初心者おすすめ呪文
〈サンダラス・スマイト〉は、追加ダメージが大きく、さらに目標を伏せ状態にできる。
〈ラスフル・スマイト〉は、追加ダメージは比較的小さいが、目標を"恐怖"状態にできる。
〈ディテクト・マジック〉は怪しい罠や珍しいアイテムを素早く見つけるのに役立つ。
ただし、パラディンは呪文スロットを「神聖なる一撃」に使いたいので、どの呪文を使う際も「神聖なる一撃」より強いか?と考慮すること。
〈ラスフル・スマイト〉は、追加ダメージは比較的小さいが、目標を"恐怖"状態にできる。
〈ディテクト・マジック〉は怪しい罠や珍しいアイテムを素早く見つけるのに役立つ。
ただし、パラディンは呪文スロットを「神聖なる一撃」に使いたいので、どの呪文を使う際も「神聖なる一撃」より強いか?と考慮すること。
HPや状態を回復する
〈キュア・ウーンズ〉
同意するクリーチャーのHPを「1d8+呪文発動能力」ポイント回復する呪文。
- 小休憩を取る暇がないときの戦闘後の回復手段として使うことが多いだろう。
- パラディンの場合は回復量を1ポイント単位で調節できる「癒しの手」が優先。「癒しの手」を使い果たした後の回復手段として使うことが多い。
自分や味方を支援する(バフ)
〈サンダラス・スマイト〉
【精神集中】
持続時間中一度だけ、近接武器攻撃がヒットした目標に〔雷鳴〕ダメージを与える。さらに、【筋力】セーヴに失敗した場合10フィート押しやった上で伏せ状態にする。
持続時間中一度だけ、近接武器攻撃がヒットした目標に〔雷鳴〕ダメージを与える。さらに、【筋力】セーヴに失敗した場合10フィート押しやった上で伏せ状態にする。
- 〈ラスフル・スマイト〉が恐怖状態にするのに対して、この呪文は伏せ状態にする。また、ダメージが2d6と比較的大きい。
- どちらが強いとは一概に言えないが、恐怖状態が敵の攻撃の手を鈍らせるのに対して、伏せ状態は味方の攻撃を支援するのに役立つことが多い。君のターンと敵のターンの間に、味方のターンが多いほど輝くだろう。
- また、押しやり効果については、例えば以下の状況で役立つ。
- HPの少ない味方と、敵を引きはがす。
- 〈クラウド・オヴ・ダガーズ〉や〈ムーンビーム〉などの範囲に押し込む。
- 崖から敵を落とす。
〈シアリング・スマイト〉
【精神集中】
持続時間中一度だけ、近接武器攻撃がヒットした目標に[火]ダメージを与える。また、毎ターン【耐久力】セーヴに失敗した場合1d6の〔火〕ダメージを与える。
持続時間中一度だけ、近接武器攻撃がヒットした目標に[火]ダメージを与える。また、毎ターン【耐久力】セーヴに失敗した場合1d6の〔火〕ダメージを与える。
- 〈サンダラス・スマイト〉や〈ラスフル・スマイト〉と比較すると、これらの呪文が伏せ状態や恐怖状態を与えるのに対し、この呪文は相手にスリップ・ダメージを与える。
- 効果が持続すれば強いが、大抵は十分なダメージが累積する前に効果が終了してしまうことが多い。
- 明記はされていないが、目標が発火するため、暗い場所に隠れることができなくなったり、不可視化の利益を受けられなくなる可能性がある。状況に応じてDMに提案していこう。(ただしその場合、ますます〈ブランディング・スマイト〉の立つ瀬がなくなる)
〈シールド・オヴ・フェイス〉
【精神集中】
ボーナス・アクションで発動し、クリーチャー1体のACを+2する。
ボーナス・アクションで発動し、クリーチャー1体のACを+2する。
- ACを上げる手段は貴重。前衛にかければ鉄壁になる。ただし、精神集中呪文なので〈ディヴァイン・フェイヴァ―〉や〈スマイト〉系呪文を圧して使うべきかは悩みどころ。
