おすすめ呪文
〈エルドリッチ・ブラスト〉の火力を上げられる〈へクス〉が最もおすすめ。
ウォーロックは呪文スロットが少ないため、リソース管理が比較的厳しい。
使う機会は少ないかもしれないが、〈チャーム・パースン〉などを入れておけば戦闘以外でも活躍できるだろう。
ウォーロックは呪文スロットが少ないため、リソース管理が比較的厳しい。
使う機会は少ないかもしれないが、〈チャーム・パースン〉などを入れておけば戦闘以外でも活躍できるだろう。
ダメージを与える
〈アームズ・オヴ・ハダル〉
周囲を闇の触手で攻撃し範囲内のクリーチャーに2d6〔死霊〕ダメージを与える。
さらに、次のターンまでリアクションを封じる。
さらに、次のターンまでリアクションを封じる。
- ダメージは低く、追加効果はあまり強力ではない。
- リアクションを防ぐ効果によって相手の機会攻撃を防いだうえで間合いから離れることができるが、確実性を求めるなら離脱アクションを取った方がよい。
- ロールプレイ次第では、君が異形の存在と契約した、この世ならざる存在だということをアピールし、敵を威圧できるかもしれない。
〈ウィッチ・ボルト〉
【精神集中】
クリーチャー1体に1d12の〔電撃〕ダメージを与え、持続時間中、アクションを費やして同じ目標に〔電撃〕ダメージを与え続ける。
クリーチャー1体に1d12の〔電撃〕ダメージを与え、持続時間中、アクションを費やして同じ目標に〔電撃〕ダメージを与え続ける。
- 1レベル時点では1ラウンドで平均6.5ポイントのダメージしか出せないので、十分な量のダメージを出すのに時間がかかりすぎる。維持できるほど強い呪文ではあるが、射程外に逃げたり完全遮蔽に隠れるだけで呪文が終了するので、維持が難しい。
- ウォーロックは妖術「苦悶の怪光線」で能力値ボーナスを上乗せした〈エルドリッチ・ブラスト〉で、リソースを使わずに十分なダメージを出すことができるため、有用性は低い。
- 高レベル帯でも、この呪文の威力が5d12で頭打ちになるのに対し、〈エルドリッチ・ブラスト〉の攻撃回数は最大4発に増え、ダメージは(1d10+【魅力】ボーナス)×4となるのでなおさらである。
〈ヘリッシュ・リビューク〉
敵が君にダメージを与えたとき、リアクションで2d10の〔火〕ダメージを与える呪文。
- ダメージを与える効果ではあるが、他とは異なり受動的な効果。
- 後述の〈アーマー・オヴ・アガテュス〉と異なるのは、遠隔攻撃や範囲攻撃にも対応している代わりに、相手が【敏捷力】セーヴに失敗しないとダメージを与えられない点。また、ダメージを受けた後に発動するため、そのダメージで君が死んだ場合は使えない。
自分や味方を支援する(バフ)
〈アーマー・オヴ・アガテュス〉
一時的HP5点を得る。
一時的HPが残っている限り、君が敵から近接攻撃を受けるたび、その相手に5点の〔冷気〕ダメージを与える。
一時的HPが残っている限り、君が敵から近接攻撃を受けるたび、その相手に5点の〔冷気〕ダメージを与える。
- 高レベルになると得られる一時的HPと与えるダメージも比例して増えるため、高レベル帯でも役立つ。
- また、妖術の「影の鎧」と併せて持っておくことでさらなる防御性能の向上が見込める。
〈エクスペディシャス・リトリート〉
【精神集中】
この呪文を発動した時、および持続時間中のボーナス・アクションにおいて、早足を行うことができる。
この呪文を発動した時、および持続時間中のボーナス・アクションにおいて、早足を行うことができる。
- 低レベルで使うにはコストが重すぎる。一方、ウォーロックは必ず最高レベルで呪文を発動する必要があるため、高レベルスロットを使って1レベル呪文を唱えるのはコストパフォーマンスが悪い。
- したがって、どのレベル帯でも使いにくい。
〈プロテクション・フロム・イーヴル・アンド・グッド〉
【精神集中】
アンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイ、異形のうち一種類から身を護る。
アンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイ、異形のうち一種類から身を護る。
- 効果は強力だが使用タイミングが限定的。アドベンチャーで該当するクリーチャーと遭遇するかどうかは分からない。ただし、アンデッドは種類が多いので、どのレベル帯でも比較的遭遇しやすい。
- ウォーロックは必ず最高レベルで呪文を発動する必要があるため、高レベルで発動しても威力が向上しない呪文は総じて評価が低くなる。 ウォーロックが使うことはまれだろう。
- このような「いつも必要なわけではないが、要るときは喉から手が出るほど欲しい」呪文は、巻物として持っておくと便利だ。DMGp128やXGtEp125の「魔法のアイテムの作成」ルールを採用している卓であれば、一本作っておき、大切に持っておきたい。
敵を妨害する(デバフ)
〈コーズ・フィアー〉XGtE
【精神集中】
クリーチャー1体を恐怖状態にする。
クリーチャー1体を恐怖状態にする。
- 決まれば強力だが、ウォーロックは呪文スロットが少なく、無駄撃ちのリスクが他のクラスに比べて重い。
〈ヘクス〉
【精神集中】
この呪文をかけた相手に攻撃がヒットするたび、追加で1d6〔死霊〕ダメージを与える。
この呪文をかけた相手に攻撃がヒットするたび、追加で1d6〔死霊〕ダメージを与える。
- 火力増強呪文。魅力修正値+3で「苦悶の怪光線」を覚えたウォーロックが、〈ヘクス〉をかけた相手に〈エルドリッチ・ブラスト〉を撃てば、ダメージは「1d10+3+1d6」で平均12ポイントにもなる。
- ダメージを与えるたびに効果が発動するので、剣の契約の妖術「血に飢えた剣」や、ファゾムレスの特徴「深淵の触手」との相性が良い。
- 持続時間終了前に相手が死んだ場合、別の相手に目標を移せるため、呪文スロットの少ないウォーロックと嚙み合わせが良い。
クリーチャーや物体を召喚する/生み出す
〈アンシーン・サーヴァント〉
1時間、不可視の従者を召喚する呪文。
- 先の見えない扉を開けさせたり、罠がありそうな通路を歩かせたり、ランタンを持たせて通路を先行させたり、お皿を洗わせたり、洗濯物を畳ませることができる。
その他
〈イリューソリィ・スクリプト〉
許可した人にしか読めない、魔法の暗号文を書く呪文。
- 軍隊の伝令のシーンなどがあれば大いに役立つだろうが、冒険者にはあまり縁がなさそうである。
- 冒険者が使うなら、今どこにいるかわからない友好的なNPCに対して置き手紙を残したい場合や、敵地に送り込んだスパイと連絡を取りたい場合に使えるかもしれない。
- ウォーロックは必ず最高レベルで呪文を発動する必要があるため、高レベルで発動しても威力が向上しない呪文は総じて評価が低い。使うことはまれ。
〈コンプリヘンド・ランゲージズ〉
未知の言語を聞き取ったり読み取ることができる。
- アジトの中で交わされるゴブリン語や地下共通語の会議の内容や、古代の壁画の文字を読むことができる。
〈チャーム・パースン〉
1体の人型生物を"魅了"する呪文。
- 〈フレンズ〉との違いは主に持続時間。1時間あれば大抵の情報を引き出した上で立ち去るだけの余裕があるはず。
- ただし欠点は、1レベルでは1体のクリーチャーしか"魅了"できないこと。さっきまで「このお宝は渡さない!」と強固な態度をとっていたマフィアのボスが、君がぶつぶつ呪文を唱えた瞬間コロッと意見を変えたら、"魅了"したのがバレバレである。高レベルで発動すれば複数を対象にすることができるが、全員がセーヴに失敗してくれる確率は低い。
- どうにかして2人きりで話す場を設けるか、1人でいるところを不意を打って"魅了"する必要があるだろう。ロールプレイの工夫のしどころだ。
- ちなみに、相手がセーヴに成功したか伝えるかどうかはDM次第。
〈フェザー・フォール〉
リアクションで、落下している人や物をゆっくり着地させる。
- 落下イベント対策。パーティのうちの誰かはこれを持っておくべきであるが、ウォーロックが覚える優先度は低い。
- 積極的に使うなら、崖から飛び降りて敵から逃亡する際に使うなどが考えられる。