おすすめ呪文
〈ドミネイト・モンスター〉は相手を完全に無力化した上で手駒を1体増やせる。
ダメージを与える
〈アースクェイク〉
視界内の半径100フィートに地震を起こす。
範囲内のクリーチャーは、この呪文の発動時【耐久力】セーヴを行い、失敗すると精神集中が切れる。また、術者のターン終了毎に【敏捷力】セーヴを行い、失敗すると伏せ状態になる。
この呪文によって、地面に亀裂を走らせたり、建造物を破壊することができる。
範囲内のクリーチャーは、この呪文の発動時【耐久力】セーヴを行い、失敗すると精神集中が切れる。また、術者のターン終了毎に【敏捷力】セーヴを行い、失敗すると伏せ状態になる。
この呪文によって、地面に亀裂を走らせたり、建造物を破壊することができる。
極めて広範囲の建造物を破壊することができるため、戦闘を介さずに問題を解決できる可能性がある。例えばこんなときに使おう:
- 戦争シナリオにおいて、敵軍の砦や、都市を更地にする。あるいは、いつでも更地にできるぞと脅す。
- 防衛シナリオにおいて、君たちの城を攻めようとする攻城兵器を破壊したり、敵軍の陣形を崩す。
- 狭いトンネルや谷沿いの道で土砂崩れを起こして、敵を攻撃したり、軍隊が通れないようにする。
- ダンジョンシナリオにおいて、ダンジョンそのものを破壊し、中にいる敵を押し潰す。あるいはダンジョンから出てこざるを得なくする。
- 塔や城壁の上から一方的に攻撃しようとする呪文使いや弓兵を地面に叩き落とす。
- 敵が隠れている壁や矢狭間を破壊する。
- 相性の良い呪文修正能力:特になし
〈アビーダルシムズ・ホリッド・ウィルディング〉XGtE
範囲内のクリーチャーに12d8の〔死霊〕ダメージを与える呪文。
クリーチャーではない植物は即座に枯れ、植物クリーチャーやウォーター・エレメンタルはセーヴに不利を受ける。
クリーチャーではない植物は即座に枯れ、植物クリーチャーやウォーター・エレメンタルはセーヴに不利を受ける。
- 平均ダメージは54ポイントと高め。さらに〔死霊〕は抵抗されにくく優秀な種別。
- しかし【耐久力】の高いクリーチャーは多いため、セーヴに成功されやすい。【耐久力】が低くなりがちな呪文使いなどは狙い目か。
- 範囲は30フィートの立方体であり8レベル呪文にしては狭い。
- 植物やウォーター・エレメンタルに効きやすい効果を持つが、15レベルの冒険者にとってはそもそも、どちらもあまり脅威ではない。
- 射程が150フィートもあるので、〈カウンタースペル〉を気にせずに唱えることができるのもうれしい。
- 相性の良い呪文修正能力
- "呪文威力強化":ダメージの期待値が大幅に上がる。
- "呪文セーヴ妨害":呪文の成功率が上がる。
〈インセンディエリ・クラウド〉
【精神集中】
半径20フィートの火炎の雲を作り出す。
呪文の発動時および、範囲内でターンを開始したり終了したクリーチャーは10d8の〔火〕ダメージを与える。
雲は"重度の隠蔽"を作り出し、毎ターン10フィートずつ任意の方向に動かせる。
半径20フィートの火炎の雲を作り出す。
呪文の発動時および、範囲内でターンを開始したり終了したクリーチャーは10d8の〔火〕ダメージを与える。
雲は"重度の隠蔽"を作り出し、毎ターン10フィートずつ任意の方向に動かせる。
- ダメージの平均値は45ポイントと大きい。数ターンにわたって何度もダメージを与えてこそ輝く呪文だが、雲は毎ターン10フィートしか動かせないので、普通に追いかけても逃げられる。
- 何とか敵を雲の中に閉じ込める工夫をしたいところ。