- 使うなら、自身にかけてアクションで回避アクションを宣言するなど、壁役に徹する立ち回りをしたい。
〈ディヴァイン・フェイヴァ―〉
【精神集中】
持続時間中、武器攻撃のダメージに1d4〔光輝〕ダメージを追加する。
持続時間中、武器攻撃のダメージに1d4〔光輝〕ダメージを追加する。
- 〈スマイト〉呪文が一度きりの効果であるのに対し、この呪文は持続時間中ずっと効果が続く。また、攻撃がヒットしさえすれば利益を受けられる点も手堅い。
- ただし、精神集中が必要な点は、敵の攻撃の目標になりがちなパラディンとはミスマッチ。
- 効果は近接武器攻撃に限らないので、攻撃を受けないために遠隔武器での運用もあり。
〈ヒロイズム〉
【精神集中】
クリーチャー1体に、毎ラウンド【呪文発動能力】修正値に等しい一時的HPを与える。また、恐怖状態に完全耐性を与える。
クリーチャー1体に、毎ラウンド【呪文発動能力】修正値に等しい一時的HPを与える。また、恐怖状態に完全耐性を与える。
- クリーチャーの中には恐怖状態のときに与えるダメージが増加したり、追加の状態異常を課してくる特徴を有するものがいるため、それらに対する防御策としても活用できる。(特に、高脅威度のモンスターの中には、見ただけ、近づいただけで恐怖状態にするものがいるため対策が必要となる)
- もちろん、単純に前衛のHPを増やしたいときにも使える。
〈ブレス〉
【精神集中】
3人までの能力値判定、セーヴィングスロー、攻撃ロールに1d4のボーナスを与える。
3人までの能力値判定、セーヴィングスロー、攻撃ロールに1d4のボーナスを与える。
- 「当たらないとどうしようもない」でおなじみD&Dの戦闘において、攻防両方の性能を満たすことができる。呪文のスペックは高いが、精神集中が必要なので、〈ディヴァイン・フェイヴァ―〉や〈スマイト〉呪文と競合する点には注意。
〈プロテクション・フロム・イーヴル・アンド・グッド〉
【精神集中】
アンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイ、異形のうち一種類から身を護る。
アンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイ、異形のうち一種類から身を護る。
- 効果は強力だが使用タイミングが限定的。アドベンチャーで該当するクリーチャーと遭遇するかどうかは分からない。ただし、アンデッドは種類が多いので、どのレベル帯でも比較的遭遇しやすい。
- 異なる次元界、たとえばフェイワイルド、シャドウフェル、元素界、九層地獄、アビスに行くなら準備しておきたい呪文の一つ。
- このような「いつも必要なわけではないが、要るときは喉から手が出るほど欲しい」呪文は、巻物として持っておくと便利だ。DMGp128やXGtEp125の「魔法のアイテムの作成」ルールを採用している卓であれば、一本作っておき、大切に持っておきたい。
- 物質要素として「聖水または銀と鉄の粉」が消費されるが、価格が書かれていないので、無視できるほど少量でよいものと思われる。また、この物質要素は聖印などの焦点具で代用することはできない。この問題に関する議論は公式デザイナーのTwitterでの回答を参照のこと。なお、明確な結論は出ていないので、最終的にはDMが判断すること。
〈ラスフル・スマイト〉
【精神集中】
持続時間中一度だけ、近接武器攻撃がヒットした目標に1d6〔精神〕ダメージを与える。さらに、【判断力】セーヴに失敗した場合恐怖状態にする。
持続時間中一度だけ、近接武器攻撃がヒットした目標に1d6〔精神〕ダメージを与える。さらに、【判断力】セーヴに失敗した場合恐怖状態にする。
