ベジータ

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ベジータ - (2018/05/26 (土) 19:09:15) の編集履歴(バックアップ)




「フリーザはオレたちサイヤ人の底知れぬ可能性を恐れている…」

概要

鳥山明の漫画『ドラゴンボール』と関連アニメシリーズにおける主要登場人物で、言わずと知れた孫悟空のライバル。
初登場時は敵でありサイヤ人編のラスボスで、あまりそう見られることはないが、フリーザセル魔人ブウと並ぶ『ドラゴンボールZ』のボスキャラの一人である(サイヤ人編~フリーザ編は一続きと見られる場合もあるが)。
声優は『GS美神』の横島忠夫、『聖闘士聖矢』のアンドロメダ瞬、『銀英伝』のラインハルト、『機動戦士ガンダム0083』のコウ・ウラキなどの役を演じた 堀川りょう (『ドラゴンボールZ』放送当時は堀川亮)氏。

サイヤ人の王子でありプライドが高く高飛車。生え際が危うい(M字)。
そして背が低い(164cm)…。漫画版やアニメ版から見ても、悟空(175cm)よりもやや低い。
同程度の体格でないと使用できないフュージョンが可能であることからも分かるとおり、そこまで大きな差ではないが。

初登場時の性格は冷酷で残忍。
長年連れ添った側近のナッパでさえ、悟空に戦闘不能にされると「動けないサイヤ人など必要ない!」と自らの手で殺害している。*1
サイヤ人絶滅の理由がフリーザの仕業とわかっても、故郷の仲間が殺されたことにさえ無感動であり、(自分がナッパを殺したことで)唯一残った同じサイヤ人である悟空も「落ちこぼれの下級戦士」として見下し、躊躇い無く殺そうとしていた。
だがその後、下級戦士に分類されるはずの悟空がサイヤ人の王子である自分を大きく上回る強さを身につけた事でプライドがズタズタにされたことから意識の変化が生じ始める。
力量の逆転を何かの間違いだと考え、悟空を上回る力を得て再戦しリベンジを果たすことに執着。
しかし悟空が自分以上のパワーアップを遂げることで差が縮まらない事実と、自分にも手が出せなかったフリーザなどの怪物たちを打ち破っていく姿を目の当たりにすることで、自分とは根本的に異なる悟空の「甘さ」に反発しながらも、彼の実力に対する認識を改めていった。

性格の方も次第に変わっていき、主人公達とつきあっていくうちに丸くなっていった元悪役の元祖とも言えるキャラクターとなった。
それにしても、ここまで性格が変化したキャラも珍しいのではないだろうか。
ちなみにCV担当の堀川氏が言うには、ベジータも元々はナッパ同様に速攻で死んでしまう予定だったとか。
もし予定通りだったらドラゴンボールの内容は大きく変わっていたかもしれない。

ニコ動内ではサイヤ人の王子である事から通称「王子」と呼ばれる。
この愛称は、ベジータと同じ声を持つキャラKuandoの愛称としても用いられている場合がある。
稀に、立場が同じく王子の勇者が居るのでこちらのことを示す場合もある。
一方、半分はベジータであっても悟空と合体したキャラについてはベジータ分が薄いので王子と呼ばれることはまず無い。
また、ブロリーMADなどではクズと呼ばれることも多い(アンチ的な蔑称ではなく、ブロリーに岩盤に叩きつけられたときの「所詮クズはクズなのだ」という台詞から)

劇中の活躍

原作ではサイヤ人編のラスボスとして初登場。
悟空を除く地球人側の戦士は誰一人として相手にならず(ベジータ以前に部下のナッパに敗れており、ベジータはそのナッパを一撃で殺害している)、またこの時点で彼は既に界王や閻魔大王といった善側のトップ集団よりも強いとされていた。
最終的に悟空はベジータに勝利したものの、これもラディッツとの戦いで死んであの世で修行した上で、さらにクリリン悟飯、ヤジロベーたちの力を借りてのもの。
しかも決着時には悟空は既に瀕死の状態であり、決め手となった攻撃は悟飯の大猿化のため、実質的には悟空勝利したとは言えない。

激戦の末大猿になった悟飯に押し潰され瀕死の重傷を負い、クリリンにトドメを刺されそうになったが、悟空がベジータとの再会、再戦を強く希望した為(私利私欲の無い悟空をして「一生の頼み」とまで言っている)見逃される。
これら一連の出来事は後に尾を引く事になるが、ギニュー特戦隊と戦うまではまだまだ格下であるとの認識をしており対抗意識も薄かった。
また活躍の程もかつてライバル(自称)であったキュイを汚い花火にしたり、敵幹部であるドドリアザーボンを圧倒する(ザーボンには一度は圧倒されたが)等、都合上遅れて出発した悟空を差し置いて、実力では遥かに上であるフリーザを上手く手玉に取っていた。

