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DOOMシリーズ - (2023/11/09 (木) 11:06:57) の編集履歴(バックアップ)


DOOMシリーズリンク

本編

機種 タイトル 概要 判定
MS-DOS他 DOOM シリーズ第1作。自然な非線形マップと爽快感のあるゲームプレイで社会現象を巻き起こした。
MS-DOS他 The Ultimate DOOM 初代の完全版。通信販売だった無印版とは異なり、店頭でも販売された。
新たにエピソード4「Thy FleshConsumed」が追加され、対戦向けに既存マップにも手が加えられている。
PC/Switch/PS4/One/Android DOOM (1993) 初代の移植版。
MS-DOS他 DOOM II: Hell on Earth 前作からわずか1年後に発売された第2作。FPS史上伝統の「スーパーショットガン」の初出。
正当進化した本編とMODフリーなスタンスが評価され前作以上の売り上げを記録。
現在も『The Ultimate DOOM』とセットで改良が続けられている。
MS-DOS Master Levels for DOOM II 著名なWAD製作者達6人によって製作された全20ステージの『DOOM II』拡張パック。
ボーナスディスクとして1,830個ものファンメイドwadを(勝手に)収録した『Maximum DOOM』も付属していた。
著作権などの問題でSteam版には『Maximum』は付属していない。
Win DOOM 95 DirectXに対応し、解像度変更などが可能になった『DOOM II』のWindows95向け移植。
ビル・ゲイツ本人が出演したCMは語り草となった。
MS-DOS他 FINAL DOOM WAD製作者コミュニティの手掛けた個性的で高難易度のマップを搭載したスタンドアロンMOD。
Doom Engine(id tech 1)最後の作品でもある。本編の2倍のステージを用意しているが、それ以外の新規要素はない。
なし
N64 DOOM 64 Midway Gamesによるシリーズ唯一の家庭用機オリジナル作品。
本家『3』とは異なる独特な世界観だが、正統な『II』の続編として、コアなシリーズファンから支持された。
PS4/One/
Switch/Win
DOOM 64 『Eternal』と同時にリリースされた、Nightdive Studiosによるファン待望の移植作。
KEXエンジンにより『64』オリジナル版を完全再現し、新規エピソードも追加された。
Xb/Win/
Mac/Linux
DOOM 3 シリーズ第3作であり、ナンバリングタイトルとしては10年ぶりとなる作品。
Return to Castle Wolfenstein』の反響を受けリアル路線のリブートへ方針転換、ホラーFPSとしての要素に注力する。
なし
Xb/Win/Linux DOOM 3: Resurrection of Evil 『3』の拡張パック。開発は『Return to Castle Wolfenstein』のXb版を手掛けた、Nerve Software。
新たなモンスターや武器が登場する追加ストーリーを収録。
PS3/360/Win/
PS4/One/Switch
DOOM 3: BFG Edition 上記の拡張パックと新ストーリーを収録、システムの変更やHDリマスターが施された『3』の完全版。
本作からBethesda Softworksがパブリッシャーとなり、日本語ローカライズ&日本語音声が実現した。
PS4/One/Win/
Switch
DOOM (2016) 2度目となるリブート作品。凄まじい残虐表現が特徴。
『3』から一転して旧作を意識したハイテンポな高速FPSに回帰し、旧作ファンにも受け入れられた。
PS4/One/Win/
Switch
DOOM Eternal 上記の続編。前作をベースとしながらも様々な点を手強く改良。
ストーリーもより壮大な内容に進化し、過去作へのリスペクト溢れる内容が評価された。
その一方で、一部武器・敵のバランスや混沌としたストーリー構図などは人を選ぶ。
PS4/One/Win DOOM Eternal: The Ancient Gods - Part One スタンドアローンDLCとしても発売された『Eternal』のストーリー続編。さらなる強敵を追加した高難易度エピソード。
DOOM Eternal: The Ancient Gods - Part Two 『DOOM (2016)』〜『Eternal』の完結編となるエピソード。スタンドアローンDLCとしても発売。
その他
携帯 DOOM RPG 旧作『DOOM』をベースにした3Dダンジョン式RPG。携帯向けながらグラフィックは良好。
iOS DOOM Resurrection 『3』をベースにしたガンシューティング。現在配信終了。
DOOM II RPG 『DOOM RPG』の続編。
Win/PS4 DOOM VFR VR専用。『DOOM (2016)』の裏側を舞台にしたVR向けタイトル。