- ① 閉所で発動し、出口を塞ぐ:もっとも一般的な作戦。敵をガス室に閉じ込め、じわじわと死に至らしめよう。ただし、出口がたくさんある部屋ではそこから逃げられる。出口を押さえつけて開かなくする、扉や窓に〈アーケイン・ロック〉を掛けるなどの事前準備が必要。
- ② 呪文の壁で閉じ込める:味方に〈ウォール・オヴ・フォース〉、〈ウォール・オヴ・アイス〉、〈フォースケイジ〉などを待機してもらい、君がこの呪文を唱えると同時に発動させよう。
- ③ 毎ターン範囲内に引きずりこむ:〈ビグビーズ・ハンド〉を使って敵を毎ターン範囲内に引きずりこんでやろう。また、ほとんどのデヴィルは〔火〕ダメージに完全耐性を持つため、〈プレイナー・バインディング〉や〈インファーナル・コーリング〉XGtEで従えて、敵を範囲内に引きずり込むように命令しよう。ただし、上記の呪文はすべて精神集中を要するため術者が2人必要になる。
- 相性の良い呪文修正能力
- "呪文威力強化":ダメージの期待値が大幅に上がる。
- "呪文高速化":この呪文をボーナス・アクションで発動し、アクションで相手をつかめば、効果範囲から逃げ出すのを妨害できる。また、〈ガスト〉や〈ライトニング・ルアー〉を待機すれば、それ後のターンで相手が移動したとき、リアクションでそれらの呪文を発動して、再び効果範囲内に引きずりこむことができる。
- "呪文変質":〔火〕は抵抗されやすい。 〔酸〕〔雷鳴〕などの通りやすい種別に変更できる。
〈サンバースト〉
半径60フィートの球形の範囲内に日光の爆発が起こる。
範囲内のクリーチャーは【耐久力】セーヴを行い、失敗すると12d6〔光輝〕ダメージを受けたうえ、1分間盲目状態になる。
そのクリーチャーは、自身のターン終了毎に【耐久力】セーヴを行い、成功すると盲目状態から回復する。
範囲内のクリーチャーは【耐久力】セーヴを行い、失敗すると12d6〔光輝〕ダメージを受けたうえ、1分間盲目状態になる。
そのクリーチャーは、自身のターン終了毎に【耐久力】セーヴを行い、成功すると盲目状態から回復する。
- ダメージは12d6 (平均42) ポイントであり、8レベルの〈ファイアーボール〉にわずかに劣る。
- 〔光輝〕ダメージはきわめて優秀なダメージ種別であり、抵抗されにくい。
- 射程は150フィートで、ロングボウの通常射程に匹敵する。
- また、範囲は60フィートの球形のため、きわめて多数の敵を巻き込める。
- 判定は【耐久力】 セーヴ。高いクリーチャーが多く成功されやすい。
- 盲目状態の追加効果があるため、より大規模な戦闘に向く。 目標を見ることが必要な呪文を封じるのにも役立つだろう。
- 相性の良い呪文修正能力
- "呪文威力強化":範囲攻撃と相性が良い。
敵を妨害する(デバフ)
〈ドミネイト・モンスター〉
【精神集中】
クリーチャー1体の精神を支配して操る。
クリーチャー1体の精神を支配して操る。
- この呪文を成功させ、かつ持続するのは中々難しい。
- 第一に、呪文が成功するには、目標が【判断力】セーヴに失敗しなければならないが、戦闘中に発動した場合はセーヴに有利が付いてしまう。
- 第二に、呪文が成功したとしても、目標がダメージを受けると再度セーヴが発生するし、術者の精神集中が切れても呪文は終了する。(一応、多くのデバフと違って、ターン終了ごとのセーヴはない。)
- せっかくこの呪文を当てても、早々と解けてしまうとこちらには何の利益もない。
