異端派

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    モルモン教 エホバの証人 統一教会 全能神
  • エイレナイオス『異端反駁』
    ...た。 以下は異端派の文章として収録されたものである。 シモン派の教説 ヴァレンティノス派プトレマイオスの教説
  • 旧約聖書偽典
    ...して扱われず、つまり異端派のみから正典として扱われたり、捏造が明らかであったりする書がこれに含まれると言ってよいだろう。 歴史書・伝記/小説/殉教物語 アダムとエバの生涯(モーセの黙示録) ヨベル書(小創世記)(※エチオピア正教会のみ) ヨセフとアセナテ イザヤの殉教 ソロモンの指輪 イザヤの殉教と昇天 預言者の生涯 マカバイ記三(3 Maccabee)(※東方正教会のみ) マカバイ記四(4 Maccabee)(※東方正教会でも特にグルジア正教会のみ) エチオピア語マカバイ書1-3(1-3 Meqabyan)(※エチオピア正教会のみ) バルクの歴代誌(第四バルク書、バルクの残余のことば、エレミヤ歴代誌)(※エチオピア正教会のみ) 聖書古代誌(偽フィロン) 預言書・黙示録 エノク書(第一エノク書、エチオピア語エノク書)(※エチオピア正教会のみ) スラヴ語エノク書(第二エノク書)...
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  • カトリック公認公会議
    公会議はローマ=カトリック教会公認のものでは今まで21回開催されたことになっている。 カトリック・正教会・プロテスタントの多数派で正当性を認められている公会議 第1回 第1ニカイア(325年):アタナシウス派を正統としアリウス派を異端とする。 第2回 第1コンスタンティノープル(381年):三位一体説を正統教義として確立。 第3回 エフェソス(431年):三位一体説の再確認と、キリストの神人両性論を採択し、ネストリウス派を異端とする。 第4回 カルケドン(451年):単性説を異端とする。 カトリック・正教会で正当性を認められている公会議 第5回 第2コンスタンティノープル(553年) 第6回 第3コンスタンティノープル(680-681年):単性説を異端と確認する。 第7回 第2ニカイア(787年):聖像禁止令を否定。 カトリックのみで正当性を認められている公会議 第8回 第4コン...
  • ユダの福音書
    キリスト教の新約聖書の外典の一つとされている。初期キリスト教を知る資料のひとつ。 『ユダの福音書』は、初期キリスト教父であるエイレナイオスの『異端反駁』(180年頃)にてグノーシス主義異端の書として言及されていたもので、既にその当時から存在を示唆されていた。その記述によれば、イエスを裏切ったイスカリオテのユダが実はイエス・キリストの弟子の中の誰よりも真理を授かっており、「裏切り」自体もイエス・キリスト自身がユダへ指示したものであるとしている。 『ユダの福音書』は『異端反駁』に名を挙げられていることから2世紀には成立していたと考えられる。また、復元・解読された現存する唯一の写本(チャコス写本)はギリシア語原本からコプト語に翻訳されたものであり、220-340年頃に筆写されたものと推定されている。 『ユダの福音書』は、長らく上記反対者の文書からしかその存在を知り得なかっ...
  • 基本信条
    基本信条は、キリスト教の正統教会が共有する正統教義もしくは正統的な教理を規定する信条で、別称、世界信条。主に西方教会で使われる概念。具体的には使徒信条、ニカイア・コンスタンチノポリス信条、カルケドン信条、アタナシオス信条を指し、これに原ニケア信条を加えることもある。 教会の東西分裂(大シスマ)以前の公会議で決定された基本信条は、東方教会、西方教会を通じて有効であり、すなわちキリスト教界全体に共通の公同にして福音的な正統信仰の基本となっている。そのため、教義上の対立者を安易に異端宣告して排斥するようなことがなくなった今日でも、これらの基本信条に言い表される信仰に抵触する信仰理解を持つ特定分派は「異端」と判定される。 基本信条一覧 使徒信条(7世紀、起源は2世紀の古ローマ信条)三位一体父なる神 神の子(イエス・キリスト) 精霊 陰府降下 ニカイア信条(原ニケア信条)(325年)子...
