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※この記事ではSFC版『パネルでポン』のほか、海外版およびサテラビュー配信のSFC版『ヨッシーのパネポン』も扱います。
【ぱねるでぽん】
ジャンル | アクションパズル | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
インテリジェントシステムズ 任天堂 |
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発売日 | 1995年10月27日 | |
定価 | 5,800円 | |
プレイ人数 |
【SFC/Wii/WiiU】1~2人 【3DS】1人 |
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セーブデータ | なし | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※VC版より付与 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2007年11月27日/800Wiiポイント(税5%込) 【WiiU】2013年5月29日/800円(税5%込) 【New3DS】2016年8月9日/823円(税8%込) |
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書換 |
ニンテンドウパワー 1997年9月30日/1,000円/F×2・B×0 |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
後付けで次々作れる「アクティブ連鎖」 豊富なゲームモードと良演出&BGM 賛否を呼んだ妖精キャラクター |
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パネルでポンシリーズ |
1995年、年末前のゲーム閑散期かつプレステVSサターン間の次世代ゲーム機戦争の最中に突如発売されたアクションパズル。
任天堂は1990年の『ドクターマリオ』からファミコンとゲームボーイへ定期的にパズルゲームをリリースしてきたが、移植を除くと初めてスーパーファミコンに軸足を移し、さらに既存の人気キャラクターに頼らず、独自の新キャラクターを登場させた。
また上位ハードへの移行に伴い演出の強化やゲームモードの多数追加など相応の向上が図られている。
舞台は妖精たちが住む夢の世界「ポップルス」。
この世界は妖精たちが備え持つ魔法の力で守られていました。
ところが、どこからともなく現れたモンスターたちがポップルスを荒らし始めます。
モンスターたちはポップルスの各地で暴れまわり、妖精たちを呪いの魔法で仲たがいさせた挙句に大雨を振らせ、
ポップルスを水びだしにしてしまいました。
「このままじゃ妖精の世界がモンスターにとられちゃう!」
ただひとり難を逃れた花の妖精の女の子リップは、まだまだ魔法が未熟の身ながらも、
友だちとポップルスを救うべく、単身、異変に立ち向かうのでした。
本作は落ち物パズルに分類されるが、上から降って来るのは対戦時に登場するおじゃまパネルのみ。
パネルは横一列に6枚、時間経過とともに下から徐々にせり上がってくるが、LボタンまたはRボタンで任意にせり上げることもできる。
パネルがどこか1か所でも上部の天井に触れ、その状態で暫く経つとゲームオーバー。
【1人用モード】
【2人用モード】
キャラクター
+ | ... |
+ | 非公開の裏技には攻略に役立つものだけでなくお遊び的なものもある。 |
アクションパズルにしてはグラフィックや画面構成のデザイン、BGMなど演出面に凝っており、それらの質も良い。
+ | この画面で放置すると… |
+ | ネタバレ注意 |
その他残念な点
パネルを左右に動かして並べるだけだが、テクニックを習得すると自在に消去できハマるアクションパズルとしての出来はもちろんのこと、ファミコン時代の任天堂パズルに見られた「あくまでゲーム性が第一で演出やストーリーは添え物」的な思想から一転し、バラエティに富んだゲームモードや隠し要素、エンディング・BGMなどの演出面に至るまで8Mbitの低容量にこれでもかと盛り込んだサービス精神溢れる構成からいっそうの支持を得た。
任天堂らしくないと賛否を呼んだキャラクターについては「あまり好きではなかったがゲームの上達とともに好きになった」という人も多いようだ。後の他ゲームでネタにされているのも密かな支持を得ていることの裏返しといえるかもしれない。
パズルゲーム好きの諸兄ならキャラクターには目をつぶって一度はプレイしてみよう。
+ | 問題のCM(YouTube) |
【よっしーのぱねぽん】
ジャンル | アクションパズル | |
対応機種 |
スーパーファミコン サテラビュー放送番組 |
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発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
インテリジェントシステムズ 任天堂 |
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放送開始日 | 1996年11月3日 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
セーブデータ | なし | |
判定 | 良作 | |
ポイント | キャラ差し替え+改良 | |
マリオシリーズ | ||
ヨッシーシリーズ | ||
テトリスシリーズ | ||
パネルでポンシリーズ |
パネルでポンの海外版であるSNES版『Tetris Attack』を逆輸入し、キャラクターを変更した上でサテラビュー用番組として放送したもの。ところどころに改良が施されており、単なるキャラ替え作品に留まっていない。
当時の北米や欧州では瞳の大きい少女漫画風のキャラクターが受け入れられなかったため、『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』のキャラクターに総入れ替えされている。結果として同作のスピンオフ作品にもなっている。(*9)。
同時期にはゲームボーイ版も発売された(→ヨッシーのパネポン (GB) を参照)。
SFC版はGB版の販促作品として放送されたが、内容は海外SNES版と同等であり、特に機能が制限されているわけではない。
+ | ゲーム画像 |
*1 ラウンド3クリア直後にラスボスである魔王サナトスが乱入してくるスペシャルステージが挿入され、ラウンド6クリア後に再戦となり勝つとエンディングとなる。
*2 これはHARD以上の難易度のコンティニュークリア時のエンディングにおけるリップのセリフで示唆される。
*3 ちなみにHARD以上のコンティニュークリア時のエンディングでもリップが非常にメタいセリフを言い放つ。EASYクリア時以上のメタっぷりはある意味必見。
*4 (エンディングデモでは消滅した妖精のセリフはカット、ないし残留した別の妖精のセリフに置き換えられる。真エンディング到達時は通常エンドでは省略されていた一部の仲間のセリフが追加されるのだが、エンディング到達時に仲間が全滅していた場合は仲間のセリフをリップ1人が全て代弁するという不自然な展開になってしまう。
*5 使用できないのは、ルビー、ネリス、シャーベットの3名。
*6 キャラクター同士の会話シーンがあるのはエンディングのみ
*7 ステージクリアモードにおけるアドバイスのセリフはどのキャラも比較的長めだが、上述の通り、限られたキャラしか使えない。
*8 T2出版にて、ちなみに『ヨッシーアイランド』等の攻略本にも同様のクイズがある。
*9 赤ちゃんマリオや緑色以外の大人ヨッシーは登場しない。クッパは子供ではなく大人となっている