ここでは、『オンゲキ R.E.D.』(2020/09/30~2021/03/30)及び『オンゲキ R.E.D PLUS』(2021/03/31~2021/10/20)について解説しています。
2021年10月21日以降については『オンゲキ bright』の記事作成をお待ちください。

オンゲキ R.E.D.

【おんげき れっど】

ジャンル トレーディングカード式音楽ゲーム
対応機種 アーケード
販売・開発元 セガ
制作協力 KADOKAWA
稼動開始日 R.E.D. 2020年9月30日
R.E.D. PLUS 2021年3月31日
プレイ料金 1クレジット100GP~
1曲40GP
基本的に1クレジットでは2~3曲分
(詳細は無印の記事を参照)
CARD MAKERでのカード印刷100円~
判定 シリーズファンから不評
ポイント シリアス路線のシナリオ
後味の悪さで賛否を分ける
コラボ(一部除く)の3Dキャラが不評
音ゲーとしては普通に楽しめる
ゲキ!チュウマイ
オンゲキ: 無印 / SUMMER / R.E.D. / bright


概要

最近のセガ新規アーケードタイトルの中では意外と健闘している『オンゲキ』の第3シーズン。
無印における「STARTLINER」のジャケット等や第2シーズン『SUMMER』から今度はAUTUMNかと思いきや、まさかの(旧)maimaiを彷彿とさせる色での表記となった。
2021年3月末には「刹那を超えて…」という新たなキャッチコピーと共に『オンゲキ R.E.D. PLUS』(以下『R.E.D. PLUS』と記述)へのバージョンアップも果たした。
新規ストーリーは学園長総選挙が舞台。


主な変更点

デジタルカード

  • 一部コラボではCARD MAKERでの印刷ができないデジタルカードが採用されている。
    • 解花・超解花はチケットを使えば可能。『SUMMER PLUS』以降プリント不可になった『プリコネR』コラボのカードと扱い自体は同じ。

テクニカルチャレンジ

  • 一部イベントにおいて並行して開催されるイベント。
  • 課題譜面(2021年3月までのすべての開催において、曲数は5曲前後、譜面はMASTER譜面が対象となっている。)のテクニカルスコアの合計でランキングを競うが、同点の場合はPLATINUM SCOREで優劣が判定される。
    • PLATINUM SCOREの計算式はbeatmania IIDXシリーズのEX SCOREに近い「PLATINUM BREAK(CRITICAL BREAKのうち特に精度がいい物)×2+CRITICAL BREAK-(DAMAGE+BELL取り逃し)×2」となっている。
      このため、対象譜面のプレー時にはCRITICAL BREAKでもFAST/SLOWが表示されることがある。
    • テクニカルチャレンジの対象譜面プレー自体はどのチャプターでも認められるが、順位などの閲覧は当該チャプターでの課題曲カテゴリ内でのみ表示される。
      また、そのイベント内でのみ出現している曲が対象に含まれていることもある。

メダルショップ

  • ミッションで獲得できるメダルと交換で、コラボキャラのSR/SR+用スターチケットなどを入手できる。
  • ユニット曲のソロバージョンやナビボイスの別バージョンも順次登場。

ジュエルブーストの拡張

  • キャラクター親密度や経験値、マニー獲得にもジュエルブーストが適用されるようになった。
  • 9倍ブーストが追加された。ただし、ランキングイベント開催中のチャプターでは使用不可。

セレクトガチャ

  • 一部の有料ガチャでは購入した枚数に応じてセレクトポイントが加算され、それが一定値に達した際には指定されたカードの中から1枚を選んで購入することができる。
    • なお残ったポイント(選択購入まで貯まらなかった、もしくは選択購入以降に得たポイント)は期間終了後オールマイティージュエルに変換される。

