 About the Time of Christ 7 Alleged Discrepancy in the Gospels 8 Cruelty of Herod 9 The Times of Pilate. 10 The High Priests of the Jews under...
  • モーセ五書への高等批評
    ...約聖書のモーセ六書と歴史書の構成)"を出版し、この論文において、モーセ五書が4つの資料(J→E→D→P)に起源を持つことを説明している。これに続き、1878年、"Prolegomena zur Geschichte Israels (イスラエル史序説)"において、非キリスト教的・ユダヤ教的立場から古代イスラエルの宗教の発展史をなぞる試みをしている。ヴェルハウゼンの研究の個々を取り出してみれば新しいものは殆どないが、過去の研究を篩にかけ、それを組み合わせ、モーセ五書とユダヤ教の起源に関する論理的に一貫した包括的な理論を打ち立てた。その説得力ゆえに、続く1世紀間、学界では支配的な説となった。 編集の過程 文書仮説では4つの独立文書からなるとされる。J(ヤハウィスト資料)、E(エロヒスト資料)、D(申命記史家)、P(祭司資料)を、記者集団(R)が編集し...
  • 聖書とクルアーンの関係
    ...8 76-82 歴史書の内容 聖書 クルアーン サウル・ダビデとゴリアテ サム上8-12章+17章 2 246-251 シェバの女王 王上10 1-13,代下9 1-13 27 20-44 ヨナの物語 ヨナ書 37 139-148, 21 87-88, 68 48-50,10 98, 6 86 新約聖書の内容 聖書 クルアーン ゼカリヤとヨハネ ルカ1 5-80, 3 1-22 19 2-15 母マリア 19 16-35 イエス 4福音書 3 35-59,4 156-158,5 109-120, 19 16-35, 23 50, 43 57-65, 61 6+14 矛盾点 3つの時代と場所が混ざり合う クルアーン28 38 「これ長老たち、このわし〔エジプト王ファラオ〕のほかにはお前たちの神はないはず。さ、ハーマーン〔ペルシャ王アハシュエロスの宰相ハマン...
  • 太陽系と地球の歴史
    創世記によれば、天地創造は次の順番で起きたとされる。 1日目 神は天と地をつくった。暗闇がある中、神は光をつくり、昼と夜ができた。 2日目 神は空(天)をつくった。 3日目 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせた。 4日目 神は太陽と月と星をつくった。 5日目 神は魚と鳥をつくった。 6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくった。 7日目 神は休んだ。 しかしながら、現代の科学の知見では、この順序は全くおかしいことがわかる。 地球史年表 ここでは、宇宙史も含め、宇宙誕生から人間誕生までの年表を書く。 138億年前(0年):ビッグ・バンにより宇宙ができた。 135億年前(3億年):ファーストスター(初めの恒星)により、暗黒の中に光ができた。 132億年前(6億年):初期の銀河ができる。 46億年前(92億年):太陽と太陽系が出来た。 45.4億年前(9...
  • 他の古神話との比較
    他の古神話との比較 聖書に現れるメソポタミアやエジプトの年表も参考に載せる。 他国の年表との差異の修正 2世紀のエウセビオスは、アッシリアの歴史やエジプトの歴史と聖書の歴史が食い違うことに気づいていた。 当時用いられていたのは主に七十人訳聖書であり、これによればノアの洪水までは2242年であった。 カルデアの歴史 カルデア(Chaldea)はメソポタミア南東部に広がる沼沢地域の歴史的呼称である。紀元前10世紀以降にこの地に移り住んだセム系遊牧民の諸部族はカルデア人と呼ばれるようになった。カルデア人は紀元前7世紀に新バビロニア王国を建国した。 アッシリアの歴史 アッシリア(Assyria)は、メソポタミア(現在のイラク)北部を占める地域、またはそこに興った王国。首都は、初期はアッシュールで、後にニネヴェに遷都した。南側にバビロニアと隣接する。チグリス川とユー...
