おすすめ呪文
ダメージを与える
〈デストラクティヴ・ウェイヴ〉
周囲30フィートの敵クリーチャー全員に【耐久力】セーヴを行わせる。
失敗すると、5d6の〔雷鳴〕ダメージと5d6の〔光輝〕または〔死霊〕ダメージを受けて伏せ状態になる。(成功するとダメージ半減し伏せ状態にならない)
失敗すると、5d6の〔雷鳴〕ダメージと5d6の〔光輝〕または〔死霊〕ダメージを受けて伏せ状態になる。(成功するとダメージ半減し伏せ状態にならない)
- 平均ダメージは35ポイント。パラディンが使える中では最高の範囲攻撃だが、同じレベルのウィザードが隕石の雨を降らせることができることを考えるとどうしても見劣りする。
- しかし、敵味方を区別して攻撃できることから、乱戦や小規模戦闘では有用性が上がる。
HPや状態を回復する
〈レイズ・デッド〉
死後10日以内の死者を蘇生する。
ただし魔法の病気や呪いは治癒せず、失われた体の部位も再生しない。アンデッドクリーチャーを蘇らせることもない。
復活した者は、すべての攻撃ロール、能力判定、セーヴィング・スローに-4のペナルティを受け、大休憩毎に1ずつペナルティが減少する。
ただし魔法の病気や呪いは治癒せず、失われた体の部位も再生しない。アンデッドクリーチャーを蘇らせることもない。
復活した者は、すべての攻撃ロール、能力判定、セーヴィング・スローに-4のペナルティを受け、大休憩毎に1ずつペナルティが減少する。
- 発動に1時間かかるため、戦闘中に使うことはない。
- また、死んでから10日以内に準備すれば間に合うので、毎日準備する必要はない。
- ただし物質要素として500gpのダイヤモンドを要するので、死亡時に備えて購入し、常に所持しておきたい。
- なお「失われた体の部位を修復することはできない」ので、巨大なモンスターに飲み込まれて消化されたり、触手のたくさんあるモンスターに脳みそを食べられたり、目玉のたくさんあるモンスターに体を分解されたときは再生することができない。
自分や味方を支援する(バフ)
〈サークル・オヴ・パワー〉
【精神集中】
君から30フィート以内の味方はみな、以下の効果を受ける。
君から30フィート以内の味方はみな、以下の効果を受ける。
- ①魔法的な効果に対するセーヴに有利を得る。
- ②「セーヴに成功するとダメージが半分になる」魔法的効果に対するセーヴに成功したなら、ダメージは半分ではなく0になる。
- 単純かつ強力なバフ。
- 高レベルの戦闘においては「セーヴに成功しろ。さもなくば死ね」みたいな呪文がごまんとあるので、その対策として有用。ボス戦の第1ラウンド目で唱えよう。
- ただしこの呪文は精神集中を要するため、君がダメージを受けて終了する危険性は常にある。(そして精神集中維持のための【耐久力】セーヴは魔法的効果ではないので、有利にはならない)
〈バニッシング・スマイト〉
【精神集中】
持続時間中一度だけ、君の武器攻撃は追加で5d10の〔力場〕ダメージを与える。
この攻撃によって目標のHPが50以下になったなら、この呪文が終了するまで疑似次元界に追放される。
目標がもし異次元のクリーチャーなら、出身次元界へ送還されて帰ってこない。
持続時間中一度だけ、君の武器攻撃は追加で5d10の〔力場〕ダメージを与える。
この攻撃によって目標のHPが50以下になったなら、この呪文が終了するまで疑似次元界に追放される。
目標がもし異次元のクリーチャーなら、出身次元界へ送還されて帰ってこない。
- 「神聖なる一撃」は4レベルスロットを使った5d8ダメージが上限であるため、5レベルスロットを使う意味はない。したがってこの呪文が、パラディンが発動可能な最強の〈スマイト〉呪文である。
- この呪文の長所は何といってもセーヴィング・スローを行わせることなく、必ず追放できるところ。
- 多くのDMが、クリーチャーのHPが半分以下まで落ちたときは教えてくれるため、DMのアナウンスをヒントに、ある程度目標のHPを見積もってから攻撃しよう。
〈ホーリー・ウェポン〉XGtE
【精神集中】
武器1つを魔法の武器化し、2d8〔光輝〕ダメージを追加する。
呪文を早期に終了させることで光の爆発を起こせる。範囲内の任意のクリーチャーに4d8の〔光輝〕ダメージを与え"盲目"状態にする。
武器1つを魔法の武器化し、2d8〔光輝〕ダメージを追加する。
呪文を早期に終了させることで光の爆発を起こせる。範囲内の任意のクリーチャーに4d8の〔光輝〕ダメージを与え"盲目"状態にする。
- パラディンは「追加攻撃」があるので相性が良いが、精神集中が必要なのが欠点。特技「二刀の使い手」「長柄の使い手」などを持っていたり、〈ヘイスト〉の使い手がいればより有用性が上がる。
- 後半の光を爆発させる効果は、他の精神集中呪文を唱える必要が出てきて、この呪文を維持できない場合に使おう。
敵を妨害する(デバフ)
〈ギアス〉
クリーチャー1体を魅了し、30日命令に従わせる呪文。
目標は命令に背くと5d10の〔精神〕ダメージを受ける。
目標は命令に背くと5d10の〔精神〕ダメージを受ける。
- 呪文の発動に1分を要するため、敵を魅了してから唱えることになる。