「サイヤ人は戦闘種族だ!なめるなよ~~~っ!!!」

が、その後、転落。

悟空が自身がボコボコにされたリクームを瞬殺し、さらにリクームと同程度以上の強さを持つ特戦隊メンバーを圧倒する様を目の当たりにし、悟空をライバルとして強く意識するようになる。
その後はベジータ自身も徐々に力を増し、人造人間編では悟空・トランクスに続き自身に対する怒りで超サイヤ人にも覚醒。
しかしナメック星編では強さで劣る悟飯とクリリンには出し抜かれ、フリーザには超サイヤ人になれたと勘違いして自信満々で挑みかかるもその更に上をいく圧倒的な力に泣く程の恐怖を味わい*2、セル編でも第2形態へと進化したセルを倒せる程の力を得ていながら完全体への進化を手助けし、結果ボコボコにされている。
サイヤ人は死の淵から蘇る度に強くなるという設定も仇となり、ボスの強さを見せるの役割を受け持つことが多くなる。
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また、自信過剰な性格は変化しておらず、「サイヤ人の王子だから」というエリート意識に、「より強い奴と戦いたい」というサイヤ人の本能、そして悟空への嫉妬・コンプレックスが重なり、結果状況を悪化させることも少なくない。

しかしながら、そういった点も合わせて愛されているキャラクターだと言えよう。
逆に言えば、戦闘力のインフレの激しいDBに置いて最終決戦まで 戦力として参加できた数少ないキャラ でもある。
最後の方ではピッコロ以下の連中ははかませ犬としてすら力不足であったので、これでも立派な活躍と言える。
なお原作及びアニメの公式ストーリーでは超サイヤ人3にはなれなかったが最近のゲームではなる事が可能になり、
『GT』の最終決戦では悟空に続いて超サイヤ人4になっている。
その状態で、同程度の実力が必要となるフュージョンをしているため、最終的な戦闘力はやはり悟空と互角*3と思われる。
また、直接戦闘で倒した相手はボスの前座的キャラが殆どだが、かめはめ波の撃ち合いをしているセルの気をそらしたり、悟空が元気玉を作る時間を稼ぐために魔人ブウの足止めをしたりと、間接的にはちゃんとボス撃破にも貢献している。
さらに劇場版においても、悟空に気を分け与えたり悟空とフュージョンしたりとボス撃破にかなり関わっている。
なのでベジータが居なければ勝てなかったであろう(少なくとも苦戦した)戦いは結構多かったりする。

+ 劇場版では…
劇場版での役割はより顕著で、大抵の場合は戦闘参加と同時に敵ボスに単独で挑んで数分も経たないうちに返り討ちに遭い、仲間(特に悟空)に助けられるというもの。
焦ってエネルギー弾を乱射 → 「ハア、ハア…やったか…」 → 煙の中から相手が(無傷で)ゆっくり近付いてくる → 「あ、あ、ああああ…」というお約束の流れを幾度となく見せてくれた。
これはネットではファンにグミ撃ち王子戦法と呼ばれ、ベジータを象徴する戦法(技)として認知されている。
悟空もブウがエネルギー弾を乱射したのを見た際にはベジータの技を覚えたと認識しているほど。

また、「俺、この戦いが終わったら…」等に代表される「死亡フラグ」に対し、ベジータどころかドラゴンボールに限らずこの手の戦法で敵が煙に隠れた場合倒れている事は皆無な為(例外)「生存フラグ」とも。

ただし、セルゲームで悟空が珍しく連続エネルギー弾を使ったときはセルに反撃の暇を与えず追い詰め、たまらずバリアーを張らせ、
「このわたしにバリアーを張らせた きさまの攻撃は評価に値する」と賞賛されている。
……いや、まぁ、この戦いでは悟空は降参したわけで、しっかり自分の敗北フラグは立ててるわけだけどな。

しかし、実はこれを喰らってそのまま負けてしまった奴がいたりする。

「Sparking!」シリーズではラッシュ気弾の連射数が一番多い所でこの戦法が再現されている。
同シリーズでは低消費で誘導性能が高く高速移動でも回避しにくい「連続エネルギー弾」系統の技がかなり有効なのでチキンべジータは強キャラだったりする。

当時のゲームでも乱射は再現されている
SFC版 ほっほっほっほっほっほっ(ry

劇場版にはアニメで超サイヤ人に覚醒した時期から、以前までピッコロが担当していた「共闘するライバル」的な位置で出演しているのだが、数多く登場しているにも関わらず、実はタイマンで勝てたのは人造人間15号のみと戦績が振るわない。
劇場版初登場からして、メタルクウラ挑みかかったら一撃も入れられず、逆に股間を蹴り上げられた上に一撃で吹き飛ばされて悟空に救出された。