その他

  • ゲージ蓄積による課題が無条件解禁の曲に対して出現することがある。
    • 後述の「ロボットプラネットユートピア」などにおけるLUNATIC譜面解禁が一例。
    • コラボイベントの曲のように、最初からマイリストに登録されつつ特定のチャプターでは課題として登場するケースもある。
    • マイリスト登録済みの曲でも指定チャプター以外では課題は進行しない(例えば上述の「ロボットプラネットユートピア」は第4章でないとLUNATIC譜面解禁が進行しない)ことに注意。
    • 『SUMMER PLUS』ボス2曲にも改めて設定されている(こちらは第3章)。なお、その2曲以外は無条件解禁移行。
  • 電子マネーでのクレジット投入がiDにも対応。
  • ガチャの大まかなラインナップについては変化なし。ただし、旧作限定のものや無料ガチャの排出対象には追加があるほか、キャラ別ピックアップがユニット単位で開催される(あかり/柚子/葵の3つが同時開催、など)ようになった。

評価点

コラボレーションの勢いは今まで同様

  • 本作ではアニメでは『魔法少女まどか☆マギカ(まどマギ)』『刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火』『五等分の花嫁』『ノラと皇女と野良猫ハート(ノラとと)』『NEW GAME!!』、「東方Project」からは「古明地姉妹」「射命丸 文」が参戦。
    • 『ノラとと』コラボでは『2』OP「クライングハート」が新たに登場*1、『プリコネR』コラボで収録されていた「ネ!コ!」にLUNATIC譜面が登場。
  • スマホゲームでは『CUE!』のほか、以前『CHUNITHM』にてコラボが開催されていた『Arcaea』がゲキ!チュウマイ横断コラボを開催、本作がその先鋒となった。また『プロジェクトセカイ』においては3機種同時でコラボ開催となっている。
    また『SUMMER PLUS』で開催された『リステ』コラボが復刻開催となっており、TROIS ANGES(トロワアンジュ)とTetrarkhia(テトラルキア)が新規参戦、「ハッピータイフーン」にLUNATIC譜面追加。
    • 『Arcaea』コラボではRカードだが久々のコラボログインボーナスが開催されている。『プロジェクトセカイ』ではSRカードに戻った。
  • 自社コラボでは『Wonderland Wars』が登場。
    • 『Wonderland Wars』を1クレジット以上プレーする*2と「Burning Steel Inferno」が解禁(イベント終了後1週間で無条件解禁移行)。
      MASTER譜面では「レーン中央にSIDEノートが出現」という新たな認識難要素が登場。
    • また「サンドリヨン」「シュネーヴィッツェン」「リトル・アリス」が本作に参戦。彼女たちのSRカードもログインボーナスで順次配布された。