  • パウロとコリント人の往復書簡
    パウロがフィリピ滞在中に、コリントの信徒たちが自分たちの間で流布している異端説について伝えてきたのを受けて書いたものとされている。正典のコリントの信徒への手紙に準じて、「コリント人への第三の手紙」とも呼ばれる。
  • 弁証学
    キリスト教弁証学研究ミニストリーによると、弁証学とは「キリスト教の信仰において、合理的な防衛を与えるキリスト教神学の一つ」。言い換えれば、つまりそれは異端の意見や異議に対抗して、キリスト教の信仰を守るという考え方である。 弁証学は、時に複雑な神学のトピックを掘り下げ、徹底的に追及する。
  • エジプト人の福音書(ギリシャ語)
    偽福音書の1つ。アレクサンドリアのクレメンス,テオドトス (2世紀のグノーシス異端者) ,ヒッポリュトス,オリゲネス,エピファニオスらがこの書について言及しているが,わずかな断片しか伝わっていない。 グノーシス派のナグ・ハマディ写本に含まれるコプト語のエジプト人福音書は別物である。
  • エウセビオス分類
    公認されたもの(homologoumena) マタイによる福音書 マルコによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書 使徒言行録 パウロ書簡13通 ペトロの手紙一 (恐らくヨハネの黙示録) 問題のあるもの(antilegomena) 知られているもの(gnorimoi) ヤコブの手紙 ユダの手紙 ペトロの手紙二 ヨハネの手紙二 ヨハネの手紙三 偽書(nothoi) パウロ行伝 ヘルマスの牧者 ペテロの黙示録 バルナバの手紙 ディダケー(十二使徒の教書) (恐らくヨハネの黙示録) (恐らくヘブライ人の福音書) 異端の書(hairetikon) ペテロによる福音書 トマスによる福音書 アンデレ行伝 ヨハネ行伝 https //www65.atwiki.jp/j/elbaal.web.fc2.com/new-tes-apo.htm
  • キリスト教
    当サイトはすべてがキリスト教の研究・解説を目的としているが、ここでは敢えてキリスト教とは何かについて簡潔に示す。 キリスト教の定義 キリスト教には大きく分けてカトリック、プロテスタント、正教会など多くの教派が存在するが、いわゆる正統派と異端(キリスト教として認められないもの)があり、ここでは正統派である最低限の条件を示す。 1.三位一体の神を崇拝すること キリスト教では、三位一体の神として、「父なる神」「子なるキリスト」「聖霊」を崇拝する。大きな特徴は、「父なる神」と「子なるキリスト」と「聖霊」は互いに異なる存在である者の、「父なる神」と「子なるキリスト」と「聖霊」はいずれも唯一神の異なる位格(ペルソナ)であるということである。 これは同時に、イエスが「神の子」であり「メシア」であることを信じることでもある。 2.イエスの十字架上の死により原罪が償われたと信じること...
  • 原子論とキリスト教
    デモクリストやエピクロスの原子論 「同じ文字(アルファベット)から、悲劇も喜劇もできている」とデモクリトスは自分の原子論を説明した。 2400年前ギリシヤの哲学者デモクリスト(約BC460-約BC370)やエピクロス(BC342-BC271)たちは、物質は細かく分割できない小片にたどり着くと考えた。彼らはこの小片を分割不可能なものと言う意味でアトモスと名付けた。これが原子の由来である。アトモスの数は無数で、それらがいろいろな組み合わせで結合して多様な物質を作っていると考えていた。この世のものはすべて、多くのアトモスから出来ており、その間を空虚な空間すなわち真空が占めていると考えていた。 アリストテレスの四元素説 その後ギリシヤの哲学者アリストテレス(BC384-BC322)によって反対され、 地上のあらゆるものは4つの元素(火、水、空気、土)から成るとする4元素説を唱え、星や太...
  • エビオン派福音書
    偽福音書の1つで、初期キリスト教の異端であるエビオン派によって用いられた。エピファニオスがエビオン派について、彼らは『マタイによる福音書』を受入れて、これを『へブル人福音書』と呼んだ、と述べているところから、いわゆる『ヘブル人福音書』としばしば同一視されてきたが、現在は異なるとする意見が強い。断片からの推定によれば,その内容は,共観福音書の素材を混合し、伝説的粉飾を加えたもので、ギリシア語で書かれ、エビオン派の根拠地ヨルダン東岸の地方において2世紀に成立したらしい。 内容としては、『マタイによる福音書』を改変したものである。 エビオン派 Ebionites 初期ユダヤ人キリスト教徒の一派。エルサレムの原始キリスト教団が紀元70年のエルサレム滅亡直前にヨルダン川東岸へ脱出し、以後教会史の主流を外れてその地に成立したもの。その呼称はエルサレム原始教団の自己表示〈貧しい者たち〉(...