そしてもはや伝説となっているブロリー編ではパラガスに乗せられてサイヤ人の王気取りになり、
「臆病者はついてこなくても良い!!」
「伝説の超サイヤ人は俺が見つけ次第ぶっ殺してやる!!…カカロット、でしゃばるんじゃないぞ」
などいつもの倍は大口を叩いた挙句、当の伝説の超サイヤ人とご対面したとたんに
「ハァハァ…伝説の…超サイヤ人…(ガクガクブルブル)」×n回
「こ、殺される…皆殺される…奴は伝説の超サイヤ人なんだ…」
ニャメロンやめろ!!勝てるわけがない!!奴は伝説の超サイヤ人なんだぞ!!」
「もう駄目だ…おしまいだ!」
「貴様らにはわからないのか…やはり奴は伝説の超サイヤ人…勝てるわけがない…」
などと皆が一生懸命悪魔と戦っている時に泣きごとを言い続け、しまいにはピッコロにまで説教を食らってしまった。
一応この後立ち直り挑んでいくのだが、ニコニコMADでおなじみのアレで人間クレーターにされてしまう。そしてまた戦意喪失。
ブロリーはこの時、「貴様だけは簡単には殺さんぞ…」と言ういわば手加減宣言をしていたのだが…
+ 手遅れだとは思うがフォロー
このときパラガスは、「純粋なサイヤ人であるベジータ、お前だけが本能的にブロリーの強大さと極悪さをキャッチできたようだな」と言っている。
悟空は子供のころ頭を打ちサイヤ人としての性質を無くし、悟飯とトランクスは混血のためサイヤ人としての血が薄い。
あの4人の中で本物のサイヤ人といえるのはベジータだけであり、それゆえに、ブロリーとのサイヤ人としての格の違いを感じ取ったのである。
悟空以上に好戦的なベジータがああなったのだ。本来なら4人揃ってorzしててもおかしくないわけである。
(つまり見方を変えるなら、悟空ら3人は敵との実力差も把握できずに突っ込んだ無謀者ともとれる)
まあそういうわけにもいかないので、結局またもや王子一人が敵との戦力差を視聴者に伝えるかませ的立ち位置にされてしまったわけである。

なお、ブロリー映画はこのあと二作目&三作目と作られていくのだが、ここではベジータは息子達の危機に全く駆けつけさえしない。ファンの間では「ブロリーの気がトラウマになってるのでは?」とさえ思われている。

+ とはいえ
二作目ではピッコロ、三作目では当時の主役とされていた悟飯ですら登場しなかった事から、声優の都合や新たな世代の戦士達を目立たせるために敢えて登場させなかったというのが本当の所らしい。
もともと、ドラゴンボールの映画は全てアニメフェアという名目で他の作品との同時上映であった為普通の映画と比べ尺が短いというのもある。
‥‥が、あまりのヘタレっぷりを見ると狙ってやっているのかもしれない‥‥。
更に当時のクウラ戦の映画は主役はベジータになる予定だったが脚本家が勘違いして悟空中心の脚本を既に書いてしまったため已む無くベジータ主役の映画は企画のまま終わったという過去もある。
しかしPSPゲーム「ドラゴンボールZ 真武道会」に収録されている劇場版「復活のフュージョン 悟空とべジータ」をベースに魔人ブウ編の後日談を描いたストーリーモード「ドラゴンロード」ではこれまでの劇場版でのかませ犬、ヘタレっぷりを全て返上するような超大活躍をみせる。べジータ自身の葛藤や成長も描かれており、このゲームの真の主人公との声も。更にかつてあれだけヘタレたブロリーに対し、(ジャネンバに作られたコピーだったとはいえ)タイマンで勝利し、ジャネンバに洗脳された状態では本物のブロリーも不意打ちで撃破している。・・・愛されすぎである


前述のメタルクウラ戦では最初こそ醜態を見せたものの、悟空との見事な連携でメタルクウラとクウラ本体を撃破し悟空にも「あいつのパワーが無ければ勝てなかったなぁ~」と評価されている。
また、劇場版『ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人』では悟空を狙って街を襲撃した人造人間15号を撃破しており、『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』では、ヒルデガーンが吐いた炎から自分の背後にいた一般人を守るためにバリアを張るなどの活躍を見せている。
むしろ劇場版などで最初にブッ飛ばされるのも、仲間内でトップクラスの実力をもつベジータが率先して敵ボスに向かい、あっさり返り討ちにあうことで警戒を呼びかける役割を果たしているとも言える。

ちなみに、劇場版ではこのようなセリフ
「勘違いするなカカロット。俺はお前を助けに来たわけじゃない。お前を倒すのはこの俺だからな!」
を吐いて危機に現れることが多いためツンデレ呼ばわりされる。
「カカロットは俺の物だ……手を出すなー!」などと言い出した事も。俺の獲物という意味だったんだろうが……何を考えているんだスタッフ。

また、悟空が戦っているところなら何処へでも登場するが、メタルクウラ戦で宇宙船に乗ってわざわざ新ナメック星まで赴いたのは良いとして、人造人間13号・14号・15号との戦いではなんと、市街地で襲撃された悟空達が被害を避けるため場所を変えて戦闘の舞台に選んだ氷河の中から現れた
何故そんなところにいたのか、いつから中にいたのか、そもそも駆けつけたとかいうレベルではないなど、ツッコミどころ満載の展開である。
登場時のどや顔からして、出待ちでもしていたのだろうか…?


