登録日: 2011/03/17(木) 22:58:54
更新日:2024/05/06 Mon 19:48:21NEW!
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「じめん」の名前の通り主に地上や地中を好むポケモン達が属するタイプ。
複合タイプは意外と多く、今のところ
かくとう・
フェアリー以外全てのタイプでじめんと複合したポケモンが存在する。
特に何故か
みずタイプとの複合が豊富で、金銀からブラック・ホワイトまで必ず一匹以上はみず複合のじめんタイプが追加されていた。
平均的によく見かけるタイプであり、
いわタイプと共に洞窟や砂地等に生息するポケモンが多い。
能力値は「じめん」の印象通り、総合的に攻撃・防御・HP等の物理面に優れるが、
特攻や特防の特殊面が低く素早さも鈍足という典型的な「重戦車型」が多いのが特徴。
攻撃面で抜群が取れるタイプは
ほのお、
でんき、
いわ、
どく、
はがね。
防御面で抵抗を持つタイプはいわとどくを半減、でんき技に至っては無効化。
ちなみに「
すなあらし」によるダメージを受けず、「でんじは」も効かない。
後者は当たり前に思えるかもしれないが変化技は普通タイプによって無効化できないので特例である。
なお「
じゅうりょく」や「うちおとす」等で地面に降ろせばひこうタイプにもじめんタイプの技を当てられる。
弱点を突けるタイプがかくとうタイプと並んで最も多く、攻撃面の相性はすこぶる優秀。
技に関しても覚えるポケモンが多い上にバランスの良い性能を持つ物理技「
じしん」の存在が圧倒的。
初代がら現在に至るまで多くのポケモンからメイン・
サブ問わず重宝されている。
ただ
ダブルでは味方を巻き込まない「ドリルライナー」や「10まんばりき」の方が優先されることも。
浮いているポケモンと組んだり、
Zワザ化させて使うという手もあるが。
特殊技は使い手こそ少ないが「だいちのちから」が強力。
ドリルライナー等と同じ単体攻撃かつ「じしん」と同じ非接触技という癖のない性能により使い所を選ばない。
また特防ダウンの追加効果があるので「
ちからずく」型のニド
夫妻が使うと「じしん」より火力が出る。
ヒードラン等の対策に「
めざめるパワー(地)」が採用される機会もそれなりにある。
なお「
グラスフィールド」の影響下では「じしん」「じならし」「マグニチュード」のダメージが半減する。
グラスフィールド自体は対戦では殆ど使われないが、
カプ・ブルルが
特性「グラスメイカー」により場に出ただけで発生させてくる。
攻撃タイプとして優秀とは言え、ひこうタイプや特性「
ふゆう」、持ち物の「ふうせん」等無効化する手段が多い点は注意が必要。
(というか優秀だからこそそれらの無効化手段が用意されているとも言えるが)
防御面に関してはでんきタイプが無効で「でんじは」等で
まひになり辛いのはかなりのメリットだが、メジャーなみずやこおりが弱点なのがかなり痛い。
複合タイプの関係で四倍弱点持ちも多く、肝心のでんきに関しても「めざめるパワー」で相性補完してる事が多かったりと防御面は割と微妙。
その極端なタイプ相性から若干クセの強いポケモンが多いが、その分メジャーなポケモンも多い。
すなあらし無効な点を活かした砂パの主力としても優秀であり、高いポテンシャルを秘めたタイプと言える。
ちなみに初代ではいわタイプと複合したポケモンがやたらと多く、
そのおかげで「いわタイプはでんき技無効」などと、いわタイプの相性とじめんタイプのタイプ相性を混同して覚えてしまう人がとても多かったとか。
逆に、じめん複合以外のいわタイプは全てでんき技が抜群であった。
【じめんタイプの歴史】
この頃はじめんタイプでありながら高い素早さを誇る
ダグトリオが大人気。
当時のメジャー技「
ふぶき」が弱点なのは痛いものの、高い素早さから放たれるタイプ一致の「じしん」や「きりさく」「じわれ」で猛威を震う。
また当時は「
めざめるパワー」もなく、ダグトリオの耐久でもでんきタイプのポケモンを止めるには十分であったため、
サンダース等のメジャーな電気タイプ対策として非常に重宝されていた。
「
はかいこうせん」を半減で受けてから「
だいばくはつ」が可能な
ゴローニャも地味に人気があった。
ただし対面で安定して対処できるのは先制「ふぶき」の心配がない電気タイプぐらいで、上手く交代受けできないと何もできずに落とされることも多かった。
ダグトリオやゴローニャの使用が制限されたニンテンドウカップ99では代わりに
