七十人訳聖書の成立に関する伝説的な物語。エジプトのプトレマイオス2世(治世:前282-246年)がユダヤ教の大祭司エレアザルと連携して、
モーセ五書をギリシャ語に翻訳させる経過を物語る。エレアザルは七十二人の学者を選び、アレクサンドリアに派遣し、七十二日で翻訳を完成させたと言われる。
構成
- 律法の翻訳実現のために使者を派遣することに関する記述。
- ユダヤ・エルサレム等見聞記。
- 大祭司の翻訳者選択と、彼の律法解釈。
- 王の饗宴と謁見。翻訳者たちとの質疑応答。
- 翻訳の実施と完成。翻訳者たちの帰還。
最終更新:2018年01月18日 21:36