魔人ブウ編~

フリーザとの戦いの後、成り行きで地球で暮らしていく内に冷酷さは徐々に影を潜めていき、地球で暮らし初めてから約10年が経った魔人ブウ編では、カプセルコーポーレーションで妻であるブルマと息子であるトランクスと一緒に生活や修行をするなど、修行は怠らないものの、以前の彼からは想像できないほど穏やかな生活を送る。
トランクスと悟空の息子である悟天の試合では、優勢なトランクスを見て「どうやらトランクスの勝ちらしいな…ふっふっふ」、悟天がトランクスとの約束で試合では禁止ということにしていた超サイヤ人になって窮地を脱した時は「き きたないぞカカロット!!」、トランクスが悟天を倒して優勝したときは悟空の肩を叩きながら「はっはっは おい!残念だったな どうやらオレの息子のほうが血統がよかったらしい」など 親馬鹿丸出し な発言もしている。
悟空との戦いへの執着も復讐や憎しみではなく、自分と同等以上の天才である彼の力を認めた上で、命を奪うことにこだわらない「決着」を付けることへと変化し、彼への敵視もほとんどなくなって会話や食事も普通にしている。
またトランクスが修行中にベジータの目の前で超サイヤ人になり、悟天もなれる事を知った時には
「……まるで 超サイヤ人のバーゲンセール だな……」と簡単に覚醒する息子たちへの複雑の心境と、
同時に地球にかなり馴染んできた事が伺える名言(迷言?)を残している。

しかし、こういった自分の変化にジレンマを感じており、そのジレンマから自らバビディに操られる。
だがその際は自身の高いプライドによって完全には支配されず、悟空との再戦を望み、悟空もそれを承諾。

「オ…オレは…オレは……昔のオレに戻りたかったんだ!!!
 残忍で冷酷なサイヤ人のオレに戻って、
 何も気にせず貴様と徹底的に闘いたかったんだ!!!」

操られたときにさらなるパワーを引き出されており(と言うより、それがわざと操られた目的の一つ)、
悟空の超サイヤ人2と互角の強さとなっていた(なお、勘違いされがちだが超サイヤ人2自体はバビディに操られる前からなれる)。
しかしそのハイレベルな戦闘力の拮抗をエネルギーとして利用され、ブウ復活の引き金としてしまった。
復活したブウの強大さに責任を感じたベジータは、家族を守るために結果として悟空との決着を放棄してまで単身ブウに立ち向かう。
そしてトランクスにブルマの事を託すと、ブウを完全に消滅させるために自爆するという手段にでた。
これはセルゲームにおける悟空が取った「愛するものを救うために我が身を犠牲」という行動をなぞったものとも言える(自爆した側は逆だが)。
最後に息子に母親の事を託す旨の発言をしているところまで同じだったりする。

「トランクス……ブルマを…ママを大切にしろよ……」

「さらばだ…ブルマ…トランクス……そして…カカロット……」
そしてブウの肉体を木っ端微塵に吹き飛ばすが、ブウは異常な再生能力を持っていたため粉々になっても復活、結局犬死にになってしまった。*4

生前基本的に善人だった悟空と違い、地球に来る以前に大勢の罪無き人々を殺す等悪行を重ねたため死後は肉体も残らず記憶も消され転生するはずだったが、ブウの強大な力であの世をも破壊される事を恐れた閻魔大王により、
特別に魂・肉体が維持され、悪のブウにより悟空達が劣勢になっていた状態で再び現世に舞い戻る。
その後は合体戦士ベジットとなってブウを圧倒したり、元気玉やドラゴンボールを駆使して悟空をサポート、ブウを倒す事に成功した。

この頃にはかなり人間が丸くなっており、ブウ編での戦死後は事あるごとに自身を「悪人」と称している。
このためドラゴンボールへの「“悪人を除いて”生き返らせる」という願いで自身も復活した事には驚いていた。
ちなみに「悪人を除いて」という条件を出したのは他ならぬベジータ本人である。
つまり、ベジータは自分が生き返れない事を承知の上でこの条件を出したはずなのでそりゃ驚くだろう。
またブウと互角に戦う悟空を見て、彼は遂に自身が悟空に勝てないことを素直な気持ちで受け入れるに至っている。
「がんばれカカロット、お前がナンバーワンだ。」
この時こそベジータは完全に吹っ切れたものと思われる。
後に完全版で追加されたページの最後のセリフでは
「そのうち必ず勝ってみせるからな、カカロット…ふん!」
と追加されたので意味合いはかなり変わったが、これはこれで非常にベジータらしい描写となっている。
なお、この台詞の追加により、原作版ドラゴンボールはベジータが最後を締めることとなった。

