機種 | タイトル | 概要 | 判定 |
PS | PANDORA MAX SERIES Vol.1 ドラゴンナイツグロリアス | 「1980円の超大作」第1作。手堅くまとまった王道RPG。 | なし |
PANDORA MAX SERIES Vol.2 死者の呼ぶ館 | ホラーADV。シナリオはともかく、システムデータくらい作ってくれ。 | ク | |
PANDORA MAX SERIES Vol.3 ラビッシュブレイズン | 第1作と世界観を共有するギャグRPG。 | なし | |
PANDORA MAX SERIES Vol.4 Catch! ~気持ちセンセーション~ | 恋愛ADV。ロード地獄。それといい加減システムデータを作れ! | ク | |
PANDORA MAX SERIES Vol.5 ごちゃちる | おまけゲームのキャラ達が主役のファンディスク的存在。前4作品のデータ補完も。 | なし | |
PANDORA MAX SERIES Vol.6 ONI零 ~復活~ | 『ONI』新作が1980円で登場も、シリーズ打ち切りでシナリオは投げっぱなしに。 | なし |
株式会社パンドラボックス(現:シャノン)のゲームブランド。
完全新作で、やり応え十分のゲームソフトを1980円でリリースするというコンセプトに基づいて開発されたシリーズ。
1,980円(税込2,079円)という価格設定だが、これは同時期の一般的なPSソフトよりも非常に安い。
当時のソフトの定価は5,000~6,000円程度が普通で安くとも3,000円、ディスク複数枚組のソフトなど7,000円近いゲームも珍しくは無かった。
『Vol.1』と同年発売のソフトを例に挙げると、『サルゲッチュ』が定価6090円、『クロノ・クロス』がディスク2枚組で6,800円、『ファイナルファンタジーVIII』がディスク4枚組で8,190円である(全て税込)。
しかし、既にそれよりも安い『SIMPLE1500シリーズ』がリリースされているため、「前代未聞の安さ」という訳では無い。
シリーズ共通の仕様として「コンバート」というシステムが存在し、同シリーズソフトのセーブデータを読み込むとレアアイテムの入手や隠しサブイベントの発生などさまざまな特典を獲得することが可能である。
また、いずれの作品にも「おまけ」のメニューが存在しており、プレイヤーのファンレター掲載コーナーやミニゲーム、コミカルな短編ADV「ごちゃちる」などが収録されていた。
この「ごちゃちる」のキャラクター達をメインにしたゲームがシリーズ第5作として発売されている。
「5作品ごとに5本のソフトを収納可能なボックス仕様のソフトを出す」という構想が早い内からあったようで、実際に第5作はその仕様の限定版が発売された。
しかし、その次の第6作でシリーズは終了。シリーズ全作を買い揃えると、1本だけボックスの外にぽつんと置かれるというなんとも寂しいことになってしまった。
ちなみに、6作とも2009年8月26日よりゲームアーカイブスで配信中。
「おまけ」メニュー内には発売予定の作品を紹介する「予告」が収録されていたのだが、中には予告されたものの諸々の事情で未発売に終わった作品もいくつか存在する。