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スーパーヒーロージェネレーション - (2017/10/27 (金) 08:13:44) の編集履歴(バックアップ)


スーパーヒーロージェネレーション

【すーぱーひーろーじぇねれーしょん】

ジャンル シミュレーションRPG


対応機種 プレイステーション3
プレイステーション・ヴィータ
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 トムクリエイト
発売日 2014年10月23日
定価 通常版 / スペシャルサウンドエディション
【PS3】8,208円 / 11,286円
【PSV】7,171円 / 10,260円(いずれも税込)
備考 公式サイト
判定 なし
ポイント コンパチヒーロー版Gジェネ
ただしゲーム自体は劣化Gジェネ
特撮俳優の本人出演と原作効果音の採用が高評価
クロスオーバーとしての面白みは薄い
原作再現をした結果の弊害がもろに見えるシナリオ
コンパチヒーローシリーズリンク

概要

グレイトバトル フルブラスト』から連なる新生コンパチヒーローシリーズの一作。
タイトルの通り、「コンパチヒーロー(ウルトラ、ライダー、ガンダム)で『Gジェネ』をやろう」といったコンセプトで生み出されたであろう作品。
流石に『Gジェネ』シリーズのような生産・開発などの要素はなく、ヒーロー達を駆使して原作に沿ったストーリーを攻略していく内容になっている。

基本システムは『SDガンダム Gジェネレーション WORLD』以降のものを参考にしている。
「ボーナスステップ」や「ブレイク」といったシステムは名前を変えて起用されており、Gジェネプレイヤーならほぼ違和感なくプレイ可能。
それでいて、極一部はコンパチヒーローシリーズから生み出されたバンプレスト製の『スーパーロボット大戦シリーズ』的な要素を加えた内容になっている。

+ 参戦作品一覧

★マークはコンパチヒーローシリーズ初参戦作品。この他にも各作品の劇場版やOVからも参戦している。

ウルトラシリーズ ウルトラマン
ウルトラセブン
帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンA
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンティガ
ウルトラマンメビウス
ウルトラマンゼロ*1
★ウルトラマンギンガ
仮面ライダーシリーズ 仮面ライダー
仮面ライダーBLACK RX
仮面ライダー電王
仮面ライダーW
仮面ライダーオーズ/OOO
仮面ライダーフォーゼ
★仮面ライダーウィザード
ガンダムシリーズ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダムF91
機動戦士ガンダムSEED
機動戦士ガンダム00*2
★機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN*3
★機動戦士ガンダムUC

