ナッシー

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ナッシー - (2018/11/21 (水) 21:48:12) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/06/22(水) 21:47:25
更新日:2024/01/21 Sun 01:04:56
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3つ首 きんのたまとは関係ない ←たまたまだ くさ こっち見んな しゅうかく たまなげMAX ねむりごな ふなっしー またまたタマタマ ようりょくそ アローラナッシー イツキ ウッドハンマー エスパー グリーン スターター ゾンビ タマタマ タマタマがナッシーや トリックルーム トリパ ドラゴン ドラゴンハンマー ナッシー ポケモン ポケモンローカルActs ポケモン最終進化形 ポケモン解説項目 ヤシの木 リージョンフォーム リーフのいし 三つ巴 伏線回収 初代 喜矢武豊 宮崎県 強面 氷4倍 狂気の熱帯雨林 第一世代 紅白歌合戦 草/エスパー複合 草/ドラゴン複合 虫4倍 赤緑 青の立ち絵はホラー


ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.103
分類:やしのみポケモン
英語名:Exeggutor
高さ:2.0m
重さ:120.0kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ/エスパー
特性:ようりょくそ(晴れの時に素早さ二倍)
隠れ特性:しゅうかく(使用したきのみをターン終了時に50%の確率で取り戻す。晴れの時は100%)

HP:95
攻撃:95
防御:85
特攻:125
特防:125(初代)→65→75(SM以降)
素早さ:55
合計:530

努力値:特攻+2

  • 相性


■概要


タマタマにリーフの石を使うと進化
尚、この手の進化ポケモンにありがちだが、進化すると大した技を覚えないので進化のタイミングは気をつけるように。

「歩く熱帯林」と呼ばれるポケモン。
ヤシの木に顔のような三つの木の実があり、それぞれに意思がある。
稀に落ちた木の実がタマタマになる。
それぞれの頭で考えていることは別々でも、仲が良いので仲間割れはしない。しかし、行きたい方向がそれぞれ異なるとこんがらがってしまい、身動きが取れなくなる。
鳴き声が賑やかなのは3つの頭がそれぞれ好きなことを考えているから。
サイコパワーを用いて攻撃する際、3つの頭で念力を放つので威力は通常の3倍に。

進化前が卑猥な名前だった事で小学生からはネタ的意味で大人気のポケモン。ちなみにタマタマの色違い金色。スタッフ狙っただろ絶対……

ちなみに、『ポケモンGO』でもタマタマの強さをチームリーダーに評価して貰う遊びが流行っているとか…


■ゲームでのナッシー


初代ではライバルの手持ち(ゼニガメ以外を選んだ時)の一匹。
しかし、「たまなげ」「ふみつけ」「さいみんじゅつ」とチャンピオンらしからぬショボい技構成で、ウインディサイドンらと並んでネタにされている。
特にこのナッシーは終盤のトレーナーでは唯一技が3つ、しかも直前の試合でのタマタマは実用的な技で4枠全て埋めていたはずなので謎は深まるばかり。

余談だが本ライバル(金銀クリスタル以降で言うグリーン)のポケモンでいちばんリストラに遭いにくい(赤緑青、FRLGでゼニガメさえ選ばなければ登場する)。

HGSSでは先発を務め、「トリックルーム」発動を狙う。


初代ではトップメタとはいかないまでもかなりの人気を誇る。
理由としては当時の仕様により特防種族値も125あったこと、環境を支配していたエスパータイプであったこと、
比較的命中の高い催眠技の「ねむりごな」や、「やどりぎのタネ」+「どくどく」コンボ*1が使えたことなどがあげられる。
大会(初代)では当時鬼畜のエスパーとでんきタイプを止められる存在で、「どくどく」+「かげぶんしん」で無双と大活躍だった。
さらに散り際の「だいばくはつ」も可能。

主な弱点としては素早さ絶対至上主義の中でかなりの鈍足なのと、当時のチート技「ふぶき」で弱点を突かれること。
また草タイプの攻撃技は火力不足な「メガドレイン」か相手を眠らせないと使いづらい「ソーラービーム」程度しか選択肢がなかった。
そのため対エスパー用に「かいりき」や「タマゴばくだん」の採用も選択肢に入り、どちらもニンテンドウカップ97で実際に使用されている。
「のしかかり」を覚えないナッシーにとっては「だいばくはつ」や「はかいこうせん」と違いデメリットを伴わない貴重なノーマル技だった。

ニンテンドウカップ98ではレベル上限が30という都合上「ねむりごな」を命中率の劣る「さいみんじゅつ」で代用せざるを得なかった。
それでも主流ポケの1体として活躍し、決勝大会進出者7人の内2人がナッシーを採用している。

第ニ世代では特防が大幅に下がってしまった。
しかしメガドレインの強化版「ギガドレイン」やソーラービームの補助に使える「にほんばれ」の登場により草アタッカーとしては使いやすくなっている。
そして何より優秀なのが当時のメジャータイプの大半に強いその耐性で、特に「ふといホネ」を得たガラガラを止められるポケモンとして大いに活躍した。
対ナッシーのためだけに「めざめるパワー()」が厳選されたり、当時進化できなかったヤミカラスのガチ採用すらあり得たほど。
相性補完やミラーマッチ意識でナッシー自身にめざ虫を覚えさせるのも有効だった。

第三世代以降は努力値の仕様変更によって以前ほどの耐久力はなくなっている。
しかし、その一方で特性や豊富な技のレパートリーを活かして晴れパやトリパを中心として様々な戦法を展開できるようになった。