サンドパンやサイドン、
ニドキング等が注目される事に。
ちなみにこの時期に登場した「
なみのり」
ライチュウが初の地面対策技を使う電気ポケモンであり警戒が必要な強敵だった。
●第二世代(金・銀)
環境が耐久寄りとなった事によりダグトリオが
マイナー化。
またこの頃から「めざめるパワー」により電気を受けるのが難しくなる。
一方で持ち物「ふといホネ」により超火力を得た
ガラガラが猛威を震う。
その圧倒的高火力はいわゆる「
役割理論全盛期」な金銀世代でありながら「役割理論を無視する」とまで言われており、
当時は
カビゴンと並んで最メジャー級の存在であり役割破壊の先駆者とも言える。
その他では当時最強クラスの耐久を誇った
ハガネールや、
配布で「アンコール」を取得した
ドンファン辺りが活躍していた。
様々な仕様変更によりガラガラが相対的に弱体化。
また特性「ふゆう」により意外なポケモンに地面技が当たらなくなっている。
新ポケではルビーのパッケージにもなった伝説のポケモン「
グラードン」や、
御三家最強の種族値合計と弱点がくさのみという優秀なタイプを持つ
ラグラージ辺りが注目される。
特に2004年の大会では禁止級にも関わらずグラードンが使用可能で、
同じく禁止級であった
カイオーガと共にこの大会のキーパーソンと言える存在であった。
また
ダブルバトルでは「
じしん」が全体技となり、これを利用した優秀なコンボが注目される。
特に特性「ひらいしん」で
ギャラドスを守りながら戦えるガラガラやサイドン辺りが有名。
前作でマイナー化したダグトリオは、ひこうタイプと特性「ふゆう」以外の交代を防ぐ特性「ありじごく」を習得。
同じく交代を防ぐ特性「かげふみ」を持つ
ソーナンスと共に相手の交換を完封するコンビ、通称「ソーダグ」が猛威を振るった。
この世代から砂パが実用化し、さらに強力なポケモンも増えてその地位を一段と押し上げた。
ダブルバトルでは「じしん」が弱体化したのが痛いが、それでもそれなりにメジャーではあった。
第三世代で猛威を振るったソーダグはキラーアイテム「きれいなぬけがら」の登場によりマイナーとなってしまった。
しかしダグトリオはあの役割破壊の申し子「
ゴウカザル」を鉢合わせならほぼ確実に仕留めれられた為、極一部で使われ続けた。
タイプではなく技毎に物理と特殊が設定されるようになったのに合わせ、特殊地面技「だいちのちから」も登場。
しかし使い手が少なく、どちらかと言うと特殊アタッカーが「
めざめるパワー(地)」を活用可能になったという認識の人が多かったとか。
前作からのメジャーどころの強さは相変わらず。
この世代から「すなのちから」や「すなかき」といった砂パ用の特性が増え、
これらを持つ
ランドロスや
ドリュウズ等が新たな砂パのアタッカーとして活躍している。
更に
ゴーストタイプを持つ
ゴルーグや文字通りの地雷ポケ・
マッギョなど風変わりなポケモンも追加。
隠れ特性の登場によりニド
夫妻も再評価される機会を得た。
ただし新アイテム「ふうせん」によりじめん技をスカさせられやすくなったのは少し痛いか。
新技では素早さの低下効果のある「じならし」辺りが注目どころ。
火力面では「じしん」、効果目当てとしては無効タイプのない「がんせきふうじ」に劣るがそれらを覚えないポケモンの代用技となった。
●第六世代(X・Y)
新タイプ:
フェアリーが追加されたことによりどく・はがね・ほのおタイプが存在感を増したが、
これらに弱点をつけるじめんの地位も相対的に向上。
単体でフェアリー+じめんの技を出せるドンファンがにわかに騒がれもしたが、
どちらかといえばフェアリーがサブにじしんなどを持った方がより効果的なので、現段階ではこの個性は
グランブルのものと言えるか。
また対戦環境では天候にターン制限がついたため、砂パを見かける機会は著しく減った。
むしろパーティ内での補完や、単体で完結した行動能力を持っているかなど個としての性能を優先する傾向が出たと思われる。
今世代の環境で名前が挙がるのがガブリアス、グライオン、ランドロスなどというところからも上記の理由が見てとれる。
特にガブリアスはXYでは地面唯一の
メガシンカ枠でもある。実用性?ないよ(断言)。
これらを加味した上で全体を通して見ると、X・Yで登場した新要素は様子見でもするかのような当たり障りのない影響を地面タイプに与えたように考えられる。
今後、新たな複合タイプやメガ枠次第では環境に一石を投じる存在になるかもしれない。
