初心者おすすめ呪文
ダメージを与えるなら、〈セイクリッド・フレイム〉や〈トウル・ザ・デッド〉(XGtE)がおすすめ。
非戦闘時には、〈ガイダンス〉は常に強力な補助であり、使えない状況がない。
また、パーティの中に暗視を持たない種族がいるなら、〈ライト〉は、松明を持つ手を塞ぐことなく光源を与えてくれる。
非戦闘時には、〈ガイダンス〉は常に強力な補助であり、使えない状況がない。
また、パーティの中に暗視を持たない種族がいるなら、〈ライト〉は、松明を持つ手を塞ぐことなく光源を与えてくれる。
ダメージを与える
〈セイクリッド・フレイム〉
クリーチャー1体に1d8の〔光輝〕ダメージを与える呪文。
- [光輝]は抵抗されにくいダメージ種別であり有用。また、判定が得意な相手が少ない【判断力】セーヴなのも良い。そのため、〈トウル・ザ・デッド〉を除けばクレリックの主力の攻撃手段となる。
- PHBしか使えないレギュレーションや、宗教上の理由で死霊術を使いたくないプレイヤーはこの呪文を覚えよう。
- 目標は「遮蔽から利益を得ることができない」が、壁の向こう側にいる相手を攻撃できるわけではない。(「君から見えるクリーチャー」しか目標にできないため)あくまで、1/2遮蔽や3/4遮蔽による【敏捷力】セーヴのボーナスが付かない、という意味である。
- ただし、透明な遮蔽物ならば視線が通るので、目標にすることができる。たとえばガラス窓や不可視の魔法のバリアなど。詳しくはこちらを参照。
〈トウル・ザ・デッド〉XGtE
クリーチャー1体に1d8の〔死霊〕ダメージを与える呪文。
目標のHPが最大値以下なら、ダメージが1d12に増加する。
目標のHPが最大値以下なら、ダメージが1d12に増加する。
- 条件を満たした時のダメージは初級呪文の中では最大で、かつダメージ種別〔死霊〕は抵抗されにくいため非常に優秀。
〈ワード・オヴ・レイディアンス〉XGtE
周囲に1d6の〔光輝〕ダメージを与える呪文。
HPや状態を回復する
〈スペア・ザ・ダイイング〉
瀕死の味方を容体安定化させる呪文。
- 「治療用具」で全く同じ効果が得られる。
- この呪文を射程30フィートかつ、ボーナス・アクションで唱えることができる「墓場の領域」のクレリック以外がこの呪文を覚える必要性はほとんどない。
- 道具を購入できない僻地での冒険や、大量の負傷兵を治療する必要があるシチュエーションでは有用かもしれない。
自分や味方を支援する(バフ)
〈ガイダンス〉
【精神集中】
能力判定に1d4のボーナスを与える。
能力判定に1d4のボーナスを与える。
- すべての能力判定に対するバフであり、非常に強力。実質的に、すべての能力判定の難易度を平均2.5下げているのと同じ効果がある。精神集中を要するため他の呪文に集中しているときには使えないが、それ以外の状況では常に役に立つ。
〈レジスタンス〉
【精神集中】
セーヴィング・スローに1d4ボーナスを与える呪文。
セーヴィング・スローに1d4ボーナスを与える呪文。
- 〈ガイダンス〉と似ているが、性能的には劣る。なぜなら、能力判定は能動的に行う判定だが、セーヴィング・スローは受動的に行う判定であり、いつ発生するかわからないからである。
- 罠は大抵セーヴを要求してくるので、ダンジョン内の罠がありそうなところを強行突破せざるを得ないときなどに使えるかもしれない。
その他
〈ソーマタージー〉
いわゆる「神の奇跡」のような効果をたくさん使える呪文。
- ①1分間、通常の3倍の音量で声が大きくなる。
- ②炎を1分間、ちらつき、明るくし、暗くし、色を変える。
- ③地面に1分間無害な震えを引き起こす。
- ④雷鳴、鳴き声、ささやき声などの音を作り出す。
- ⑤鍵のかかっていないドアや窓を瞬時に開ける/閉じる。
- ⑥目の外観を1分間変更する。
例えばこんな時に使おう:
- 相手を威圧する。声量が上がったり、蝋燭の炎が一斉に消えたり、扉がバタンとしまったり、地震が起きたり。(威圧に有利が貰えるかも)
- 音を出して、〈サイレント・イメージ〉の欠点を補完する。
- 松明の光を明るくして、照らす範囲を大きくする。
- 松明の光を暗くして、敵の視界を奪う。
- 音や地響きを聞かせて、実際の兵力よりも多く見せかける。
〈メンディング〉
壊れたものを修理する呪文。1フィート(≒0.3m)立方までの破損しか治せず、発動には1分間を要する。
例えばこんな時に使おう:
- ラスト・モンスターの能力で錆びた武器を直す。
- 勝手に読んだ手紙に封をし直す。
- 窓を割って忍び込んだ部屋から脱出する時、窓ガラスを修理してから立ち去る。
- 戦闘中に〈シャター〉や〈ファイアーボール〉で破壊してしまった重要な物品を修理する。
- アーティフィサーのマジック・アイテムを修理する。
〈ライト〉
物体を1時間発光させる。
- 一瞬で明かりが点けられると聞くとすごそうだが、冒険者は松明を1アクション(6秒)で点火できる超人なので、この呪文が特別すごいわけではない。そういうわけで、光源が欲しいだけなら松明でよいのだが、あえてこの呪文を使うメリットは3つ。
- ① 手が空く:パーティの人数が少ない場合、全員の両手が塞がっているという状況が発生することがある。
- ② 不要な時は隠しておける:最大の利点。ポケットに隠しておくとか、剣の刀身を光らせて鞘にしまっておくことで、戦いが始まるまでは敵の注意を引かずに済む。
- ③ 雨や強風でも使える:実際のセッションで戦場が悪天候であることは少ないが、罠や呪文の影響で火が消えることはまれにある。松明の火が急に消えたときの保険として〈ライト〉を唱えておこう。
- ④ 相手の所持品を光らせることができる:相手の衣服や防具を光らせることで、暗闇に隠れられなくする。これが〈インヴィジビリティ〉対策になるかはDM次第である。(詳しくはデザイナーズ回答を参照)
- 光は任意の色にすることができる。推しのアイドルがいる人はメンバーカラーにしよう。