登録日:2009/08/20 Sun 14:00:55
更新日:2026/06/03 Wed 14:50:16
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600族とは、
ゲーム『
ポケットモンスター』シリーズにおいて、
種族値の合計が600となる
ポケモンの非公式な総称。
なお、公式ではその多くを内包した「「
大器晩成」なポケモン」という呼び名が使われている(後述)。
概要
ポケモンの強さ(能力値、ステータス)はほぼほぼ種族によって決められるものである。この種族毎の強さは一般的に「種族値」と呼ばれている。
そして、その中の個体の優劣(
個体値)や性格による補正額加わることで、手に入れたポケモン一匹一匹の最終的な強さが決まる。
本稿目で取り扱う「600族」とは、種族値合計値が600の非伝説ポケモンのことを指す。
種族値の合計値が高いということはそれだけでポケモン全体の中でも強いということで、一部を除けば600族が今現在最高クラスの種族値合計値となる。
中にはタイプや
特性・技構成に難があって使い難いポケモンも存在したが、現在ではそれぞれが強化され、どの種族にも明確な採用価値の存在する強ポケの集まりとなっている。
だが、採用率や人気には埋めがたい差がある上、タイプ被りや役割被りが多いことも相まって、600族は世代ごとの評価の浮き沈みが激しいランクでもある。
600族は概ね以下のような共通点がある。
- 野生では出現しなかったり、進化前を入手できるのは中盤以降・作品によってはクリア後になることも
- 2回の進化を要する上に、必要なレベルや必要経験値がべらぼうに高い
- 経験値タイプが「125万タイプ」という最初から最後まで成長が遅いタイプに入る。これは伝説のポケモンも属するタイプであり、レベル1から50までに要する経験値は最も多い
- ドラゴンタイプを含んでいることが多い
- 覚える技が豊富な技のデパート
- チャンピオン(ラスボス)の手持ちに1匹入っている
- 孵化歩数のサイクルが最も多い40(タマゴを孵すのに10000歩以上も必要となる)
- 図鑑No.が各地方の後半、準伝説の手前に位置することが多い
なお、種族値・孵化歩数・経験値タイプと呼ばれるポケモンごとのパラメーターはそもそも公式には明文化されておらず、基本的には非公開の仕様からデータ解析やプレイヤーの検証によって弾き出された数値・俗称であることには留意されたし。
600族一覧
初代ではドラゴンタイプの技が
威力固定の「りゅうのいかり」しかなく、「
はかいこうせん」や「のしかかり」をメインウェポンとしてきた。
だが、高い攻撃を生かせる技が少なく対戦での活躍は難しかった。
第2世代で「しんそく」や「
げきりん」といった新技を得るも、第3世代から攻撃も特攻も、そして何より重要な素早さも高い
ボーマンダが登場し長らく劣化と敬遠されてきた。
が、
BWから体力満タンの状態ならあらゆる攻撃ダメージを半減できる隠れ特性「マルチスケイル」を獲得し、これまでの不遇の時代が嘘のように強化。
龍舞逆鱗による抜きエース、「でんじは」「はねやすめ」による耐久型、そこそこある特攻を活かして
雨パでの「
ぼうふう」等、多彩な戦術を駆使して環境のトップに君臨した。
第7世代では、
フェアリー天下の時代となり、
先制技を封じられる機会が増えたため、大きく数を減らしてしまった。特に
ミミッキュには完封される可能性も高くなったが、
Zワザでやっと強力な物理飛行技を手に入れて爆発力は増した。
第8世代では更に技が充実化。ダイマックス+
じゃくてんほけん+マルチスケイルが異常に好相性で人気。
マルスケ潰されると途端に物足りなくなるのもいつも通り
また、地味に「しんそく」が基本技になり育成難易度が大幅に緩和された。