+ その後のベジータ
『ドラゴンボールGT』に入ってからは髪型を変えたり(純粋なサイヤ人は髪型が変化しないため、完全にオシャレ目的)、口ひげを生やしたり、ジャケットを羽織ったりと完全にいい年したオッサンとなる。
またトランクスの後に生まれた娘・ブラには割と過保護で、彼女をナンパしに来た若者二人をひどい目に遭わせたりする等、親馬鹿も相変わらずな様子。
しかし悟空がドラゴンボールを探しに宇宙に旅立つ際にトランクスと悟天を「平和ボケしているお前らにはいい刺激だ」といって無理矢理冒険につれていかせたのは他ならぬ彼で、息子たちにはやや厳しい面を見せる。
また髭に関しても娘のブラに「パパ!その髭、全然似合ってないわよ!」と言われてものすごいショックを受けたため、剃った。
そしてブルマに「やっぱり髭ない方が良いわよ」と言われてかなりうれしそうな顔を見せた。更には(ry
と、言う具合に性格が変化したエピソードを挙げるとキリがないほど丸くなってしまっており、初期の面影のほとんど残らない家族思いの良い父親に変化した。

また「俺はサイヤ人の王子ベジータだ!」の台詞に表れているように、サイヤ人であることに高い誇りを持っているが、これも『GT』の時代には変化してきており、「俺は、サイヤの誇りを持った地球人だ!」という名言を残している。

+ 劇場版『神と神』での活躍
悟空が破壊神ビルスに戦いを挑むも、超サイヤ人3でも敵わず敗れたこと、そしてビルスが地球へやってくることを界王から聞かされる。
その際、自分が幼い頃にビルスが惑星ベジータに来訪し父王を屈服させていたことを思い出し、その危険性を重く受け止める。
そして遂にブルマの誕生日パーティが催されているさなかに現れ、仲間たちに混じってパーティを楽しむビルスの機嫌を損ねぬよう
プライドをかなぐり捨ててお世辞にも上手いとはいえない歌やダンスを披露したり、ビンゴ大会を仕切るなど必死に振舞っていた。

楽しいビンゴ

しかしその努力も虚しく、ブウがビルスと揉め事を起こしてしまった末に、ついに怒らせてしまう。
止めに入った仲間たちが軽くあしらわれていくのを目の当たりにしつつ、自身もやぶれかぶれで挑むがやはり歯がたたない。
絶望に打ちひしがれるが、そこへ乱入したブルマがパーティを滅茶苦茶にされたとビルスの頬を叩き、逆に殴り返された(当然ものすごく手加減している、そうしなければブルマの首が吹っ飛ぶから)のを目の当たりにした途端、激昂。

「よ、よくも…俺のブルマを――っ!!!」

僅かの間ではあったが悟空以上ともいえるパワーでビルスと渡り合い、ビルスからも天才的な格闘センスと大きく評価された。
悟空も家族や仲間のためなりふり構わず奮闘したベジータに敬意を払い、これで超サイヤ人ゴッドに変身する覚悟ができたと語っている。

いつも事態を悪化させる戦犯であったベジータが終始解決のために尽力するという展開、
ブルマを傷つけられたことに対する怒りでのパワーアップ(悟空曰く「すげえ超サイヤ人」)はもちろん、
ビンゴダンスも事前情報では不評だったものの、公開後には単なるギャグシーンに留まらないのがわかったこともあり、彼の人格面を改めて評価する(?)声も増えたようだ。
一部始終をこっそり見ていながら土壇場まで姿をあらわさなかった悟空の株は下がった

『ドラゴンボール超』~

放映当初の『神と神』編及び『復活のF』編に於いて大まかな流れはほぼ同じ展開であり、『復活のF』編で悟空に続き「 超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 (通称: 超サイヤ人ブルー )」に覚醒している。以降は自身を鍛える為ビルス(というよりウイスが教師)の基で修行の日々に尽くしている。
また、『宇宙サバイバル編』では「超サイヤ人ブルー界王拳」のベジータ版とも言える「 超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化 」に変身した。


余談

ドラゴンボールでは自分で必殺技を開発するよりも誰かに教わったり無断で借りたり真似たりすることが多い(悟空は殆どの技が他者考案な事で有名)。このため、「自分で名前を付けた技」はかなり少ない。
そんな中、ヤムチャの「繰気弾」、クリリンの「気円斬」、悟飯の「魔閃光」などに対し、ベジータだけ「ビッグバンアタック」「ファイナルフラッシュ」など、微妙なネーミングを思いついている。
冒頭の「超ベジータ」と名乗る場面もその後の展開(笑えよベジータ)と合わせてネタ扱いされやすい。
こういった振る舞いも王子としてのプライド故なのかもしれないが。

