マラキ書

12小預言書のひとつ。3章からなる。預言の主題は宗教儀式の厳守、及び雑婚の禁止である。

マラキはおそらく「わが使者 (マルマーキー) 」 (3・1) を意味する人名で,あとから付されたものらしい。成立は前5世紀と思われる。内容は4章に分れ,神に対する不義および神への恐れのなさへの批判,契約の履行と律法の遵守の勧告,突然に来る神の裁きについて,そして裁きの前にエリヤが現れて父なる神の心を子供らに伝え,子供らの心を父に向けさせる役目を果すことが各章の主題となっている。

  • 主はイスラエルの民を愛した(1章2節~5節)
  • しかし彼らは犠牲の捧げ方を誤り(1章6節~2章9節)
  • 異教の女をめとり、結婚の契約をないがしろにした(2章10節~16節)
  • 審きの日は近い(2章17節~3章5節)
  • 10分の1税を正しく納めよ(3章6節~12節)
  • 主は悪を行う者を審き、神の名を畏れる者を救う(3章13節~4章6節)
最終更新:2016年09月18日 10:15