評価点

演出面

  • 戦闘シーンの完成度
    • 次世代機のハード性能を活かしたグラフィックの美麗さはコンパチ史上類を見ないレベル。キャラクターの頭身も今までの『ザ・グレイトバトル』や『ロストヒーローズ』に比べるとやや高く、劇中のモーション・技・エフェクトなどがよく再現されている。後述の通りSEも高い再現度であるため非常に盛り上がる。
      • 『Gジェネ』を元にしてはいるがガンダム勢にはきちんと黒目があり、挙動も他シリーズに合わせてかケレン味のあるヒロイックな動きが強調されている。
      • 知る人ぞ知る映画『蘇れ!ウルトラマン』の「マリンスペシウム光線」や、本来は『平成ウルトラセブン』の技である「ネオワイドショット」などマイナーなところからも技をチョイスしている。
    • 宇宙空間で小惑星を足場にモビルスーツや戦艦を相手に獅子奮迅の活躍を見せるライダーなど、サイズ差を無視したコンパチヒーローならではの面白い光景も堪能できる。
    • 敵キャラクターもバリエーションこそ少ないが完成度が高く、戦闘員や量産型MSの攻撃は複数人で襲いかかるなど劇中を忠実に再現したものとなっている。また、コンパチヒーローシリーズではあまり出番の無い戦艦も多数登場する。
  • SEの再現性
    • ウルトラシリーズと比較すると多数のゲーム展開が行われているライダーゲームガンダムゲームは、時折SE再現が雑になるが、本作に関してはサウンド面の再現度がとても高い。
    • 特にわかりやすいのが初代『仮面ライダー』。『クライマックスヒーローズ』では似ても似つかないSEになってしまっているものが、本作は飛翔音、風車音など劇中と同じものが使われている。
      • ただ、打撃音などは別物を使用。昭和ライダーの初代と『RX』は詰めが甘い部分も見られる。『正義の系譜』と比べると顕著。
      • ロボライダーの射撃音は当時のものとは別物だが、違和感の薄いものを使用しており、差異を少しでも埋めようとする努力は見られる。
      • 『クライマックスヒーローズ』、『バトライド・ウォー』シリーズを担当するエイティングに比べ、少しでも再現度を高める姿勢が感じられる点はライダーファンにとっては大きな良点である。
    • ガンダムは流石にGジェネシリーズでの蓄積があるため、問題は少ない。各作品のSEをほぼ適切に使用している。
    • 音量バランスも大半は良質で、「ベルト音声だけ小さすぎて聞こえない」「自己主張しすぎ」ということもない。
  • 特撮枠の本人採用率の高さ
    • ガンダムは元々Gジェネシリーズで度々参戦していることも手伝って全員オリジナルキャストだが、ウルトラ・ライダーシリーズからもオリジナルの俳優・声優が多数参加している。元々特撮ゲーム作品は俳優の肖像権やギャラの都合上ボイス面はオミットされがちであり、本人キャストが数名参加した時点でファンは軽い騒ぎになるというのが通例だったが、今作は歴代の特撮ゲームの中でも圧倒的な本人採用率を誇っている
    • ウルトラシリーズは引退した俳優、大物俳優など理由のため、代役がやや多め。それでも敵役にはオリジナルキャストを起用している。
      • カミーラ役の芳本美代子氏、ダーラム役の松田優氏は特に驚きと喜びの声がファンから上がった。
      • その他、既に逝去した声優であるメフィラス星人役の加藤精三氏、エンペラ星人役の内海賢二氏、デスレム役の郷里大輔氏などは『大怪獣バトル』シリーズや『HEROES'VS』のライブラリ音声を使用しての出演を実現させている。
      • ウルトラマンタロウ役には厳密にはオリジナルキャストではないが、近年ではすっかりお馴染みの石丸博也氏が当てられている。ゲームでタロウが初登場するのは『ギンガ』ステージのため作品的にはオリジナルキャストである。
    • 仮面ライダーシリーズは代役も目立つが、それ以上に俳優本人によるアフレコ率がかなり高い。
      • 仮面ライダー バトライド・ウォーII』に登場した劇場版ライダーの配役に関しては、本作でも全員オリジナルキャストを起用。
      • 『W』の劇場版『AtoZ/運命のガイアメモリ』の敵「NEVER」のメンバーはメタル・ドーパント(中村浩二氏)とトリガー・ドーパント(出合正幸氏)のみ本人が担当している。
      • 『フォーゼ』勢は『バトライド・ウォー』に出演経験のあるサジタリアス・ゾディアーツ役の鶴見辰吾氏に加えて、本作ではリブラ・ゾディアーツ役に『』の仮面ライダーギャレン役でお馴染みの天野浩成氏、そしてまさかのキャンサー・ゾディアーツ役でタモト清嵐氏がオリジナルキャストとして出演している。
      • 『ウィザード』は登場するファントム達は全員代役だが、白い魔法使いを含めた幹部陣は原作と同じキャストを採用しているという徹底ぶりである。
      • 『オーズ』に至っては、味方・敵幹部含めて劇場版『MOVIE大戦MEGA MAX』の仮面ライダーアクアを除いたほぼ全員がオリジナルキャストである。
      • 『BLACK RX』からは倉田てつを氏が出演。『ディケイド』での客演時よりもテンションが若く、力強い「許さん!!!」が聞ける。シャドームーンの声は近年では『電王』のキンタロス役でお馴染みのてらそままさき氏が演じているが、本作ではTwitter上で本人がコメント*4したように、当時を思わせる演技を再現している。ちなみにこれで『正義の系譜』でも実現しなかった番組終了以来の本人対決が実現した。
      • 初代『仮面ライダー』に関しては全て代役で占められている。この点は俳優、怪人声優含めて超大物または故人のため仕方ない。

システム面

  • 元の『Gジェネ』シリーズの成熟したシステムを活用しているため、大きな問題なくプレイが可能。
    • それに加えて本作は『GジェネOVER WORLD』の「マスタースキル」や、スパロボシリーズの「精神コマンド」を彷彿とさせるスキルシステム*5があり、戦闘に別の戦略性を持たせることが可能となった。
    • 難易度はあまり高くないため、キャラクター格差は割と大きいものの「使えないキャラ」はいない。