  • ヒッポリュトス『全異端反駁』
    バルクの書 (旧約聖書続編のバルク書とは別)
  • クルアーン
    クルアーン(قرآن qur’ān)あるいはコーランは、イスラーム教(イスラーム)の聖典である。イスラームの信仰では、唯一不二の神(アッラーフ)から最後の預言者に任命されたムハンマド(c.570-632)に対して下された啓示と位置付けられている。啓示はムハンマドの生前、40歳の頃から始まり、多くの書記によって記録され、死後にまとめられた現在の形は全てで114の章(スーラ)からなり、約8万語のアラビア語の散文および韻文からなる。 クルアーンは、読誦して音韻を踏むように書かれている。「クルアーン」という名称はアラビア語で「詠唱すべきもの」を意味し、アラビア語では正確には定冠詞を伴って「アル=クルアーン」と呼ばれる。キリスト教の主の祈りに比される冒頭の「開扉の章」(ファーティハ)を除き、長い章から順に配列されている。教徒にとってはアッラーの神のことばそのもの、永遠なるつくられざる神の意志...
  • 聖霊論
    聖霊(希 Άγιο Πνεύμα[Hagio Pneuma]、羅 Spiritus Sanctus、英 Holy Spirit)は、キリスト教において、三位一体の神の位格の一つである。 聖霊はイエスの洗礼に関する際の記載から、鳩に例えられることが多い。 マルコ1 9-11 そのころ、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。 水の中から上がるとすぐ、天が裂けて“霊”が鳩のように御自分に降って来るのを、御覧になった。すると、「あなたはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」という声が、天から聞こえた。 ペンテコステ(聖霊降誕)に関する記載から、炎に例えられることもある。 使徒2 1-4 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中...
  • ジャンヌ・ダルク
    ジャンヌ・ダルク(フランス語 Jeanne d Arc、古綴:Jehanne Darc 1412年頃1月6日 - 1431年5月30日)は、15世紀のフランス王国の軍人。フランスの国民的ヒロインで、カトリック教会における聖人でもある。 ジャンヌが生まれたのはバル公領の村ドンレミで、当時のバル公領は、マース川西部がフランス領、マース川東部が神聖ローマ帝国領で、ドンレミはマース川西部のフランス領に属していた。ジャンヌの両親は20ヘクタールほどの土地を所有しており、父ジャックは農業を営むとともに、租税徴収係と村の自警団団長も兼ねていた。当時のドンレミはフランス東部の辺鄙な小村で周囲をブルゴーニュ公領に囲まれてはいたが、フランス王家への素朴な忠誠心を持った村だった。ジャンヌが幼少のころにドンレミも何度か襲撃に遭い、焼き払われたこともあった。 後にジャンヌは異端審問の場で自分は19...
  • マルキオンの正典
    マルキオン(Marcion 100年?-160年?)は2世紀のローマで活躍した小アジア(現トルコ)のシノペ出身のキリスト教徒。シノペのマルキオンとも呼ばれる。 聖書の「正典」という概念を初めて打ち出し、自らの基準に従って独自の「聖書正典」を作り上げた。マルキオンの思想にはパウロへの強い傾倒とグノーシス主義の影響が見られる。彼は教会によって異端とされたが、その思想を支持する人々はローマでマルキオン派という自分たちの教会を結成し、その後数世紀に渡って存続した(エジプト、メソポタミア、アルメニアにまで広まったという)。 反駁者たちの文章から推測されるマルキオンの思想は次のようなものである。まず、イエスはユダヤ教の待ち望んだメシアではなく、まことの神によって派遣されたものである。ユダヤ教の期待するメシア像は政治的リーダーで異邦人を打ち破るという要素が組み込まれていたことがマルキオン...
