ヘブライ語の
旧約聖書には、正典の詩編が150編含まれている。
そのほかシリア語訳(ペシッタ訳)旧約聖書の写本(Mosul 1113)には
詩編151、152、153、154、155がある。 詩編151は、LXXと幾つかのラテン語ウルガタ訳聖書写本にもある。これらは
カトリックにとっても正典ではない(トリエント公会議の旧約正典のリストには「詩編150編」と明記されている)。
従って、これらは偽典詩編だが、詩編151、154、155のヘブライ語本文(
死海文書)がクムラン第11洞窟から出土した。 またシラ51:13-19, 30のヘブライ語本文も出土した。第11洞窟と第4洞窟からは、これまで知られなかった詩編も明らかになった。
内容
- 詩篇第152篇:敵が彼を囲んだ時のヘゼキヤの祈り
- 詩篇第153篇:人々がクロス王から帰還の許可を得た時の歌
- 詩篇第154篇:群れから羊を奪った獅子と狼と争った時のダビデの歌
- 詩篇第155篇:獅子と狼から救い出した神に感謝し、これらを殺して戻った時のダビデの歌
最終更新:2017年07月09日 11:52