第9世代ではタイプを自由に変更できる新要素「
テラスタル」により、ネックだった4倍弱点を消せるようになった。
その結果「マルチスケイル」込みの耐久面が強化され、高種族値・技の多彩さ・最強クラスの先制技を兼ね備えたトップメタとして
環境に君臨した。
更に『ZA』ではメガシンカを習得。攻撃を落とした代わりに特攻が145と大幅に上昇しており、特殊アタッカーとしての活躍が期待できる。
「バリアー」は配信限定。第8世代では「しんそく」や「マルチスケイル」とも両立できるが、ランクマッチに出すことはできない。それどころか、「バリアー」という技自体が削除されている。
第2世代の山脈を割り裂く大怪獣。タイプはいわ/あく。この複合は未だに固有の組み合わせである。
最大の強みはなんと言っても特性「すなおこし」。第4世代にすなあらし時に
いわタイプの特防1.5倍という仕様が追加されると
実質種族値660の鬼神と化した。すなあらし時の特殊耐久は
カビゴンすら凌ぎ、
襷潰しもできる
砂パの軸。
素早さは低すぎるという訳でもないが、600族の中ではヒスイヌメルゴンに次ぐ2番目に鈍足。なのだが、素早さ60族を1だけ上回る絶妙な数値である。
もちろん、先手を取るには工夫が必要で
かくとう4倍は辛いが、砂嵐を味方につけた圧倒的な特殊防御性能、メジャーポケモンへの対処力を持つ。
物理技だけでなく怪獣モチーフからかやたら充実した光線系技を中心に特殊技も広く覚え、補助技も「りゅうのまい」を筆頭に色々覚えるので実はかなり器用。
HGSSの金銀世代に取材したCMでは、やたら名前が出る程愛されている。
BW2では
ポケウッドで「メカバンギラス」が登場。その10年後に
テツノイバラという名前で実現してしまう。
更に6世代の
XYでは
メガシンカまで獲得。
タイプは変わらず元から高かった攻撃が164まで上昇している。
特性はすなおこしのままだが、メガシンカするということですなあらしの再展開が可能である。
第7世代では、フェアリー天下の時代となり
ギガイアスが新たに「すなおこし」を得たが、やはり種族値や技のレパートリー、メガシンカの有無等でその地位は揺るがず。
第8世代では
ダイマックス+じゃくてんほけんとの相性の良さで大暴れ。
リベロエースバーン解禁後弱保型は激減したが
一方、ダブルでもすなかき
ルガルガンと一緒に「いわなだれ」をぶつける
いやらしい戦法でそれなりの採用率を維持している。
第9世代では
テラスタルとの悲惨な相性の悪さから使用率を大きく落としてしまった。いわタイプから他タイプに変更するとD補正が無くなる上に砂ダメージが痛くなってしまい、それならばといわタイプにテラスタルすると立ち回り幅が貧弱になってしまう、とまさに八方塞がりの状態である。
第3世代の天空を舞う王竜。タイプはドラゴン/ひこう。
バランスの良い種族値配分、物理耐久を強化する特性「
いかく」、優秀な
積み技「りゅうのまい」、攻撃も特攻も高く
二刀も可能でサブウェポンも豊富という、非常に分かりやすい強さを持つ。
しかし第4~5世代のシングルバトルでは素早さで上を行く
ガブリアスや
ラティオスの存在、また第5世代では
サザンドラの登場にカイリューの強化もあり、器用貧乏として厳しい状況に立たされていた。
…が、第6世代の
ORASでメガシンカが可能に。特性「
スカイスキン」による超高火力の飛行アタッカーとして大幅に強化を受け、最強の一角に。
A145のメガボーマンダが放つタイプ一致スカイスキンすてみタックルは非常に強力で、メガガルーラが弱体化された第7世代ではメガシンカポケモンのトップとして君臨していた。
第8世代ではメガシンカを失ったがエアスラッシュ、ぼうふう、ダブルウイングを習得し、スキン無しでも実用的なひこう技が使えるようになった。