  • エステル記
    ユダヤ人モルデカイの養女エステルは、ペルシャ王クセルクセスの后に選ばれる。そのころ、権力者ハマンはモルデカイに対する個人的な恨みからユダヤ人を皆殺しにすべく陰謀をめぐらせていた。エステルの機転によってユダヤ人は救われ、逆にハマンが死刑となる。これが物語のあらすじである。 この事件は、『エズラ記』での6章と7章の問に当る時代に相当すると考えられているが、実話ではない可能性が指摘されている。 名称 内容 エステルは王妃となる王妃ワシテの拒絶(1章) [BC484年] 王妃に選ばれたエステル(2章) [BC480年] ユダヤ人絶滅の策略ハマンに従わぬモルデカイ(3章1-6節) ハマンのユダヤ人殺害(3章7-15節) [BC475年1月] ユダヤ人の死に叫ぶモルデカイ(4章) ハマンの処刑招かれるハマン(5章) 栄誉を与えられるモルデカイ(6章) ハマンの処刑(7章) ユダヤ人殺害...
  • 聖書の相似構造
    聖書は天地創造からキリストによる救済まで直線的な歴史が書かれているが、これは循環的な歴史にも置き換えることができる。 洪水前の時代 イスラエル民族の時代 アダムとエバの誕生 アブラハムの召命 神がエデンの園をつくる 神が約束の地を与える 蛇に唆され知恵の樹の実を食べる 他の神々を繰り返し信仰する 神によりエデンを追放される 神が新バビロニアを使ってバビロン捕囚を起こす 人々が生活を営んでいく エルサレム神殿を再建する 神が堕落した人々を洪水で滅ぼし、ノア一家を救い出す 神が裁きを行い、イスラエルを救い出す
  • エジプト神話
    神話に続く歴史についてはエジプトの歴史を参照。 エジプトの神々 ヌン(Nun)は、エジプト神話の原始の神で、あらゆる存在の起源たる原初の大洋ないし混沌(カオス)が擬人化された神格である。 ヘリオポリス神話では創造神アトゥムを生み出した原初の丘の名であり、神ではない。太陽神ラーはこのヌンと呼ばれる海から意志の力で自らを作ったといわれている。しかし、この出生の話はアトゥム神の話と似ているため、ラーとアトゥムは後に習合されたと思われる。 テーベの神アモン(アメン) アメン(Amen)は、古代エジプトの太陽神。アモン(Ammon)、アムン(Amun)と表記されることもある。その名は「隠されたもの」を意味する。 元々はナイル川東岸のテーベ(現・ルクソール)地方の大気の守護神、豊饒神である。中王国時代第11王朝のメンチュヘテプ2世がテーベを首都としてエジプトを再統一して...
  • 組織神学
    組織神学(Systematic Theology)はキリスト教神学の科目(聖書学、歴史神学、組織神学、弁証学、実践神学)の一つであり、聖書を絶対的基準として、教会の歴史的遺産である信条などを参考にして、聖書において啓示されている真理を体系的に提示し、教会形成と伝道の働きに用いることを目的とする学問である。主に、英米系の神学者によって用いられる名称である。主なテーマは、神、罪、救い、終末と天国 の4つに区分される。 序論、神論、人間論、キリスト論、聖霊論、救済論、教会論、終末論によって構成される。
  • 歴代誌
    内容としては『サムエル記』、『列王記』をもとにしながらも、独自の資料も用いてイスラエルの歴史を再構成している。特徴としては神殿についての記述や職制の人名リストが多いこと、北イスラエル王国の歴史を完全に無視していることなどがあげられる。 名称 ヘブライ名は"דברי הימים"‎‎ (Dibhrēy hayYāmīm, 日々の問題)である。 ギリシャ語名の"Παραλειπομένων" (Paraleipoménōn, 省略されたもの)は、北イスラエル王国の歴史を省略していることに由来する(?) 英語名"Book of Chronicles"はラテン語名"Chronica"の英訳である。 和名『歴代誌』は、ラテン語名の和訳である。 内容 1.イスラエルの諸部族の系図(上1章~9章) ...