- 首尾よく魅了出来たら、スパイとして送り込んで情報を横流しにしてもらったり、敵の親玉のワインに毒を盛るように命令しよう。なお、自殺的な命令には従わない、どの程度が自殺的であるかはDM次第だが、おおむね「結果として自分にダメージが発生する」ような命令は自殺的だと判断されるだろう。たとえば、「高所から飛び降りろ」「あのドラゴンと戦って財宝を奪ってこい」など。
- 5レベルで30日で高レベルで発動すると持続時間が延びる。7レベルなら1年、9レベルなら解呪されるまで永続する。しかし、一つのアドベンチャーの中で完結するような命令なら、30日もあれば十分だ。キャンペーン全体、あるいはそれ以降の物語にも影響するような命令を行うとき、7~9レベルのスロットを使うことになるだろう。たとえば「あの悪党を殺すその時まで、俺たちのパーティに同行しろ」とか「お前は二度と盗みや殺しをするな」など。
- 命令に背くと5d10(平均26.5ポイント)のダメージを受ける。君に魅了されている以上、目標は命令を無視したりはしないだろう。しかし、明らかに自分の正義や信仰に反する命令を受けた場合、家族や友人や、尊敬する人物を裏切るような命令を受けたならば、DMは「彼はこの命令に従うくらいなら死を選ぶ」と判断するかもしれない。また発生するダメージが26.5ポイントであることを考えると、十分なHPを持つクリーチャーならダメージを受けつつ命令を無視することも可能。(高レベルで発動しても、残念ながらダメージは増えない)
〈ディスペル・イーヴル・アンド・グッド〉
【精神集中】
持続時間中、アンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイは術者に対する攻撃に不利を受ける。
呪文を早期に終了させることで、以下の2つの中からどちらかの効果を使用できる。
持続時間中、アンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイは術者に対する攻撃に不利を受ける。
呪文を早期に終了させることで、以下の2つの中からどちらかの効果を使用できる。
- ①上記のクリーチャーによって魅了されたり恐怖したり憑依されているクリーチャー1体の状態を終了させる。
- ②上記のクリーチャーを出身次元に送り返す。
- 最初の効果はあまり強くない。〈プロテクション・フロム・イーヴル・アンド・グッド〉と同じ効果だが、プロテクションが10分持続するのに対してディスペルは1分しか持続しない。また、プロテクションが味方を目標にできるのに対し、ディスペルは術者しか対象にできない。
- ①の効果に関しては、判定もセーブもなしで状態を終了させることができる。
- しかし、プロテクションは"魅了"や"恐怖"や憑依になることがなく、すでにその状態なら復帰するためのセーヴに有利を得る。戦闘中であれば、状態を一度だけ治すディスペルよりも、持続時間中ずっと状態を予防し、セーヴに有利を得るプロテクションの方が有用だろう。
- いっぽうディスペルは、ヴァンパイアの魅了や、ゴーストの憑依など、一度セーヴに失敗してしまうと半永久的に状態が継続する場合に対応できる。
- まとめると、これからアンデッドや悪魔と戦うときはプロテクション、すでに眷属になってしまったり憑依されているのを治すのがディスペルというイメージである。
- ②の効果は、即効性のある〈バニッシュメント〉のような効果。
- 〈バニッシュメント〉が呪文を1分継続させなければ相手を完全に追放できないのに対して、この呪文は成功すればその瞬間に相手を追放できる。
- しかし、その分成功率は低く、近接呪文攻撃をヒットさせた上に、さらに相手が【魅力】セーヴに失敗するという二重の門を突破する必要がある。また、呪文の発動に1アクション、②の効果を使うのに1アクション、合計で2アクションかかってしまうのもテンポが悪い。
- したがって、戦闘の直前に唱えておき、1ラウンド目で宝くじ感覚で使うことになる。もし首尾よく追放できれば万々歳で、一瞬で戦闘を終わらせることができる。失敗した場合は地道にHPを削り、改めて〈バニッシング・スマイト〉などで追放しよう。
クリーチャーを召喚する/生み出す
〈サモン・セレスチャル〉TCoE
【精神集中】
1体の「セレスチャルの霊」を召喚する。
霊は君のターンの直後に行動する。
1体の「セレスチャルの霊」を召喚する。
霊は君のターンの直後に行動する。
- 応報の天使:遠隔武器を持つ。召喚クリーチャーをいちいち回復するのは勿体ないので、そもそもダメージを受けない位置にいてくれるのは嬉しい。
- 守護の天使:近接武器しか持たないが、 攻撃力が高く、かつ攻撃のヒット時に一時的HPをくれる。 数ラウンドで使い捨てるつもりならこちらの方が良いだろう。
- 両方に共通の能力として、 飛行移動速度、光輝に対する抵抗、 魅了、 恐怖に対する完全耐性、 「治癒の接触」 がある。
- 「治癒の接触」の回復量はそれほど多くないが、戦闘中に気絶した味方を起こすのには使える。
- 発動には500gpの黄金櫃が必要なので、忘れずにご用意を。 (消費はしない)