初登場時はサイヤ人らしく尻尾が生えており腰に巻きつけていたが、地球で悟空たちと戦った時にヤジロベーに斬り落とされた。
地球で負った傷をメディカルマシーンで治療した際は、尻尾が再生しなかったことについて「かまわんそのうち生えてくる」と言っていたのだが、原作中では 最後まで 生えることはなかった。
ヤジロベーの刀は特別製だったのだろうか…。魔族や戦闘服も斬ることができるほどなので、あり得るかもしれない。
『ドラゴンボール大全集』4巻の「悟天とトランクスのように尻尾の生えてこなかった子供は幼少の内から自然と超サイヤ人への変身も体得してしまうことが多い」という設定から、
逆に「超サイヤ人への変身が近づくと尻尾が生えにくくなる」と考察する者もいる。

ところで「生える」といえば、彼は生え際が危ないとよく言われているのだが、ゲーム『Sparking! METEOR』ではスポポビッチとこのような掛け合いがある。
「そこのハゲ!額にMとはどういう意味だ!? 貴様…俺を馬鹿にしているのか!!」「何の事だ!?」
……どうやら物凄く気にしているらしい。自分だって後で額にMを付けるのに

ちなみにベジータ曰く「純粋なサイヤ人は頭髪が生後から不気味に変化したりはしない」との事で、つまりこの髪型は生まれつき
ただし幼少期のベジータは前髪があり、あのナッパも若いころは髪の毛が生えていた。
つまり髪型は生後の髪型から崩れることはないが、髪の毛自体は一度毛が抜けてしまえばそれまでということになる。*5
(桃白白戦で切り飛ばされた悟空の髪の毛が元に戻っていることから、生え変わりはするものの成長が一定の長さで止まる性質の可能性もある。
その場合、ナッパの髪の現状は加齢等による脱毛剃り落としたものと考えられる)
なお悟飯やトランクスは混血なのでちゃんと髪は伸び髪型も変わる。

MUGENにおけるベジータ

本名か「王子」が通称となっている。ネタにも事欠かさない存在で意外と愛されている。

+ 超神氏製作のベジータ
  • 超神氏製作のベジータ
多数のDBキャラを製作している超神氏作。ドットはアーケード版1作目のものを使用している。
mugen動画でよく見かけるのはこのベジータであり、DB勢全体としてみても出番が多い。
デフォルトでUJI氏によるレベル調整可能なAIを搭載しており、原作と同じように劣勢になるとエネルギー弾を連発(通称王子戦法)してくるのが特徴。AIインフレが起こってから久しい現在での戦績はイマイチ振るわないが、大半の視聴者は噛ませ犬ぶりを期待しているのでむしろ勝つと驚かれる。

亞氏によって新たに強力な外部AIも作製された。投げを多用する他、ゲージがあれば即座に汚い花火(ガーキャン)を使ってくる。汚いなさすがベジータ汚い花火
投げとガーキャンが目立つので守勢からの切り返しがダメージソースの中心かと思いきや、
相手を画面端に追い込むとフライングアローループでライフをごっそり奪いに来る。
ただ、相手のくらい判定受け身の条件にループ回数が左右されるのが玉に瑕。
高速移動の仕様を選択するスイッチが存在し、旧仕様と最新版の仕様から選択できるようになっている。
前者は最後まで打撃無敵が持続するが、後者は終わり際に打撃無敵が切れる(ちなみにどちらも飛び道具無敵は最後まで持続し、投げ無敵は全くない)。
挑発スイッチとは異なり無敵の有無は一目ではわかりづらいが、立ち回りにも影響が出るため動画で使用する際にはなるべくスイッチのON、OFFを明記して欲しいとのこと。
デフォルトのAIと比べるとかなり強化されているので、現在の動画に登場する際はほぼこのAIを搭載していると思って良い。

また、同氏によって特殊イントロ対応キャラを増量させるパッチも公開されており、あるキャラとの掛け合いが王子のヘタレっぷり増長させている。
DB以外のキャラにも数多く対応しているので、色々と試してみるのも面白いだろう。

上記の亞氏製作パッチと併用は出来ないが、Stig87氏が製作した改変パッチも公開されている。
このパッチを適用するとディスプレイネームが「SSJ Vegeta」となり、名前の通りスーパーサイヤ人形態となる(一応デフォルトでも金髪のカラーは存在するが)。また、戦闘服から「肩当て」が無くなる。
技も二つ追加され、一つはピシュンと高速移動で相手の背後を取り、数発の打撃の後「逆さ」の状態でエネルギー波を放つという実にDBらしい技。空中版はコンボに組み込むことが可能で、付属のAIもこの技を多用する。
もう一つは20発のエネルギー弾を連射するという王子戦法を再現したゲージ技。空中でしか使用出来ず、相手を追尾するわけではないので使い勝手は悪いが、一見の価値はある。

