【ばいおはざーど がんさばいばー】
ジャンル | サバイバルガンシューティング |
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対応機種 | プレイステーション | |
発売元 | カプコン | |
開発元 | トーセ | |
発売日 | 2000年1月27日 | |
定価 | 5,800円(税別) | |
廉価版 |
カプコレ 2001年3月22日/2,800円(税別) |
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判定 | なし | |
ポイント |
シリーズ初のFPS作品 工夫も多いが粗も多い |
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バイオハザードシリーズ |
カプコンの大ヒットサバイバルホラーシリーズ『バイオハザード』の外伝的作品。ガンコントローラー対応。
ガンコントローラーでは世界初の三次元自由移動システムを採用しており、従来の自動スクロール型のガンシューティングではなく、自分で扉を移動・戦闘・謎解きをしつつ脱出を目指す。
舞台は1998年11月25日のヨーロッパの孤島「シーナ島」で、時系列的にはラクーンシティ崩壊(『2』『3』)の約2ヶ月後にあたる。
主人公はヘリの墜落による気絶から目覚めた一人の青年で、自身の名前や過去の記憶を失っている。
なお本作は外伝的作品ながら正史扱いであり、本作の事件は『0』の冒頭で「第2のラクーンシティ」として述べられている。
登場人物の関係性や作中登場のファイル内にも『1』から『3』までの主要登場人物の名前が見られる。
アメリカ中西部のある街にT-ウィルスが猛威をふるっているさなか、別の場所にて…。
静寂をかき消すかのように街に落下する一機のヘリコプター。
コクピットから這い出し、必死にヘリコプターから離れる青年。
……爆発炎上……。
青年は力尽き、その場で気絶してしまう。……どれくらいの時間が経ったのだろう?
あたりは夜。
街中のいたるところから悲鳴とも鳴き声とも取れる無気味な声がこだましている。朦朧としたまま青年は立ち上がり、路地裏へと歩き出す。
「俺は、なぜこんな場所にいるのだろう……?」(公式サイトより)
三次元自由移動システム
FPSならではの仕様
戦闘に重きを置いた作風
+ | その敵とは… |
+ | 登場する武器について |
本作オリジナルの敵クリーチャー
演出
ルート分岐の豊富さ
引き付けられるシナリオ
+ | その一例。閲覧注意&ネタバレ注意 |
銃器のバランス
クリーチャーについて
操作性
セーブ機能の問題
その他
目玉である主観視点における作り込みの甘さやボリューム不足感が足を引っ張り、名作の域に達することはできなかった。
しかしサスペンス映画を彷彿とさせるシナリオは評価できるものであり、中にはリメイクを望む声もある。
シリーズ正史として登場人物間の新たな関係性も分かるため、シリーズファンなら欠点を把握した上でぜひプレイしてみてほしい。
+ | 一応ネタバレ注意 |
*1 『2』は場所によってタイラントのHPが異なるもののショットガン(接近時)・マグナム・グレネードガンなら、およそ3~8発ほど命中させれば倒せるが、こちらはグレネードの通常弾以外は2倍近い弾数を必要とする。 これは今作のタイラントは強力な銃器を使用すると防御行動を取る為である。
*2 正式名称は「十四年式拳銃」。
*3 「バズーカ」の愛称を持つ。由来は同名の楽器から。
*4 パッケージイラストでも主人公の背景に描かれている。
*5 前者は『2』、後者は『1』に登場
*6 『GUN SURVIVOR 4』では「セーブポイントで補充できるが、所持数に限りがある」という仕様が取り入れられている
*7 他のルートと比較しても、Cは耐久力の低いU.T.ユニットしか出現せず道のりも短く、Dは序盤こそハンターが出現するものの1体しかいないのでそこまでの脅威とはならない等。
*8 タイラント撃破にはハンドガンDと同じく10発前後必要
*9 一部のボスはマグナムの方が有効だが「ハンドガンDも効果が薄くマグナムが有効」というのはヒュノプス第3形態程度。
*10 ショルダータックルの姿勢を取り、そのままホバー移動のごとく滑るように突進してくる。
*11 前述のように、そもそも攻撃したくても当てにくい。
*12 参考として、最も威力が高い攻撃はヒュプノス-T型第3形態のつかみ攻撃で、威力は『50』。次いで高いのはタイラントの右ストレートとイビーの抱きつき攻撃で、威力は『40』。いずれも使用頻度は少なく、避けるのも容易。
*13 コードベロニカのスティーブも少年と表記されるが、あちらとは違い十代前半の子供である。