【ぶそうしんき あーまーどぷりんせす ばとるこんだくたー】
ジャンル | 育成型アクションゲーム | ![]() |
対応機種 | アーケード | |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
開発元 | コナミアミューズメント? | |
稼動開始日 | 2020年12月24日 | |
判定 | スルメゲー | |
ポイント |
武装神姫が令和に復活 神姫愛を感じる作り込み 気楽に楽しめるキャラゲー要素 対戦のハードルはかなり高い |
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武装神姫シリーズ BATTLE RONDO / バトルマスターズ / バトルマスターズ Mk.2 / バトルコンダクター |
I'm ready,Master!
フィギュアを中心としたメディアミックス作品「武装神姫」のゲーム5作目(*1)。略称は『バトコン』『武装神姫AC』『武装神姫BC』(*2)。
『武装神姫バトルマスターズ Mk.2』から、実に8年の時を開けてリリースされた、武装神姫初のアーケードゲームとなる。
以下では、『武装神姫BATTLE RONDO』を『バトロン』、『武装神姫バトルマスターズ』を『バトマス』、と表示する。
西暦2036年。
第三次世界大戦もなく、宇宙人の襲来もなかった、
現代からつながる当たり前の未来。
その世界ではロボットが日常的に存在し、様々な場面で
活躍していた。
神姫、それは全高15cmのフィギュアロボである。
”心と感情”を持ち、最も人々の近くにいる存在。
多様な道具・機構を換装し、
オーナーを補佐するパートナー。その神姫に人々は、
思い思いの武器・装甲を装備させ、戦わせた。
名誉のため、強さの証明のため、
あるいはただ勝利のために。オーナーに従い、武装し戦いに赴く彼女らを、
人は武装神姫と呼ぶ。そして、2042年。
高度化した神姫コントロールを悪用した「神姫犯罪」が多発、
バトルそのものが危険視され始めた。
それを危惧した「神姫バトル管理委員会」により、
マスターと一体化したり相手を倒すことを目的としない、
競技的な要素の強いものとして「ジェムバトル」が
新たな舞台となった。
(公式サイトより引用)
神姫
+ | ステータスについて |
+ | レアリティ |
+ | 個体値 |
+ | パッシブスキル |
神姫ハウス
武装
武装は全て売却可能。売却時にはレベルとレアリティに応じた武装強化素材(ネジ)を入手できる。
+ | 部位ごとの説明 |
ゲームモード
+ | ジェムバトル |
+ | レイドバトル |
+ | お散歩 |
アクション
+ | ボタン操作 |
+ | タッチ操作 |
+ | AUTO |
フォト
神姫ガチャ
プロフィールカード
幅広い神姫のラインナップ
+ | 参戦神姫一覧 |
作り込みを感じる3Dモデル
とっつきやすく奥深い操作性
戦略的なジェムバトル
ゲームバランス・調整の方向性自体は良好
気楽に楽しめるレイドバトル
多様なコーデ・アセンを楽しめる武装
手元に神姫の描かれたカードを残せる
豊富なファンサービス
ジェムバトルについて
敗北時の罪悪感を煽る仕様
固有アクティブスキル
レイドバトルについて
対人のハードルの高さ
神姫ガチャ
ランダムドロップの武装
+ | この問題を端的に表したのが稼働初期の「零神事件」。 |
期間限定武装の多さ
装備カスタマイズが分かりにくい
多発する格差マッチ
スキル間のバランス
+ | 改善された問題点 |
更にシーズン2稼動開始以後、上記のシステムのいくつかが改定された。
メイン画面メニューに「神姫ショップ」が登場
「レクリエーション」の新設
+ | ダンスパフォーマンス |
AUTOのカスタマイズ制向上、AIタッグバトルの実装
エモーション関連の見直し
カードコネクト連動関係の見直し
立体物との連携
遅過ぎた復活
筐体数の推移
他媒体での『武装神姫』の展開
『武装神姫』の新作ゲームとしてリリースされた本作は、キャラゲー・ファンアイテムとして見ると、過去作のプレーヤー向けの小ネタが仕込まれており、特に古参ファンに対して懐かしさを感じさせる作品となっている。
神姫たちのモデリングもフィギュア版をベースとしつつも現代的になるよう手が入れられており、動いているだけで見とれてしまうほど。
豊富な武装で様々なコーデを実現できるのも相まって、気軽にレイドバトルやお散歩で神姫を愛でたり、写真を取って眺めたりするだけでも十ニ分に楽しめる。
一方対人アクションゲームとして見ると、戦術や武装研究の重要性において『バトロン』の、アクションのわかり易さにおいて『バトマス』の遺伝子を継いでいる作品といえる。
しかし、対人における覚えることが非常に多い点、神姫・武装入手のための追加課金が必要な点など、それら二つのハードルを高める要素も受け継いでしまっている。
だが自分なりの勝ち方を考えた上で、相手の戦略・戦術を踏み越え勝ちをもぎ取る楽しみは、ハマる人はとことんハマる。
総じてキャラゲーとしての可愛さと、奥深い対戦ゲームの要素を兼ね備えたゲームと言えるだろう。
*1 当サイト評価対象外の『武装神姫 BATTLE COMMUNICATION』を含む。
*2 『BATTLE COMMUNICATION』と明確に区別したい場合は『武装神姫APBC』
*3 神姫の親密度を1に戻す機能
*4 レアリティに応じて親愛度向上量が変化する
*5 一部パッシブスキルの対象になるか否かの違いはある。
*6 武装構成次第では空中で回復させることも可能
*7 新規キャラクターの「エーデルワイス」には白石晴香氏が配役されている。
*8 『武装神姫R』からのコラボ出演。ただし同作は2023年7月現在リリースの目処が立っていない
*9 『SOUND VOLTEX EXCEED GEAR』からのコラボ出演
*10 このキャラのみ武装が未登場
*11 後に「ジュビジーB」としてプレイアブル実装
*12 後に「ジルダリアB」としてプレイアブル実装
*13 フィギュア版武装神姫における関節部の構造。可動域拡大のため独特な形をしている
*14 雰囲気としてはメガミデバイス版に近い
*15 アルトアイネス等と同程度。フィギュア版のアルトアイネス等にシュメッターリングの頭部を取り付けるには不可逆な改造が必要。最もデザイナーの想定サイズとは近いので、そちらを再現したとも取れる
*16 こちらはアーンヴァル等と同程度だった。フィギュア版はアルトアイネスと同程度で、2022年11月にそちらに合わせられた
*17 ドール界隈においては、自分の収集しているドールに対して使う言葉。そちらから文化が流入した武装神姫・美少女プラモ界隈においてもよく使われる
*18 装備した神姫の髪色が反映されるか否かの違いしかない装備はある。
*19 人間と同じような、塗装が施されていない手足武装
*20 ゲーム作中における神姫の充電器。現実世界でもグッズとして販売された
*21 設定上、神姫を起動する際に使う宝石
*22 神姫ごとに大まかな傾向はある。例えばアーンヴァルの武装はスキルゲージの回収率に長けるなど
*23 現在はそのエーデルワイスも品薄の状況が続いており、新品を定価で入手することが難しくなっている。