関連作品

機種 タイトル 概要 判定
MS-DOS Wolfenstein 3D 初代のベースとなった作品。画面構成などが受け継がれている。
『2』のシークレットステージは本作をモチーフとしており、雑魚敵としてナチス親衛隊がゲスト出演。
Heretic Doom Engineのライセンス供与を受けたRaven Softwareによるダークファンタジー版『DOOM』と言える作品。
ガワ以外はほぼ『DOOM』と同一だが、アイテム管理・任意使用が可能になった。
なし
Hexen 同じくDoom Engineを採用した『Heretic』の続編。マップが相互に繋がった探索型RPGとなった。
一方、敵が復活する割に回復アイテムなどのリソースが有限だったりとバランス調整の曖昧さが難点。
不安定
STRIFE Doom Engineを採用したアクションRPG。作品自体の出来はかなり荒削り。
『Heretic』『Hexen』と共に複雑な『DOOM II』用WADの技術ベースとして利用されることの多い作品。
なし
Commander Keen 初代より前に『スーパーマリオ3』のPC移植を転用してMS-DOSで作られたオリジナルタイトル。
id Software設立のきっかけともなった名作横スクロールアクション。
裏設定ではキーンの孫がドゥームガイという世界観の繋がりが示唆されている。
キーンの死体が『2』『DOOM(2016)』『Eternal』に、「Dope Fish」が『Eternal』までイースターエッグとして登場。
QUAKEシリーズ 『2』より後に作られたフル3DFPSシリーズ。開発メンバーが『DOOM』と共通している。
その為、SSGやBFGと言った一部武器やストーリー内容、高速のゲームプレイなど要素の多くが受け継がれている。
PS4/One/Win RAGE 2 Just Cause』シリーズで知られるAvalanche Studiosとid Softwareの合作によるオープンワールド世紀末FPS。
『DOOM』の象徴的武器「BFG 9000」がゲーム内最強武器として友情出演。
GC Tony Hawk's Pro Skater 3 スケボーゲーだがWin版のみ『DOOM』のチートコマンドを入力することでドゥームガイが隠しキャラとして登場。
PS5/XSX/Switch/
PS4/One/Win/
Mac/iOS/Android
FORTNITE ゲーム内でコラボレーションが行われた。
Switch 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 有料DLCとしてドゥームスレイヤーのMiiファイターコスチュームを配信。
『DOOM (2016)』のピストルと『Eternal』準拠のプラトエルスーツ姿となっている。

特徴

1993年に第1作がシェアウェア発売され、その完成度からアメリカ中に拡散、社会現象を巻き起こしたFPS。爽快感のあるゲームプレイが絶賛された一方で、冒涜的な敵や残虐描写が社会問題となった。
多くのハードに移植され、『DOOM 3』がid Software最高の売り上げを記録するなどidの看板的タイトルである。2010年代のZenimax買収前後は人気も低迷していたが、『DOOM(2016)』が評価されたことで再びシリーズが始動、新作『Eternal』の発売に至った。

買収前までは、プログラマーでありid Softwareオーナーでもあるジョン・カーマックの意向により使用されたid Techエンジンがバージョンごとに発売から数年後にオープンソース化しているのも特徴。中でも『DOOM』『DOOM II』に使用されたid Tech 1は90年代末にオープンソース化され、それを元に現在も多くの『DOOM』ファンが独自に改良した互換エンジンを開発している。


余談

  • DOOM(2016)・DOOM Eternalで設定が再編され、本編の時間軸設定は大まかに「正史(canon)」「非正史(Non-canon)」「3」の三つに分かれることとなった。
    「正史」とされる『DOOM1(UD)』『DOOM II』『DOOM 64』『DOOM(2016)』『DOOM Eternal』で主人公が同一人物となる。
    • 『FINAL DOOM』の各エピソードや『DOOM RPG』は「非正史」とされ、主人公やストーリー展開がそれぞれ本編と異なる。ストーリーが存在しない『Master Levels for DOOM II』も非正史に含まれる。
  • 『DOOM 3』関連タイトルは全て独自の「3」時間軸であり、主人公の出自や展開などリブート前や二度目のリブート後とは完全に区別されている。