  • キリスト教文学
    キリスト教文学の歴史 2~3世紀 地中海文化の中心アレクサンドリアのオリゲネスをはじめとするギリシア語の作品、テルトゥリアヌスらによる護教的なラテン語の作品がある。 4世紀 生の苦悩と回心を扱うアウグスティヌスの自伝『告白』はキリスト教文学初期のもっとも重要な作品である。本書はアウグスティヌスの青年時代の罪深い生活からキリスト教へのめざめをたどっている。西欧において最初期に書かれていた自伝にはよく見られる内容であり、その後中世までおよそ1000年にわたってキリスト教徒の作家に強い影響を及ぼす雛形となった。完成した自伝ではなく、40歳ごろまでのアウグスティヌスしか書かれていない。 また、同じくアウグスティヌスの歴史書である『神の国』は、世界の創造以来の歴史を、地の国とそれに覆われ隠されている神の国の二つの歴史として叙述しており、普遍史の一つの解釈として知られているが、カトリ...
  • ヨハネの手紙一
    新約聖書中の一書で、公同書簡とよばれる書簡群の一つである。伝承では老齢にさしかかった福音記者ヨハネ(使徒ヨハネ)がエフェソスで書いたものだとされてきた。『ヨハネの第一の手紙』あるいは『第一ヨハネ書』などと呼ばれる。 概説 著者によれば、この手紙が書かれた理由は「神の子を信じるあなたがたが、永遠の命を得ていることを知るためである。」(5 18)著者が気にかけているのは自分が携わっている共同体に影響を及ぼす異端的な思想を持つ教師たちのことである。このような人々、かつて共同体のメンバーだったにもかかわらず正当な教えから逸脱した教師たちは「反キリスト」(2 18-19)とみなされている。これらの人々が教えていたのはキリストは体の実体を持たない霊のみの存在(4 2)であったということで、彼らはイエスの十字架上の死に贖罪の意義を付与するのは間違いである(1 7)と考えていた。 著者の...
  • オクシリンコス・パピルス
    オクシリンコス・パピルス(ラテン語:Oxyrhynchus Papyri、略してOPまたはPOxyと書く)はエジプト中部のオクシリンコス(Oxyrhynchos 魚の名前に由来する地名。現在はバフナサ)で発見された数千点に及ぶパピルス文書、写本断片の総称である。オクシュリュンコス・パピルスとも呼ぶ。 19世紀末に古代のごみ捨て場の跡から多くの文書が発掘され、整理が進められていったが、20世紀になって、従来まったく知られていなかったイエスの言葉などが記されたパピルス断片が多数発見され、新約聖書学の点からも注目されるようになった。 多数のパピルス断片があり、番号で管理されている。イエスのアグラファが書かれているパピルス断片は、POxy 1, 654, 655, 840, 1224である。 オクシリンコス オクシリンコスはナイル川本流から西に位置し、ファイユーム・オアシス...
  • 全地公会議
    公会議とは、キリスト論の違いにより生じた差異を埋め、統一見解を出すために行われた、キリスト教の統一会議のことである。 その中でも特に、正教会とカトリック教会の両方によって有効性が認められている第1回から第7回までを、正教会では「全地公会議」という。 第1ニカイア公会議(325年) - アリウス派排斥およびニケア信条採択、復活祭(復活大祭)の日付を確定。 第1コンスタンティノポリス公会議(381年) - 至聖三者論の定義、ニケア信経採択。 エフェソス公会議(431年) - ニケア信経の正統性を確認。ネストリオス派の排斥と神の母:生神女論争の決着。 カルケドン公会議(451年) - エウテュケスらの唱えた単性論(449年エフェソス強盗会議において認められたもの)の排斥。この時、非カルケドン派が分離した。 第2コンスタンティノポリス公会議(553年) - 三章問題の討議、カルケドン公会議...
  • ミサ曲
    礼拝(特にミサ)の成立 カトリック教会の一般的な表現として、「ミサ」はキリストの死と復活の記念だといわれている。 Ⅰコリント10 23-24 主イエスは、引き渡される夜(即ち最後の晩餐)、パンを取り、感謝の祈りをささげてそれを裂き『これは、あなた方のための私の体である。私の記念としてこのように行いなさい。』といわれました。 このようなキリストの命令に基づき、キリスト教徒は最も初期から共同の食事を守ってきた。初代のクリスチャンは自らをユダヤ教の伝統を受け継ぐものと見なしていたので、まずユダヤ教の会堂で行われている礼拝に参加し、その後で信者の家に集まって共同の食事をした。ところがユダヤ教の方では、キリスト教徒を異端者と見なし、会堂から追放した。そこでクリスチャンはやむを得ず礼拝と食事を一緒に行うようになった。これが「ミサ」(聖餐式)の起こりである。 礼拝の部(シナク...