その他の収録曲も依然として幅広い

  • POPS・アニメジャンルでは「紅蓮華」「侵略ノススメ☆」「Phantom Joke」などが登場。他機種では「紅蓮華」と同レベルで最近の定番である「Pretender」は作風的に厳しいかもしれない
    • ちなみに「侵略ノススメ☆」は他社機種で2018年9月に削除されて以来の登場。
      他社機種のファンにとっては何かと刺さる選曲が……などと言っていたら『NEW GAME!!』コラボでは「SAKURAスキップ」で自社機種のプレイヤーすらぶっ刺してきた。*3
  • 東方Project関連では古明地姉妹の参戦に伴い「聖少女サクリファイス」「LOVERS」「Satori ~3rd EyEs (2020 Recall)」、更に同イベントで「Paranoia」も登場。「射命丸 文」関連では「天狗の落とし文 feat. ytr」「明星ロケット」が収録された。
  • バラエティジャンルでは、『Arcaea』から同名曲が既にあるため紛らわしい「Singularity」など、その他にも「ベースラインやってる?笑」「Reach for the Stars」などが登場している。
    • 中でも「Reach for the Stars」は「突如登場したNPCレベル60」というインパクトを誇っている。ちなみに担当は前シーズン不遇キャラである小星。
    • 「Singularity」の曲名被りネタは双方全難度でALL BREAKおよびFULL BELL達成で別の称号が得られるというネタにもなっている……が『SUMMER PLUS』での「Hand in Hand」(『アンジュ』コラボ復刻開催時の追加曲と、『SUMMER PLUS』後期に追加された「マジカルミライ2015」テーマソング)の二番煎じだったり。
    • また、『Arcaea』コラボではLv0 LUNATIC譜面として「Red and Blue and Green」も登場。フィールドが破損する恐れさえあるとはオンゲキ-NETの弁。
  • チュウマイからは「雷切-RAIKIRI-」「ツクヨミステップ」「宛城、炎上!!」など、また公式大会の予選課題曲として「Oshama Scramble!(Cranky Remix)」が登場。
    • また、「ロボットプラネットユートピア」にはLv0 LUNATIC譜面が追加されており、こちらはまさかの譜面記憶ゲームとなっている。
  • オリジナル曲も本バージョン主題歌「No Limit RED Force」を筆頭に、新たなソロ曲などが順次登場。
  • 恒例のケイブ枠弾幕LUNATIC譜面は怒首領蜂大往生から「東亞 -O.N.G.E.K.I. MIX-」が登場。
    弾幕を潜り抜けて周回を重ね、マイリスト登録を果たした暁には、ケイブ繋がりで『ゴ魔乙』ロザリーSR+がプレゼントされる、というサービスも。

過去チャプターのジュエルを等価で第4章に転送可能

  • 本作稼働に伴いオリジナルキャラ用のスターチケットなどの交換は第4章に移動したが、第1章~第3章のジュエルは等価で第4章のジュエルに交換可能
    • オールマイティージュエルは使用不可な一方、全部まとめて交換することは可能。
    • なお『SUMMER』『SUMMER PLUS』をすっ飛ばして本バージョンに引き継いだ場合、エンドチャプタージュエルは第4章のジュエルとして引き継がれる。

新規カードのうち評価すべきラインナップについて

  • 恒例の5000個SSR*4はbitter flavorの2名が追加。ポケッツに先を越されなくてよかったね
  • GUARDスキルカードの攻撃力を引き上げるタイプのBOOSTカードが登場。
    これ自体も得意な相手属性に対しダメージ軽減能力を持っているため、弾幕譜面をプレーするときには心強い。
    一方でASSISTスキルカードの空気感が強まってしまったのも事実だが
    • 2021年3月末時点では早乙女彩華のガチャSR(ブースト効果は楽曲後半のみ)のみだったが、今後他属性のものも登場すると思われる。

譜面演出について

  • 全体的に初期の譜面と比べて、演出がある譜面が多くなっており、完成度が高い譜面が多くなっている。
  • 特にホロライブ要素を取り込んだ「Shiny Smily Story」や、原作再現要素の多い「東亞 -O.N.G.E.K.I. MIX-」は譜面演出面での評価が高い。
    • 「東亞 -O.N.G.E.K.I. MIX-」については『R.E.D. PLUS』稼働直前の2021/3/24にコメントが公開された。ケイブ側もノリノリだったようである。
  • 「絶対にチョコミントを食べるアオイチャン」はネタとしては二番煎じ要素があるため後述。

ジュエル収集効率改善

  • 楽曲後半、対戦相手本人を撃破した際のジュエル確定入手が2個になった。
    • これにより、通常はNPC撃破時の撃破ボーナス総数は撃破回数+3となっている。
    • 撃破ボーナスを獲得できる理論上最少ケースである「前半はオンゲキネコを一切撃破できず、後半NPCを撃破できたもののオーバーダメージ100%未満」という場合*5でも曲完走ボーナスと合わせて4個(プレーした楽曲がマイリスト未登録の場合)獲得できる。
      通常であれば対戦相手撃破でジュエル7個以上が確定する。
  • また、初回以外でもジュエルが出る確率がやや上がっている模様。元々撃破回数が少なくなりやすい高レベルNPC相手だとより高確率に調整しているとのこと。