問題点

演出面

  • 武器の選定・戦闘演出
    • 基本的にボイスパターンが各技につき一つしかない。せっかく一部キャラは代役を起用してまで新録したのに…(後述)。
    • 特撮勢は技のチョイスが大味すぎる。ほとんどの技が原作での必殺技であり、通常攻撃(格闘や武器)が採用されているキャラはほとんどいない。
    • フォームチェンジ、パワーアップフォームなどは別形態で運用できるのではなく全て武装扱いとして内包されてしまっており、批判点として挙げられやすい。使い道が大味過ぎて飽きるだけでなく、フォームチェンジを挟むと変身シーンが細かく再現されるため、ムービー演出がかなり長いものになってしまい、テンポが悪い。再現度自体は高いので、他にやりようを見つけても良かったと思われる。
      • 仮面ライダーウィザードに至っては基本形態の4スタイルがフレイムスタイルしか登場せず、他のスタイルは強化形態のドラゴンでしか登場しない。
      • ウルトラマンメビウスも最終回・続編OV『アーマードダークネス』を再現しておきながら、両方に登場したフェニックスブレイブが登場しない。設定上出せないという意見もあるが、同じように他キャラの協力が必要なグリッターティガやゴールドエクストリームは普通に登場している。同じコンパチの『ロストヒーローズ』では登場しているのに…。
      • 例外として一番最初から使用できるティガだけは何故かタイプチェンジが固有技能として実装されており、唯一3タイプ全てが使用可能でそれぞれ3つずつ技を持っている。何故多彩なフォームチェンジと技数を誇る平成ライダーには実装されていないのか…。結果としてティガのみ技数が11(被ってる技含めると15)と文字通り桁違いに多い。
    • 逆にガンダム勢は『Gジェネ』シリーズでのノウハウがあるせいか、通常武器を普通に使う。一方で、ウルトラやライダーに比べると武装が少ない(必殺技らしい必殺技が無い)という謎の煽りを食らっている。
    • 敵役(特に特撮勢)はボス級を含めて基本的に技は2種類しかない。雑魚は基本1種類。せっかくオリジナルキャストを起用したのにそのせいでボイスパターンが少なくなっており、勿体無い。
      • その分キャンサー・ゾディアーツのように、劇中の落語に引っ掛けた新規の長台詞を吐いてくれるキャラもいるのだが。
  • 一部演出の原作との食い違い
    • 仮面ライダーオーズのタジャドルコンボに変身する際の演出がドラえもんにひみつ道具をねだるのび太の如くアンクにメダルをねだるというもので原作ファンから非常に不評。しかもよりによって変身後のポージングで本編最終回の構図を再現してしまっている。そのくせ使用するのはマグナブレイズでもロストブレイズでもなく、プロミネンスドロップ。
      • 原作ではタジャドルコンボに使用するコアメダルはアンクの身体の一部であり、アンクに鳥系メダルをねだるのは言わば人間に腕を切って貸してくれと言っているようなもので、獣系メダルや重動物系メダルをねだる行為とは意味合いが全く異なる特別な形態である。
        当然アンクは劇中で鳥系メダルを手放すことを頑なに拒否し続けており、最終回でアンクが自分のメダルを託してタジャドルコンボに変身するシーンは名シーンとして評価されている。そういった経緯を無視して最終回の構図も再現してしまっているため批判の的になっているのである。
      • 上記のやりとりは原作ではラトラーターコンボに必要なメダルに対してのものであり、サゴーゾコンボの変身時でも同じ演出が使われている。尚更タジャドルの演出に使いまわさなくてもよかったのでは…。
      • その後のオールライダー系映画などではアンクに頼らずともタジャドルを平気で使っているため、その辺も取り入れて演出を考えて欲しかった。まぁ「原作無視」の謗りは免れないかもしれないが…。
    • またオーズは他の作品では中々使用されないタマシーコンボの「魂ボンバー」を使えるが、変身音声の関係かこの技に限ってコンボチェンジがカットされている。正直登場自体が珍しいのだから一番チェンジシーンが見たいのではないだろうか?一方で同様にレアな形態であるスーパータトバコンボは登場しない。
    • ウルトラマンエースのギロチンショットの発動エフェクトが何故かウルトラギロチンのものになっている。オーズと比べると批判は少ないがこちらも最終回で披露した大技の為、間違わないでほしかったという声がある。
    • ヒーローもののお約束である合体技などは一切無い。『ロストヒーローズ』では好評を博しただけに、せっかくのクロスオーバー故にこの点の交わりはあっても良かったかもしれない。
    • 全てではないが、音声の再生タイミングがかぶると、先に再生されていた音声が強制的に中断されてしまう。おそらく再生開始のタイミングがシーンごとに決まっているためだろうが、杜撰と言わざるを得ない。
      • Wのサイクロンジョーカーエクストリーム変身時を例にすると、「行くぜ、フィリップ!」「エク…」メモリ音声『エクストリーム!』という有様(「エク」の続きは完全スキップされる)。
  • 一部代役キャストの起用
    • 本人キャストが多く参加した一方で新しく代役が起用されたキャラもいるが、今作での評判はあまりよくない。
    • 特に不評を買ったのは仮面ライダーフォーゼ役の福士蒼汰氏とウルトラマンメビウス役の五十嵐隼士氏が代役に変わってしまったことである。両名とも『HEROES'VS』で出演していただけに、特に変更が際立っている。
      • フォーゼ役に新たに起用された堀曜宏氏は当時駆け出しだった福士氏の雰囲気や、声の再現率が非常に高く、その点は評価されている。しかし本作の本人採用率の多さを見るとやはりここが代役なのは残念なところ。『バトライド・ウォー』での音声を聞く限り、ほとんどが本作で流用しても問題なさそうなボイスパターンなのだが。
      • 同時期に発売された『サモンライド!』でも代役だったことから、流用できない事情があったと推測はできる。
      • メビウス役は福山潤氏が担当。こちらは五十嵐氏が既に芸能界を引退されたため変更は仕方ないという声が多いが、福山氏の声質や演技が五十嵐氏のものとはかなり印象が異なっており、こちらも賛否両論である*6
      • ロストヒーローズ2』をはじめ後のゲーム作品では今作で起用された両名が引き続き代役を担当している。
    • 一方で、代役にしなかったために以前から違和感が生じている仮面ライダーWのフィリップの声はかなり限界がきているのが感じられる。こちらに関しては「代役を使うべき」という声も多かった。
      • 桐山漣氏の新録による翔太郎と、まだ駆け出しだった頃の菅田将暉氏の声を『クライマックスヒーローズ』シリーズから流用しているフィリップとで演技力の差が生まれているだけでなく、二人で同時に叫んでいる必殺技は当時の二人の声を流用しているため、テンションの差がシュール。
      • 翔太郎「うおおおおおお」二人「メタルブランディング(ぎこちない)」というテンションの落差はもはやギャグ。
      • 本作の2年後に発売された『バトライド・ウォー 創生』では新たに代役キャストが起用された。しかし評価は……。