ただカイリュー程技に柔軟性がないのが苦しく、それが浮き彫りとなってしまった第9世代では、バンギラス以上に活躍の場が無くなってしまった。一方、メガボーマンダに似た
トドロクツキは活躍している。
ダブルバトルにおいては「いかく」が非常に強力であり、「おいかぜ」で味方のサポートもできるなど登場以来から優秀なポケモンである。
同じく第3世代の鉄拳を振るい戦場を駆ける鋼鉄の戦闘兵器。タイプははがね/エスパー。
初登場した第3世代ではその高耐久と火力によってシングル・ダブル共に最強のポケモンとして活躍、第4世代では先制技「バレットパンチ」を習得し素早さに負けている相手にギリギリ耐えられてもトドメを刺しやすくなった。
第5世代では大ハズレな隠れ特性「ライトメタル」を貰った。
第6世代のXYでは
弱点の増加、コメットパンチの威力低下など大幅な弱体化を受け、BW時代までの幅広い活躍は息を潜めたが、新たに登場したフェアリーに対しては殆どの相手に対して有利となる。
ORASではメガシンカを習得。接触技の威力が1.3倍となる特性「かたいツメ」により大幅に強化された。
ネックだったすばやさが大幅に上昇した上に防御と特防もバランスよく上昇し硬く速く強い。
第7世代ではフェアリー環境に強いことから使用率がさらに上昇。メガシンカ時の素早さの仕様変更により対面性能はかなり上昇した。しかし、「イカサマ」に弱いのは相変わらず。
第8世代では残念ながらメガシンカ喪失で中速アタッカーに逆戻り。しかしバンギラス以上にじゃくてんほけん+ダイマックスが強力なことが判明したので、メガシンカとはまた違った強さを見せている。ダイマックス技の仕様上「クリアボディ」の発動機会も増えた。
第9世代ではDLC後編から参戦。しかもはたきおとすを新規習得した。
しかし、トップメタであるハバタクカミの他にも炎オーガポンやパオジアンや赫月ガチグマや一撃ウーラオスなど苦手とするポケモンは多く、それでいて有利を取れるポケモンは少なかった。メガシンカさえあれば…
第4世代の大地を揺るがす神速の陸鮫。タイプはドラゴン/じめん。
じめん+ドラゴンの組み合わせが秀逸で、ドラゴンに耐性を持つ
はがねやフェアリー相手にも一致「
じしん」でフォロー可能。
高い攻撃力と絶妙な素早さを持ち、4倍弱点の
こおり技も
めざめるパワー程度なら耐えられる耐久力も持ち合わせ、抜群の突破力を誇る。
一致技が通用しない
エアームドらをだいもんじでギリギリ焼ける程度の特攻もあり、あらゆる点において隙がない。
特性はどれも一癖あり能動的には活かしにくいが、特性「すながくれ」と持ち物「ひかりのこな」を掛け合わせて砂嵐下で運ゲーをしかける通称
粉ガブが存在するほか、第5世代からは隠れ特性「さめはだ」と持ち物「ゴツゴツメット」を掛け合わせた高水準な耐久を活かした
ゴツメさめはだ型が誕生している。
更に相性のいい持ち物も多く、
決定力を高めた鉢巻、素早さをより底上げするスカーフ、こおり技や不慮の事故に備えての
ラムのみ、ヤチェのみ、
襷と多く読みにくい。
そんな圧倒的かつ誤魔化し不要な基礎性能からついた異名が『レートの主人公』。尤も、第7世代や禁伝環境での第9世代では微妙な存在感だったが
対戦レベルになると些細な事だが、自力習得技のレパートリーが貧弱という妙な欠点がある。
一致技は低威力の「じならし」か2ターンかかる「あなをほる」、命中率不安定な「ドラゴンダイブ」か命中安定とはいえ等倍ゴリ押しの派手さには欠ける「ドラゴンクロー」。
サブ技もパッとしないものが多く、他600族とは別ベクトルでも旅パ適性が低い。
第6世代ではフェアリータイプの追加により環境から姿を消すかと思えばそんなことは全くなかった。
まずフェアリータイプは防御が弱く、特防が高いため、ガブリアスの場合は先述した「じしん」で攻撃でき、大抵のフェアリータイプよりも素早さが高いので先手を打てる。