賛否両論点

シリアス路線のシナリオ

  • 本作で登場した第4章はシリアス路線であり、例えるならば『無印』の(第1章)チャプター6を更に重くしたような展開がずっと続くようなものである。
    • また、チャプター1および3ではストーリー進行となる曲をマイリストに登録すると閲覧できるようになるストーリーがプレイヤーサイドが負けたという形の内容となっており、今後に不安が残るものとなっている。
+ 新キャラについて

皇城 (すめらぎ) セツナ (2021年3月現在、本来の属性は不明)

  • 奏坂学園の生徒総会に突如現れた謎の人物。苗字は違うが有栖の姉である。
  • チャプター1でR.B.P.をコテンパンに叩きのめし、チャプター2では⊿TRiEDGEを(闘争心を煽るという形で)操ってきたが、このときのあかりの剣幕に敬意を表しチャプター3で火属性と水属性の2曲をひっさげて自ら参戦。
  • 露出度の高さは梨緒と並ぶレベルであり好評だとか。

二番煎じの「絶対にチョコミントを食べるアオイチャン」演出

  • 11月に追加された「絶対にチョコミントを食べるアオイチャン」の演出が、ぶっちゃけ『SUMMER PLUS』で収録された「Seyana.」の二番煎じである。
    • 内容はイントロ部分が終わった後、アカネチャンの「アオイ~?」の後に三角が登場し後半戦突入という物。
      このため、「Seyana.」程極端ではないが後半偏重である点も同じである。
    • なお両曲とも作者は同じGYARI氏であるため、その辺も踏まえて仕込まれたネタである可能性はある。

譜面レベル13+~14近辺の難易度について

  • 虹レート(15.00以上)を目指すうえで避けては通れない13+以上の高難度譜面だが、14以上の譜面が『SUMMER PLUS』で登場したのが最終的に13個だったのに対し、本作では2020年末時点で既に11個と、高難度譜面の充実度はなかなかのもの。
  • 一方で、新規13+の中には14クラスの微詐称譜面が散見される(「Daydreama」「Singularity(ETIA)」など)。

9倍ブーストの存在

  • ジュエルブーストに9倍が追加されたが、つまり1曲プレーで3クレジット消費するというぶっ飛んだクレジット消費ペースである。
    • 『無印』とは別の意味で「3クレ投入を開放している店舗探しに走るプレイヤー」や「3クレ開放を強いられるオペレーター」が出ることを考えると、手放しで喜べるものではない。
    • 流石にランキングイベントで使われたら札束で殴り合うレベルになる規格外ペースだと認識しているのか、ランキングイベントにおいては使用不可と自重している。

問題点

コラボ(ごく一部を除く)の3Dキャラが不評

  • 3Dモデルが作られておらず、2Dのカードの絵柄を投影したオンゲキネコという体の3Dキャラは遺影呼ばわりされるほど。
    • しかもデジタルカードが採用されたコラボだけかと思いきや、『CUE!』などコラボカードが印刷可のものでも該当ケースがある、というか該当していないのは『Arcaea』と東方キャラのみ(2021/3/4現在)。
      特に『プロジェクトセカイ』がこれに該当している点ではファンを落胆させた。
      • 遺影化を免れた『Arcaea』も「光」の使いまわし。このため、3Dキャラがまともなのは東方キャラのみという状態である。
      • 『まどマギ』『ノラとと』コラボではランキングイベントが開催されたため、ボーナスポイントを目当てにすると遺影キャラを嫌でも使わざるを得なくなることから批判されることに。これがランキング上位層のお考え
    • 昨今の情勢の影響で3Dモデルキャラを作る手間が足りずとうとうカードの絵柄を投影したオンゲキネコレベルになってしまったという可能性もなくはないが、キャラゲー要素の強い本作でこれは流石にあんまりである。

