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【じゃっじ あいず しにがみのゆいごん】
ジャンル | リーガルサスペンスアクション | |
対応機種 | プレイステーション4 | |
メディア | BD-ROM 1枚 | |
発売元/開発元 | セガゲームス | |
発売日 | 2018年12月13日 | |
定価 | 8,618円(税別) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
廉価版 | 新価格版:2019年7月18日/1,980円(価格改定後) | |
配信 | 2019年7月18日/1,980円(価格改定後) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
またの名を「キムタクが如く」 キムタクが「戦う」「弁護」「潜入」「変装」 『龍が如く』のキャラクターは登場しない 『6』の不満点は改善されたがやや課題点も |
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龍が如くシリーズ |
正義という名の凶器。
名越稔洋氏が率いる「龍が如くスタジオ」による新規タイトルであり、法廷劇と探偵要素を軸としてアクション要素を加えたアクションアドベンチャーゲーム。実際に法曹関係者が監修を勤めていることも話題となった。神室町舞台のスピンオフ作品では『龍が如く OF THE END』以来の作品となる(*1)。
今作は『龍が如く6 命の詩。』および『龍が如く 極2』と同じくドラゴンエンジンが使われており、仕様やアクションも流用されている。
脚本は『龍が如く0 誓いの場所』で好評だった古田剛志氏が担当し、その他のスタッフも同シリーズのメンバーが中心となっている。
舞台は『龍が如く』シリーズでお馴染みの神室町であり、時系列は『6』と『7』の間の話で東城会の人間が登場したりと、『龍が如く』シリーズと同じ世界観の物語となっている。
一方で同シリーズの世界に引っ張られてしまうという理由から、シリーズのキャラクターたちはほとんど登場しない(*2)。
15歳の時に弁護士の父母を被害者遺族の逆恨みによって殺害された主人公・八神隆之は、神室町で喧嘩に明け暮れる荒れた生活を送っていたが、
たまたま喧嘩を吹っ掛けた極道の海藤正治の渡世の親である松金組組長・松金貢に目を掛けられ、人生をやり直しつつ父と同じ弁護士の道を歩み始める。
やがて、弁護士として源田法律事務所に所属した八神は大久保新平が起こした和久老人殺人事件の弁護の担当となり、
その裁判で無罪判決を勝ち取って一躍時の人となる。しかし、無罪放免となった大久保新平が釈放直後に同棲中の恋人寺澤絵美を殺害して
住んでいたアパートに放火するという凶行に及んだことから評価は一転し、「凶悪な殺人鬼を野に放ったインチキ弁護士」のレッテルを張られ、
それまで築いてきたものをすべて失ってしまう。それから3年後、弁護士バッジを外した八神は神室町で元松金組の構成員だった海藤とともに探偵屋として細々と生活していた。 神室町は関西から進出してきた極道組織の共礼会と東城会の抗争、共礼会の組員ばかりが犠牲となる遺体の目をえぐる連続殺人事件で不穏な空気が流れていたが、
そんな中、共礼会の若衆が松金組の若頭である羽村と揉め事を起こした後に目をえぐられた他殺体となって発見される。警察は被害者と直前まで揉めていた羽村を殺人の容疑者として逮捕。羽村は無実を主張し、~] 自分の弁護を八神と八神の弁護士時代の先輩でもあった源田法律事務所の新谷に依頼。否応なく八神はこの事件に関わることとなった…。
主人公が探偵ということで、事件解決のために必要な様々な遊びが用意されている。
サーチモード
尾行
チェイス
聞き込み
証拠提示
スクープミッション
ピッキング
サムターン回し
変装
八神のバトルスタイル
フィジカルスイッチ
立体アクション
EXブースト
エンカウント
スキル
その他
カジノ、バッティングセンターなど『龍が如く』シリーズで遊べたミニゲームが流用されているが、もちろん新規要素もある。
ピンボールバーラー
Dリーグ
VRすごろく:ダイキュー
「KAMURO OF THE DEAD」
また、ゲームセンターで遊べるゲームの1つとしてアーケードゲームとして稼働していた『ファイティングバイパーズ』と、近未来バイクレースゲーム『モーターレイド』がシリーズ初収録。
特に『モーターレイド』は今までCS移植されておらず、本作が初の移植作となる。
KAMUGOアプリ
ガールフレンド
クラウドカンパ
ドローン
ちょっと一服
キムタクを動かせる
シナリオ
魅力的なキャラクター
BGM
演出
ダッシュの仕様改善
バカゲー要素
サイドケース
フレンドイベント
ガールフレンド
バトル
その他
プレミアムアドベンチャーの仕様改善
『龍が如く』シリーズの人気キャラクターは登場しない
結局は極道中心のシナリオ
KAMGO
意味の無い選択肢
チェイス
ドローン
キャバクラの削除
ラスボス
街が一つだけ
京浜同盟
ピッキングとサムターン
暗証コード解除
鍵束
自由度の薄い変装
尾行
『龍が如く』から劣化した街探索
フレンド
KAMGO
演出
序盤の探偵鵜沢への一連のシナリオ
さおりのハニートラップ
無辜の一般人と戦闘
銃コント
いくつか矛盾・疑問が残る展開
+ | ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
キャラクターについて
+ | ネタバレ注意 |
ゲーム面としての問題
+ | 例えば |
武器・防具・アイテムの装備の廃止
致命傷
『龍が如く』から劣化したバトル要素
モーション流用が多い
エンカウントバトル
バトルスタイルのバランスの悪さ
DLC
ロード
モデリング
一部俳優の演技
EXアクション
あのキムタクをプレイヤーが自由に操作出来る唯一無二のゲームである。
しかし、『龍が如く』からマップやシステムの大部分を流用しておきながら、同シリーズの最新作である『極2』と比較してもボリュームややり込み要素で劣化した部分が目立つ。
法曹関係から監修を受けた割には『龍が如く』特有の荒唐無稽さは相変わらずであり、純粋なリーガルサスペンスとして見ると疑問符や1つの作品として完全に調和しているとは言い難い、改善の余地を多く残した一作となった。
とはいえ、『クロヒョウ 龍が如く新章』同様に本編と一切接点がないため、各シリーズに関する言葉や『龍が如く』を知らない人からでも遊べるようになっている。
シリーズでの不安要素だった操作性の改善や『龍が如く6』での批判が多かったシナリオやキャラクターの改善は評価され、『6』の汚名返上には成功していると言えるだろう。
キムタクを操作したい人、近年の龍が如くシリーズで苦い思いをしたファンはプレイする事をオススメする。
【じゃっじ あいず しにがみのゆいごん りますたーど】
対応機種 |
プレイステーション5 Xbox Series X |
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発売日 | 2021年4月23日 | |
定価 |
【PS5・通常版】1,980円 【PS5・デジタルデラックス】3,630円 【XSX・DL版】3,630円(全て税込) |
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判定 | 良作 | |
龍が如くシリーズ |
※共通項目は省略
上記のPS4『JUDGE EYES:死神の遺言 新価格版』のリマスター版。物語など基本的な内容は同じだが、一部仕様が異なっている。
PS5のデジタルデラックス版とXSXのダウンロード版は、本編に加えてDLC「オールインワン・パック」がセットになったものである。
基本のゲーム内容は変わらずに次世代機に対応といったリマスターだが、何より特筆すべき点は通常版が税込1,980円となっており、ほぼフルプライスの『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』と比べても破格の値段であることが分かる。
アップデート不可などPS4版を買ったユーザーに対するフォローは無い(*16)が、新規ユーザーはもちろん続編に向けてもう一度プレイしたい方にもおすすめのお手軽さとなっている。