シナリオ面

  • 原作再現を重視した事による弊害
    • 最も煽りを食らったのはガンダムシリーズ全般。元々他二作の特撮とは全体的な作風が合わないシリーズではあるが、今回はその上で原作再現が主なため雰囲気が他の作品と噛み合わなくなっており場違い感、浮きっぷりが半端ない。
      • 今回のチョイスに上がった作品は「連合VSザフトでありながら、主人公と準主役は中立の立場から双方の過激派と戦った」『SEED』、「主人公が連邦にもジオンにも属さない」『UC』などいずれも他作品の「勧善懲悪」寄りのシナリオと外れておりヒーロー側の立ち位置が不安定な作品が多い。しかしそう考えると何故勧善懲悪寄りの『機動武闘伝Gガンダム』や、SDガンダムのTVアニメ作品をチョイスしなかったのか疑問。
      • 特に『UC』のステージでは(勢力は別々であるものの)なんとネオ・ジオンと連邦軍の双方がヒーローたちを挟撃してくる。これではまるで連邦とジオンがグルになっているかのよう。「敵同士が勝手に同士討ちする」というのはSFCの『第3次スーパーロボット大戦』でも普通に行われていたのだが…。
        したがって本作では、コンパチシリーズの基本である「連邦軍機=味方」*7という概念が成り立たない。おかげでF91がジェガンを墜としまくるなどといったある意味では面白い光景が見られる*8
    • 基本的にコンパチシリーズには「人間」という概念がないのにも関わらず、ガンダムやライダーのルートでは生身の人間が存在すると解釈せざるを得ない演出が多い(画面には出てこないが)。
    • 昔のコンパチヒーローシリーズはオリジナルストーリーをバックボーンに置いたり、SDということを活かして大幅なアレンジを加えることでなんとかこれらの違和感を抑えていたが、本作は中途半端に原作を意識したためにどっちつかずになっている。以前もそんな作品がなかったわけではないが…。
  • Gジェネのシステムを採用した事による弊害
    • 『Gジェネ』シリーズの「ジェネレーションブレイク」のシステムを採用しており、ステージで一定条件を満たすと更なる敵の増援が現れシナリオが進んでいく。しかし増援は基本的に原作での話が進んだ後に登場する敵キャラのため、1ステージで原作何話分もの戦闘が進んでいく。各作品の最終ステージになると作中でのボスキャラが全部1ステージに収められていたり、原作本編のラスボスを撃破した直後に外伝のボスやオリジナル敵が襲来して余韻をぶち壊しにされたりといった状況に陥る。
    • これにより原作再現シナリオは各作品毎に3ステージしかない。そのうえ後半の内容が多くシステムの都合上かなり端折っているため原作ファンとしてはまるで心躍らない。EXステージに至っては1作品1話だけで、複数の作品の話が1ステージに収められている。後者の場合、戦っていく内に他作品のマップとストーリーにどんどん移行していってしまう。
    • これに追加して『GジェネWORLD』同様に「シークレットショック」というシステムがあり、一定条件を満たすと隠し中ボスが唐突に現れるのだが、出てくるのは基本的にストーリーとは無関係な通りすがりの敵であり、倒しても死なない(撤退するだけ)こともある。
      • 前述の通り、ストーリーとは一切関与しないオマケの敵なので出現理由がほとんど謎。一応、オリジナル敵が既に死亡した敵の蘇生を行って呼び出しているという下地はあるが。
      • 現れる面子も問題であり、アルケーガンダムやらウルトラ怪獣やらといった戦闘バカはともかく、準主役級のMSであるジャスティスガンダムまで勝手に戦闘に乱入*9して勝手に退場していき、その後何事も無かったかのように任意枠で加入する。挙句、そんな薄い形で敵対・参入するおかげでジャスティスが敵として出るステージで自軍のジャスティスが出撃できてしまうため、同一キャラのはずのジャスティスVSジャスティスが実現するという誰得な事態が発生する。
  • クロスオーバーの面白みのなさ
    • 上記の通り原作再現を重視したこととGジェネのシステムを踏襲しているため、スパロボシリーズや『ロストヒーローズ』で好評を博している「原作設定や世界観を複合した物語のクロスオーバー」という要素はかなり薄い。基本的に各作品の世界を回って原作に沿って戦うのみであり、他版権作品のキャラが原作のストーリーに影響を及ぼす事は殆どない。
      • 世界観の異なるM78星雲のウルトラ戦士と『ティガ』、同じ宇宙世紀でも年代の離れた『逆シャア』『UC』『F91』などといった作品ごとの絡みや普段関わる事のない3シリーズが入り乱れたクロスオーバーを期待したファンには肩透かしの結果になってしまった。
      • 一方、他作品が絡まない為に原作再現が充分になされていないという本末転倒になっている作品もある(詳しくは後述)。
    • 一応ヒーロー側は増えていく過程が描かれているものの、敵キャラは各世界に点在しているだけでほとんどクロスオーバーをせず原作の台詞を喋るだけのものが多い。