+ 大会ネタバレ
あつまれ!電車ごっこチームバトルではステップ1で石馬戒厳と組んで「ベジ厳号」が発車。
亞氏AIならではの戦闘力が高くても、やっぱ 挑発 するので、そのせいで負けたりするのがほとんど。
しかも下の動画のヴァイス戦では、相手が迎撃を狙って動くスタイルのAIであったため「 離れてから挑発余裕でした 」的な出来事が起きてしまい、 計21回 も挑発した挙句、倒されてしまった。
あと一撃で倒せる状況で只管「どうした?」と繰り返す王子に視聴者達も「 お前がどうした 」とコメントせざるをえなかった。

この勝利の後も王子は肝心なシーンで何時もの如く挑発して敗北していたりしたが
突如の永パで勝利したり、挑発から凄まじいコンボで勝利したりと、後半に行くにつれてさらにやりたい放題に。
最終的に息子セルにも遜色ない戦績で今大会きっての名&迷勝負メーカーであった。
+ 五五七氏製作の超ベジータ
  • 五五七氏製作の超ベジータ
上記の超神氏の物を五五七氏が改変したスーパーサイヤ人版のベジータ。ディスプレイネームは「Super Vegeta」となる。かませとか言うな。
Stig87氏のパッチと同じく戦闘服から肩当てが無くなった状態となる。また、ゲージ技の「ギャリック砲」が「ファイナルフラッシュ」に変更されており、威力はさほど変わらないものの、ビームが太くなったので格段にヒットさせ易くなった。
超神氏版と同じくデフォルトでUJI氏によるAIを搭載している他、三六九氏とnetyzh氏による外部AIも製作され、前者はキャラと同じ場所、後者は氏自身のonedriveにて配布されている。
前者は多少ガードが甘いものの攻勢にまわると中々手強い色んな意味でベジータっぽいAIである。
後者はガードも硬く前者のAIよりも中々手強い戦法となっている。
+ バルバトス氏製作の超ベジータ
  • バルバトス氏製作の超ベジータ
その五五七氏が改変したスーパーサイヤ人版のベジータをベースに、更にバルバトス氏が改変したベジータ。
ドットがD4で清書されており、三吉氏の超サイヤ人3悟空と並んでも遜色ないほど。「超究極武闘伝」仕様とのこと。
五五七氏製のベジータでは封印されていたギャリック砲が、乱舞技として復活している。また、7pカラーでセレクトしたら
一部の音声と演出が変わる"野菜王子モード"が実装されていたりする。
デフォルトAIは無いので、動画での動きはプレイヤー操作によるもの
+ Balthazar氏&Cybaster氏製作のベジータ
  • Balthazar氏&Cybaster氏製作のベジータ
海外のBalthazar氏&Cybaster氏による手書きドットのベジータ、基本(1Pカラー)はノーマル状態のベジータだが
カラーパレットの選択で、超サイヤ人っぽい見た目の状態にも出来るなど、なかなか凝った作りになっている。
デフォルトでAIも入っており、積極的な攻めでかなりの強さ、海外勢ではあるが大会にも使いやすいだろう。
キャラ性能の紹介 デフォルトAIの挙動 0:14~

  • よく分からないベジータ
+ supermystery氏製作のベジータ
  • supermystery氏製作のベジータ
海外のsupermystery氏による『UB22』のドットを使用したベジータ。手強いAIを搭載し、能力も高めなため、エルクゥを撃破するほどの強さを誇る。
同氏は他にもMajin Vegeta Clonesというアレンジキャラも製作しており、こちらは狂ランク。
しかしどちらもボイスが英語であることや効果音や演出の問題か、動画での出番はほとんどない。
+ Sustina氏製作のベジータST
  • Sustina氏製作のベジータST
2016年4月1日のエイプリルフールに公開されたバルバトス氏のスーパーベジータを改変したキャラ。
STG氏のドナルドピリオドの技を参考にしている部分があるためSustina氏曰く、
別名はSSGSSの青ベジータではなく「ベジータピリオド」と呼んで欲しいとの事。
強さは1p(=2~6p)が凶クラス、7p(=8~11p)が狂下位~中位、12pが隔離技術の一部を使用する神ランクとの事。
使用している隔離技術に関しては%nF1という話なので倒すにはそれを耐える耐性及び専用対策が必要らしい。
エイプリルフールキャラという事で製作者のreadmeを見ると手抜きという話らしいが全然そんな事はない。
12pは隔離技術を使用しているため参加は難しいが1pと7pに関しては公開されて以降出番が増える一方である。
+ Sustina氏製作のB-Vegeta
  • Sustina氏製作のB-Vegeta
上記のベジータSTをリメイクした物が2017年02月15日に公開された。名前はブルーベジータとの事。
主な変更点は技の演出や性能の変化、カットインの追加、カラーごとの強さ等の変更。
1pは凶~狂(AILv変更でランク変化)、7pは狂下位~中位、12pは神(正確なランクは不明)との事。
ちなみに12pで特定の条件を満たすとベジットブルー(耐性論外な上、%nF1使用)になる。
11pは最初からベジットブルーの状態となっている。
+ バジル氏製作の超サイヤ人2ベジータ
  • バジル氏製作の超サイヤ人2ベジータ
超神氏制作のベジータをベースにドラゴンボール超究極武闘伝のスプライトを使用して改変したキャラ。