  • カバラ
    カバラ(קַבָּלָה qabbalah, Kabbala, Cabbala)、カバラーとは、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想である。独特の宇宙観を持っている。ユダヤ教から生まれた神秘思想主義であり、16世紀にほぼ現在の体系が完成したとされている。 カバラは大きくユダヤ・カバラとクリスチャン・カバラに分類される。前者が本来のカバラであり、ユダヤ教徒が旧約聖書の解釈に用いるものである。後者はユダヤ・カバラをキリスト教に応用するために考えられたが、後に近代西洋魔術の理論的根拠にされた。クリスチャン・カバラは生命の樹(セフィロトの樹)の活用を中心に成り立っている。 ユダヤ・カバラ 初期のカバラは瞑想や神や天使の階級についての神学的考察を行う一派であったと考えられる。 後に創造の書による体系化、ピタゴラス思想の流入などにより神学的考察とは別に宇...
  • 聖書とクルアーンの関係
    聖書とクルアーンには矛盾する点がいくつもある。 こうした食い違いについて、ユダヤ教やキリスト教では、イスラム教のクルアーンが誤りであると主張し、イスラム教では、ユダヤ教やキリスト教の聖書が誤りであると主張する。したがって両者が対立してしまうのである。 キリスト教とイスラム教の認識の違い キリスト教に関するムスリムの知識には限界があり、しばしばキリスト教徒(とユダヤ教徒)を啓典の民ズィンミーもしくは異端だと思っている。 キリスト教徒から見ればイスラム教は異端からカルトまで多様で、同じ神を崇拝する宗教仲間とは思えないほどである。 キリスト教とイスラム教はどちらも、イエス=イーサーは神から遣わされたと考えている。 しかしキリスト教徒が通常イエスを神の子と考えるのに対し、ムスリムは三位一体を神の唯一性を分割したもので重大な罪(シルク)だと考えている。また、イエスの死に対する考え方も全く...
  • ヨハネの黙示録
    ヨハネの黙示録は、『新約聖書』の最後に配された聖典であり、『新約聖書』の中で唯一預言書的性格を持つ書である。 伝統的に、『黙示録』の成立はドミティアヌス帝時代の紀元96年周辺であると考えられてきたが、聖書学者の中にはネロ帝時代の69年頃と考える者も居る。前者の説の有力な傍証とされるのは202年に死去したエイレナイオスの著書『異端反駁』5巻30における証言である。エイレナイオスは著者ヨハネと会ったという人物から『黙示録』の執筆は「というのは、それが登場したのは余り前のことではなく、殆ど我々の時代、ドミティアヌスの治世の終わり頃のことである」という証言を直接聞いたと記す。さらに96年成立説を有力なものとするのは、『黙示録』に小アジアにおける迫害というテーマが含まれていることである。ネロ帝のキリスト教徒迫害はローマ周辺に留まっていた為、小アジアでも迫害が行われたドミティアヌス帝時代の成立...
  • 天動説と地動説
    天動説の提唱者コペルニクスや、天動説を確立させたケプラーやガリレオは皆キリスト教徒だった。しかしながら、地動説を強く訴えたガリレオに対し、地動説を強く信じるカトリック教会は異端審問を行い、ガリレオは自宅軟禁の憂き目にあった。 確かに聖書には、大地は揺らがないと書かれている。 歴代誌上16 30 全地よ、御前におののけ。世界は固く据えられ、決して揺らぐことがない。 詩篇93 1 主こそ王。威厳を衣とし/力を衣とし、身に帯びられる。世界は固く据えられ、決して揺らぐことはない。 詩篇96 10 国々にふれて言え、主こそ王と。世界は固く据えられ、決して揺らぐことがない。主は諸国の民を公平に裁かれる。 また、地は基礎の上に建てられた、という記述もある。 サムエル上2 8 大地のもろもろの柱は主のもの/主は世界をそれらの上に据えら...