  • 高等批判(旧約聖書)
    高等批評では、聖書は複数の著者によって複数の資料を元に作成され、後世にそれらが複雑に組み合わされたと考える。 モーセ五書への高等批評 旧約聖書の各書は、伝承の段階を経て徐々に編纂されていったと考えられている。特にモーセ五書は以下の図表のように、その成立までに複雑な経緯をたどっている。 メソポタミア神話 モーセ五書に関しては、その中にメソポタミア神話と強いつながりのある逸話がいくつか含まれている。 イスラエルの歴史 史実の上では、イスラエルの歴史は次の六段階に分類される。 ①古代イスラエル民族の大祖先の族長たちが遊牧生活を送っていた時代(前1500年頃) ②部族ごとにパレスティナに土地を経て居住し始める時代(前1200年頃) ③部族の連合体を形成し「士師」に従った時代 ④ダビデの統一王朝樹立(前1003年)から子ソロモンの死(前926年)を経て南北分...
  • 聖書批評学
    聖書批評学は、主に保守派による本文批評の呼び方である。 文書について、その本文を、文学的、資料、筆者、成立年代、執筆の意図、構成、文体などを確定する作業である。18世紀以降のヨーロッパで、合理主義精神の元で、その手法が新約聖書と旧約聖書の研究に適用されるようになった。本文批評(下層批評)と歴史・文献批評(高等批評・上層批評)からなる。本サイトでは、歴史・文献批評に関しては「高等批評」と一貫して記述する。 下層批評(本文批評) 本文批評(ほんもんひひょう、textual criticism)とは、ある文書の現存する写本から、理論的に可能な限り、その文書の元来の形(Archetype)の再構成を目指す作業のこと。 古い時代の文書は、多くの場合、人の手によって写される写本の形で伝わった。写本の際には、単なる誤記・脱字のミスや、誤記・脱字の範囲を超えて意図的に原本から外され...
  • エレミヤ余禄
    後130年頃書かれた歴史物語。 預言者エレミヤが書記バルクと共にバビロン捕囚を体験して生き残り、パレスティナに帰還した後は民を指導したことを、寓話的要素を交えて物語る。 イエスの復活を予言するくだりがあるが、これはキリスト教徒による付加である。
  • 知恵の書
    『知恵の書』は、カトリック教会と正教会は旧約聖書に含めるが、プロテスタントでは含まず、ユダヤ教でも外典として扱っている書物のうちひとつ。『ソロモンの知恵』とも言われ、内容分析からアレクサンドリアで紀元前1世紀ごろ記されたと考えられている。イスラエルの歴史を振り返りながら、知恵が常に存在していたことを、知恵を擬人化しながら述べていく。
  • 聖書の年表(普遍史)
    聖書が叙述する内容に基づき構成された世界史。天地創造から最後の審判まで、未来も含む有限の時間軸と、空間的には全世界を含んでいる。 過去の計算結果 Jose ben Halafta[2世紀] (3761 BC ユダヤ紀元[Anno Mundi]) Bede[c.673-735] (3952 BC) Joseph Justus Scaliger[1540-1609] (3949 BC) ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler)[1571-1630] (3992 BC) ジェームズ・アッシャー(James Ussher)[1581-1656] (4004 BC, October 23) アイザック・ニュートン(Isaac Newton)[1642-1726/27] (c. 4000 BC) アッシャー(Ussher)の年表 天地創造からアブラハムの移住までは...