また、ピンポイントにはなるが「どくづき」と「アイアンヘッド」を覚えるため、
トゲキッスのような地面タイプを半減いかに抑えるフェアリータイプにも優位に立てるので、とにかく隙がなかったのだった。当時猛威を振るっていた
メガガルーラや
ファイアローを、特性のさめはだやゴツゴツメットで牽制できるストッパーとしての需要も大きい。
メガシンカも習得したが、ただでさえ高かった攻撃が更に上がるようになったが、ガブリアスの強みである絶妙なすばやさが下がってしまうため、対戦ではほとんど使われなかった。
第7世代では「また天下を取ってしまうのでは」と思われていたが、強力なフェアリータイプが次々に投入された事により逆鱗を打ち辛くなったため、登場から初めてトップメタから陥落するという憂き目に。
しかし根本的な性能は一切ナーフされていないので、やはり強力なことには変わりない。
第8世代では素早さを上げる技「
ダイジェット」が飛び交う環境のせいで
まともに素早さを上げられないという今までの弱点が思いっきり響く羽目に。DLCで素早さを上げる技「スケイルショット」を習得したことで持ち直してはいるが。
とはいえ、素の基礎スペックの高さに環境トップの
サンダーに強い点から最終シーズンまで使用率20位前後をキープしており、有終の美を飾った。
第9世代では序盤の間はよく活躍していた。攻撃範囲に加えて、対テラスに強いステルスロックの活用によって起点作りという新しい職業に就職し、かと思えば往年通り鉢巻地震で高火力を押してつけてくることもあるという型の広さが評価されていた。
ただ、超高速高火力フェアリーアタッカー
ハバタクカミは流石に分が悪く、あちらの台頭に伴い採用率は低下。こだわりスカーフを持っていようが向こうもブーストエナジーでSを上げてくるため
どうあがいても先手を取れない。
タイプ的にも第7世代の受難を思い出させる…
型の多さに加え環境に多い鋼テラスや炎テラスに強い点、自身もテラスタルと相性が良い点から危惧された程の使用率低下には至っておらず、なんだかんだで『レートの主人公』の名に恥じない健闘はしたと言えるだろう。
チャンピオンズではデフレ環境・カプ始め高速妖タイプの不在などが追い風となっており、久方ぶりに主人公に帰り咲いている。
第7世代以降もチマチマ強化されてきた要素は無駄ではなく、タスキさえあれば抜群の安定感を出せる基礎性能は伊達ではなかった。
第5世代の3つ首を持つ魔竜。タイプはドラゴン/あく。
600族初の特殊寄りステータスのポケモンで、高い特攻からのタイプ一致
りゅうせいぐんは驚異。さらに非常に技のレパートリーが広くほとんどの相手に等倍以上を取れる他、攻撃も低くはなく二刀流や物理型、果ては高い耐久力や優れた耐性を生かした耐久型まで組める。
その一方でステータスはかなりバランス型の配分で種族値の最大値は130に届かず、弱点も多いので意外とピーキー。
更にレベル50でようやく中間進化を遂げ、最終進化レベルはなんと史上最高の64という凄まじい大器晩成型でもある。
BWでは
ラスボス・
ゲーチスの切り札。フルアタのガチ構成のためすさまじく強く、
レシラムor
ゼクロムもレベル的にも素早さ的にもにほぼ勝ち目がなく、多くのトレーナーを血祭りに上げた。
更にBW2では
チャンピオンである
アイリスの先鋒。
ま た お ま え か と思ったトレーナーは数知れず。
第6世代では新登場のフェアリータイプが4倍弱点になり、メイン、
サブウェポン共に威力が下がるという向かい風が吹いたが、実際は
ギルガルドという相性補完に優れたパートナーを獲得し飛躍、対戦界の空を飛びまわり続けた。
第7世代ではフェアリーが増えたため以前より使い辛くはなったが、サイクル構築で重宝される高い補完性能は健在。
ミミッキュに上を取られやすいギルガルドよりメガメタグロスや