    • インターミッションの会話ではイマジンやフォーゼといった喋らせやすい面々ばかりが登場し、キャラの出番に格差が大きい。イマジンの中でもジークは存在がまるでいないようになっている(ウイングフォームは出てくるのに)。
    • また本作は任意加入キャラである2号ライダーやウルトラ兄弟などは全く会話に登場しない*10。しかしその中でも仮面ライダービースト、『フォーゼ』の劇場版のみに出てきた仮面ライダーなでしこ、『00』の主役のダブルオーライザーを除いたケルディム・アリオス・セラヴィーの3機はシナリオ加入であり、会話にもよく顔を出す。参戦作品の中では最新の2号ライダーであるビーストはまだしも、なでしこと『00』の3機は優遇されているという声が上がるのも仕方ない。
    • 原作に関係ないキャラ同士のクロスオーバー会話がほとんど無い。酷い時には原作で関わりがあったキャラでも特殊会話がない事も。
  • 今一つなオリジナルキャラ
    • 本作ではコンパチシリーズ久々のオリジナルキャラクター「アルフロディ・セオ」が参戦しており、彼が乗り込む母艦で各世界を回るという形でクロスオーバー要素を一手に引き受けているのだが、残念ながら評判が良いとは言い難い。
    • セオはウルトラマンっぽい顔とロボットじみた体とライダー的な変身能力を持つというかつてのコンパチシリーズの顔・ロアを思わせる複合的なキャラだが、原作再現を主とした今作には物凄く不釣り合いで魅力に欠ける。戦闘時は母艦に乗ったまま機銃や砲撃で戦うためかなり地味。ロアのようにヒーローと並び立って戦っている印象も薄い。
      • 戦力的には、戦艦としての格納機能のほか、広範囲のテンションを上げたり任意のキャラを遠距離から着艦させたりと、便利。戦力としては微妙だが。
      • ステージ開始時(例外あり)には母艦が戦闘モードになるのだが、実際はセオが変身するだけで母艦自体は一切見た目が変わらないため物凄く地味。またこの時に専用BGMが優先されるため、シナリオの盛り上がりすらぶち壊す始末。しかも最初の3ルートの1ステージ目は全て専用ムービーが入り、1回目は飛ばせないため3回同じムービーを見るハメになる。
      • また各作品の世界は基本的に全て異世界となっているのだが、セオのみほぼ全ての世界を知っているという設定*11のため「ここはどこの世界なんだ?」「ここは○○の世界 or(何かを発見)あれは!そうかここは○○なのか!」という会話がテンプレ的に頻繁に入る。ディケイドじゃないんだから…。
    • 本作の物語の主軸はセオとオリジナル敵「ムサボルデス」の抗争にヒーローが巻き込まれるという形であり、ヒーロー達の最終目的はムサボルデスの追跡となっている。よって前半はともかくとして後半ムサボルデスが露出するようになると、版権キャラ・シナリオがもっぱらオマケ扱いと化す。
      • そんな形をとりながら、最後の最後で伏線を張っておいて一切回収せずに放置という暴挙。挙句、滅ぼされた自身の世界の復興は出来そうなのだが、滅ぼした仇敵の殲滅はしないまま*12という何とも尻すぼみな終わり方となっている。
      • 終盤で登場する人型のオリジナル敵も相当鬱陶しい。ストーリーに絡まない物も含めて3種いるのだが、全員が移動力無限&障害物無視。しかも、1種は完全無敵な上に最大3体現れるという動く障害物である。
    • シナリオ展開やセオ変身時のBGM優先、サブタイトルの読み上げ担当などから総じて、近年のスパロボシリーズや『GジェネOVER WORLD』の如くオリジナル要素を持ち上げようとしてしくじった感が否めない。
  • 原作崩壊のシナリオの数々
    • 肝心の原作シナリオもファンが満足できるものとは言い難い。近年では本家Gジェネもシナリオの不満点は徐々に溜まってきていたが本作もそこからは逃れられなかった。
      + 以下作品別、突っ込みどころ満載なその中身
    • 『ウルトラマンティガ』『仮面ライダーBLACK RX』『仮面ライダー電王』『機動戦士ガンダムF91』『機動戦士ガンダムSEED』
      • この5作品はプロローグで全員加入するため実質いるだけ参戦。プロローグの序盤で『ティガ』の劇場版『THE FINAL ODYSSEY』が再現されてるのと、後のステージで電王に強制出撃があること、EXステージで『F91』のステージがあるくらい。
        • このためプロローグで戦うカミーラや仮面ライダーガオウ、プロヴィデンスガンダムなどの強敵はここしかまともな出番がなく、当人も状況を理解してないまま即退場する。一部キャラはシークレットショックで再登場するが前述の通りシナリオには一切関係ない。一応、シャドームーンだけはEXステージでまともに再登場して絡むのだが。
        • 『SEED』『RX』『電王』は雑魚敵に当たるキャラ(ジンやチャップなど)が全く登場しない。