なお、初代の立ち絵は木の実がデカくて本体が小さいアンバランスな見た目だった。
青版ではゴルバットと並んで絵柄が怖いポケモンとして有名。


■対戦でのナッシー


特攻が高く攻撃も中々だが、鈍足な上に弱点が七つとユキノオーに並び多い。
しかも、弱点はメジャーな上に世代を追う毎にドンドン強化されているので油断すると即死する。

しかし、半減も多いので強い奴にはとことん強い。


素早さは遅いものの、特性の「ようりょくそ」で補正無しでも130族を抜ける程の速さを持つ。
また、あえて鈍足のままにして「トリックルーム]」を起動して暴れ回って「だいばくはつ」で退場も出来る。

エスパーと草タイプらしく攻撃技よりも魅力的な補助技が多い。
クセが強いが上手く決まればかなり気持ちいい。


よく使われる技
物理型も考えるなら「タネマシンガン」や「ウッドハンマー」「しねんのずつき」「けたぐり(HSより)」等も。弱体化したが退場用に「だいばくはつ」も。
  • 補助技
  • 「ねむりごな」「しびれごな」…もはやおなしみ状態異常技。収穫のループコンボのサポートに優秀。
  • 「やどりぎのタネ」…これもおなじみの草の補助技。収穫を用いた「やどみが」も可能。
  • 「こうごうせい」「つきのひかり」…晴れ用。
  • 「ねむる」…特性「しゅうかく」で「ラムのみ」を持たせれば隙を減らして回復ができる。状態異常もなんのその。
  • 「リフレクター」「ひかりのかべ」…壁貼り。張ったら大爆発して退場も可能。
  • 「せいちょう」…BWから晴れなら一気に攻撃・特攻2倍に。ちなみにエスパーですけど「めいそう」は覚えません。
  • トリックルーム…鈍足を逆手に。殴ってもよし、大爆発で退場してもよし。
  • 「パワースワップ」…リーフストームした後に下がった特攻を擦り付けろ!
他にも「じこあんじ」「なやみのタネ」「スキルスワップ」「とおせんぼう」「じゅうりょく(HSより)」等、一風変わった技を覚える。



隠れ特性はターン終了時に消費した木の実を50%で復活させる『しゅうかく』。
天候が晴れなら100%復活する。

これにより「オボンを持たせて痺れ粉で麻痺らせる→身代わり連打で相手が痺れて動けなくなるまで待つ(消費したHPはオボン収穫で回収)
→その隙に攻撃なり宿り木を植える」などのかなりタチの悪いループコンボが可能になった。上手く決まればそこから3タテも夢ではない。
他にも「ヤタピのみ」等を用いて1ターンで二段階能力上げる等、かなり夢の広がる特性でもある。
ただしあくまで晴れてなければ発動確率は50%、麻痺らせて「みがわり」連打で待ってもじり貧になる事も少なくない。
戦法が悠長すぎるので、下手したら積みの起点にされる事もあるので注意。「とんぼがえり」でループが崩されるハッサムや「だっぴ」で麻痺が治るズルズキンは特に天敵。

物理型では『しぜんのめぐみ』の補助としても使える。



■ポケモン不思議のダンジョン


青の救助隊・赤の救助隊』では進化前のタマタマがとあるダンジョンのわずか1フロアにしか出ない上、出現率も非常に低い為、
入手難易度はラッキーミュウと並んで5本指に入る。

更に進化に必要なリーフの石も特定のLv1ダンジョンのショップにランダムで売っている品。(しかもかなり深層まで潜らねば売られない)
その為、ネット上でリーフの石が出る救助待ちメールのパスワード*2を引っ張ってこない限り入手難易度はこれまた高い。

入手が異常に困難な割には別に強いという訳でもないし、仲間にできないきよらかなもりなどでは出現率も高くタマタマ共々結構よく見る。何だかなぁ…

後グラフィックのミスで頭が4つあるのは有名な話。


ポケモンGOでのナッシー


ポケモンGOではポケモンが個体ごとに微妙な大きさの違いを持つという設定になっている。
ナッシー一族とてそれは例外ではない。
…が、XLサイズのタマタマをチームリーダーのキャンデラにジャッジしてもらい、
「君のタマタマはとても巨大ね!」と言わせる変態トレーナーが出現した。

また、2018年5月にはリージョンフォーム実装が発表され、アローラナッシーは先行して登場した。
アローラナッシー実装直後の町はナッシーで溢れ返り、都市が熱帯林と化す始末。
…と言うと冗談に聞こえるかもしれないが、アローラナッシーの出現率が非常に高く設定されていたため、
ゲームを立ち上げれば周囲にナッシーが何匹も一気に出現することも少なくなかった。
更に全体的にCPも高めの傾向があるため、ジム置き要員になっていることも多い。

戦闘画面でもそのインパクトは健在で、通常モードでの捕獲を試みると頭が確実に見切れる。
ときどき首を振って威嚇してくるが、その首の長さゆえ顔はドアップとなる。
なお、ARモードを使えば体全体を目視することは可能。


■余談

初代ポケモン開発中のゲーフリ社内で一番人気があったポケモンだとか。

第66回NHK紅白歌合戦にて、郷ひろみとゴールデンボンバーが歌う「めざせポケモンマスター」の番が回ってきた際、ピカチュウ、アチャモ、ポッチャマ、ハリマロンとファンシー系のポケモンが次々とステージに立ち並ぶなか、ゴールデンボンバーのメンバーの一人である喜矢武豊さんがナッシーのコスプレをして登場した。
意外なポケモンのチョイスに驚いた視聴者も多いだろう。


追記・修正は首を長くしてからお願いします。

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