アンティオキアのイグナティオス(35年頃 - 107年?)は、アンティオキアの第2代主教(司教)。正教会、非カルケドン派、カトリック教会、
聖公会、ルーテル教会などで聖人とされる。使徒教父の一人。
イギナティオスは若年の頃に
キリスト教に帰依し、ローマ皇帝がネルヴァからトラヤヌスに変わった頃(98年)にはアンティオキア教会の第2代目の司教になった。ローマで殉教する旅の途中、イグナティオスは、最も初期のキリスト教神学の例と見なされている一連の手紙を書き送った。これは、教会論、
サクラメント論、主教論を含んでいる。
イグナティオスは、ローマのクレメンスとポリュカルポスとともに、使徒教父の筆頭であり、個人的に使徒を知っていた初期のキリスト教著述家の一人であると伝えられる。
最終更新:2017年04月05日 05:37