デフォルトAIは搭載されていないが、ちぃたま氏によるAIが作成されている。
AILvは1~5と対狂想定のLv6があり、強~狂中位までで戦うことが出来る。

海外産のベジータは他にも多数存在するが、supermystery氏製と同じような理由で、こちらも動画で見る機会は少ない。

ニコMUGENでの扱い

MUGENではkaiman氏が製作した「スーパーマーケットベジータ」というステージもある。
このステージの影響か、ストーリー動画に出演する際にはスーパーマーケットの店長(店員)としての出演率がやたらと高い。

出場大会

+ ...
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止
凍結
削除済み
非表示
ベジータクローンズ

出演ストーリー

+ ...
スーパー店員としての出演


*1
この事から、後のゲームで「もしベジータがナッパを仲間として大切にしていたら」というifストーリーが出来てしまった。
ナッパの事かぁぁぁぁ!!

しかし、ナッパを殺された怒りとかではなく、「お前と一緒にいたらあのサイヤ人みたいにすぐ死ぬ」と突っ込まれて超サイヤ人に覚醒するというなんとも言えない展開である

*2
本当に余談ながら、後にこのシーンのベジータのフィギュアがプレミアムバンダイで発売された。バイブレーション機能つきで
台座にバイブレーターが仕込まれており、スイッチを入れてやる事で「心の底から震えあがるベジータ」を再現可能…という一品。お値段は涙にあわせて4949円也。
当然ながら宣伝担当者と東映アニメーション担当者からは「何も実際に震える必要はないのでは?」という反応が来た模様。

*3
ベジータは自力では超サイヤ人4に変身できず、ブルマが開発した超ブルーツ波発生装置を使って変身するため、厳密に言えば互角ではない。
パーフェクトガイドによると、「大猿の力がベースとなっている超サイヤ人4に変身するためには、本来はブルーツ波を浴びるしかない」とされている。
「悟空はブルーツ波が無くても超サイヤ人4になれる特異体質らしい」とも書かれており、自由に超サイヤ人4に変身できるのも悟空特有の能力らしい。
しかし一方で、「最初から大猿状態でも理性を保てる上級戦士のベジータなら、本来なら悟空よりも楽に超サイヤ人4になることができたはずではないか」という意見もある。
ベジータ本人も「俺が大猿になっても理性を失わんのは昔からだ。しかし何故超サイヤ人4にならない」と疑問を抱き、それに対してブルマが「多分、孫君流に言えば修行が足らなかったって事かしら」と答えている。
べジータはパワーボールを使うことで人工的に満月を作り出せるが、尻尾がないベジータは満月では大猿になれないので、超ブルーツ波発生装置の代わりにはならない。
『GT』中盤において界王神界で悟空の尻尾が復活したのに対して、ベジータは尻尾を失ったままであったことが決定的な差になったというところか(尻尾があればパワーボールを使うことで大猿に変身できるため、超ブルーツ波発生装置を使う必要はなかったと思われる)。

ちなみに「ファイナルシャインアタック」はゲームなどでは超サイヤ人4専用技として設定されているが、本編では超サイヤ人の状態でしか出しておらず、超サイヤ人4専用技ではない。
『GT』で追加された技であることから、超サイヤ人4専用技として扱われているのだろう。

*4
結果として復活はされたものの、パワー自体は敵を粉砕できるという描写はセル編でのファイナルフラッシュにも見られる。
「単純な破壊力だけでは敵を倒せない」という事態を表現することに使われている……はずなのだが、後にそれらの敵を倒した方法は結局「それ以上に強烈な単純攻撃」であった。そのあたりは単純パワーバトルものであるドラゴンボールのお約束なのか…。
自爆が通じなかったベジータ自身「莫大な気によって完全に消滅させる」という方向性自体が間違っていたとは思っておらず、
最後まで「超サイヤ人3になって気を溜めて消滅させろ」とか「元気玉を使え」とか言い続けてるし。

*5
ヤングジャンプの桂正和氏との対談では、
桂氏がベジータを「Mッパゲ」という旨の発言をした所、作者の鳥山明氏は強く否定している。