ドヒドイデと組まれることが増えた。
第8世代ではフェアリーの勢いが落ちて元気を取り戻したが最盛期程とはいかない様子。そしてカプ復活のせいでまたもや大ピンチ、伝説解禁環境でフェアリーが減ったらまた復活…と評価が乱高下している。
第9世代ではテラスタルの登場で、なやみのタネだったフェアリータイプに対し鋼タイプや毒タイプになることで対抗できるようになった。
パラドックスポケモンや準伝説が解禁されていないシリーズ1ではサザンドラを上回る素早さを持つポケモンが少ないことや、未登場のギルガルドに変わる
サーフゴーという最高の相方の存在も相まってトップメタに君臨していた。
しかし、パラドックスポケモン解禁によってハバタクカミが流行りだすと特殊アタッカーなのも相まって手も足も出ず存在感はなくなった。
何気に600族で唯一隠れ特性も第二特性も持っていない。また
メガシンカ・専用Zわざ・リージョンフォーム等が全く登場していない数少ない600族である。
つまるところ、初登場の第5世代以降
後の追加要素がない悲しみを背負っていたが、第9世代で待望の追加要素である
パラドックスポケモン化を果たした。
でもサザンドラ当人とは別のポケモン扱いだが
第6世代の自然が恵んだ雨を好む粘竜。タイプはドラゴン(原種)/鋼&ドラゴン(ヒスイ)。
ドラゴン単タイプであるため弱点が少なく、場合によっては一致技の弱点攻撃も一発耐えてしまうほど特殊耐久力が高い。
物理耐久は低めだが、変化技を活用すれば容易に補える。
特性も全て防御面を補う優秀なもので、「
そうしょく」なら粉や胞子で眠らせることができず、
「うるおいボディ」なら
もうどくや
やけどによるスリップダメージを与えるのが難しくなり、「ぬめぬめ」ならうっかり先手で殴ったときに素早さを下げられ抜かれてしまう。
また、攻撃面では物理特殊ともに高めの能力を持つためどちらのアタッカーもこなすことが出来る上、11タイプと言う幅広い技レパートリーを持つ。
だが、登場時から長らく物理重視だった環境の逆風などもあって対戦においてはあまり目立った活躍がなかった、やや不遇な600族。
6世代はやたらと特殊に厳しく、だいもんじなどの威力120の技の弱体化、特防の高いフェアリータイプの台頭、とつげきチョッキの追加に加え、ヌメルゴンも特殊に強いという要素が与えられていたが、物理に対しては特に弱体化要素が与えられなかったので、7世代共々物理に脆いヌメルゴンでは環境に恵まれなかった。
第8世代ではシリーズ中期から様々な要因が元となってその性能が注目され始め、少しずつ使用率を伸ばしているという、かつてのサザンドラ以上に歪な再評価を受けている。と言うよりは環境に物凄い影響を受けるポケモン。
Pokémon LEGENDS アルセウスでは600族初の
リージョンフォームに抜擢。進化条件も原種と全く同じ。
素早さは下がったものの原種最大の弱点だった物理耐久が大幅に上昇し、タイプが鬼畜耐性のはがね・ドラゴンになったことで高い耐久力をより活かしやすくなった。技範囲にもはがねタイプが加わって更に盤石に。
原種ヌメルゴンの性能の穴をほぼ全て埋めたうえに出来ることを増やした、まさに上位互換に近い強さであり、初出のLEGENDS アルセウスの攻略では勿論のこと第9世代の対戦環境でも参戦早々から大暴れしている。
しかし、同タイプで同じく合計種族値600のブリジュラスが登場してからは雲行きが怪しくなっている。
第7世代の地形を変える程のアッパーカットを放つ、闇と戦う鱗竜。タイプはかくとう/ドラゴン。
全体的に防御寄りの種族値で、特性は「ぼうだん」「ぼうおん」「ぼうじん」と、頭にすべて「防」がつく。
新技「スケイルノイズ」を始め、その耐久を犠牲にして効果を発揮する技を何故か結構覚える。積み技の種類が異常に豊富。