  • キリスト教と倫理学
    キリスト教に関連する倫理学の主な項目を時代別に簡素にまとめた。 古代キリスト教 パウロによる贖罪論 はじめ、イエスの教えを奉じる人たちを迫害していたパウロは、回心して、異邦人への伝道に大きな力となる。彼はユダヤ人であると同時に、ローマ市民権を有しており、ギリシャ・ローマの教養も深かった。 旧約時代は、律法を守ることが救済の条件であると考えられていた。しかし、人間は、今も昔も律法を破り続けており、律法を完全に守ることはできなかった。パウロは己を振り返り、律法では人は救われないことを、痛切に告白する。 では、人の罪は、どうすれば救われるのか。人間の内面に潜む根源的な罪は、自力で償うことはできない。誰かほかの人によって、贖ってもらうしかない。そのために、神の子羊として、全く罪けがれのない人物が、血の犠牲となるために必要とされた。 イエスの十字架死によって、人間の罪は赦された。...
  • 天文学とキリスト教
    この項目では、地動説が提唱される前の天文学とキリスト教徒の関連について解説する。 天文学とキリスト教の融合 元来、キリスト教は天文学と折り合いが悪かった。 5世紀の聖アウグスティヌスは次のように述べている。 球状の天が宇宙の中心にある地球を取り囲んでいようと、地球のどこかにひっかかっていようと、私にとって何の関わりがあろうか。 そして、教父たちの多くも同じ考えであった。 しかし、13世紀の神学者トマス・アクィナスは、当時折り合いの悪かったキリスト教とアリストテレス哲学を調和させ、スコラ哲学を完成させた。 その成果を基にして、天動説的宇宙観をキリスト教に取り入れた作品が、かの有名なダンテの『神曲』である。 ダンテの『神曲』では、地獄の大淵と煉獄山の存在する地球を中心として、同心円状に各遊星が取り巻くプトレマイオスの天動説宇宙観に基づき、ダンテは...
  • キリスト論
    キリスト論はキリスト教の教理・教義、また神学の細目の一。三位一体の第2位格である子イエス・キリストはどのような存在であるかの定義、付随して先在、受肉、公生涯、十字架、復活、昇天などのキリストに纏わる事象や行為の意味などをキリストとの関わりにおいて考察する神学分野。 旧約聖書に預言されたキリスト 旧約聖書に預言されたキリストは、旧約聖書においてキリスト(ヘブライ語でメシア)のことを指し示していると、伝統的解釈において指摘されている預言である。 原福音(創世記3 15) アダムとエバが楽園を追われた時、神はこのように言った。 創世記3 14-15 主なる神は、蛇に向かって言われた。 「(略) お前と女、お前の子孫と女の子孫の間に わたしは敵意を置く。 彼はお前の頭を砕き お前は彼のかかとを砕く。」 「お前」が「蛇」、「女の子孫」が「キリ...
  • 地球平面説神話
    実は、聖書には地球が平面であるとは書かれていない。しかしながら、平面なのではないかと疑わせるような記述があったことから、一部の古代のキリスト教徒は地球は平面だと考えていた。 イザヤ書24 1(口語訳) 見よ、主はこの地をむなしくし、これを荒れすたれさせ、これをくつがえして、その民を散らされる これは大救患時代に関する記述であり、主が地をくつがえす、と書かれている。地球平面説を想定するならば、主が平面の地をひっくり返すことで人々が散り散りになる、というように解釈することができる。 マタイ4 8 更に、悪魔はイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての国々とその繁栄ぶりを見せて、 これはイエスが荒野の誘惑の修行を受けている際の記述である。地球平面説を想定するならば、平面の地をはるか上空より眺めればすべての国が見渡せる、というように解釈することができ...
  • 神の存在証明
    神の存在証明は以下の4つに大きく分類される。 目的論的証明(自然神学的証明):世界が規則的かつ精巧なのは、神が世界を作ったからだ。 本体論的証明(存在論的証明):「存在する」という属性を最大限に持ったものが神だ。 宇宙論的証明:因果律に従って原因の、原因の、原因の・・・と遡っていくと根本原因があるはず。この根本原因こそが神だ。 道徳論的証明:道徳に従うと幸福になるのは神がいるからだ。 ここでは、有名な神学者による神の存在証明や、それに類似した逸話などを載せていく。 アンセルムス(Anselmus Cantuariensis) 1033-1109年、イタリア 中世ヨーロッパの神学者、哲学者、カンタベリー大司教(1093-1109年)。 神の存在を理性的に証明できるとした初めての人。 アンセルムスの演繹法(1078)として知られる。 神の存在の本体論(存在論)的証...
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