- したがって、上手く敵に忍び寄って、こっそりこの呪文を唱えるのが理想的。「突然仲間割れが始まったが、なぜなのか全くわからない」という状況が最も望ましい。そこまでいかなくとも、「心術をかけたことはバレているが、術者がどこにいるのかはバレていない」とか、「君が術者だとバレているが、"不可視"化していたり"隠れ身"を行っているせいで発見できない」という状況を作っておきたい。うまく暗躍して、敵陣営を内部からズタボロにしてやろう。
- 9レベルで発動すると8時間持続する。突発的に同士討ちさせるだけなら1時間で十分だろう。非戦闘時に操るなら〈サジェスチョン〉で事足りる場面もある。状況に合わせて選択しよう。
- 相性の良い呪文修正能力
- "呪文セーヴ妨害":呪文の成功率が上がる。
- "呪文二重化":2体を目標にできる。
- "呪文発動秘匿":こっそり忍び寄って発動すれば、他の者には何が起きたか分からないまま操れる。
〈パワーワード・スタン〉
射程内にいて、見ることができるクリーチャー1体を目標とする。
目標のHPが150以下なら、朦朧状態にする。(151以上なら何の効果もない)
目標は、自身のターン終了毎に【耐久力】セーヴを行うことができ、成功するとこの呪文は終了する。
目標のHPが150以下なら、朦朧状態にする。(151以上なら何の効果もない)
目標は、自身のターン終了毎に【耐久力】セーヴを行うことができ、成功するとこの呪文は終了する。
- セーヴなしで確実にデバフを与えられる呪文。
- 呪文使い相手に唱えれば、即座に精神集中を解除することができる。
- 何からの方法でセーヴ難易度を21以上にできれば、【耐久力】修正値が±0以下のクリーチャーは永久に気絶する。
- 欠点は、相手のHPが分からないとうかつに唱えられない点。 DMからの「HPが半分になった」というアナウンスを待つか、DMによっては知識判定に成功すればだいたいのHPを教えてくれるかもしれない。
- 相性の良い呪文修正能力
- "呪文発動秘匿":〈カウンタースペル〉で打ち消されなくなる。
その他
〈デミプレイン〉TCoE
一辺30フィートの部屋型の疑似次元界に繋がる扉を作る。
呪文が終了すると扉は消え失せ、疑似次元界にいたクリーチャーや物体はすべて囚われる。
再度呪文を発動すると、新たな疑似次元界を作るか、以前作った疑似次元界に繋がる扉を作るかを選べる。
他のクリーチャーがこの呪文で作った疑似次元界の性質を知っているなら、その疑似次元界に通じる扉を作ることもできる。
呪文が終了すると扉は消え失せ、疑似次元界にいたクリーチャーや物体はすべて囚われる。
再度呪文を発動すると、新たな疑似次元界を作るか、以前作った疑似次元界に繋がる扉を作るかを選べる。
他のクリーチャーがこの呪文で作った疑似次元界の性質を知っているなら、その疑似次元界に通じる扉を作ることもできる。
- 基本的には、大切なものを隠しておくために使う。例えば〈クローン〉で作ったスペアの肉体など。
- 扉は中型サイズが通れる大きさなので、中型以下の敵なら、無理やり押し込めてから〈ディスペル・マジック〉で解呪すれば閉じ込めることができる。大きなクリーチャーなら、〈ポリモーフ〉で小さな生き物に変えてから虫かごに閉じ込めて、この疑似次元界の中に放り込んでやってもいいだろう。
- 「他のクリーチャーがこの呪文で作った疑似次元界の性質を知っているなら、その疑似次元界に通じる扉を作ることもできる」とあるが、「疑似次元界の性質」というのが何を指すのかはわからない。〈テレポーテーション・サークル〉のように印形があるのかもしれないし、合言葉があるのかもしれない。あるいは、作られた疑似次元界を一度でも見たことがあればよいのかもしれない。DMに確認しておこう。
- 相性の良い呪文修正能力:特になし