「判定不一致修正依頼」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。
依頼内容は「シリーズファン以外にとってもクソゲーであるといえるような記述への修正」あるいは「判定の見直し」です。
【さんだーふぉーす しっくす】
ジャンル | シューティング | ![]() ※グロ画像注意! |
対応機種 | プレイステーション2 | |
メディア | DVD-ROM 1枚 | |
発売元 | セガ | |
開発元 | 不明 | |
発売日 | 2008年10月30日 | |
定価 | 6,090円(税込) | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | クソゲー | |
シリーズファンから不評 | ||
ポイント |
プロデューサーによる完全私物化 「伝説崩壊、『サンダーフォース』は今(ゾルゲに)滅ぼされた。」 CERO判定詐称、無断使用など数々の疑惑 シリーズファンにとってはクソゲー未満の何か 「期待外れだったゲーム」堂々のトップ 後のシリーズ特集で完全スルー |
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サンダーフォースシリーズ |
かつてテクノソフト(*1)が開発・発売し、メガドライブやセガサターンで人気を馳せたシューティングゲーム『サンダーフォース』(以下「TF」と略記)シリーズの最新作。開発・販売は権利所有者より版権の使用許諾を得たセガが行った。
名作シリーズの11年ぶりの新作ということでファンからの期待は大いに盛り上がっていたのだが、肝心の内容が原作を原作たらしめている要素をことごとく無視した原作レイプの極みというべき惨憺たる出来栄えであったため、凄まじいバッシングに発展する事となってしまった。
なお、2016年9月にセガがテクノソフトの全ソフトに関する権利を取得した事を発表しているが、本作の開発当時はあくまでも許諾を得ただけで版権そのものを取得していた訳では無い。また、『TFV』以前のスタッフは本作の開発には一切関与していない。
人工知能「ガーディアン」の暴走から10年。
ようやく復興を遂げ、再び繁栄を迎えようとしていた地球圏は、
突如出現した「オーン・ファウスト」と名乗る勢力によって今や滅亡の危機に瀕していた。
かつて人工知能「ガーディアン」を生み出し、地下深く厳重に封印されていた地球外文明の残骸「Vasteel」の発する警報を解析したところ、
「彼等に対抗するためには、はるか外宇宙の連邦本星に救援の手を求めるしかない」という。「オーン・ファウスト」の猛攻の最中、封印を解かれた「Vasteel」を組み込まれ、
新たな武装強化をされた新型機「RVR-00 "PHOENIX"(フィニックス)」は、
「Vasteel」の記憶素子に残された四つの宇宙座標のみを頼りに、
地球人類にとって未だその実在すら定かではない、「銀河連邦」の本星を目指して飛び立った。
(Wikipediaより抜粋)
基本は『TFV』と同様だが、一部の仕様は変更されている。
+ | 武器一覧 |
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本作の問題点は様々な要因が重なってのものだが、プロデューサー・ゾルゲール哲氏(本名・岡野哲。以下「ゾルゲ氏」と略記)のメディアでの各発言およびシリーズの改竄・私物化に絡む要因が極めて大きく、これが本作そしてゾルゲ氏への根深いバッシングへと繋がっている。
これらは概して言えば「原作の雰囲気や世界設定などの(ゾルゲ氏の自己解釈と著作物のねじ込みによる)破壊」「ゲーム自体の出来」の二つに分けられる。
ここまでの問題点だけであれば「ファンの顰蹙を買ってしまった」で済んだ可能性はあるが、肝心のゲーム自体の出来にも問題がある。
横スクロールSTG史上最大級にシリーズファンの怒りを引き起こした問題作。
上述の通りの惨憺たる内容ではあるが、一応、STGの体裁自体は崩れてはおらず、世界観やバグさえ我慢すれば辛うじて遊べる程度の出来ではある。
そのため、TFシリーズに対して特に思い入れの無いユーザーからは