ミッションでのメダル獲得が非常に渋い

  • ミッションのポイントでメダルをもらえるペースがまばらな上に1回当たりの数も少ない。
    • 幸いなのは、メダル交換の曲はボーナストラックという別枠となりレーティングなどの対象から除外されるため、自己満足的な部類にとどまっていることか。
  • また、ミッションもマンスリーで一本化されたため、今まであったコラボミッションは開催されていない。
    • 一方で、一部を除くイベントチャプターでもオリジナルキャラのSR+を入手できる形ではある。

PLATINUM SCOREの存在意義

  • テクニカルチャレンジにおいて別に集計されるPLATINUM SCOREだが、順位はまずテクニカルスコアでソートされるため存在意義が薄い。
    一応「理論値(101万点)を叩き出した者同士での精度勝負」としては機能しているようだが。
    • PLATINUM SCOREの計算式から察するに「CRITICAL BREAKにおける精度の優劣勝負」程度の意味しかない。
      その上、理論上ALL BREAKよりFULL COMBOの方が上位ということも起こりうる(後述折り畳み内を参照)
    • IIDXの20万点スコア*6のようにPLATINUM BREAKとCRITICAL BREAKでも係数の異なる形での同様の計算式の方が精度勝負らしさがあるかもしれない。
    • もっとも、報酬自体は微妙なのが幸い。
+ ちょっとだけ踏み込んだ話。詳細は各自検索されたし。
  • ノートあたりのスコアはCRITICAL BREAK:BREAK:HIT:MISS=10:9:6:0のため、単純計算ではBREAK 4のALL BREAKとBREAK 0/HIT 1のFULL COMBOはTECHNICAL SCOREとしては同点となる。
    その上、HITもBREAKもPLATINUM SCOREにおいては同じ(理論値と比較した場合1個当たり-2)であるため、PLATINUM SCOREとして見た場合には「減点8以上が確定している前者」より「減点の確定分が2で済んでいる後者」の方が上位になりうる。
    • 更にいうと、MISSもPLATINUM SCOREとしては同点のため「BREAK 10のALL BREAKよりMISS 1のALL CRITICAL BREAKなり損ねの方が上位」というレベルの事態すら起こりうる

新たなイベント種別「シルバージュエルイベント」

  • 基本ルールは「ポイント(JP)算出基準がジュエル獲得数そのものである」という点以外はミッションと同じ。イベントごとに累計JPでも報酬がある。
    • ランキング要素はないため、上述したように9倍ブーストも可能。
    • 特定のカードを使って曲を完走するとジュエル獲得数が増量。もちろんJPにも反映される。
      • 問題なのは、現在のところ全イベントにおいて案の定対象がイベント報酬(累計JPおよびジュエル交換)を除けばガチャ限定、しかもSR以上については期間限定排出であるということ。
        腐ってもガチャ産なので、SSRであってもスターチケットが使える(4枚持っているなら最悪セレクトガチャで購入した上で4枚使って超解花まで強化できる)のは有情。
    • アイテム交換においても、いつものように要求ジュエル量は多め。
      何を目的とするかによっても変わってくるが、3Dキャラの別衣装を目当てにすると1キャラあたり体操着なら400個、「Jump!! Jump!! Jump!!」衣装に至っては3000個。
      SSR確定書がオリキャラランキングイベントなら1,000個なのに対してこちらだと500個なのは有情。
      • ジュエル交換SSRも初回から500個と重いが、幸いにも累計JP報酬のSSRも含めスターチケットが使えるので1枚だけでも入手してあったものはイベント終了後でも超開花まで強化可能。
  • 以下では2020年10月に開催された「ONE BULLET LEFT」を例として挙げる。
    • ストーリーのメインはぽんこつコンビあかりと梨緒。茜様主催のサバゲー大会でチームを組むことになった2人が奮闘する。新曲マイリスト登録によるストーリー閲覧あり。
    • ボーナス対象は案の定「目指すは優勝!炎の体育祭リミテッドガチャ」でのピックアップ対象+本イベントのJP報酬(あかり)およびジュエル交換SSR(梨緒)である。
      また、上述したセレクトガチャでの購入に対応したSSRである莉玖は、SSRスターチケットとの合計で5枚確保できればイベント面で即戦力になれる。
      • なお、このイベントにおいてはボーナス対象カードにはことごとく「被弾時のダメージ増加」が付いており、数発の被弾であっけなく撃沈する人も続出する事態であり弾幕譜面とは相性の悪いイベントであると言い切れる状態であった。