        • またプロローグでは敵の攻撃で電王からイマジンが全員はじき出され、プラットフォームが登場するのだが本作には変身者である野上良太郎の人格が存在しないため、一体誰が変身しているのか謎になっている。
      • 『ウルトラマンメビウス』
        • メビウス初登場時のセオとのやり取りがファン失笑もの。原作でも度々唱和された『ウルトラ5つの誓い』*13で敵ではないことを示すのだが、この言葉は原作ではアイハラ・リュウ隊員をはじめとした仲間達の絆を示すシーンで使われていた。確かにメビウスとリュウの出会いの切っ掛けもこの言葉ではあったが、見ず知らずの者が知っていたからと言って無条件に信用するのはやはりおかしい。しかもこれを使ったのは「これに反応するなら彼は間違いなくメビウスだろう」というセオの判断によるもの*14そんな、偽物の見分け方じゃないんだから…。
        • この時点でメビウスを知っているはずのウルトラマンゼロが加入しているのだがゼロは全く反応を示さない。それどころか6兄弟全員参戦しているのにウルトラ兄弟が全くシナリオに絡んでこない。特にメビウスの師匠であり『ギンガ』でサポート役に回っていたウルトラマンタロウは『ギンガ』ルートの最終ステージで原作通り宇宙に去ってしまい、自軍で使えるようにしても任意加入のためその後のストーリーには一切絡まない。
        • 『メビウス』と『ゼロ』と『ギンガ』は大きく見れば世界観が同一であり共通して登場するキャラが多いのだが、本編の時系列と本作のシナリオ進行順がまるっきり逆のためこんな状況に陥っている。ゼロ単体で見ても時系列では後になる『VSダークロプスゼロ』のステージを経て『銀河伝説』のステージに行くという始末。
        • 最終決戦では、原作通りスペシウム・リタブライザーを使用しないとエンペラ星人に攻撃が通用しない。しかし、原作でリタブライザーを作った防衛組織・CREW GUYSが本作に登場していないため*15、ウルトラの父が唐突に持ち込んだことになってしまっている。
          • そもそも原作で「 人類とウルトラマンの絆の証 」として登場したアイテムを、人間が登場しない本作に出すのはどうなのだろうか。同じく絆の証たるフェニックスブレイブとゾフィー*16は登場しないため非常に浮いてしまっている。
          • というかライダーとガンダムも「スペシウムエネルギーを増幅する」スペシウム・リタブライザーを介して攻撃しても意味はないと思うのだが。
          • なおメビウスは素の攻撃力がやたら低いのに攻撃力アップスキルも弱い*17、その上最強技のメビュームダイナマイトは、ウルトラダイナマイトより消耗する割に弱いという公式設定もあってタロウの下位互換*18、フェニックスブレイブ&メビウスインフィニティーなし、『銀河伝説』に登場したウルトラ戦士で唯一そのステージで強制出撃なしなど性能、出番共に全主役キャラでもかなり不遇である。
      • 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
        • EXステージでの再現だが、なんとゴモラが敵怪獣として出てくる。確かにゴモラは『ウルトラマン』に登場し、一度はウルトラマンを打ち破った強敵怪獣ではある(実際、本作では『ウルトラマン』の版権キャラ扱いであり平成ウルトラマンのゴモラとは別個体名義)が『銀河伝説』ステージの登場となると必然的に『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』の主役怪獣であるレイのゴモラを想起させる。
          • レイは本作で再現されている『銀河伝説』及び『VSダークロプスゼロ』ではゼロに並ぶ主役扱いであり、ゴモラもゼロたちウルトラ戦士と共に戦ったメインキャラの一人である。それなのに本作ではただの敵扱い。『大怪獣バトル』が参戦しておらず『ウルトラマン』のゴモラとして登場させるにしても、何故本来味方である『銀河伝説』ステージに登場させてしまうのか。
      • 『ウルトラマンギンガ』
        • シナリオ上の再現は問題ないが、ギンガは他のウルトラマンと違い変身者の礼堂ヒカルの人格のみが採用されているため、自分の素性を自分で知らないという妙なことになってしまっている。
      • 『仮面ライダーオーズ/OOO』
        • 再現面ではひときわ力が入っているが、シナリオ面では『フォーゼ』ルートの『MOVIE大戦MEGA MAX』の再現ステージにTV版ボスのグリード5体と劇場版『将軍と21のコアメダル』のボスのガラ、『MEGA MAX』オーズ編のボスの仮面ライダーポセイドンが全員詰め込まれており、実質オリジナルシナリオ。固有ルートでもEXステージ扱いでもないので微妙な立ち位置になってしまっている*19
      • 『仮面ライダーウィザード』
