聖体降福式(聖体賛美式)という儀式の中で歌われる聖体賛歌である。
聖体降福式は,1264年に全教会の祝日とされた「聖体の祝日」の晩課の終りに顕示台に置かれた聖体を祝福する慣行が儀式化され、独立した典礼式として整えられたもので、主要祝日・日曜日・四旬節中・40時間の聖体礼拝中に行われるようになった.伝統的な形式は、司祭が聖別された聖体を聖体顕示台に入れて祭壇の上に安置し香を献じるものである。その際「オー・サルターリス・ホスティア」などの賛歌を歌い、司祭と会衆による黙想と賛美と礼拝が続く。儀式の終りには賛歌「
タントゥム・エルゴ」が歌われ、2回目の献香のあと、顕示台を高くかかげて十字の形に会衆を祝福する。その後司祭と会衆によって聖体賛美が歌われます。
原文(ラテン語)
O Salutaris hostia,
quae coeli pandis ostium:
Bella premunt hostilia,
da robur, fer auxilium.
Uni trinoque Domino
sit sempiterna gloria:
Qui vitam sine termino,
nobis donet in patria.
和訳
ああ,救いのいけにえ,
天国の門を開きたもうおん方よ,
われらの敵は四方から押し寄せる,
われらに力と助けを与えたまえ.
三位一体の不滅の神よ
あなたの偉大なみ名が常にたたえられんことを.
終りなき生命の日々をわれらに,
天のふるさとにて与えたまえ.
最終更新:2017年07月08日 08:34