恒例のオリジナルキャラでのランキングイベント

  • 今回も2020年11月にオリジナルキャラでのランキングイベントが開催されている。
    • メインは結城莉玖と東雲つむぎ、ランキング報酬となった(=当該キャラ推し勢が悲鳴を挙げた)のは後者。
      ストーリーは2人が学園で起きた殺人事件(?)の捜査を繰り広げるもので、新曲のマイリスト登録でストーリー閲覧が解禁される。
      • 報酬カードはどちらも「NPC撃破前に限り攻撃力UP」という類であり、ATTACKスキルであるランキング報酬も伸び率は高めの設定となっているため、持っている分には高レベルNPCが相手の曲においては心強い。
    • SSR確定書がアイテム交換にある点も過去のオリジナルキャラランキングイベントと同様。イベント限定のR/SRカードはない。
    • ボーナス対象カードは相も変わらず基本的に「おくれてきた!Halloweenガチャ」のピックアップ対象カードである。ネタ的には過去に開催された「怪盗からの挑戦状!?ガチャ」当時のピックアップ対象カードも入れてよかったのに
    • オリジナルキャラランキングイベントだと暴騰するのが常だった優勝者のポイントは……125万と低迷。100位ボーダーも187,000弱。

その他

  • ランキングイベントにおけるオリジナルキャラSSRスターチケット獲得までのノルマが15,000ポイントに上がっている。
  • 俗に「天井」と呼ばれる「セレクトガチャの選択購入」は1度だけと、『CHUNITHM』におけるEXブースター(10枚購入ごとに何度でも発生する)と比べると渋い。
  • 今回(第4章)はチャプター3の時点でボス曲登場と銘打たれており、NPCレベル70の2本立てである。
    • チャプター3課題曲は案の定ジュエルによる封印も施されており、必要数は各200個。
  • チャプター3での展開により、bitter flavorと7EVENDAYS⇔HOLIDAYSは期待されていた出番を失ってしまっている。春菜だけは少し前より開催された2回目のシルバージュエルイベントで大暴れしたが。
    • 一方で舞台的に蚊帳の外であってもおかしくないマーチングポケッツがまさかの事態を引き起こしている(詳細はチャプター3の課題曲クリアで確かめてほしい)。
  • ログインボーナスが開催されないコラボが多く、コラボカード入手にかかるジュエル消費量が以前より増加傾向にある。
    • 替わりなのかは不明だが、イベントチャプター内で代表的なキャラのSRカードを得られる課題が用意されていることが多い。
    • 『リステ』コラボでは前回は用意されていたが今回は用意されておらず、2ユニット新規参戦によって『超電磁砲S』も裸足で逃げ出す物量(ジュエル消費量的な意味で)に拍車がかかっている
      その上、SR+用スターチケットも1枚あたりジュエル350個とお高い。