- 〈サンダラス・スマイト〉が伏せ状態にするのに対して、この呪文は恐怖状態にする。
- どちらが強いとは一概に言えないが、伏せ状態は味方の攻撃を支援するのに役立つことが多い一方で、恐怖状態は敵の攻撃の手を鈍らせるのに役立つ。
敵を妨害する(デバフ)
〈コマンド〉
クリーチャー1体の相手を、1ターンだけ短い命令に従わせる。
命令は「来い」「逃げろ」「ひれ伏せ」「止まれ」「(持っている物を)落とせ」の5種類。
命令は「来い」「逃げろ」「ひれ伏せ」「止まれ」「(持っている物を)落とせ」の5種類。
- 命令は近接攻撃に有利が付く「ひれ伏せ」か、機会攻撃が狙える「逃げろ」がおすすめ。
- ただし、パラディンは【魅力】以外にも必要な能力が多く、セーヴ難易度が低くなりがちであるため、成功率は安定しない。また、パラディンは役割上、敵を妨害するよりは攻撃することを期待される。したがって、使うことはまれ。
〈コンペンド・デュエル〉
【精神集中】
敵とのタイマンを強制する。
敵とのタイマンを強制する。
- ①目標は、術者以外を攻撃すると不利。
- ②目標が術者から30フィート以上離れるには判定が必要。
- ③術者が目標以外を攻撃すると呪文終了
- ④味方が、目標を攻撃しても呪文終了
- 活用方法は、例えば以下の通り。
- 逃げようとする敵を強制的に戦わせる。
- 味方がHPを回復するための隙を作る。
- どちらの用途で使うとしても、味方全員で敵を囲んで、逃げ場をなくす工夫をしたいところ。(目標が術者から30フィート以上離れると呪文が終了してしまうため)
- また、目標は術者以外の味方を攻撃するときは不利を受けるが、セーヴィングスローを要求するような攻撃に対しては、何のペナルティも付かないので、注意すること。
その他
〈セレモニー〉XGtE
さまざまな儀式を行うことができる呪文。
- 洗礼:洗礼を受けた者は、その日に行うセーヴ判定に+1d4のボーナスを得る。
- 成人の儀:新成人は、その日に行う能力判定に+1d4のボーナスを得る。
- 婚礼:夫婦は以後7日間、互いに6マス以内にいる限り、ACに+2のボーナスを得る。
- 贖罪:己の罪を懺悔した者は、術者が〈看破〉判定(難易度20)に成功すれば、その罪を許される。
- 葬儀:故人は、決してアンデッド化しない。
- 祝福:祝福した水が聖水になる。
- 聖職者としての責務をこなすことができる。訪れた村や町で儀式を執り行ってやれば、住民から信頼を得られるだろう。
- 「婚姻」のACを上げる効果は、PC同士で適当に結婚することで簡単に条件を満たせるが、良い子は真似しないように。愛のある結婚をしよう。
〈ディテクト・イーヴル・アンド・グッド〉
【精神集中】
周囲のアンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイ、異形の位置を感知する。
周囲のアンデッド、エレメンタル、セレスチャル、フィーンド、フェイ、異形の位置を感知する。
- 「聖邪感知」と比べると、エレメンタル、フェイ、異形を感知できる点が異なるものの、採用の優先度は低い。
〈ディテクト・ポイズン・アンド・ディジーズ〉
【精神集中】
周囲の毒、有毒生物、病気の種類と位置を特定する。
周囲の毒、有毒生物、病気の種類と位置を特定する。
- 貴族の屋敷では、お付きの聖職者がこの呪文を使って、主君のお食事に毒が盛られていないか確かめるのだろう。
- 陰謀ものでは出番があるかもしれない。
〈ディテクト・マジック〉
【精神集中】
周囲の魔法の気配を感知する。
周囲の魔法の気配を感知する。