600族な上にかくとうタイプを備えているにもかかわらず、有力な一致技は「スカイアッパー」「かわらわり」「
きあいだま」のみだった。
さらに激戦区となっているフェアリーに4倍弱点をとられてしまうという、600族の中ではあまり恵まれた環境にあるとは言い難かった。
しかし2016年12月頃、ダブルレート1位のプレイヤーのPTに入っていたことが判明。
判明した構築をもとに考察が進むと味方を巻き込まない全体技としては高威力の
専用技スケイルノイズ、特性によってはダブルでの使用率が高いウインディに有利などといった理由から、「シングルでは使いにくいがダブルでは活躍が見込める」といった感じに落ち着いた。
続編の
USUMでは念願の「インファイト」や多くの教え技を習得し、まさかの
600族初の専用Zワザ
を貰うなどこれまでの不遇を全て覆す超強化を受け
ダブルバトル中心に再評価された。
第8世代ではZワザを失うも、専用Zワザと同じような能力上昇効果を得られる新しい専用積み技「ソウルビート」を取得し、積みアタッカーとして更に尖った。
しかし600族唯一の飛行弱点が物凄く響いており使用率は全く振るわない。9世代でも使用率はいまいちだった。
余談だが、一時期バトルツリーでNPCが使用するジャラランガは
からをやぶるを習得しており、多くのトレーナーが実装されることを望んでいたのだがこれは公式のミスだったようで、2017年1月の更新により現在は削除済。ちなみにこれに代わる技は「りゅうせいぐん」だった。
案の定落胆の声が相次いだが「元々種族値自体は低くないので妥当」といった反論も多い。
第8世代の音速ステルス戦闘機。タイプはドラゴン/ゴースト。
素早さが142もあり、全600族、全ドラゴン最速。メガシンカポケモンを含んでもこれを超えるのはメガジュカインのみ。
特性はステルスという設定に準じたクリアボディ/すりぬけ。
専用技「ドラゴンアロー」は威力50の攻撃を2発撃ち込む連続技。ダブルバトルにおいては基本的に両方に1発ずつ撃つが、片方が「まもる」などにより攻撃が通らない場合は通る方に2発撃ち込むという優れものである。
一方で素早さに特化した代償としてか防御面は物理特殊共に600族ワーストクラス。
種族値的には物理寄りだが物理技のレパートリーにやや乏しく、その反面特殊技や変化技のレパートリーは大変豊富なことから初登場の第8世代から特殊型や耐久を上げてじゃくてんほけんを持たせる型、高い素早さを活かした壁貼りサポート型など多彩な型が存在する。
余りにも素早いので素早さ補正をかけずとも抜ける対象がかなり多いため、あえて攻撃/特攻補正をかけるのもあり。
ただ「何でもできる」は「器用貧乏」と紙一重なので、トレーナーの腕が大いに出ると言える。あと、一致火力は想像以上に控え目。
第9世代ではダイマックスで誤魔化していたゴースト物理技の貧弱具合が露呈しており、霊テラスでテラバーストかいっそ特殊型にするかの2択。ポルターガイストがあれば…
前作では過剰だったS142という亜音速のすばやさも、S135+1組が増えることによって意味が出てきており、一致技の通りの良さも相まって優秀。
しかし雑に使って強いポケモンではないので構築時から役割を見据える必要がある。火力増強も必須。
第9世代の氷刃の怪獣王。タイプはドラゴン/こおり。
これまでありそうでなかった中速物理方面特化の600族であり、攻撃はボーマンダをぶっちぎってトップの145。
HPも600族最高だが、HPと攻撃に種族値を振り過ぎた結果他は600族にしてはパッとせず、特攻は75とワーストかつ特殊技も殆ど覚えない潔さ。
物理技は専用技の「きょけんとつげき」、氷弱点への強力な牽制となる「こおりのつぶて」を筆頭に充実しており、「りゅうのまい」も覚えるという分かりやすい物理積みアタッカー向きの性能にまとまっている。