        • ヒロインのコヨミの存在そのものが抹消されたため、黒幕の行動原理そのものが変わってしまっているという原作破壊になっている。原作では黒幕の行動は全てコヨミの存在に起因していたため、終盤はウィザードと黒幕、そしてコヨミの持つアイテムを狙うグレムリンによるコヨミ争奪戦となった。コヨミは生身のキャラなので登場できないのは仕方がないとしても、原作の動機をまるごと差っ引いたので何のために行動しているのかが完全に謎になっている。
        • ウィザードがフェニックスを太陽に蹴飛ばす専用ムービーがあるが、ムービー中に「フィナーレだ」という原作無視の台詞が入る。そのくせムービー終了後に原作同様の「お前にフィナーレはない!」が入るため台詞として成り立っていない。
          • 原作ではフェニックスは何度死んでもパワーアップして蘇る能力を持つためあえてトドメを刺さない方法を取り、永遠に太陽で焼かれ続ける事になったため「お前にフィナーレはない!」と発言している。ウィザードのボイスを流用しているが故なのだろうが、それだったらそもそも無言もしくは適当なかけ声をつけて蹴り飛ばせばいいだけである。オーズのタジャドル同様「原作をわかっていない」と批判される要因となっている。
        • TV版に登場する3人の仮面ライダーメイジは、今作では終始無言で完全に原作黒幕に操られた敵キャラ扱いで、仲間にならない。原作ではウィザードやビーストと諸事情で敵対する事はあったが、最終的には味方だったはずなのに…。
        • さらに本編最終回の特別編に登場した敵・アマダムもウィザードルートのラスボスとして登場しているが、特別に何の説明も無く魔法石から出てきている。原作では彼が外の世界に出ると魔法石の世界の怪人達が溢れ出てしまうため、ウィザード達は魔法石内の世界で戦ったのだが…。原作と照らし合わせると、魔法石内の住人たちは犠牲になってしまったとしか思えない。
      • 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
        • オリジナル敵を追っている最中でシナリオが挟まるため、νガンダム含めて地球に降下中のアクシズを放置してオリジナル敵を追うという参戦ゲーム史上最悪のバッドエンド確実な展開。ちなみにこのステージはオリジナル敵を倒す事がクリア条件であり、サザビー撃破前にそれを満たすとサザビーすら放置される。挙句、νガンダムは参入メッセージが表示されるだけなのでなぜ同行するのかすら不明。
          • しかも、サザビーはサザビーで、「燃料が足らずアクシズの点火もままならないから、ついさっき拾ったなんだかよくわからない力(オリジナル敵)を使って点火してみた」という頭の悪い行動をやらされている。お前は『SDガンダムフルカラー劇場』のサザビーか?また、シナリオ中で点火されるのでその前にオリジナル敵を倒すと点火すらされずに終わってしまい、アクシズが地球の近くにぽつんと放置されるだけというかつてない阿呆エンドと化す。
      • 『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』
        • 所謂アセム編の機体しか物語に登場しない*20が、本来同一機体であるはずのガンダムAGE-2がダブルバレットとダークハウンドの別々が加入する*21。別キャラ化したのは原作でのパイロットであるアセム・アスノの担当声優が二通り存在するためなのだろうか?それならスポット参戦のガンダムAGE-1フラットを加入させればよかったのでは。
        • また敵組織であるヴェイガンのモビルスーツはエネルギー耐性を持つものが多いのに対して、AGE-2はエネルギー攻撃メインのダブルバレットで固定のため、ヴェイガンにやたら苦戦するようになってしまっている。
      • 『機動戦士ガンダムUC』
        • シナリオがep6までとなっているため、シナリオ上で思わせぶりに登場する『ラプラスの箱』の正体が分からないまま「とりあえずラプラスの箱は気にしないことにしよう」と纏められて終わり、その後も特に音沙汰がない。これに付随してユニコーンガンダム本人がギンガ同様自分の素性を自分で知らない。
        • バンシィとその改修機であるバンシィ・ノルンの両方が登場するが、AGE-2同様どちらも別個体でありそれについての説明は全くない。こちらはパイロットが違うためと思われるが性別も違うのに同じ見た目のせいでややこしい。またバンシィ・ノルンは特に伏線なく出現する上に台詞が原作をなぞっているだけなので、いきなり現れた見ず知らずの敵がユニコーンに怨みつらみを垂れて攻撃してくるという意味不明の状況になっている。せめて原作パイロットのリディが前に乗っていたデルタプラスのほうを登場させるべきだったのでは…。
          • 厳密に言うとバンシィはネオ・ジオンのMAであるクシャトリヤのパイロットが無理矢理乗せられているため「パイロット=キャラの人格」とするとクシャトリヤとバンシィは同一個体のはずだがそれについても説明はない。