  • ローマ人による諸記録
    キリスト教とほとんど利害関係をもたない人物がキリスト教に触れた証言としては、次の3つが残されている。タキトゥスの『年代記』、スエトニウスの『ローマ皇帝伝』、小プリニウスがトラヤヌス帝に送った書簡である。いずれも、キリスト教徒を否定的にみているのがわかる。 タキトゥス『年代記』 コルネリウス・タキトゥス(Cornelius Tacitus, 55年頃 - 120年頃)は、帝政期ローマの政治家、歴史家であり、著書『歴代記』の中で、当時のキリスト教徒について触れている。 彼らは日頃から忌まわしい行為で人々から憎まれ、クリストゥス信奉者として知られていた。この呼び名はクリストゥスという人物の名前から取られており、 ティベリウスの治世下に、総督ポンティウス・ピラトによって処刑された。 スエトニウス『ローマ皇帝伝』 スエトニウス・トランキルス・ガイウス(Suetonius Tr...
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  • ヨベル書
    ヨベル書は創世記の外典である。なお、死海文書(クムラン写本)の外典創世記とは別物である。 ヨベル書は、完全な形では15-19世紀に由来する四つのエチオピア語写本の中に存在する。そのうち、一つはパリに、一つは大英博物館に、一つはテュービンゲン大学図書館に保管されている。 A・ディルマンは1859年にヨベル書の本文を成立年代の若い二つの写本に基づいて公刊し、R・H・チャールズは1895年に四つの既知の写本に基づいた新しい校訂本をこれに続けた。 M・A・ケリアニは1861年にラテン語訳の断片を出版した。これは本文の四分の一を含んでいるが、1874年にH・レンシュにより新しい校訂方法によって再度公開された。 エチオピア語版もラテン語版もそれに由来しているギリシア語訳の引用が、エピファニゥスの"Περι μετρων και σταθμων〔度量衡について〕"に見出...
  • グーテンベルク聖書
    グーテンベルク聖書(Gutenberg Bible)は15世紀にドイツのヨハネス・グーテンベルクが活版印刷技術を用いて印刷した西洋初の印刷聖書。グーテンベルク聖書は当時もっとも広く流通していたラテン語聖書「ヴルガータ」をテキストとしている。 ほとんどのページが42行の行組みであることから「四十二行聖書(42-line Bible、42B)」とも呼ばれ、枢機卿ジュール・マザランのコレクションから発見された歴史的経緯から「マザラン聖書(the Mazarin Bible)」とも呼ばれる。羊皮紙に印刷されたものと紙に印刷されたものがあり、180部が印刷されたと考えられているが、現時点で存在が確認されているのは不完全なものも含めて48部である。
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    キリスト教研究wiki Studying Christianity wiki 幅広く扱っていきたいと思っています。 著者 特にクリスチャンでも、神学者でもなく、 宗教学者や社会学者というわけでもありません。 持病のため生きづらさを抱え、 キリスト教の自己研究をはじめました。 メニュー1、メニュー2 タイッツー 聖書研究wiki@christ ツイッター(全て利用停止中) キリスト教(リベラル派)bot @trinity_kristo キリスト教ユダヤ教歴史bot @trinity_history 励ましの聖書の言葉bot @SermonibusDei キリスト教絵画bot @religious_bot(掲載作品一覧) マストドン@Christodon キリスト教(リベラル派)bot出張所@trinity_kristo ...
  • 聖母マリアへのロザリオの祈り
    ロザリオの祈りとは、ロザリオを使って祈ることである。 ロザリオに特有の祈りは玄義(mysterium)である。 歴史 「ロザリオ」という名称は、ラテン語の rosarium に由来するもので、これは「バラの冠」という意味であり、一般的な説では、珠を繰りながら唱える祈りがバラの花輪を編むような形になるからと言われている。 ロザリオの歴史を振り返ると、詩編を唱える「聖務日課」にその起源を見ることが出来る。初代教会では聖パウロの「絶えず祈れ」という言葉を受けて、詩編を決まった時間に分割してとなえるようになった。この祈りを唱えるためには文字が読めることが前提だが、古代・中世では字を読める人は限られていた。よって当時「聖務日課」は、主に修道者の間でしか行われていなかった。 しかし、一般の信徒の中にも、「聖務日課」のような祈りをすることが出来ないかと考える人が出てきた。そこで考え...
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