特性のねつこうかんのおかげでやけど状態にならないのもアピールポイント。一応夢特性はアイスボディだが持久戦には向かないので忘れて良い
4倍弱点こそ無いが、弱点多数かつ耐性も貧弱な複合タイプ、ドラゴンとしてはやや物足りない素早さが大きなネックになる。
しかし、新要素のテラスタルのタイプ変更でカバーができるので、トレーナーの腕が活躍の明暗を分けることになる。
『ZA』のM次元ラッシュでは初登場から間もない内にメガシンカを習得した。
元から高かった攻撃が大幅に上昇しており、175という数値は600属トップ。全一般ポケモンの中でも3位という高い数値である。
反面遅かった素早さは上昇せず、タイプも全身弱点のままなので使い方は難しい。
同じく第9世代の静電気を纏う合金竜。タイプはドラゴン/はがね。
第8世代で初登場したジュラルドンが藍の円盤で進化した姿。
追加進化により合計種族値が600になったという初の事例。
進化したことによって
殆ど役に立たなかった通常特性が強力なものに変化し、ジュラルドンの良さと悪さをそのままに合計種族値600になるまで伸ばしきったような種族値を持つ。
この種族値のためか事前評価は低かったが、特性の「じきゅうりょく」と「がんじょう」がどちらも強力だったり、ボディプレスを生かす物理型、"不一致"専用技の「エレクトロビーム」などを生かす特殊型、ステルスロックによる起点作成型など多彩な型が活躍し、蓋を開けてみれば初登場の第9世代では600族の中でもトップクラスの使用率だった。
「
1進化」「
道具で進化する」「孵化歩数が少ない」と、後述の大器晩成ポケモンの共通点がことごとくあてはまらない初の600族ポケモンであるためか、600族扱いすることに違和感を覚えるという声もある。
進化に4年もかかったんだから大器晩成だという冗談も言われているようだが
ただ、今後追加進化によって合計種族値が600になる可能性を示唆された
というわけでもあるため、ある意味その先駆けとも言えなくはない。
なお『SV』にて行われた600族の
最強のテラレイドバトルではブリジュラスのみ開催されずに御三家復刻に移っており、やはり公式では大器晩成ポケモンとしては扱っていないようだ。
余談
大器晩成なポケモン
採用されているポケモンから大器晩成なポケモン=600族とされる場合もあるが、600族は合計種族値600の一般ポケモンの総称であるため、
大器晩成とイコールではないので注意。
現在では
ブリジュラスのように大器晩成ではないが種族値600の一般ポケモンも出現しているため、若干の違いがある。
大器晩成の具体的な要件は明かされていないものの、ピックアップされているポケモンとグッズ紹介ページに「レベルアップに時間はかかっても、進化を重ねて、とーっても強くなるポケモンたち」との表記があることから、おそらく経験値タイプが125万・2進化ポケモン・種族値合計600のポケモンが該当するのではないかと思われる。
これと同じ定義の非公式グループは実は以前からあり、それが海外コミュニティの600族と似たような概念「Pseudo-legendary Pokémon(偽伝説ポケモン)」。
こちらも種族値合計600だけでなく、2進化ポケモンであること、経験値タイプが125万であることが要件となっている。
なお、大器晩成なポケモンという用語はスマホアプリゲーム『
Pokemon GO』でも使用されており、こちらは進化に必要なアメが400個のポケモンたちを指している。
600族に入らない合計種族値が600のポケモンたち
人間にもいる?600族
この600族という語(≒優れている、強い)から連想してか、『ポケモン』シリーズに登場する人間キャラクターのうち、
ルックスが特に優れている面々を指して「
顔面600族」と称するファンもいる。
最終更新:2026年06月03日 14:50