システム面

  • システム的に一つ一つがGジェネの劣化
    • 自由自在に機体を生産して開発し、パイロットを乗せて…というカスタム面での楽しみがあるGジェネに比べると、自由度に関しては特に劣化気味と言わざるを得ない。ただライダーやウルトラ戦士が量産出来るというのも無理があるが…。
    • バトル演出自体はGジェネのあっさりしたものよりスパロボシリーズのようなじっくり魅せる演出なので、アニメーションに関してはGジェネシリーズにない良さもあるのだが。
  • フリーダムガンダムの「フルバースト」
    • 本作では所謂MAP兵器のような性能の「マルチアタック」の効果を持つ技を大半のキャラが持っており、攻撃対象もほぼ全ての味方は最大3体となっているのだが、フルバーストのみ何故か最大6体と一人だけ突出している。(4~5体狙えるキャラは一人もいない)。本作では敵撃破時にもう一度動けるチャンスステップがデフォルトで搭載されているため、フリーダムだけ圧倒的な使い勝手を誇っている。
      • フルバーストの攻撃力は最強技としては低めとはいえ、最強技がマルチアタック*22という時点で他のキャラよりもアドバンテージがあり、マルチアタックを使うとチャンスステップの回数が1回で固定になるデメリットこそあるものの、この攻撃範囲の前では誤差のようなものである。
  • スポット参戦キャラクター
    • シナリオに一切関与しない2号ライダーやウルトラ兄弟の面々は任意加入できるのにも関わらず、仮面ライダーアクアなど何故かスポット参戦のみ(特定のステージでしか使えない)のキャラがいる。
      • 劇場版限定ライダーであったアクアはまだしも、『MOE』出典とはいえ原作第1部「フリット編」の主役機が改修されたガンダムAGE-1フラットと、『ギンガ』の準レギュラーであるジャンナインがスポット参戦なのは非常に疑問が残る。このためジャンナインは和解したのにギンガ編最終決戦に来てくれないと意味不明な事になっている*23
      • また、ジャンナインは公式サイトの画像ではガンパッドを構えているが本作では使わないため、必殺技のジャンスターダストが使用できない。
  • ごく一部の音量バランスの悪さ
    • 基本的にはバランスは良好だが、例外的にマップでモビルスーツが移動する時のブースターの音量だけ妙に大きい。こちらに合わせるとベルト音声など他のSEが聞こえにくくなる。
    • もっとも基本的に不満としてあがるのはこれくらいなので、わざわざこれのために調整する必要性は薄い。

総評

これまで本人出演率で群を抜いていた『バトライド・ウォー』シリーズにも出演していなかったキャストが参加するなど、特撮ファンにとってはファンアイテムとしての価値が高い。
たた、ゲーム単体としてやはり力不足な面は否めず、ことごとくGジェネシリーズのような楽しみが見出せない点が目立つためガンダムファンからの評判はよろしくない。
とはいえオリジナルキャストの採用率の高さはとても評価されており、特撮作品を交えた『スパロボ』風クロスオーバーゲームという点がファンの興味を引いた点は大きく、改善点を加えた次回作を望む声は多い。