総評

純粋な音ゲーとしては以前と変わらない品質であり、普通に楽しめる。
しかし、それだけにコラボを中心にイベント面での不満が目立つのは残念ではある。

余談

  • 『Wonderland Wars』コラボは相互開催となっており、こちらをプレーした後に向こうを3クレジット分プレーすると向こうにおいて「星咲あかり」「藍原椿」「珠洲島有栖」がソウルやペンカスタマイズとして、また3人の台詞も称号として獲得できる。
  • 2021年1月21日の『CHUNITHM PARADISE』稼働開始に伴い、同作への「Viyella's Tears」連動解禁が開始。
    • その当日から「Climax」が追加されているが、こちらは連動ではない。
  • 『リステ』コラボの「ハッピータイフーン」と『ノラとと』コラボの「ネ!コ!」では、追加されたLUNATIC譜面が譜面作者名義(前者は「ものくろっく@だいたいRe:MASTER」、後者は「う!さ!とRe:MASと野良兎ハート」)で「Re:MASTER譜面」を自称している
    • maimaiのRe:MASTERおよびこちらのLUNATICとも、枠の背景は白である(本作側はメタリックな質感があるが、プレイヤー間での俗称は白。ちなみにCHUNITHMのWORLD'S ENDは黒と呼ばれることも)。
  • 『リステ』コラボは前回に引き続き相互開催、前回は楽曲のみの参戦だった⊿TRiEDGEとR.B.P.もキャラ参戦を果たした。
    • なお、『リステ』側ではコラボの復刻開催は史上初であるとのこと。
  • 『ノラとと』コラボではランキングイベントが開催予定とされたが、新たな新型コロナウイルス関連の情勢により延期された。
    • 最終的に3月11日~3月24日なので、『SUMMER PLUS』末期の『ゆるゆり♪♪』コラボの時と違い(期間は短縮されているものの)ランキングイベント終了後にもイベント開催期間が残っている。
  • 2021年3月31日より『オンゲキ R.E.D. PLUS』が稼働開始。稼働開始が水曜日なのは謎。
    • ということは、開幕早々エイプリルフールイベントがあるということに……
    • 実は『ノラとと』コラボの告知時点で終了日が2021年3月29日()となっていたので、そこから推測することも不可能ではなかった。
    • その次が9月か10月になることを見越してか、7月初頭にある曲削除への言及もある。
      まだイベント開催中なのに「STEP by STEP UP↑↑↑↑」の削除が予告されるとかせっかくのイベントに水を差してるだろと小一時間
  • 2021年7月27日にホビージャパンから『オンゲキ3rd Anniversaryビジュアルファンブック』が発売された。
    • R.E.D. PLUSまでのカードイラストや設定資料、キャラクターごとの細かいデザインが載っており、オンゲキキャラ好きにはたまらない一冊になっている。
    • SSRカードイラストも載っているのでご安心を。
最終更新:2023年10月16日 00:48

*1 18禁ゲーム主題歌の原曲収録は3曲目である。余談だが、当イベント末期に開催されたテクニカルチャレンジでも現ボーカルによるカバーである『Red "reduction division" -crossroads version-』は対象曲からハブられた。

*2 チケット購入に消費したクレジット数が基準

*3 「SAKURAスキップ」はmaimaiでは『でらっくす PLUS』(2020年1月下旬)、CHUNITHMでは『CRYSTAL PLUS』(2020年7月中旬)にて削除されている。またCHUNITHMでの削除の半月前(6月末)にはBEMANIシリーズで唯一残存していた『jubeat festo』からも削除されている。余談だが、この3機種ともにまだ残っていた2019年9月末には『SOUND VOLTEX VIVID WAVE』にリミックスが収録されている。

*4 「デイドリーム・フェアリーズ」と銘打たれた、同属性かつATTACKの攻撃力を常時+20%するBOOSTスキルSSRカード。初回交換時点で最新ストーリー(『PLUS』まではエンドチャプターだった)のジュエルを5000個も要求する。

*5 バージョンごとのボス曲などNPCレベルが高い曲の場合、テクニカルスコアが高くても編成と育成次第で起こりうる

*6 ただし、ノートの判定による配点は15万点満点である。