【ぱんちらいん】
偶然バスジャック事件に巻き込まれ、それを切り抜けたのもつかの間、空から飛来した謎の魂に自らの肉体を乗っ取られてしまった少年「
+ | アニメ版のネタバレ含む |
+ | 例えば |
+ | ネタバレ |
読み物としてはなかなか奇怪な構成と設定をかかげた先鋭的な内容。この奇怪さをゲームシステムでも演出しようとしたことにより、ひとつのゲームとしてはなかなか歪に仕上がってしまった印象が持たれる。良く言えば商品として異彩を放てたし、悪く言えばゲーム性が弱い。アニメを流用した2Dムービーと不出来な3Dアニメーションも調和が取れているとは言い難く、ノベルゲームとしても歪さが否めない。
但し、先行して放送されたアニメ版のストーリーはほぼ全て内包しつつそれを補完する部分もあり、また結末もアニメより綺麗にまとまっている為、アニメ未視聴者が新たにこの複雑怪奇な世界に触れるには丁度良いし、アニメ視聴済みの人でも物語の理解を深めるのには貢献してくれるだろう。
*1 愛称ではなく、「たん」まで含めてフルネーム。但し、本名ではない。
*2 本作と同じく幽体離脱した少年が主人公のADV。システムは全く異なるがヒロインの部屋を探索するという要素も共通している。また、本作で明香役の釘宮理恵がヒロインの一人を演じている。
*3 同作に登場した迷言「ありんちょす」が発せられるシーンもある。
*4 アニメでは遊太はチラ之助の忠告に背いて自身の考えで行動した結果、事態を悪化させてしまった。
*5 遊太は後日談となる漫画版で復活するが、アニメを観ただけでは勿論そんな事など分からない。
*6 超高校級という言葉自体は『ダンガンロンパ』以前から存在したが、本作の場合はランク上昇後に遊太とチラ之助がモロに同作を意識した笑い方をする。
*7 顔はともかく眼鏡やマフラーはほぼそのまま。
*8 実際、明香はしばしば「明香えもん」と呼ばれ、アニメ版、ゲーム版共に「大晦日だよ、明香えもん」などというタイトルの回もある。アニメ版ではジングルまで露骨に似せていた。
*9 遊太にも「堂々とパクってんじゃねーよ!」と突っ込まれる。
*10 アニメ版では言及されなかったが、ラブラもまともな本名がある事が本作で明らかになる。
*11 発売直後は公式Twitterに「おまけ程度だった」ことを良くも悪くも驚くツイートが寄せられていた。
*12 遊太の姉の登場もアニメシーンの話であって、3Dモデルがある訳ではない。
*13 アニメ版では日によって住人の服装が変わる事があるため、ここでも普段と違うセーターとスカートを着用していた。
*14 確かに結末は「初めて」で間違い無いだろうが、この台詞を言った時点ではアニメとほぼ同じ展開である。