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サターンボンバーマンファイト!!

【さたーんぼんばーまんふぁいと】

ジャンル アクションゲーム
対応機種 セガサターン
発売元 ハドソン
開発元 イレブン
発売日 1997年12月11日
定価 5,800円(税別)
プレイ人数 1~4人
レーティング セガ審査:全年齢推奨
周辺機器 マルチターミナル6対応
判定 なし
ポイント 対戦に特化したボンバーマン
ボンバーマンシリーズ


概要

2Dだった前作『サターンボンバーマン』とはがらりと変わって今作は3D空間でひたすら対戦するゲームとなっている。


特徴・システム

  • 今作はフィールドが3D空間で作られていて、高さの概念が存在する。
  • 今作のボンバーマンは体力制。爆風に当たって体力がなくなると負けになる。
  • 爆弾の炎はいつも通り十字、ただし後述するデカ爆は円形に爆風が広がる。
    • ボンバーマン自身もいつも通り4方向にしか動けず、斜め移動は出来ない。
    • かわりに本作のボンバーマンはジャンプができる。
    • なおボムキックとボム投げは今作では最初からできるようになっている。
  • 爆弾を置くごとにゲージが溜まっていき、満タンになると広範囲に爆発するデカ爆を出す事ができる。
  • プロックを破壊するとアイテムが出現する。
    • 出現するアイテムは3種類。火力が上がる「ファイアーアップ」とボムを置ける数が増える「ボムアップ」、そしてランダムで何らかの効果が出る「?バネル」。
    • アイテムとは別に「ホワイトホース」という仔馬が出現する事もある。乗れば1回爆風に当たってもホワイトホースから降ろされるだけでダメージは受けない。
  • キャラクターは15人。それぞれのキャラクターで能力が違う。
    • ラスボスの「デラル」のみ最初は使えないが条件を達成する事で使用可能になる。
  • ストーリーモードでは一人のキャラを選んで全7、8ステージを攻略する。(ステージ数は選んだキャラによって変わる)
    • 基本的に1ステージにつき一人の相手と一対一の勝負。ただしたまに3人での乱戦になる。
    • 対戦前とクリア後に会話デモが入る。
    • エンディングも全キャラに個別で用意されている。
  • バトルモードでは最大4人まで同時対戦が可能。
    • 従来のみそボンに変わって今作ではミニボンシステムが登場。
    • 先に負けたプレイヤーはミニボンとなってバトルに参加できる。
    • ミニボンは最低火力のボムを一つずつしか出せないが、炎に当たってもダメージは受けない。
    • ミニボンのボムで相手の体力をゼロにすれば体力が1/4の状態で復活できる。
  • もう一つの一人用モードとして「サバイバルモード」が存在。
    • 選んだキャラでひたすら他のキャラと対戦していく。一度でも負けるか50人倒すと終了となる。

評価点

  • フィールドが3Dになった事で、従来以上にカオス感の増したバトルモード。実際に人間同士で対戦すればかなり盛り上がれるだろう。
  • ストーリーモードの会話デモのおかげでキャラの個性の描写はしっかりできている。
    • しかもデモはフルボイス。
  • 体力制になったおかげで初手で自爆していきなりリタイア、なんて事態は激減した。初心者でも安心。
  • システムは大きく変わってはいるものの、運次第で初心者にも勝ち目があるというボンバーマン対戦の醍醐味は失われていない。
    • ただ本作は少し運要素が強すぎるが…(後述)
  • ストーリーモードのコンティニューは何度でも出来るし、難易度も変更できる。ストーリーモードをクリアするだけなら難しくなく、初心者にも敷居は低い。

問題点

  • 対戦は盛り上がれる一方で一人用モードはCPUの操作するキャラと対戦を繰り返すだけという簡素な内容。
    • CPUキャラと対戦、という点では過去に『ボンバーマンGB』が存在したが、あれはボス戦は従来のボンバーマンと変わらなかった。
    • しかし本作は最後のボスもバトルモード形式なので『ボンバーマンGB』以上に単調な内容になってしまった。
  • イロモノだらけのキャラクター
    • 過去作では『ボンバーマン'94』のボンバーファミリー、『スーパーボンバーマン3』のワールドボンバーズなど、バトルモードで使えるキャラクターはみな「ボンバーマン」であった。
    • しかし本作では純粋なボンバーマンはしろボン、くろボン、ゴーレムボンバーの3人。ハニーと小鉄は『スーパーボンバーマン4』ですでにボンバーマンと一緒に活動していたのでまだいいが…、
    • それ以外のメンバーは幼女、一国の姫、ヒゲヒゲ団戦闘員、バグラーのパチモン*1、忍者、カボチャ頭の死神、走り屋ロボット、ペンギン、小猿、デュラルのパロディとクセの強すぎるキャラしかいない。非常に好き嫌いの分かれるメンバーであろう。
      • 前作『サターンボンバーマン』でもボンバーマン以外のキャラが使えたが、あれは高橋名人PC原人などハドソン人気キャラ集合という大きな建前があったのでさほど問題視はされなかった。
      • なおヒゲヒゲ団戦闘員は後に『ボンバーマンジェッターズ』で改めてバトルモードで使用可能になっている。
  • 扱いにくいホワイトホース
    • ホワイトホースに乗ると一回だけダメージを無効化できる。他にも素早く動けたり爆弾を食べたりできる。
    • しかし一方で爆弾を投げる事しか出来なくなる=その場に爆弾を置けなくなるというデメリットも存在する。このためバトルでうまく立ち回るのはけっこう困難。
  • 実際のバトルでは「?パネル」がたくさん出てくる。しかしこのアイテム良い効果もあれば悪い効果もあるギャンブル性の強いアイテムで、良くも悪くも運要素が強すぎる。
  • フィールドが斜めのため慣れるまでは少々動かしにくい。
  • バトルの勝利数ノルマは1、3、5のの中からしか選べない。つまり2回や4回には出来ないので微妙に融通がきかない。

総評

対戦に特化した内容のため一人で遊ぶには向かないゲーム。
しかし『爆ボンバーマン』とは違った形でボンバーマンの3D化に挑戦した意欲作でもある。
実際に人間と対戦する機会があるならやってみて損はない。


余談

今作を開発したイレブンは後に『ボンバーマンクエスト』を開発している。*2
その繋がりからか、今作のオリジナルキャラクターが何名か出演している。

  • 「まみ」「レウィシア」「デラル」が隠しボスとして登場。
  • 条件を満たすと「パンプ」が登場。本当に登場するだけで会話などは出来ないが。
  • 「ラジボン」の亜種と思われる「ラジボンジュニア」という敵が登場する。

最終更新:2026年05月02日 13:58

*1 作中で実際に言われている

*2 余談の余談だがバンプレストがACでリリースした『マジンガーZ』の開発も手掛けている。