【ちょこぼれーしんぐ げんかいへのろーど】
ジャンル | レーシング | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売・開発元 | スクウェア | |
発売日 | 1999年3月18日 | |
定価 | 6,090円 | |
廉価版 | PS one Books:2001年12月20日/2,500円 | |
配信 | ゲームアーカイブス:2009年2月20日/600円 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
チョコボ版マリオカート系レーシング 「アビリティ」「スピンターボ」など、後追いにならない特徴も レース以外にもストーリーやエディット要素などの独自要素 大量のゲストキャラやFFシリーズ要素でバラエティ感を演出 |
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備考 | PS『チョコボコレクション』にカップリング収録 | |
ファイナルファンタジーシリーズ |
『ファイナルファンタジー』シリーズのマスコットキャラクター、チョコボを主人公としたレーシングゲーム。
『チョコボの不思議なダンジョン2』発売直後の作品で、いわゆるチョコボシリーズの1作である。
『スーパーマリオカート』『クラッシュ・バンディクー レーシング』等と同系統の、純粋にテクニックを競うだけでなくアイテムで補助・妨害などを行えるパーティーゲームの趣が強い雰囲気の作品となっている。
もちろん先に挙げた2作のコピーではない本作独自の要素もしっかり備えている。
+ | レーサー紹介 |
基本的には先発の有名作である『マリオカート』とほぼ同じ感覚の操作が可能だが、以下のような違いがある。
+ | 各魔石紹介 |
+ | 各アビリティ紹介 |
本作のメインのモード。『チョコボの不思議なダンジョン2』などと同様、チョコボ達を中心とした面々により繰り広げられるストーリー。
キャラクターの設定やストーリーが異なっているため、『2』とは世界観の繋がりは無い。
+ | 隠しキャラクターについて(ネタバレ) |
+ | ネタバレを含むため折り畳み |
『マリオカート』の亜流的作品ではあるが、独自の要素もきちんと組み込んでおりレースゲームとしての完成度は決して劣るものではない。(*15)
アビリティ、魔石による一発逆転的な趣が強い一方で、ドライビングテクニックも要求されるスリリングなレーシングを楽しめる。
スクウェア製のレースゲームでは最も成功した作品と言えるだろう。(*16)
*1 後述の「ファイア」を奪われると真後ろに付いているその瞬間に使用するためほぼ確実に攻撃を受けてしまう。
*2 周回遅れと走っている場合など、トップなのにアルテマを見かけることもある。
*3 6位から順に攻撃していくので全くの無駄ではない
*4 ファイガの初期速度以上最高速度未満のインビンシブルが使用すると、使った瞬間ファイガが置いて行かれ後ろに出るものの、加速を続けてすぐに使用者本人を攻撃してしまい、さらに1位の場合はそれで役目を終えて消滅してしまう。インビンシブルで使用したい場合は一旦ある程度速度を落とす必要がある。
*5 旋回中の場合、マシンは旋回をやめまっすぐ進み回転は続く。
*6 ただし、アビリティ「バリア」で防がれた場合は消滅するため何も入手できない。
*7 例外として、「ブリザラ」で設置された氷で貰えるのは「ブリザド」の魔石である。
*8 編集部にエディットキャラが保存されたメモリーカードを送り、編集部がそれらを全てNPCにしてグランプリモードを観戦する方法。
*9 ちなみにFF3作中(体感では全シリーズ中)最速の飛空艇はインビンジブルではなくノーチラスである(プログラムのバグを利用しているとも言われ、当時のファミコンのスペックでは考えられないようなスピードを実現した)ため、このチョイスについては疑問を持たれてはいる。が、いずれにせよ航空機なのだから、地面を走行するマシンより速いのは当たり前といえば当たり前ではある。
*10 ただし、常にパトカーに乗っており顔を見る機会はない。
*11 鼻と羽に同じ色が使われてしまっているので、体が緑のチョコボは鼻自体は黄色なのにテカリが緑…のように一緒に色が変わってしまっている。
*12 全体必中サンダー・サンダラ相当
*13 リフレクされても返ってこないという利点はある
*14 一応他プレイヤーとは衝突しなくなる(ので突進も避けられるしヘイスト系で上から追い抜きもできなくはない。多分ガンブレード回避は無理)。ただし魔石は地面を追従する…
*15 実際、このゲーム発祥である「同じアイテムを集めてレベルアップ」という要素は、同年末発売の『クラッシュ・バンディクー レーシング』にも採用された(正確には集めたリンゴに応じてアイテムが強くなる等、そのままではない)。
*16 他、スクウェア製のレース要素を持つゲームには『レーシングラグーン(公式ジャンルはRPG)』『DRIVING EMOTION TYPE-S』があるが、どちらも挙動に難があり、特に後者はリアルな実車再現という内容からは程遠いため酷評された。