「名作シリーズにしては大したことのない出来」
程度の評価で落ち着いている。
しかしシリーズのファンにとっては、名作シリーズの最新作として満を持して発売されながら「これまでTFシリーズが築き上げてきた世界観やシナリオ、ゲーム性を完膚なきまで破壊した存在」に他ならない。
そのあまりの内容に発売直後から強烈な罵詈雑言が容赦なく浴びせられるなど、プロデューサーのゾルゲ氏共々凄絶なバッシングを受ける事になった。
同シリーズには、他の全作品においてそれぞれに賛否意見が飛び交うほど熱心なファンが存在し、その議論は熾烈なものがあった。
それらのファンたちが「『VI』など存在しなかった」と口を揃える状況は、本作に対するシリーズファンの感情を最も端的に示したものと言えよう。
+ | 代表的な空耳の一覧(下品な言葉を含むので閲覧注意) |
*1 長崎に存在したメーカー、2000年頃に倒産。その後は有限会社トゥエンティワンが権利関係を取得し、主に版権使用許諾業務や関連グッズの再販等を行っていたが、2016年にセガへ全ての権利を譲渡している。
*2 ゾルゲ氏自身が「好きで好きでしょうがない」といっている様に、氏が手掛けたゲームには毎回何かしらの形でこの文字が使われている。当然世界観に合う・合わないはお構いなし。
*3 インドの諸宗教で使われている神聖な呪文。日本ではオームとも。
*4 一応、チベット語にはaumが訛った「om」というornっぽく見えなくもない単語が存在するが、いずれにせよ無理矢理感は否めない。また、確かにオウム真理教の綴りはAUMだが、それは彼らがそこから名前を取っただけに過ぎない。
*5 暴力・流血などのゴア表現には該当しないが、ホラーなどの恐怖表現に該当する可能性はある。
*6 『IV』のEDで破棄された主人公機が『V』で地球に流れ着き『Vasteel-Technology』として解析された、という扱いになっている。
*7 『セガガガ』の時は普通にクレジットされていた。
*8 初回限定の設定資料では「(中ボスの登場について)どこから入ってきたんだが知らないが」「なんかかっこいい合体シーケンスをよろしく」「デザインの細部はどうでもいいのでどんどんカッコよくしてください」など、演出やビジュアル・ステージ構成についてあまりにも大雑把な指示が非常に多く、(少なくともゾルゲ氏は)そもそも詳細な設定を考えていることはないだろうと思われる。
*9 ゾルゲ氏はトレジャーから出禁を受けているという噂もある為、単に使いたくても使えない状況だったという可能性もある。
*10 各ボタンに武器を一つ割り当てる事が出来る操作モード。慣れればその名の通りダイレクトに武器を切り替えられる。
*11 掲載された期間は2009年02月号('08年12月発売)~2009年11月号('09年09月発売)の10ヶ月間。本来は'09年10月発売の2009年12月号時点でも集計対象(発売から1年以内のソフト)だった筈なのだが、何故かこれは掲載されなかった。
*12 因みに、2位は『ファイナルファンタジーⅧ』、3位は『聖剣伝説4』
*13 こちらも『サンダーフォースVI』として開発が進められていたが、版権を得られなかったため、タイトルが変更された。
*14 ゾルゲ氏曰く「もうちょっと人間らしいゲーム作ろうぜ」という事でヒューマン・ゲームズの略だそうだが、明らかにセガを意識している。
*15 九十九氏は作品としての『VI』に否定的な立場をとっており、SNS上で度々批判を行っていたほか、ブロークンサンダーに関わったことを理由に、TF関連の仕事は一切受けないと公言している。
*16 日→太陽→Sol(ソル)→ゾル、下→ゲ、一郎→いちろう→市蔵(いちぞう)。
*17 地球観測衛星からのリモートセンシングで遺跡を探す、まともな方の宇宙考古学も存在する。
*18 本人としてはゲーム中での「元々宇宙人の使っている言葉だった」という我田引水的な説明で十分と考えていたのかもしれないが。
*19 セイブ開発及びMOSSの手掛けるSTG『雷電』シリーズのスタッフが独立して立ち上げた会社。2DSTGの開発を中心に活動していたが、2016年にカヤックが買収し、2018年には完全子会社化され、「カヤックアキバスタジオ」に社名変更した。