モーセの遺訓

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モーセの遺訓 - (2017/10/08 (日) 12:01:27) の編集履歴(バックアップ)


別名『モーセの昇天』。モーセが後継者のヨシュアに残す遺訓という形式をとる。約束の土地に定着した後のイスラエル民族の堕落の歴史が、バビロン捕囚を経て後1世紀に至るまで予言され、最後にレビ族からの救世主が出現することが約束される。遺訓というより黙示文学である。

新約聖書への引用

ユダの手紙9節のモーセの死体についての記述は、オリゲネスが指摘したように、外典の『モーセの遺訓(モーセの昇天)』からと考えられている。これは、モーセが若い頃に殺人をしているので、サタンが自分のものであると主張したという話である。

ユダの手紙9
大天使ミカエルは、モーセの遺体のことで悪魔と言い争ったとき、あえてののしって相手を裁こうとはせず、「主がお前を懲らしめてくださるように」と言いました。