ORASではハガネール、ラグラージ、バクーダの三体が
メガシンカを果たす。どれも天候や
トリックルームなど、他のポケモンのサポートがあって活躍する玄人向けポケモンとなった。
禁止伝説ではグラードンが満を持してゲンシカイキ。新たにほのおタイプが追加され、4倍弱点のみずタイプを無効にする専用特性「おわりのだいち」と、命中こそ落ちるものの威力・対象範囲ともにじしんよりも優秀な
専用技「だんがいのつるぎ」を引っ提げて、解禁ルールで大暴れしている。
純粋な新ポケモンは
バンバドロ、
シロデスナのみ。
どちらも鈍足だが物理耐久に優れ、特に前者はダブルバトルでの適性が高い。
禁止級ではジガルデに2つの
フォルムとそれに関する特性、さらに3つの専用技が追加される大幅なテコ入れがなされた。
ただし、フォルムチェンジを使用するためには本編でコアとセルを集める必要がある。
一気に戦い方の選択肢が広がったように見えるが、実際使われるのはほぼ10%スワームチェンジ型とサウザンアローのみ。
USMでは教え技に「じだんだ」が登録された。
通常威力75だが、前のターンに放った技が外れれば威力は150となり、一気に最強クラスの技と化す。
しかし、地面タイプは殆どが「じしん」を習得可能で、汎用性はこちらのほうが上なので、一致で使われるケースは少ない。
主にサブウェポン補強のために使われており、「じしん」を覚えないポケモンや、特性「なまけ」「かたいツメ」との組み合わせで高威力を出せるポケモンに習得させるケースが多い。
【じめんタイプの主な使い手】
・しまクイーン
追記修正お願いします。
- XYから、ノーマル地面のホルードが初登場しましたな -- 名無しさん (2014-07-06 08:39:30)
- ↑序盤ポケなのに隠し特性ちからもちのお陰で壊れ性能と化してるのだから、ファイアローといいカロスの序盤ポケは何かがおかしい。 -- 名無しさん (2014-09-28 14:29:54)
- ジガルデ -- 名無しさん (2014-10-10 18:17:01)
- 地震は安定してるけど威力100はちよっと……A特化ガブの地震でもH振りギルガルドが確二だったりするのは辛い -- 名無しさん (2015-02-08 18:45:50)
- 90以下の技がゴロゴロ存在するのに贅沢すぎるぜ -- 名無しさん (2015-02-08 19:12:47)
- 御三家のタイプが複合すると全部抜群2倍ダメージがある。 -- 名無しさん (2015-02-08 20:31:51)
- フライングプレスみたいな複合タイプの技がもうちょいあれば、技の可能性も広がるのかな(実用性は知らぬ) -- 名無しさん (2015-02-08 20:42:32)
- ORASからのグラードンの専用技は地面タイプの技では珍しく命中がやや安定しない。 -- 名無しさん (2015-03-17 00:35:50)
- 命中やエフェクトはまんま岩タイプのそれ>だんがいのつるぎ 不安定さや威嚇を嫌ってか、特殊型のゲングラも多いらしい -- 名無しさん (2016-06-30 01:08:55)
- 今更ながら、「弱点増やせ」よりも「耐性持ち増やせ」と言いたいところ。やはり特性や道具でスカされやすいとはいえ、 受けられやすい草と虫しか半減できず、無効なはずの飛行や前述の特性や道具を無力化する方法もあるとか、いくらなんでも・・・ね。 -- 名無しさん (2016-09-30 19:31:38)
- ハプウってバトルの時うさみちゃん並に目付き怖いよね -- 名無しさん (2016-12-03 15:20:04)
- 実用性はあるだろ。わざわざメガ枠や砂パ要因にするかっていわれりゃぐうの音も出ないけど -- 名無しさん (2016-12-03 15:33:14)
- 今でもガブリアスが強い最大の理由。 本気で奴を弱体化させたければ、これの立場を下方修正する以外方法はないのでは? 他も巻き添え喰らうけど。 -- 名無しさん (2017-01-19 02:13:07)
- ガラ、ガブ、ランドと環境に一定数いるイメージ -- 名無しさん (2018-01-14 03:18:52)
- 統一パ作っても水や鋼あたりと並んで安定してる強さなんだよなあ。 -- 名無しさん (2019-02-17 21:33:17)
- アニメで「水をかぶせればでんき技が通じる」という描写があったが、あれが「みずびたし」相当だと明言されていたな -- 名無しさん (2019-02-17 22:33:57)